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裏垢男の娘 前日譚小説

皆様のご支援のおかげで裏垢男の第0話前日譚小説を作ってもらいました!!!!

小説第二弾!✨✨✨✨✨😂😂😂

別のるり君が見れるとか嬉しすぎる…😭💕

重ね重ね再びこの場を借りて御礼申し上げます🙏✨

今度は文字数5000字オーバーの作品ですので楽しんでいただけたら幸いです😊✨


裏垢男の娘 第0話 前日譚小説


Novel. © 2022 夜空さくら 様

illus. © 2022 イコイコ憩



その日は、家族が皆それぞれの用事で出かけてしまい、夜まで帰って来ないという日だった。

 僕は前日風邪の引き始めのような気配を感じたこともあり、大事を取って家で過ごしていたのだけど――それが治まると、なんだか無性にムラムラしてしまっていた。

(オナニーしたい……)

 そんな風に漠然と考えながら、じっと自分の裏アカウントの投稿を眺めていた。

 そのメディア欄には自分自身の痴態が記録されていて、眺めていると当時の興奮が蘇って来る。

 さすがに外に出るのは躊躇われたため、僕は家の中で出来る自縛オナニーをして、性欲を解放することにした。

(でも特に新しい道具はないし……どうしようかなぁ)

 とりあえずいつもの露出の激しい女装姿になりながら、僕はどうやって楽しもうかということを考える。

 夜ご飯までには皆帰ってくるし、あまり長い時間をかけるわけにはいかない。

 そうなると、少し新鮮味に欠けるけれど、単純な自縛プレイになるだろう。

 僕はSM用のロープを取り出して来る。まずはこれで体を締め上げることから始めよう。

 まず首に縄を引っ掛けて、そこから順番に胸や脇、あばらの辺りを締め上げていく。

 首が締まらないように気を付けつつ、服の上から自分の体を絞り出すように、縛り上げていった。

 息を深く吐き出しながら亀甲縛りのような形で、胴体を引き絞る。

 そうすると息をするだけで縄が体に食い込むようになり、苦しいのだけど気持ちよくなれた。

「ふぅ……すー……――んっ」

 あえて息を深く吸い込むと、ロープが胸に食い込んでギシギシと軋む音を立てた。

 体を締め上げられ、苦しいというのに、僕の乳首はピンと固くなって尖り、服に擦れて甘く痺れて快感を発するようになる。

 自分がどれほどマゾか縄一つで自覚させられる惨めさに、僕は余計に息を荒くしてしまう。

 そのまましっかり縄を股間へと通す。スカートが捲れあがって、下着に包まれた僕の逸物が盛り上がっているのが露わになった。

 実に変態的な、惨めな状態だ。僕はそんな自分の状態を自覚して、さらに興奮してしまう。

「ん……っ、ふっ、ンぅ……ッ!」

 股に縄を通す時は、縄が盛り上がった股間の左右を通すようにした。

 股に通す縄に瘤を作って股縄の刺激を増すのもいいのだけど、勃起した状態の股間にそれはちょっと刺激が強すぎる。

 それはそれで楽しいけれど、刺激が強すぎるとそれだけで暴発してしまう危険もあったので、今回はとりあえず左右に通す形にした。

 僕のペニスに対する直接的な刺激はなかったけれど、これはこれでその左右に縄が食い込み、膨らんだその部分をより強く意識させられてしまう形ではある。

「はふぅ……っ」

 縄尻を胸を引き絞っている部分に繋ぎ、思いっきり引っ張ってより強く股間に食い込ませた。

 これだけでも十分気持ちいいのだけど、自分自身の自由を奪っていくのは、ここからが本番だった。

 胴体をしっかり縛り上げたら、次は足を縛っていく。

 必要な道具は全て手元に集めておいて、壁に背中を預けてしゃがみ込んだ。

 長座体前屈伸をするときのように両足を揃えてまっすぐ前に伸ばす。

 両足をピッタリ閉じると、股に通した縄が僕の固くなった股間のものを痛いくらいに締め付けるようになった。

「ふ、く……っ」

 ちょっと刺激が強いけれど、これくらいなら鬱血まではしないだろう。

 僕はそんなことを考えつつ、しっかり閉じた両足の上に、肩こりなんかに使うマッサージ機を置く。

 もちろんマッサージのために買ったわけじゃない。これを買うほとんどの人はそういうマッサージを目的としてはいないだろう。

