目の前に立つのは、かつての師匠、ベルゼロッドだった。しかし、その瞳は禍々しい紅に染まり、体からは邪悪なオーラが立ち上っている。
そしてその体の大きさはかつての師匠とは全く別物で、勇者グラノアから見て巨人にしか見えなかった。
「グラノア……お前が来るのを、ずっと待っていたぞ」ベルゼロッドが両足を拡げ、片手で自らの股間をまさぐりながら、甘美な声で呼びかける。「この私の中に、お前を待ち焦がれている魔王がいるのだ。勇者よ、お前は私じゃなくて魔王を退治したいのだろう? さぁ……来るがいい!」
そして勇者はかつての師匠の胎内で、ベルゼロッドの卵子という魔王に囚われ…
ベルゼロッドのかつて「弟子」は魔王の遺伝子にかき消され「 子」になる