「絵柄の流行り」に関する考察という名の雑記
Added 2020-09-10 18:19:35 +0000 UTC今日ツイッターにもつぶやいたことなんですが、
最近のいわゆる「絵柄の流行」というものについてのお話。
現状どうなっているのかというのを自分からの視点でちょっと考察というか
雑に思った事をつらつらと書いていくということをしたいなと思います。
僕がこうしていわゆる「萌え絵」と呼ばれるものを描き出した時、
絵の世界には確かに「絵柄の流行り」というのが存在していたと思います。
大まかなところで言うと、アニメ塗り・ギャルゲ塗り・厚塗り…といった感じで、
塗りの手法を指すものもあれば、作家やメーカー、アニメの制作会社、雑誌など媒体毎での流行等、
発表された媒体によってその流行りの傾向というものがわかりやすく可視化されていた時代だったと思います。
昔はまだPCで絵を描く敷居も高く、ネットは普及が始まっていたとはいえまだメジャーなプラットフォームとは言い難い時代だったと思います。
そんな時代に人を集めるのは、アニメや雑誌、小説やゲームといった媒体だったと思います。
(めっちゃ思いますと言ってますが個人的な感想であって断定したくないのでこの後も続きます。気にしないでください)
そのため、例えばアニメという大きな括りの中では、そのアニメを好んでいる人がそういった絵を探したり、影響を受けた人が描いたりして、そういう人同士が集まっていく。
他のものに関してもそういう事が起きていたのではないかと。
今に比べれば個人の発信が難しい時代だったので、
大きな枠の中で取り入れたり表現していくしかなかった時代なのかなあと。
ところが、pixivやTwitterといった「誰でも無料でたくさんの作品を発表し閲覧することができる」場所が出来上がった事によって、
その流れは少しずつ変わっていったと思っています。
pixivにはまだタグやランキングといった機能の影響でまだ流行の枠組みが存在していたと思いますが、
Twitterにおいては、作家同士やファン同士が交流やイラストの見せあいっこが頻繁に起こる仕組みになっていて、誰でも色んな作風を見たり取り込んだりできるようになっていたので、
絵柄の変遷や流行りの変遷が複雑かつ頻繁に起こるようになっていて、
現状大きな絵柄の流行りというのはもはや存在していない、と思います。
例えば、昔だったら涼宮ハルヒのアニメは見ているけど、小説の方は読んでいない。
逆に小説は見ているけど、アニメは見ていない。なんて人がいたとして、
アニメを見ている人はそのアニメの絵柄っぽい絵を描く人を好んだかもしれないし、
小説もまた然りといった状態だったかもしれない。
でも、Twitterという場所においてはそれがどちらも平等に流れてくるので、
アニメだけという人も小説の絵を知る機会があるし、逆もまた然りになる。
その結果として、媒体同士の枠組みが崩壊して、色んな好み嗜好が増えたり、
色んな絵を描くようになった人が増えた。と思っています。
他にも、昔は国ごとに絵を見ただけでなんとなくどこの国の人が描いたかわかるくらいに、絵の特徴が分かれたりしていたんですが、
今はそれらが混ざり合ってマイルドに良いところを取り込み合っている印象です。
実際作家さんの絵を見ても言葉でしか判別できなくなってきましたし、
すごく日本受けするようになったので、
海外開発のゲームもかなり日本に参入してますよね。アズールレーンもまさにそうですし。
ミックスジュースみたいになった今の時代に、
特定のジャンルだけで生きていくのも選択肢としてありですし、
色んなものを取り込みながら、色んな事をしていくのもまたありかなと思います。
ただ、絵の技術的なインフレが起きまくっていて、
絵の好みも千差万別になったので、他人を出し抜くのは相当難しい時代だと思いますが。
幸い今は作家が個人単位で活動しやすくなっている時代でもあるので、
今後は恐らく作家自体がプラットフォームになるというか、
好きな人同士で集まって何かやる、みたいなことも多くなっていくのかなあと。
というかもうそうなってるんですかね。
あくまで現状そう思うだけで、今後どうなっていくかはわからないですが。
時代の流れに取り残されないように、自分なりに考えつつ絵を描いていければいいな~
という雑記でした。
※色々気になるところとか文章を加筆修正しました。