※本作品はFANBOXで公開した、着ぐるみ配信サイト【知られてはいけない恋】のアフターストリーのサイドストーリーとなります。本編をお読みいただいた事を前提にしておりますので、詳細等が省略されております。 本編を一読頂いたあと、お楽しみ頂けると幸いです。 尚、こちらは支援者様より、コメント頂き妄想に耽ったものになります。 ・・・ ここは【フューチャーシティー】というテーマパーク。 その中の一つのアトラクション【スペースツアー】というアトラクションで私は働いている。 私こと【今坂 茜(いまさか あかね)】は、このアトラクション内で、【フラム】という着ぐるみキャラクターの中身を操演している。 「おはようございます!」 明るく、気持ちのいい挨拶をして来たのは、【美杉(みすぎ)さん】だ。 「おはようございます。今日もよろしくお願いします」 「こちらこそ、よろしくお願いします!」 美杉さんは、月に一度、私が操演しているフラムの中身をやりに来てくれているスーツアクターである。 美杉さんがフラムの中身をやりに来たという事は、今日のフラムの中身は美杉さんであり、私ではない。 私が今日、中身に入るのは【パールム】というキャラクターだ。 月に一度、美杉さんが来る日だけ、私はパールムの中身になる。 パールムは見た目でいうと、ウーパールーパーのようなサンショウウオ的な外見。 お世辞にも可愛いという雰囲気ではない。 しかし、世間では、純粋に可愛くはないけど、癖になる可愛さだとか言われ、月に一度しか登場しないというのが、レア感を煽ってか、妙な人気が出ている。 このパールムというキャラクター、本来はスペースツアーに登場させる予定だったが、色々とあって、スペースツアーの中には出て来ない。 スペースツアー前に作られた大きな【水槽】に登場するのだ。 その水槽は、普段はライトエフェクトなどが掛けられ、幻想的な雰囲気を作り出すために使われいる。 しかし、パールムが登場する日だけは、パールムの居場所となるのだ。 すると、美杉さんはフラムになる準備を始めた。 (さて…私も始めるか…) 黒い全身タイツを手にした私は、個室の着替えスペースへと入って行った。 【カチャ】 部屋に入った途端に鍵を掛けた。 着替えを手伝ってくれるスタッフも女性だし、もちろん美杉さんも女性。 この空間にいるのは全員女性なのだから、着替えスペースに鍵を掛ける必要などないと感じるかもしれない。 しかし、そのスタッフや美杉さんにも見られてはいけない事があるのだ。 着ていた洋服を全て脱ぎ、全裸となる。 そして、私はあるものを手に取った。 それは【バイブ】である。 つまり、それは、女の子に性的な快感をもたらすもの。 これこそが、他の人に見られてはいけない物なのだ。 何故、こんなものを手にしているか…。 実は、私がパールムに入っている際に、締め付けや拘束感などにより、快感を感じてしまっている事が、アトラクションの責任者である【秋元(あきもと)さん】にバレてしまったのだ。 ちょっとした油断からだったが、それが原因で、秋元さんに迷惑を掛けてしまった。 その償いのため、秋元さんに言われたのが、操演中はこのバイブを陰部に挿入し続ける事。 その条件で、いろいろ許してもらえる事になった。 何故、秋元さんがそんな事を言って来たのかというと、秋元さんは根っからのS気質で、私を弄んで楽しんでいるらしい。 しかし、迷惑をかけてしまった以上、逆らう事も出来ない。 それに、締め付けや拘束に快感を感じてしまっているのは事実、そして、このバイブで秋元さんに弄ばれるのにも、快感を感じてしまっているのも事実。 …私はM気質なのだ…。 そして、全裸になった私は、そのバイブを陰部へと近づけていく。 私の陰部は、今日、パールムの中に入る日だと分かっていて、ここに来るまでに、既に期待で濡れ始めている。 ゆっくりと陰部へとバイブを押し合てた。 「んっ…」 思わず、小さくではあるが嬌声が漏れてしまう。 そして、私は押し込むようにバイブを陰部の中へと潜り込ませた。 【ズポッ】 「んうぅぅっ!!」 自らの手で、バイブを陰部へと押し込むなど、なんと背徳的行為だろうか。 