 そのマッサージ機の頭側、振動する部分を僕は自分の股の上――すっかり存在を主張するようになった膨らみの上に当てた。

 下着の布一枚を隔てて僕のものに接しているから、これが震え始めたら相当強い刺激になるはずだ。

 その強い刺激を想像するだけで、僕の心臓は痛いくらいに激しく高鳴っていた。

 でもまだスイッチは入れない。そうして自分の両足が作った窪みに納まったマッサージ機ごと、僕は自分の足をボンデージテープで巻いていく。

 足先から順番に、グルグルと一部の隙もないように巻いていく。粘着性はないからあとの片付けも楽だ。

 ただ、拘束感はさすがボンデージ用のテープだけあって滅茶苦茶強かった。

 重なったテープ同士がそれぞれ抵抗力を生み出し、それで巻かれた僕の足はどれほど力を入れても全く動かない。

 テープで両足を膝までグルグル巻きにしてしまえば、僕の足はほぼ動かなくなった。

「ん……ッ、まだ、まだ……っ」

 膝まででも十分だったけれど、さらにもう少しだけ追加して、太ももの上に置いたマッサージ機まで巻き取る。

 そうすることで載せているだけのマッサージ機が動かなくなり、股間にヘッド部分が押し付けられているような状態が維持される。

 いま動かしたら、相当気持ちよくなれるんだろうなという確信がある。

 でもまだ早い。スイッチを入れたくなる自分の欲望を必死に抑え込んで、僕は次の拘束具を手に取った。

 僕が手に取ったのは、赤いボールギャグだ。穴が空いていて、声を抑える役目はあまり果たせないものだったけれど、それで十分。

 顎が外れるくらいに大きく顎を開き、そのボールギャグを咥え込む。

「あぅ……んっ、んぅ……ッ」

 舌がボールによって抑えられ、明瞭な声があげられなくなった。 

 ボールの左右から伸びているベルトをしっかり後頭部で締め、固定する。

「あぅあ……、うぁぅ、うーっ……あぷっ、うっ!」

 口が開きっぱなしになってしまうので、自然と涎が垂れそうになる。顔を上に向けてなんとか零れるのは防いだけれど、時間の問題だろう。

(最後に……っと、んっ、あれっ)

 僕は最後の拘束具を手に取るべく、上を向きながら自分の体の近くを弄った。

 その手が何度も空を切る。

(おかしいな……確かこの辺に……っ。あった!)

 僕の指先がようやくそれを探し当てた。

 一瞬指先で弾いたような感覚があったけれど、もう一度伸ばしたらちゃんとそれを手に出来ていた。

 手にした最後の拘束具は――鎖で連結された、手枷だった。手枷同士を連結している鎖の中央には、首輪が南京錠で連結されていた。

 何度も身に着けている物だから、特に迷うことはない。

 僕はまずその手枷の中央にある首輪を自分の首に巻き付けた。

 ちょっときつくて息苦しいくらいがちょうどいい。

 首が程よく締まる気持ち良さに目を細める。

「んぅ……♡ ん……っ」

 そして、最後の拘束だ。

 首輪からぶら下がっている手枷の内、まずは片方を手に嵌める。

 背中側に手枷が垂れるように向きを整えて置いたから、手は自然と肘を上に挙げ、脇を晒すような形になる。晒した脇に空気が当たって、少し体が震える。

 枷はしっかり手首を締め付けた後、南京錠でしっかり留め、自分の意思では外せないようにしてしまう。

 もう片方の手を枷に通す前に、マッサージ機のスイッチをオンにする。

「ぷぁっ!」

 瞬間生じた、頭を痺れさせる刺激に目を剥きながら、僕は何とかもう片方の手も手枷に通すことに成功した。

 僕は両腕の肘を上に挙げ、両手を頭の後ろで組んで脇を晒す体勢になった。グラビアアイドルなんかがよく取っているポーズだ。

「あふっ……ッ、う、ぁっ」

 僕は股間から生じる強い刺激に腰を跳ねさせる。

 体を捩って藻掻くと、胴体を縛り上げている縄がギシギシと音を立てて軋み、僕の体を締め付けて来た。

 両足はしっかりボンデージテープが巻き付いているので、ほぼ動かせない。ギチッ、ギチッ、と小さな音を立てるのが精一杯だ。

 股間に与えられる刺激に耐えかねて、それをどうにかしようとしても、僕の両腕は頭の後ろから動かせない。降ろそうとしても、鎖で連結している首輪が引っ張られて首が締まるだけだ。

