ある家の部屋にふたりの男子高校生。制服と思われるワイシャツの下にアンダーシャツ。そしてどちらも丸刈り頭ということで野球部であることがわかる。 自分たちの前にスマホを置き、なにやら話し込んでいる。 「今日の配信は何やるんだっけ?」 「一応、視聴者さんから質問とかやってほしいこともらってそれやる感じ」 「受けるかな?」「いやいけるっしょ」 どうやら今から動画配信サイトを使ってライブ配信をやるようだ。最近ではスマホがあれば簡単に行えるということもあって、学生でも気軽に配信をするようになっているようだ。 ここで彼らを紹介する。 まず左の細身の男子高校生。名前は阿久津彰人(あくつあきと)高校2年。身長173、体重68。野球部に所属。内野手。その細身の体からわかるように、動きが早く、守備力は野球部イチと言われている。足の速さも兼ね備えており、瞬発力もすごい。 そして右の男子高校生。名前は本間夏広(ほんまなつひろ)同じく2年。身長188の体重98と恵まれた身体。腕まくりした袖から覗く腕はとても太い。その恵体よろしくチームで4番を任されている強打者。本人曰く片手でリンゴを握りつぶせるくらい力があるとのこと。 このふたりは幼馴染で、小中高と全て同じ学校で一緒に野球をやってきた。高校に入った時にスマホを買ってもらい、面白いことが好きな阿久津が本間を誘ってライブ配信をはじめた。 最初、本間は乗り気ではなかったが、たまーに視聴者が二桁に乗ったり、ギフトを送ってくれたりと、なんとなく手応えがあるのが面白かったようで、彼もすっかりハマってしまった。 そして今日は部活がオフなため、阿久津の家でライブ配信をやろうという運びになった。 「ナツ(本間のあだ名)おまえちゃんと愛想よくしろよ?まえに右の人コワイ〜って言われてたぞ」 「うるせえな。そんなん言ったら阿久津だって言われてたぞ。左のサルみたいな人のいうギャグがなんもおもろないって」 「あーうるせーうるせー。はい、はじめまーす」 漫才のようなやり取りからライブ配信が開始される。 「来るかな」「来るだろ」 しかし今日は平日。しかもまだ15時。こんな時間に人が集まるわけもなく、30分くらい視聴者0人がつづいた。 「やめる?」「あと30分待って来んかったらやめよ」「おけ」 決めたタイムリミットまで残り5分というところで、視聴者数が「1人」と表示される。 「お、来た。こんにちは〜」 「やっと来てくれたな〜。このまま終わるとこでしたよ〜」 「というわけで今日はみなさんからの質問とかやってほしいことを募って、それを実施していこうって思ってるんですよ」「なにかありますか?」 しばらく待っていると、コメントがひとつ表示される。 『ふたりは一週間にどれくらいオナニーをしますか?』 「…えーと『ふたりは一週間にどれくらいオナニーを…』んんっ!」あまりに過激な質問に阿久津はわざとらしく咳を入れて遮る。 「やべえやべえ!BANされるって!」本間はその体格にふさわしいくらいの大声を上げて笑う。 「ちょっと視聴者さん!それはまずいですって!その…オナニーの回数とか!」 「いやいや!言ってる言ってる!」ふたりはゲラゲラと笑う。いくらおふざけが好きな世代とは言え、こういったあまりにダイレクトかつ性癖に関する質問は恥ずかしくて答えられないようだ。 「違う質問にしましょ!ね!」阿久津がそう言うと、すぐにまたコメントが送られてくる。 「…『それはすみませんでした。では、これ聞いてみてください。感想を聞きたいです』だって。リンク貼られてる」 「なんだろ…曲ですかね?」 「変な曲じゃないですよね~~」 「やめとけって」 「はは、すみません。じゃあ…俺のスマホは配信に使ってるから、ナツのやつで聞いてみよ」 本間のスマホでリンクを開き動画を再生する。タイトルが明記されていないことに少し疑問を感じたが、とりあえず二人は流れる音に耳を傾ける。 「…なんか聞こえる?」 「わからん。うっすら…?となにかなってるような気はするけど…」 配信画面には、本間が手にスマホを持ち、それにふたりが耳を傾けている映像が映っている。その間、視聴者は増えないままこの構図で配信が続いていく。 