誰かに責められるのではなく、自らの意志で押し込むのだ。 こんな姿と事実を、他人に見られる訳にはいかない。 「はぁ…はぁ…はぁ…」 バイブを押し込め終わった私は、全裸のまま、黒い全身タイツを着込んでいく。 【ジーーーーー】 比較的、体の柔らかい私は自ら、背中のファスナーを閉める事が出来る。 ファスナーを閉め終わると、私の体は全身タイツで完全に覆われた。 つまり、この時点で、私の陰部にバイブが隠されている事は、誰にも分からなくなったのであり、締め付ける全身タイツにより、バイブが外に出る事は無くなったのである。 (…よし…下準備は…完了…) そして、そこまで出来上がった私は再び、着替え部屋へと戻って行った。 着替え部屋に戻り、まずはマウスピースを咥え込む。 このマウスピースは、パールムの前足を動かすギミックのスイッチとなっており、強く噛み込むと、バンザイをするように手をあげる。 そして、弱めに噛み込むと、小さくユサユサと手を動かすのだ。 マウスピースからは透明のホースが伸びており、そのホースから水分が補給される仕組みとなている。 「それではマスクを被せます」 「ふぁぃ…」 もう既にマウスピースを咥えているため、私は明確な人間の言葉を話す事は出来ない。 そして、この被されるマスク。 テストの時は、口元を固定するマスクであったが、テストの結果、ズレが発生する可能性があるとの事で、全頭マスクとなった。 目の部分はクリアーな素材になっていて視界は確保されている。 そして、鼻の穴の所に穴があるため、呼吸もしっかりと出来る。 その全頭マスクが私の頭部に被せられた。 「んぐっ…」 頭部を覆う全頭マスクは、少し締め付け感があり、顔が圧迫される。 【ジーーーー】 ファスナーが閉められ、その締め付け感が残ったまま、装着は完了した。 「それでは、着ぐるみの方へお願いします」 スタッフにそう言われ、私は無言で首を縦に振った。 この全頭マスクを被せられると、本当に私の顎はマウスピースを噛み込むくらいしか動かせなくなる。 そのため、人間の言葉というものは、完全に私から奪われているのだ。 意思表示はジェスチャーのみとなるのだ。 そして私は、パックリと背中を開いたパールムの中へ、体が一直線になるように、うつ伏せに入り込んだ。 すると、いつも通り、体に真っ直ぐ沿わせた両手の手首が、パールムの後ろ足へと入れられ固定される。 そして、マウスピースから延びるチューブが着ぐるみの頭部内で調整され接続された。 「しめます」 【ジーーー】 背中のファスナーが閉められ始め、体を締め付ける感覚が広がっていく。 (んぅ…) この締め付け感が、私にとっては快楽でしかない。 完全にファスナーが閉められ、私はパールムの中へと閉じ込められた。 そして、ファスナーの上から、別パーツの皮膚のようなものが接着されていく。 テストの時より、よりしっかりと、それは接着される。 何故なら、パールムの登場場所は水槽の中、つまり、着ぐるみ内に水が侵入しないようにするためだ。 着ぐるみの素材自体は、完全に空気も水も通さない素材で出来ている。 なので水が侵入するとすれば、ファスナー部分。 それを防ぐために、しっかりと接着するのだ。 「よし、接着完了です」 暫くして接着が完了し、私は完全に外界から遮断された、着ぐるみ内に閉じ込められたのだった。 呼吸は、着ぐるみの頭部の耳のような部分の後ろから伸びる透明なチューブが確保してくれる。 そのチューブから着ぐるみ内に空気が送り込まれてきて、送り込まれる度に、排気装置が外に空気をだしてくれる。 その結果、着ぐるみの頭部内は、新鮮とは言えないが、窒息する事の無いように空気の入れ替えが行われる。 この呼吸用のチューブと、マウスピースに接続された水分補給用のチューブは、透明な素材で出来ていて、理屈は分からないが、光りの屈折により、水槽内では、お客からは見えないようになっているらしい。 この時点では、着ぐるみのマスク内に空気は送り込まれて来ないので、私は水分補給用のチューブから空気を取り入れる。 「それでは移動します」 まともに身動きが出来ない私は、されるがままに、まるで物のように台車に乗せられ、運搬されていった。 