――ブブブッ、ブブブブブッ……

 マッサージ機が動く音と、僕の呻き声だけが部屋の中に響いている。


「んぅ……ッ、うぁ……っ、んぁう……ッ」

 そうやって藻掻いていると、ボールギャグを咥えた口から涎が垂れてしまう。

 顎を伝って落ちていく涎は、僕自身の体に当たって、服を涎で濡らして透けさせてしまった。

 縛り上げられ、股間に刺激を与えられ、敏感になってしまった僕の乳首が濡れたことで透け、より目立つことになってしまっていた。

「ふぅ……ふぅ……ふぅ……ッ」

 全身が熱くなって、滝のように汗が滲んでいるのがわかる。

 じっとりとした感覚は本来なら気持ち悪いと感じるべきなのだろうけど、気分の昂った僕にとってはそれもまた興奮する材料でしかなかった。

(んぅ……っ、や、やば……ッ、で、でる……ッ)

 下着の中で限界まで膨らんだ僕のものに、意識が集中した。いまにも爆発してしまいそうなほど、射精の感覚が高まっている。

 耐えに耐えて出す感覚ほど、気持ちのいいものはない。

 僕はボールギャグを食い縛って、必死にその最高の一瞬を迎えるために頑張った。

 そしてついに、射精の大きな波がやってくる。

(あ、ああ、あ……ッ、く、来る……ッ、出しちゃ――)

 その時だった。


「ただいまー」

 帰って来た家族の声が聞こえて来たのは。

 僕は縛られた全身をびくんと震わせ、目を見開いた。

(う、うそうそッ、なんで!? まだそんな時間経ってな……いよね!?)

 慌てて時計を確認する。まだ夕方というにも早い時間帯で、帰ってくる予定の時間ではなかった。

 でも考えてみれば、病み上がりなんだから、気にして早めに帰って来てくれてもおかしくなかった。

 トン、トン、トン、と軽い足音が僕の部屋の前を横切っていく。

 恐らく手洗いうがいをしにいったのだろう。

 それはなんとなくわかったけれど、僕は生きた心地がしなかった。

(まずいまずいまずい……! こんなところを見られたら……!)

 女装してオナニーするという性癖がバレてしまう。それだけじゃなくて、裏垢のことまでバレてしまってもおかしくない。

 僕は拘束具を外そうと、大急ぎで拘束具を弄り始める。

(手さえ自由になればっ。ベッドまで這って行って、布団を被ればなんとか誤魔化せる……っ)

 洗面所で水を扱っている音が聞こえてくる。

 時間はあまりない。僕は必死に拘束具を弄った。

 ガチャガチャ、と耳元で激しい音が響き、僕をさらに焦らせる。

(ッ……違う! 鍵がないと外れないんだって!)

 僕は手枷を固定している鍵を外すべく、手元に用意しておいたはずの鍵を探した。それさえあれば手枷を外して、手が自由に出来る。

 けれど、近くに置いていたはずの鍵が見当たらず、さらに血の気が引く。

(な、なんで!? 確かに近くにおいたはず……っ!)

 蹴っ飛ばしたわけでもないのに、どこに行ってしまったのか。僕は部屋の隅から隅まで目を皿のようにして視線を巡らせた。

(ない、ない、ない……っ)

 焦りが心臓の鼓動を早くする。張り裂けそうなほど鼓動が早くなり、呼吸も荒く乱れていった。

「フゥっ……フゥッ……フゥっ……!」

 焦って呼吸をすると、胸が膨らんで胴体を縛り上げている縄が食い込んでしまう。

 僕は縄が体に食い込む感覚に顔を顰めながら、必死に鍵を探した。

(ないわけないのに……っ! なんで……ないんだよ……!)