曲を聞き始めて数分、表情に変化が見える。ふたりの顔はまるで寝起きのようにだらしない顔になっていた。今から配信を見た人は、寝起きか眠たい中無理に配信でもしているのだろうかと思うほどに、その表情はだらけきっていた。 「んっ…この曲っ……て……なんの…ぉ」阿久津がコメントをくれたリスナーに質問をしようとしているが、それすらもおっくうなように言葉が間延びする。 その間もその動画からは、ヒーリングミュージックのようにゆったりとした音が流れる。本間はスマホを手に持ったまま、頭がゆらゆらと揺れ「………っ…ん………」と喘ぎ声にも似たような声を漏らす。それから数分も持たないうちに、ふたりはかくと頭を下げて黙りこくってしまった。 動画のシークバーが終わりに近づき音は消える。そして最後にポーン…と音叉を叩いたような音がなり動画は終わった。 その音を聞いて二人はビクンと体を震わせ目を覚ました。 「…っ…うあ。やば、え?寝てた?」 「…」 「ナツ、起きろって」 「…おぇあ…え?……あ?」 「俺たち寝ちゃってたらしい」 「…んあーーやばぁー…」 お互いに体を伸ばしたり、頭を振ったりして眠気を飛ばす。阿久津がスマホを見ると、依然視聴者1人のまま配信は続けられていた。 「あー、すみません。ほんっとすみません!寝ちゃってましたよね!」阿久津が画面に向かって頭を下げる。 『大丈夫ですよ。ふたりともすごく気持ちよさそうに寝てましたもん』 「わ、よかった。まだいてくれたし、怒ってなかった。リスナーさんやさしい~~」視聴者の優しいコメントに無理におどけて見せる本間。 「とりあえず、企画に戻ろうか。」 「なにしてたっけ?」 「視聴者さんからの質問ややってほしいことを聞くってやつ。もうさ、さっき俺たち配信中に寝ちゃってたから、この残ってくれていた視聴者さんの質問聞こうぜ」 「だな!ほんとなんでもいいっすよ!」 『そうですね。じゃあ一週間にどれくらいオナニーするか教えてください』その視聴者は性懲りもなくまたあの質問を書き込む。残ってくれていたとは言え、さっき断った質問だ。ふたりも呆れるか、最悪怒ってしまうかもしれない。…しかし。 「オナニーっすか。えーと、俺は一日に1回なんで7回ですね。ナツは?」 「俺は一日2回。で、休みの日は3回やるから~…15回くらいかな」 断る流れになるかと思いきや、ふたりはさも当然のようにスラスラと答え始めた。 しかも嫌がるどころか「やっぱりそのでけえ身体だと、1日に1回じゃ足んねえんだな」「うるせーから。てかおまえ少ねえな。もっとシコれや」などと、話題を膨らませていく始末。 そんな掛け合いをしている最中もまたコメントが書き込まれる。 『どんなものをオカズにしますか?』 「俺はグラビアアイドルの〇〇ちゃんかな」 「お前ほんと好きだよなあ。俺は…女優の✕✕さんですね」 次々と来る卑猥な質問に、なんの違和感も感じてないように答えていく。しかも、お互いにいつもオカズにしているお気に入りの写真なんかを想像したのか、無意識に股間が盛り上がっていた。 『そのオカズ見てどういった妄想してるんですか?』 「えーと…〇〇ちゃんって胸がすげえでかいんで…あの胸で俺のちんこ挟んでシコシコしてもらってるのを…想像してます」顔が赤くなる阿久津。 「俺は…あの✕✕さんのきれいな手で…シコってもらえたら…いいなって想像してます」本間はより一層股間のテントを強調させていく。 さて…すでにお気づきの方もいるかも知れないが、ふたりは先程聞いたあの音楽により催眠状態に落とされてしまったのだ。 そのため、こうした過激な質問であろうが、違和感を感じれずに当たり前のように答えてしまっているのだ。なにも質問だけではない。あれをしろ、これをしろと言われれば、あやつり人形のようにふたりは行動していくだろう。 それでは、また場面を配信中のふたりの部屋に戻そう。 「…他ぁ…なんかあります?」阿久津も本間も、どちらも顔はいいぐあいに赤らんでいる。さっきまで変な質問に対し嫌がっていたくせに、今ではもっとそういう質問をくれないかと言わんばかりに画面を食い入るように見つめている。 