そして、目的の水槽の上部へと辿り着いた。 水槽の上部は、お客からは見えないスペースになっているため、いわゆるバックヤード扱いだ。 水槽に入る前に、呼吸用のチューブと水分補給用のチューブの処理がされる。 「それでは、エアーチューブの接続も終わりましたので、水槽に投入します」 (…投入…って…) 毎回、スタッフはその言葉を使うが、何か本当に物として扱われている感じがする。 まあ…物として扱われたとしても、それはそれで、少し興奮してしまうのだが…。 すると、持ち上げられた体が、ゆっくりと水の中に投入された。 【ザブン】 私の体が、水槽の中に沈み、大きな水槽の真ん中付近まで進んでいった。 沈まず、浮かずと言った、ちょうど良いバランスの浮力に調整されているらしく、私は水槽の中央で静止した。 (んぅ…) 着ぐるみの締め付けに加えて、水圧が全身に掛かっているのが感じられる。 その全身を圧迫する感じが、快感と共に、不思議な安心感をもたらす。 着ぐるみ内の温度は、通常なら、直ぐに物凄く暑くなるのだが、周りが水という事もあってか、それ程、暑くならず耐えられない温度にはならない。 テストの際は、呼吸口兼視界であったパールムの口のメッシュ部分が、水が入らないように完全に塞がれ、そこがクリアーなパーツになっている。 視界はそこから確保され、こちらから外の様子ははっきりと分かる。 逆に外から中は、完全に見えないような造りになっているらしく、お客に中身は認識できないようになっているのだ。 【カチャ】 排気装置が作動した小さな音が聞こえた。 【ブクブク…】 すると排気装置から出された空気が、水槽の中へと、泡となって出て行った。 送り込まれた空気が入って来ているのは、着ぐるみの中にいる私では認識出来ないが、この排気装置が動いたというのが、空気が入って来ている証拠という事になる。 一本の棒状に着ぐるみにより拘束された体。 私を包み込む着ぐるみは、そこそこの弾力性があるので、自由に足をバタつかせる事も出来ないうえ、両手は体の側面に沿わし、手首より先以外は動かす事は出来ない。 つまり、私は自ら泳いで自由に【動き回る】事は出来ないのだ。 出来るのは中性浮力の中、浮かびながら体勢を変えるくらいが限界だ。 それ故、もし、この空気の供給が止まれば、私は窒息死してしまう。 つまり、現状、私の生死は完全に他人に握られている。 しかしながら、ここの設備のクオリティーを考えれば、そんな事は無いと勝手に思っている。 だから、私はこの着ぐるみの中に入りながら、現状を全うしようとする。 パールムの中身として、お客に愛嬌を振りまき、そして、パールムの衣装に包まれる快感に溺れる。 それが、今の私に出来る全てなのだ。 水槽に入ってしまうと、まるで時間の概念が無くなる。 周囲からの音も聞こえず、時計を見る術も無い。 水中に浮かびながら、視界に入るお客を確認するだけ。 すると、私の視界に水槽を見に来た、両親とちいさな女の子の家族が映り込んだ。 水中に浮かぶ私を指さしながら、何かを両親に喋っている女の子。 しかし、その声は水槽の中の私には届かない。 (何言ってるんだろ…。でも…あの子…笑ってるな…) その女の子の微笑ましい表情を見る限りでは、私…パールムというキャラクターを見て、喜んでくれている感じは伝わる。 そんな子供の表情は、着ぐるみの中身としては、この上ない喜びである。 決して、見た目としては可愛くない造形ではあるが、あの女の子が、あの表情を浮かべてくれているという事は、ツボに入っているという事なのだろう。 こうして、ほぼ全身拘束された状態で、水の中に沈められていても、操演冥利に尽きる。 (よかった…あの子…喜んでくれてるんだ…) そうして、私を見に来た家族を微笑ましく見ていた時だった。 【ブウゥゥゥゥン…】 (んうぅぅぅぅぅ!!) 私の陰部に仕込まれた道具が、その動きを始めたのだった。 体がビクッと、その道具の責めに反応してしまう。 (んあぁぁ!!いやぁぁ!!だめぇぇぇ!!) 私を微笑ましい笑顔で見つめる家族がいる中、私の陰部に仕込まれた道具が動き出し、私は快感を感じてしまう。 