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ある【ひとコマ】 ~客席のダンボール~ Main Story

これはある【ひとコマ】。 そんな事があるかもしれない…いや…あったかもしれない…。 そんなキャラクタショーのあるひとコマ。 ・・・ 「この会場は横から気付かれずに客席に回り込めるから、後ろから行きたいよな」 「確かに…その方が盛り上がるよな」 ここは、戦隊もののキャラクターショーの控えテント。 キャストのみんなが、ショーの演出について話し合っていた。 最初の悪役の登場シーンで、メイン怪人はステージ上へ登場、そして、戦闘員たちは、会場の横を回り込んで、後ろから登場して、客席になだれ込もうとしているのだった。 ステージの怪人に目線が集まった所、後ろから悪役が登場する。 これは見ている子供たちも、グッと盛り上がる演出だ。 「両サイドの後ろからは回り込めばいいけど、センターの後ろからはどうする?」 「う~ん、サイドからセンターまでいっちゃうと、どうやっても見えちゃうから驚きは半減するよな」 「そうだ、例えばさ、ダンボールとかに入って、センターの後ろに隠れるとかどうよ?」 「それいいね。そうすれば、左右、真ん中と、一気に襲えるな」 「で?だれが、そのセンターのやつ、やるんだよ」 「う~~ん…」 面白いアイデアはでたものの、なかなか突拍子もない事で、誰も自分がやると言い出さない。 「はいは~い!!私がやります!!」 そんな中、私はその役を自らが買って出た。 「おっ?【美琴(みこと)】、お前がやってくれるのか?」 「やります!私、結構、こういう面白いの好きなんで」 「よし、じゃあ美琴にセンターは任せるか」 「はいっ!」 私は【小野瀬 美琴(おのせ みこと)】。 今日の配役は、ピンク。 しかし、それは後半で、最初は悪役、途中からの早替えである。 最初の悪役時、私は、雑魚怪人として、昔の怪人の衣装を着て出る予定だ。 戦闘員の衣装数にも限りがあるため、他の男性アクター達が戦闘員の衣装、私は戦闘員と同じセリフもない雑魚怪人の衣装となった。 早替え時に楽に着替えるため、怪人の衣装の下にピンクのスーツも着用しておく。 今回の演出はこうだ。 私は、ダンボールの中に隠れ、客席中央の後ろ側にある、撮影用カメラのある櫓の根元に置かれる。 そして、ショーが始まり、悪役の登場のきっかけが聞こえたら、ダンボールから飛び出し、一気に会場を襲う。 中央からは私、両サイドの後ろからは、他の先輩たちが戦闘員として襲って行く。 その後、レッドが登場して、アクションが始まるという段取りだ。 そして、ショーが始まる40分程前になった。 「美琴、もう準備したいんで、着替えてくれ」 「え??もうですか??」 ショーが始まるまでに、まだ結構あるので、少しゆっくりとしていた。 「お前を入れたダンボールを運ばなきゃいけないからな。俺たちはそれが終わってからじゃないと準備に入れないしな」 「あっ!?そ…そうですね」 確かに、先輩たちは、私を会場に設置して戻ってこなければ、準備が出来ない。 そうなると、私は早く準備しないといけないのだ。 私は急いで、面下を被り、ピンクのスーツを身に纏った。 (えっと…スカートは後履きで大丈夫かな…) 後から早替えがあるので、スーツは着たものの、スカートは後でも間に合いそうだし、怪人を着るのに邪魔になりそうなので、履くのをやめた。 そして、その上から怪人の衣装を着込んでいく。 ボディ、そしてマスク、手袋、ブーツと着用して、雑魚怪人の完成である。 「よし、できました!!」 「オッケー、じゃあ、このダンボールに入ってくれ」 そう言って、先輩が大きなダンボールの口を広げた。 そして、私はそのダンボールの中に、体を入れていった。 (ん…見た目より小さいな…このダンボール…) 見た目は大きなダンボールと感じたが、入ってみると、思ったより小さい。 私の体が、怪人の衣装により膨らんでいるから、そう感じるのかもしれない。 体育座りをしたが、これでは頭が出てしまう感じだ。 「美琴、そのまま、頭を前に下げられるか?」 「はい」 私は体育座りの状態で、少し頭を前に屈めるように縮こまった。 「おっ!?いい感じで収まったな。じゃあ蓋閉めるから、その体勢で頼むぞ」 「はい」 「ちなみに出やすいように、ガムテープとかで蓋を止めてないから、頭上げると開いちゃうからな」 「はい、気を付けます」 「じゃあ、閉じるぞ」 そして、ダンボール上部の蓋が閉じられた。 真っ暗ではないが、おおよその光りが私から遮断された。 (ちょっと面白いかも…) 上の蓋は簡単に開くのだが、なんとなく、この【閉じ込められている】という感覚にドキドキしてしまう。 