『じゃあ、そろそろ本格的なやつ行きましょうか。ふたりともユニフォームに着替えてもらおうかな。着替えているところも映してね』 「…わかりました」「…うっす」コメントに対する返答も、さっきまでの配信中のノリはなくなり、コメントに"従っている"ようになってきた。 自主練習はするかもと持ってきていたユニフォーム。ふたりはのそのそと立ち上がり阿久津はカメラの向きを変え、本間はユニフォームの入ったエナメルバッグを開けて着替え始める。そこに阿久津も加わりふたりの着替えが始まる。 阿久津、本間のふたりとも腕や顔は黒く、身体と脚は白い。野球部よろしく、アンダーシャツによる日焼けの跡がきれいについている。 阿久津の体のラインは細い。ただガリガリというわけではなく、無駄な肉がないとても洗練された体つきである。 対象的に本間の身体はとても大きい。どこをとっても筋肉が山脈のように隆起しており、着替えるその動作だけでも筋肉の動きが美しい。 スラパン、ソックス、アンダーソックス、アンダーシャツ、ユニフォーム…視聴者1人はその着替えの工程すら堪能する。 「…着替え終わりました」阿久津が画面を覗き次のコメントを待つ。その間、本間は突っ立ったまま、ぼーっとした表情でどこか何もない場所を見つめていた。 『今日からふたりとも付き合うことにしよう。お互いのことが好きでしょうがない。抱き合ってキスをしようか』 「…わかりました。ナツもコメント見て」「ん…わかった…」お互いにコメントを確認し、コメントを命令として受け取る。 カメラの向きが変えられ舞台はベッドの上に移る。ユニフォームに身を包んだ野球部員二人が見つめ合い、そして抱きしめあう。 「…ナツ」「…」それからゆっくりと躊躇いなく唇を重ねる。初めは軽く何度かついばむように短めの口づけ。それからゆっくりと時間をかけてキスを楽しんでいく。 「んっ…う…ちゅ」「…っ…ん…」積極的な阿久津とあまり自分からは行かず声を出さない本間。 「…好き…ナツ…んっ」「……っ…お…俺…も…」次第に口づけは激しさを増して舌を絡め始める。 ずいぶんと行為が盛んになってきたとき、またコメントが流れる。二人は行為を止めて画面を凝視する。 『いいねいいね、面白くなってきたね。次は小さい方の彼が大きい方の彼のちんこでも舐めてみようか。フェラチオね、フェラチオ』 「…かしこまりました。…ナツのちんこを舐めます」言葉に現れる変化は、確実に催眠が浸透していることを示していた。 「ナツ…仰向けに寝て」「…あ…わかった…」うつ伏せになる本間の股間を優しく撫でる阿久津。ときより鼻を近づけ、何度も深く呼吸をし、その匂いを堪能する。 ゆっくりとベルトを外し、ボタン、チャックと外していく。そして中のパンツと同時にスラパンもずり下げられる。 ぶるんっと勢いよく勃起したちんこが顔を出す。本間のちんこは身体に見合って大きく太い。高校生にしてはしっかりと陰毛も生えており、成人男性並みのたくましさである。また、キスの時点で高揚感が振り切ってしまっていたようで、軽くイッてしまったくらい先走りが溢れていた。 阿久津は、それに鼻をつけ何度か匂いを嗅いだあと「いただきます…」と小さく発し、大きく口を開け咥えた。 「…んっ…ふ……っおぇ…」あまりの太さと大きさに嗚咽をあげながらも、口をすぼめフェラをしていく。舐められている本間は特に命令がくだされていないため、まるでラブドールのように生気のない目で遠くを見つめたまま、何も動かず阿久津にちんこを舐められ続けている。 フェラをされ始めてからすぐに本間の身体がビクビクッと震える。初めてされるフェラチオの快感に耐えられず、あっという間に果ててしまった。 射精される濃い精液は、ちょうど喉奥まで咥えていた阿久津の体内に流し込まれる。「んっぐぅっ……」嗚咽に似た声を出しながらもこぼさないように口をすぼめ全てを飲み干した。 『次はそうだねー…大きい方の彼。小さい方の彼を犯しちゃおう。遠慮なくぶっ込んじゃって』 「…あ…はい…」 『返事はちゃんとしろよ?』 「はい、わかりました。