しかし、私がその快感に反応して動いてしまった体の動きは、水槽の外から見ているお客には、そうは感じ取られないだろう。 ただ、おかしい動きでもなく、それがパールムの動きなのだろうと…。 (んぅぅぅ!!あぅぅっ!!んぁっ!!ダメェェェェ!!) 水中に浮かぶ私は、腰をビクンと動かす。 しかし、外から見ているお客の目には、キャラクターが少し動いたくらいにしか映らない。 なにせ、その水槽の外で見ているお客は、まさか、目の前のキャラクターの中の中身が、陰部に道具を仕込まされているなど想像もつかないのだから。 それでも、笑顔を浮かべながら、私を指さしながら両親に何かを放し続ける女の子。 その無邪気な笑顔が、今の現状に置かれた私に、逆に突き刺さる。 最初に私を見た時の女の子は、微妙な人気のあるパールムを見て、笑顔になってくれた。 そして、今も、女の子の表情は変わらない。 つまり、来た時から今も尚、女の子はパールムというキャラクターを見ながら笑顔になってくれている。 しかし、見ている女の子の状況は変わらなくても、水槽の中は変わっている。 最初に見た時は、単なるパールムというキャラクター。 しかし、今は、中身の女の子が陰部に刺激を与えられ、快感を感じてしまっているパールムなのだ。 (んうぅぅ!!あんっ!!あっ!!んあぁぁ!!いやぁぁぁ!!) 女の子の笑顔に恐ろしい程の背徳感を感じてしまう。 そんな眼差しを向ける女の子の目の前で、陰部に道具を仕込まれ刺激され、私は快感を感じてしまっているのだ。 与えられる刺激から逃れる術は無い。 その与えられた刺激を快感として受け止めるしかないのだが、やはりそれは、物凄く悪い事をしているような感覚をもたらす。 (んあぁぁっ!!いやぁぁ!!止めてぇぇぇ!!だめぇぇぇ!!) 家族が見守る中、水中のパールムはウネウネと体をくねらせる。 お客には単なる面白い動きでしかなくても、中身の私は、その快感から逃れようと必死なのだ。 ただでさえ、この全身を圧迫され、自由を奪われた拘束に、快感を感じてしまっている私。 そこに与えらえる、陰部への刺激は、普段の状態で伝わるものよりも、遥かに大きく私に届く。 すると、暫く水槽の前で私を見ていた家族が去って行った。 それと共に、陰部を刺激する道具の動きも止まった。 (はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!) 激しい刺激を与えられ、それに耐えようと必死になっていた私の呼吸が乱れる。 しかし、どれだけ呼吸が乱れようと、着ぐるみ内に送り込まれてくる空気は変わらない。 乱れて、激しく呼吸すればする程、私は苦しくなっていくのだ。 次第に着ぐるみマスク内の空気の澱みを感じる。 (はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!く…苦しい!!苦しいよぉ!!) しかし、そう感じるものの、自らではどうしようも出来ない。 なんとか、呼吸を整え、落ち着かせるしかない。 とは言うものの、着ぐるみ内の空気の澱みを感じ、息苦しさを認識してしまうと、中々、平常心を装うのは難しい。 (苦しい!!苦しい!!空気!!空気!!空気をいれてぇぇぇ!!) 苦しさのあまり、窒息死という恐怖が頭の中を過り、少しパニックになりそうになってしまう。 その瞬間だった。 【カチャ】 排気装置が作動した小さな音が聞こえた。 【ブクブク…】 (い!!今の音!排気装置!!) 排気装置の音が聞こえ、気泡が外へと出て行った。 つまり、今、新鮮な空気が送り込まれてきたという事になる。 (た…助かった…) 確かに、先程までの空気の澱みが感じられない。 その事実に落ち着きを取り戻した私は、一気に、自らの呼吸を正常に戻して行った。 (ふぅ…ふぅ…ふぅ…) この陰部に仕込まれた道具を遠隔操作しているのは、恐らく…秋元さんだろう。 センサーか何かで、こんなにタイミングよく作動するはずも無い。 そして、この空気の挿入されるギリギリのタイミングも、計られているとしか考えられないくらい、私の苦しさの限界を責めて来る。 