箱の中に閉じ込められた私…。 少しだけ変な高揚感が漂っていた。 すると、次の瞬間、ダンボールが持ち上げられる感覚があった。 (あっ…運ばれてる…) こうして、私は怪人の衣装を着たまま、ダンボールの中に入り、客席の後ろまで運ばれていくのだった。 まるで、大道具かのように扱われている感じもまた、私の心をくすぐる。 【ドスン】 暫く揺られた後、移動が終わった感じが伝わって来た。 恐らく、私の入った箱は客席の後ろに設置されたということだろう。 (さて…出番が来るまで待ちますか…) 後は、きっかけの音が入るまで、私はひたすら、ジッと待つしかない。 体育座りの状態で、暗闇の中、ただひたすらに待つ。 私を取り囲んでいるのは、所詮、ダンボール、それ程の気密性はない。 外の音は充分に聞こえてくる。 客席のざわつき、ショー前に流される主題歌のBGM、司会のお姉さんのアナウンス、全てが問題なく聞き取れる。 (ふふ…こんなとこから悪役が出てきたら、子供たち、驚くんだろうな…) ただひたすら待ちながら、自分が登場した時の会場の反応を楽しみにしていた。 暫く待っていたが、今の私に時間の経過を知る術はない。 (はぁ…はぁ…はぁ…あと…どのくらいで…始まるんだろ…) ここに運ばれて来たのが、ショーの開始30分くらい前だと思われる。 それからどのくらい時間が経ったのだろうか…。 何もする事がなく待つ時間というのは長く感じるもので、実際に10分しか経っていないのか、もうショーが始まる頃なのか、全く見当が付かなかった。 しかし、時間は分からないものの、私の体の状態は、あからさまな変化が訪れていた。 ピンクのスーツを着た上に、怪人の衣装を着込んでいる。 そして、この外気温の中、空気の循環のほとんどないダンボールの中。 予想以上に、ダンボールが内側の熱気を閉じ込め、体中がかなりの温度となっていた。 面下から露になっている顔を、汗が流れ落ちていくのを感じる。 体中からも汗が噴き出していくのが分かる。 (はぁ…はぁ…はぁ…思った以上に…これ…暑いな…) しかし、私は悪役の登場のきっかけまで、ここから出る訳にはいかない。 出てしまえば、そこは客席。 全ての演出が台無しとなるのだ。 どれだけきつくても、グッと耐えるしかない。 (うぅ…暑い…これじゃ…蒸し風呂だよ…まだかな…まだ始まらないのかな…) 暑さに耐えながら、私はショーが始まる事を切望してた。 しかし、どれだけ望んだとしても、時間の経過は変わらない。 そして、逆に時間と共に、私の体温、そして、ダンボール内の温度は上がる一方なのだった。 面白さの為に、簡単に引き受けた事を少し後悔してしまう程の暑さだ。 (…暑い…暑い…早くぅ…早く始まってよぉ…暑いぃ…) ダンボールの中、私は体中から汗を噴き出させ、体育座りのままひたすら待った。 暑さとの闘い。 普段のショーの時に感じる暑さとは、また別種の暑さだ。 普段は暑くても動くことが出来るが、今回は動くことが出来ない。 動くことが出来ない状態で襲い来る暑さ。 この感じは、今までに体験した事のない、嫌な暑さであった。 そんな暑さと奮闘している時だった。 【ドスン】 何か、今までには無かった音が聞こえた。 (ん??今…何かの音がしたような…。ま…いっか…とにかく暑い…。早く始まって…) 私を包み込む籠った熱気。 そして、動くことが出来ない苦しさにも耐えながら、ひたすら待ち続けた。 (…暑い…ぁ…ちょっと…ボーっと…してきた…よぉ…暑い…暑い…) あまりの暑さに、少しだけ思考が朦朧とし始めた。 しかし、ショーが始まれば、箱から飛び出し、会場を襲い、その後、レッドとのアクションもある。 こんな所で、朦朧としている場合ではない。 (…だめだ…しっかり…しないと…でも…暑い…暑いよぉ…) そして、ついに待ち続けていた音が聞こえ始めた。 「みなさ~ん!!こんにちは~~~~!!」 司会のお姉さんがステージ上に登場した声が聞こえた。 (あ…やっと…始まった…もうちょっと…もうちょっとで…出られる…) ようやく時間の流れが分かる情報が私のもとに届いた。 司会のお姉さんの喋りが終わって、ショー音源に変われば悪役の登場もすぐの事。 今まで時間も分からず、この先どのくらいこの暑さに耐えればいいか分からなかった所、終わりが把握出来、頑張る気力が沸く。 (もうちょっと…もうちょっと…はぁ…はぁ…はぁ…) ダンボールの中、狭い空間の中で、大きく肩で息をしながら、その時を待つ。 体温の上昇も、もう限界でなはいかと思えるくらいまで達し、体の芯まで熱を帯びている感じがする。 