申し訳ございません」 いつしか配信者と視聴者という関係から、まるでご主人さまと奴隷のような関係が築き上げられていた。 本間は阿久津を乱暴に押し倒し、ユニフォームを脱がしていく。 「…阿久津、ケツ出せ」「…はい」ここにも妙な主従関係が生まれ、阿久津は言われたままにケツを突き出す。さっき出したにも関わらず本間のちんこは数回しごいただけでまた勃起した。そしてそのまま解しもせず阿久津のアナルにブチ込んだ。 「いっ…!?…っぎっ…!!??」処女のままのういういしてアナルにねじ込まれた衝撃は凄まじく、阿久津の顔は苦痛にゆがむ。 しかし、命令を忠実にこなすだけの本間は、そんなことを一切気にはせず腰を動かしていく。 パンッパンッパンッ…静かな部屋にふたりの肉と肉がぶつかり合う音だけが響く。 「…あっ…あっ…あ…きもちっ…きもちっぃ…」涙と汗と鼻水と…いろいろと混ざりあった汚い顔は徐々に快楽に歪む。対象的に本間はただ命令をこなすだけのロボットのように、ひたすらに腰を振り続けている。 『ははは、面白いね。仲の良かった二人組はこうしてお互いを性処理道具に使う関係になりました~』 そんな煽られるコメントをされようがふたりはひたすらセックスに打ち込んでいく。 『とりあえず、このまま10回くらいかな~中出しするまではセックスつづけてね』 「…っあ…はい…わかりました…」「あっ…っ…あ…っ…あ」 数時間後。本間は阿久津の中に10回目の射精を行う。 ふたりとも汗だくで、アンダーシャツがぴったりと肌に密着するほど、セックスに勤しんでいた。 「…じゅ、10回…射精…しました…」動けない阿久津を放置して、本間は次の命令を待つ。 『はいはいお疲れさまでした。君たちはちゃんとコメントの命令どおりに動くってことを覚えたみたいだね。偉い偉い』 「…ありがとうございます」 『とりあえず、後ろでへばってる彼もこっちに連れてきて』 「かしこまりました。おい、阿久津」本間は阿久津の首根っこを捕まえるようにスマホの前に座らせる。10回も中出しされた身体は疲労困憊といった感じだ。 『こんなに君たちがすんなりと命令を聞いてくれる奴隷になってくれるとは思わなかったよ。だから、今日から君たちは晴れて僕の奴隷ってことにしてあげよう』 そして次のコメントには謎のリンクが貼られる。 『このあと放送を切って、今貼ったリンク先の動画を見ること。それを見れば、君たちの頭にしっかりと僕の奴隷であるってことが刻み込まれるからね。それとあとでこっちらメッセージ送っとくから。今後はそちらから連絡取り合うように』 「わかりました…」「…はい、わかりました」そのコメントを確認したふたりはすぐに放送を終了させる。 それからお互いにリンク先の動画を開き、同時に動画を見始めた。表示されるぐるぐると渦を巻いた動画は、二人の意識を引き寄せ奴隷であることを意識に定着させる。 こうしてふたりは"いつもの高校生活"に別れを告げた。 数日後。練習が休みの日。ふたりは阿久津の部屋にいた。 練習がないはずなのだが、ふたりはあのときと同じようにユニフォームを着て、ベッドに座っている。 「じゃあ、ご主人さまにつなぐよ」「おっけ」無料通話アプリの連絡先一覧にひとりだけ載っている『ご主人さま』と書かれた名前をタップし、通話が始まる。 数コールの後、相手が通話に出る。 『お、そういえば今日だったっけ?休みなのは』一般成人男性の声が聞こえる。この声の主は、あのとき配信に来てふたりを奴隷にした張本人だ。 「はい、そうです」 「オフなので、ご主人さまにかわいがっていただきたくて繋がせていただきました」 「早くご主人さまの命令に従いたくて、ずっとうずうずしておりました。なんでも俺たちに言ってください」 「ご主人さまの命令に従うことこそ、俺たちの幸せなんです」 まるで作り物のような不気味笑顔でそう話すふたり。今の二人にとっての幸せは、配信をすることでも、野球をすることでも、仲良くゲームをすることでもない。画面の向こうにいる、どこの誰かもわからない"ご主人さま"の命令を聞くことにある。 『ははは、まあそう焦るなって。とりあえず今日はー…』 こうして、ふたりの新しい日常が始まっていくのであった…。