とはいうものの、この苦しさで責められているのすらも、私は快感を感じてしまう。 自らの呼吸が、他人に握られている…そして、苦しくてどうしようもなくても、空気を与えられない限り、私は呼吸が出来なくなる。 その事実にゾクゾクとしてしまうのだ。 そして、私は、そんな圧迫と陰部への刺激、呼吸制御の苦しさに快感を感じながら、お客の前で、水槽の中、浮かび続けるのだった。 そんな背徳感に包まれた快感を感じ続けながら、時間は過ぎて行った。 どのくらい私が水の中にいるのか…それは私には分からない。 とにかく、何度も何度も、快感の波が訪れ、私を襲い続けた。 しかし、それは必ずと言っていい程、絶頂を迎える前に止まる…。 その度に私の心と体は、欲求不満を溜め込んでいく。 (うぅ…イきたい…イかせて…もう…限界だよぉ…) お客のいる前で、道具を止めてと叫んでいた心も、次第に、イかせて欲しいと考える様になっていた。 しかし、お預け状態は続く…生殺し状態が続く…。 そんな時だった。 呼吸用のチューブと吸水用のチューブが、ゆっくりと上部へと引き上げられ始めた。 中性浮力で浮いている私は、少しの力で体が移動する。 つまり、その二本のチューブを引っ張られると、私の体は上方へ簡単に移動していくのだ。 恐らく、一旦引き上げられるのだろう。 毎回、この瞬間に思う。 もし、この呼吸用のチューブが引っ張られた際に、外れてしまったら…。 私は呼吸が出来なくなり、死んでしまうだろう。 そう思うと、恐怖で背筋に悪寒が走る。 しかし、その悪寒すらも、私にとっては快感。 そして、ゆっくりと水面まで引き上げられて、私は引き上げ装置のようなもので、水中から引き上げられた。 【ザバッ!!…ドサッ】 水中から引き上げられ、床に転がされる。 まるで、物を扱うか、魚の水揚げの如く扱われる。 すると、呼吸用のチューブと水分補給用のチューブが外され、チューブが着ぐるみから出ていた部分に、何かの処理が施される。 これは、恐らく【撮影会】に向かうための処理だろう。 決まった時間ではなく、告知なしにゲリラ的に行わるパールムの撮影会。 それは、お客との撮影会のため、お客と至近距離になる。 そのため、水中ではお客にはバレない二本のチューブの穴を、可能な限り分からないように処理するらしい。 実際に、何をしているかは、着ぐるみに包まれた私には知る由もない。 一つ言える事は、確実にその処理をする前と後では、呼吸がしにくくなるという事。 そして、暫くしてその処理が終わった。 (うん…やっぱり…空気が吸いにくい…) 水から上がった私の呼吸口は、水分補給用のチューブだけになる。 そのチューブから空気を吸い込んでも、やはり、最初の水に入る前の時より、入ってくる空気が少ない。 とは言え、苦しいものの、なんとか空気は入ってくるので、窒息することはない。 「さて、移動します」 何の説明もないが、スタッフの女性が移動すると私に言った。 まあ、流れからして撮影会であることは間違いない。 私は、また台車に乗せられ、物のように移動を始めるのだった。 「会場に着きました。設置します」 撮影会場に着くと、スタッフの人たちが、私を持ち上げ、撮影場所に設置し始めた。 着ぐるみの構造上、床に寝そべってしまうと、写真が撮りにくいため、岩を模倣したオブジェクトにもたれ掛かるように固定される。 実際に私の手は、全く自由が無いので、そのオブジェクトに抱き着いたり、掴んだりする事は出来ない。 そのオブジェクトがうまく出来ており、着ぐるみがカポッと収まるようになっているのだ。 そこに収まると、それなりに体を前面に見せたまま、起き上がった状態を維持できる。 よほど、激しく動かない限り、そこから落ちる事は無い。 私が操作出来るパールムの前足と後ろ足も、お客に見える様になっているのだ。 「さて、お待たせしました、パールムとの撮影会を始めます」 そうして、集まって来ているお客との撮影会が始まった。 はっきり言って、ほとんど、リアクションを取る事の出来ない私には、頭部を動かす事と、パールムの前足、後ろ足をぴょこぴょこと動かすくらいしか出来ない。 