その暑さで、意識を持っていかれそうになるが、【もう少し】という望みが、なんとか私の意識を繋いでいた。 そして、司会のお姉さんの喋りが終わり、悪そうな音楽が流れ始めた。 (ショーが…始まった…) ステージ上にメインの怪人が登場する。 「この会場の人間たちに恐怖を与えてくれる…」 (このセリフ…よし…もう呼ばれる…) この怪人のセリフの後に、戦闘員たちが呼ばれ、一気に会場になだれ込む。 ようやく待ちに待った出番が来たのだ。 そして、この暑さから解放される時が…。 「ものども!!会場を襲え!!」 ついに放たれた、戦闘員たちが登場するきっかけ。 (よし!!出よう!!) 私は、一気にダンボールの蓋を押し上げ、会場に飛び出る…はずだった。 【グッ!!】 (あ!?あれっ!?) 背中でダンボールの蓋を押し上げようとしたが、全くもって押し上げることが出来ない。 それでも私は必死に背中で上蓋を押し上げた。 (うぅっ!!あれっ!!なんで!?全然…開かない!?) ガムテープなどで蓋を閉じられたという感じではない。 背中で押し上げようとしても、ビクともしないのだ。 (うそっ!!なんで!?) その瞬間、先程の記憶が甦る。 先程、聞こえた【ドスン】という音。 気にも止めていなかったが、背中に当たるビクともしない感じと、その音が頭の中でリンクした。 (ま…まさか…箱の上に…何か物が置かれた…!?) そう考えると、この背中に当たる重く固い感じに納得がいく。 しかも体育座りで頭を下げた状態では、力が入らない。 予定では、ただペロっとダンボールの蓋が閉じられているだけなので、立ち上がるのにそれ程力はいらない予定だったが、今、私の上に置かれた物はそういう訳にはいかない。 (早くっ!!早くここから出ないとっ!!) 思い切り押せば、上に乗っかっているものが落ちるかもしれないと思い、背中で必死に押し上げる。 しかし、背中当たる上蓋はピクリとも動かない。 私の必死の抵抗も虚しく、時間は徐々に進んでいってしまう。 「そこまでだ!!」 (や…やばい!!!) 今、聞こえて来たのは、レッドの声。 つまり、もうレッドが登場してしまうという事だった。 レッドが登場すればアクションも始まってしまう。 それまでに何とか外に出なければならないのだ。 (うぅっ…えいっ!えいっ!!えいっ!!) 全身の力を使い、なんとか外に出ようと必死に藻掻いた。 しかし、その上の物をどけられる気配がまるで感じない。 とはいえ、ここで諦める訳にもいかない。 私がここを出られなければ、レッドとのアクションも困るし、なにより、その後のピンクがいない事になってしまう。 (なんとか!!なんとかしないと!!えいっ!!) 「いくぞ!!」 「こいっ!!」 (やばい!!アクションが!!始まっちゃった!!) そうこうしているうちにレッドのアクションが始まってしまった。 もう、アクションには間に合わない。 しかし、なんとかして、ここから出ないといけない事には変わりは無かった。 もう既に出番から遅れてしまっているという焦り、そして次のピンクの出番にも間に合わないかもという焦りが私の心を埋めつくしていく。 (やばい!!やばい!!やばい!!やばいよぉぉぉ!!) 少しパニック状態に陥り、がむしゃらになり始めた。 私は渾身の力をこめて体を動かし、箱の中で藻掻き続けた。 しかし、上の蓋はピクリともしない。 時間はどんどんと経過していく。 (はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!…やばい…やばい…だれかぁぁ!!出してェェェ!!) 必死に体を動かし藻掻き続けたせいで、呼吸は乱れ、体温も更なる上昇をみせた。 体を包み込む暑さが尋常じゃない程に高まっていく。 全力でアクションをした後よりも激しいと思われるほど、呼吸は乱れ、体温が上昇していた。 (はあっ…はあっ…はあっ…やばい…はぁっ…やばい…はぁっ…) 次第に力が入らなくなり、上蓋を押す力も弱くなっていった。 しかし、最後まで諦める訳にも行かず、私は出来る限りの力で上蓋を押し続けた。 (はぁ…はぁ…はぁ…や…ばい…はぁ…で…でない…と…はぁ…はぁ…) そんな私を置いて行くかの如く、ショーは進行していく。 レッドは悪役を倒し、会場のみんなに語り掛けていた。 (はぁ…はぁ…や…ば…い…) 全力で動き過ぎたせいで、もう呼吸と暑さの限界を迎え、私はもう蓋を押す力が出なくなっていた。 そして、それとともに、思考が朧げになり始め、何も考えられなくなり始めていた。 (…ぁ…も…もう…だ…ダメ…だ…ぁ……) 頭がボーっとして、辺りが真っ白な世界になる。 なんだか、フワフワとした感覚になり、思考が全く機能していない。 