それでも、そのリアクションがお客にはうけがよく、皆、喜びながら、写真を撮っていく。 そして、そんな撮影会が続く中、先程までには無かった苦境が私を襲う。 (あ…暑い…よぉ…) 水中から上げられ、チューブを隠す処理に掛かった時間、そして、この撮影場所までの移動時間、それだけでもそこそこの時間が経っている。 撮影会も既に何分やっているか分からない。 水中にいた時は、水により保たれていた着ぐるみの温度が、一気に上昇し、私を包み込んでいく。 テストの時から改造され、覗きの部分であるパールムの口まで密閉されているので、より着ぐるみ内に熱が籠る気がする。 額に汗が流れ落ち、目に入り沁みる。 (ぁ…暑い…まだ…かな…結構…きつくなってきた…) 「ふぅっ…すぅっ…ふぅっ…すぅっ…」 あまりの暑さに、呼吸が激しくなる。 チューブの先が隠されているため、かなり制限された空気を必死に吸い込む。 (うぅ…苦しい…空気が…足りない…) もはや自らの意志で抑える事が出来ないくらい、肩で息をしてしまっている。 お客から見ても、体が上下しているのは分かってしまうくらいだろう。 しかし、撮影会が終わるまで、耐え抜くしかない。 私自ら移動する事も出来ないし、スタッフに意思表示をする事も出来ないのだ。 (ぁ…暑い…苦しい…まだ…早く…終わって…) 襲い来る暑さに必死に耐えている最中であった。 私の視界に入るお客の列はもう無く、恐らくこれが最後のお客だろうと思われた。 そのお客は、珍しく、子供連れの家族ではなく、若い男女二人組だった。 「このキャラ、ホントに変な可愛さだよな」 「でしょでしょ、私、かなりハマってるんだよね!」 ノリノリで私の傍に並ぶ二人組。 カメラはスタッフが撮ってくれるので、スマホを渡し、私を挟み込むように二人は立った。 「撮りますよ~~!!」 スタッフがスマホを構え、そう言った瞬間だった。 (ひぃぃぃぃっ!!!) 私は思わず体をビクッと動かしてしまった。 「パールム、写真撮るから動かないでね~~」 私が大きく動いたのを見たスタッフがそう言った。 体が大きく動いてしまった理由…それは、お尻に伝わる、【触られた】感覚だった。 どうやら、男女のどちらかは分からないが、私に寄り添いながら、私のお尻を触っているのだ。 (んあっ!!ちょ…ちょっと!!やめて!!触らないでぇぇ!!) 私のお尻を優しくも揉みしだくように触るその手。 その手の感触に、つい体がビクンビクンと反応してしまう。 水中から上げられ、陰部を責める道具は動いていないものの、私を圧迫し続ける着ぐるみがある限り、私の高揚は収まる事は無い。 そこに与えられたお尻への刺激。 触られただけでも、かなり感じてしまう。 「ちょっと、パールム、動かないでよ。写真撮れないよ」 (んうぅっ!!そ…そんな事言われてもっ!!お尻!!お尻触られてっ!!んあぁぁっ!!) そのお尻へ与えれられる刺激に、私は耐える事が出来ない。 頭では必死に体の動きを抑えようとしているが、その快感に体が本能的に反応してしまう。 前方にいるスタッフからでは、私のお尻が触られている所は見えない。 着ぐるみの中身が女性だと分かって、触っていたとすると、半ば痴漢行為ともとれる。 キャラクターだから触ってもいい?人間の女性ではないから? 確かに、私がパールムに成りきっているというのならば、触られているのはパールムの体の一部、お尻という部位ですらないのかもしれない。 だとしても、見た目に、どう考えても、お尻のシルエットは中身の女性の物と分かるだろう。 それを触っていいのだろうか…。 いや…触っているのが男性の方とは限らない、もしかしたら、女性の方が触っているのかもしれない。 目視する事の出来ない私には、その事実を確かめる事は出来ない。 しかし、なんにせよ、私がその感触に、おおいに感じてしまっているのは事実。 また、この痴漢をされているかもしれないという状況が、私の高揚を煽っている。 (んうぅぅっ!!あんっ!!お尻!!いやぁぁぁぁ!!触らないでぇぇ!!んあっ!!触らないでぇぇぇぇ!!!) 「もう…しょうがないな…。撮りますよ!!」 【カシャ】 スタッフは私が動きを止めるの待ちきれず、そのままシャッターを切った。 その瞬間である。 【ブウゥ…ン…】 一瞬の事ではあるが、私の陰部に仕込まれた道具がその動きを見せたのだった。 (んうぅぅっ!!!ダメッ!!イっ…イくぅぅぅぅ!!) ほんの少しの刺激…本当に一瞬の道具の動きではあったが、高揚しきっている私の絶頂の引き金には十分なものだった。 「はい、もう一枚とりますね」 (んぐうぅぅぅぅぅ!!!) スタッフがもう一度、シャッターを切ろうとした瞬間、私の体は大きくビクンと動いた。 【カシャ】 (んあぁぁぁ…ぁ…ぁ…) 私は着ぐるみの中で、絶頂を迎えた瞬間を写真に収められてしまったのだ。 その写真、静止画の画像で見れば、男女二人とパールムというキャラクターが微笑ましく写る写真。 しかし、事実はパールムの中身が絶頂を迎えた瞬間の写真なのだ。 私は、一般のお客に挟まれながら、そのすぐ横で絶頂を迎えてしまった。 多少の嬌声は出たかもしれない…。 しかし、完全に密閉された、このパールムの衣装では、恐らくその声は外には届いていないだろう。 傍目にはキャラクターが少し大きめなリアクションをしたくらいにしか感じられないだろう。 私が絶頂を迎えた事実は、私しか知らない事実。 「はい、オッケーです」 スタッフがそう言った途端に、お尻を触る感触が無くなった。 (はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!くっ!!苦しい!!) 「ふぅっ!!すぅっ!!ふぅっ!!すぅっ!!」 ただでさえ、壮絶な暑さにやられ乱れていた呼吸が、絶頂を迎えた事で、更に激しく乱れる。 満足に入ってこない空気の量では、この呼吸の乱れを支える事は出来ない。 (苦しい!!苦しい!!苦しい!!) 絶頂を迎え、その余韻に呑まれる余裕すらない。 それを超える苦しさが私を襲っているのだ。 恐らく、耳のような場所の後ろに隠されたチューブの穴からは、激しい私の呼吸音が漏れているだろう。 しかし、今の私に、それを抑え込むように制御するなど、到底できる状態ではない。 とにかく、空気を取り込み、呼吸をするしかない、でなければ、私は窒息死してしまう。 (苦しい!!苦しい!!苦しい!!空気!!空気!!助けてェェェ!!) そうこうしているうちに、私の傍にいた男女は、姿を消していた。 それに気が付かない程に、今の私は苦しさで頭がいっぱいなのだ。 「それでは、戻ります」 酸欠で少し、頭がボーっとする。 その中、私はスタッフの手により、再び台車に乗せられて、移動を始めるのだった。 (苦しい…苦しい…苦しい…苦しい…) 台車で運ばれながら、私の頭の中は、ひたすら苦しいという言葉が埋めつくしていた。 暫くして、再び水槽の上へと辿り着いた。 その頃には、苦しさのピークは過ぎており、なんとか呼吸は出来るくらい、暑さにやられ乱れる呼吸の苦しさ程となっていた。 そして、再び、チューブの処理が施され、水槽に戻る準備が整われていく。 呼吸の苦しさは落ち着いたものの、体を覆う暑さは未だ残ったまま。 頭の中心まで暑くなっている…そんな気すらする。 「それでは、準備ができましたので、水槽に投入します」 (あぁ…ようやく水の中に…) 【ザブン】 そして、私は再び水槽の中に投入された。 体の周りの水が、体温をゆっくりと下げていき、段々と正常な温度となって行く。 着ぐるみにより、完全に外界と遮断されているのだが、私を包み込むその水が気持ちよくも感じる。 再び水槽の中程に浮いた私は、また撮影会の前のように、お客に見られながら漂うのだった。 しかし、前半と違う点が一点あった。 撮影会で私が絶頂を迎えてしまったのが秋元さんにバレたのか、陰部を襲う道具の強さが、前半よりも明らかに強い。 【ブウゥゥン】 (んうぅぅぅぅ!!あ゛!!あぅぅ!!ダメェェェ!!イクっ!!イっちゃううぅぅぅぅ!!) 前半は絶頂を迎える前に、その刺激は絶妙に止められ、生殺し状態が続いていた。 しかし、後半の刺激は、意図して私を絶頂に向かわさる刺激。 今までに溜め込んでいた火照り、そして、私を圧迫する着ぐるみや水圧は、未だに私を包み込み、私を高揚し続けている。 