ゆらゆらと自分が揺れているような気がした。 「美琴!!美琴!!大丈夫か!!しっかりしろ!!」 (ん…あれ…この…声…) 「美琴!!大丈夫か!!」 次第に意識がはっきりし始めた。 (この声…先輩の声…ん!?) 「あれ…私…どうして…??」 「美琴!!俺が分かるか!?」 「え??分かるか…って…先輩ですよね?」 「良かった、思ったより大丈夫そうだな」 「っと…あれ…なんでしたっけ…?」 そう思ってふと回りを見ると、そこは控えのテント内だった。 そして私の体を見ると、私はピンクのスーツを着ていた。 (あっ!!そうだ!!ショーの最中だった!) 自らがショーの最中、箱から出られなくなった事を思い出した。 「あれっ?先輩!?今…どういう状況ですか?」 「今なら、まだ早替えすれば、登場シーンに間に合うけど、行けるか美琴?」 「えっ…はい…大丈夫です!」 「よし、それじゃ急いで着替えてくれ!!」 「はい!」 危機感からだろうか…先ほどまで、ボーっとしていた意識が、嘘のように鮮明に戻った。 そして、私は着替えるために立ち上がろうとした。 「あっ…」 すると、少し足に力が入らず、よろけてしまった。 そして、それを見ていた先輩が私に声をかけた。 「本当に大丈夫か??」 「大丈夫、行けます!」 意識ははっきりしている。 しかし、ダンボールの中の暑さにやられ、体がやられてしまっている。 とは言え、今日のメンバーに女の子は私だけ。 私がピンクとしてステージに上らなければ、戦隊は成り立たない。 どんな状態であれ、私がやらなければならないのだ。 (よしっ!!) 私は力が入らなかった足に、グッと再び力を込め、立ち上がった。 体がフラフラとよろめくが、なんとか意志で保ち続ける。 急いでスカートを履き、ベルト、ブーツを着用した。 そして、マスクを被り、手袋をつけた。 「お願いします」 私は先輩に手を差し出し、手袋の手甲の部分を付けてもらった。 (よし…なんとか…なった…) 着替えは間に合い、なんとか私はピンクになる事が出来た。 すると、出来上がった私を見て先輩が言った。 「み…美琴…スーツが汗で全身…色が変わっちゃってるぞ」 「えっ!?」 そう言われ、着ているタイツを見ると、確かに全身が汗で変色してしまっていた。 ダンボールの中、更には怪人の衣装の下に着ていて、あれだけ箱に閉じ込められていたのだから、こうなってしまうのは当たり前だ。 「あっ…スカートだけ…」 しかし、スカートだけは後から履いたため、汗で濡れてはいない。 つまり、体のタイツ部とスカートが全然違う色になってしまっていたのだ。 「そうだ!美琴!霧吹きだ!スカートも濡らしてしまえば!」 先輩がそう言って、スカートに霧吹きで水をかけ、スカートを濡らしてくれた。 これにて、なんとかステージに出てもおかしくない状態となった。 (なんとか…やりきらないと…なんとか…最後まで…) 膝がガクガクと震える。 あとは気合と気力のみで乗り切るしかない。 そして、ヒーローが全員揃うきっかけの音が成り、私はステージ上へと飛び出して行った。 沢山のお客さんが視線を向けるステージ。 そのステージ上には、全身がビショビショのピンクの姿があった。 その動きもあまりキレがなく、ポーズの時も静止しきれず、少しふら付いていた。 そこで見ているお客さんの誰も知らない。 さっきまで、客席の後ろで、このピンクがダンボールに詰め込まれ置かれていた事など。 その後、なんとかショーを終えた私は、控えテントに戻るなり、緊張の糸が途切れ、崩れ落ちるかのように、倒れ込んだのだった。 (お…終わった…) 後から聞いた話だが、やはり、私が隠れていたダンボールの上に、会場のスタッフが荷物を置いてしまったらしく、私の力ではそれを押しのける事ができなかったようだ。 最初のアクション時に私がいなかったので、何かのトラブルだと気が付いた他のメンバーがスタッフにお願いして、なんとか控えテントまで、ダンボールごと運んで貰ったらしい。 そして、ダンボールを開けると、そこに身動きしない怪人が丸まっていたので、引きずり出して、怪人を脱がせてくれたとの事。 調子に乗ってやらなければ良かった…そう反省をした。 (でも…やりたくなっちゃうんだよね…) みんなが何気に見過ごしている箱…その中に悪役が入っているかもしれない…。 -------------------------END------------------------------------------

ある【ひとコマ】 ~客席のダンボール~ Main Story

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