それ故、生殺しにするより、絶頂させるほうが容易なくらいの状態なのだ。 (んあぁぁぁぁぁぁ!!もうっ!!ムリィィィィィ!!いやぁぁぁぁぁ!!) そして、私は秋元さんの手により、何度も絶頂を迎えさせられた。 水槽の中、パールムというキャラクターの着ぐるみの中で、人知れず、私は絶頂を迎え続けるのだった。 (…ぁ…ぁ…も…もう…む…り…) どのくらい時間が経っただろうか…。 絶頂を迎えさせられ続け、思考回路もおぼつかない。 気が付けば、私の視界にお客の姿は見えなくなっていた。 それが、偶然、お客がいないだけなのか、終了時間を迎えたのか、水槽の中、情報を得る事の出来ない私には判断は付かない。 すると、私の視界に人の姿が写り込んできた。 (…ん…!?) 一人の男性が水槽の前に立ち、私の姿を凝視し始めた。 (!?しょ…【翔(しょう)さん】!!) 水槽の前に現れたのは、スペースツアーのオペレートスタッフであり、私の彼氏である翔さんだった。 オペレーターである翔さんが、そこにいるという事は、もうテーマパークは終わりの時間を迎えているという事になる。 それにしても、翔さんが何故、そこに来たのか? もちろん、普段はフラムの中身をやっている私が、この日だけはパールムの中身をやっている事は、翔さんは知っている。 つまり、翔さんは中身が私だと分かっていて、水槽の前に来たという事になる。 しかし、私は完全密閉の着ぐるみに身を包まれているうえ、水中に沈み込んでいる。 水槽の外の翔さんと、会話が出来るはずもない。 翔さんは興味深そうな表情で、私の姿を傍観している。 そんな翔さんに向かって私は、パールムの前足をピョコピョコと動かし、リアクションをする 。 すると、そのリアクションを見た翔さんが、少し微笑んだ表情を見せた。 (翔さん…) その翔さんの微笑みに目を奪われた瞬間だった。 【ブウゥゥゥゥン】 (!!んあぁぁぁぁ!!) 突然、陰部に仕込まれた道具がその動きを始めたのだった。 その刺激に私は、体をビクンと反応させ、捩らせるようにウネウネと動いてしまった。 すると、その姿を見た翔さんが、少し驚きの表情を見せた。 (んあぁぁぁ!!いやぁぁぁ!!止めてぇぇぇ!!翔さんがっ!!翔さんが見てるからぁぁぁ!!) 今まで、一般のお客に見られながら、絶頂を迎えてしまっていた。 しかし、彼氏に凝視される中、与えられる快感は一味違い、今までに無いものをもたらす。 (んうぅぅぅっ!!ダメェェ!!止めてぇぇ!!あうぅっ!!そんなっ!!そんなぁぁぁ!!) 必死に止めてと頭の中で懇願するが、陰部を襲う刺激は止まる事を知らない。 私は水槽の中、彼氏が凝視する前で、恐ろしい程の快感を与えられ、体を今までにない位、大きく捩らせ動き続ける。 ここに来るまでに絶頂し続けた体、そして、最後に私を襲う翔さんの視線。 陰部へと与えられる刺激は、私をいとも簡単に、絶頂へと辿り着かせる。 (んあぁぁぁぁぁ!!いやぁぁぁ!!翔さんが!!見てる前でぇぇぇ!!ああああ!!イくっ!!イくっ!!イっちゃうぅぅぅぅ!!) 水槽の中、私の体は大きく仰け反った。 そして、私は翔さんが見守る中、パールムの着ぐるみの中で、壮絶な絶頂を迎えたのだった。 (…ぁ…ぁ…ぁ…) すると、先程まで驚きの表情を見せていた翔さんが、何か含んだ笑みを浮かべた。 (…ぁ…しょ…翔さん…ち…違う…の…わ…私…私…ぁ…) 絶頂を迎え大きく仰け反った私の体は、そのまま硬直したかの如く、止まったままだった。 その様子を見た、水槽の前の翔さんの口元が動いた。 翔さんが、何か水槽の中の私に声を掛けたようだ。 ただ一言…。 しかし、水槽の中の私には、その声は届かない。 何か…何かを…翔さんは言ったのだ。 (…ぁ…ちが…ちが…ぅ…) そして、翔さんはその場を立ち去って行った。 これは、美杉さんがフラムになる一日の、ある日の出来事。 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ももぴ
2025-12-17 15:11:17 +0000 UTCQ uga
2025-12-16 12:06:12 +0000 UTC