 焦りのあまり、目に涙が浮かんでくる。

 早く外さないと、性癖が家族にバレるという最悪の事態になるというのに。

「う、うぅ……ッ」

(終わり――だ……?)

 いよいよ絶望しかけた時、僕はかすかに動かした腰から妙な感触を覚えた。

 まさか、と思いつつ下を見ると、自分のお尻のすぐ近くに鍵が落ちていた。

 どうやら、うっかり指先で弾いて手元に引き寄せてしまったらしい。

(やった……! これで……!)

 解放される。そう思って光明を感じたのもつかの間。

 僕は大ピンチに変わりないことを悟った。

(ど、どうやってとるんだよこれ……!)

 当初僕は、やるだけのことが済んだら体を横に倒して鍵を取るつもりだった。

 それくらいの位置においておいたつもりだったのだ。

 だけど、自分の腰の下に引き寄せてしまっていては、体を横に倒すだけじゃ取れない。

 手枷の鎖は短く、手は頭の後ろからほとんど動かせないからだ。

(く、ぅ……っ! こう、なったら……!)

 僕は縛り上げられた足を曲げ、尺取り虫のように体を前にずらしていく。このまま頭が床に着くまで下げて行けば、手が届くようになるからだ。

 縛られた体を必死に捩り、曲げ、伸ばし、徐々に徐々に体をずらしていく。

 時間さえあれば、鍵は外せるだろう。

 だけど――そんな悠長にしている時間は、なかった。

 足音が再び僕の部屋に近づいて来る。

「フゥッ、フゥッ、フゥっ……!」

 息が荒くなるのを、必死に抑える。聞こえてしまうかもしれない。

(やばいやばいやばい)

 心臓が喉までせりあがってきているかのようだった。

 頭が痛くなるくらいに鼓動が早くなり、意識が遠くなる。

 足音は、僕の部屋の前でぴたりと止まった。

 トントン、とノックの音が響く。

「ただいまー。まだ寝てる? 体調はどう?」

 気遣ってくれる優しい声も、今の僕にとっては死刑宣告の言葉に等しい。

 ボールギャグを噛んでいるから、言葉を返すことも出来ない。

 眼を見開いて、ボロボロ涙を溢れさせながら、僕が見つめる中、ドアノブがガチャリという音を響かせながら押し下げられ、閉じていた扉に隙間が生まれ――

 電話の着信音が全てを飲み込んだ。


 ドアがぱたんと閉じられ、部屋に入ろうとしていた足音が、急ぎ足で遠ざかっていく。

 間一髪、ギリギリバレずに済んだ。

 ドクンドクンと心臓の余韻が鳴り響いている。

「フッ……ハッ……フ、ヒッ……! はひぃっ……ヒィ……」

 辛うじてバレなかった。僕は脱力してズルズルと体がずり下がり、その手に小さな鍵の感触を捕えた。

 電話の内容次第では、すぐに戻ってくることもあり得る。

 僕は慌てて鍵を取って手枷を外し、マッサージ機のスイッチを切り、ベッドへと這い上がった。

 後から思うと腕の力だけで良くそこまで俊敏に動けたものだと思う。火事場の馬鹿力という奴だろうけれど。

 ベッドに上がって布団を被った僕は、ウィッグを外して布団の中に隠しつつ、辛うじて体裁を取り繕った。

 こうして、僕はなんとか家族バレを避けることが出来たのである。

 ただ――布団に潜り込んでから気付いたのだけど。

 股間がおしっことは違う液体で濡れていた。

 バレると思ったその瞬間の興奮で、暴発してしまっていたのだ。

 そんな状態で布団に潜り込んだものだから、後片付けがものすごく大変だった。

 まあ、家族バレすることに比べれば、安い代償だ。

 それから僕は、家の中で自縛プレイをするのが少し怖くなり、外での活動を主にすることになる。


 それが絶望的な状況の始まりに繋がるとは、この時の僕は少しも思っていなかったのだった。


おわり 


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Comments

もともとるり君は家からの自縛を得て外へ飛び出していったという構想だったので、うまく表現していただいたので何よりでした😆 少なくとも自縛はスリルを求めてっていう所も大きいかもしれませんね…どんどん過激になってしまい身を破滅に向かわせてでも快楽がほしいのでございます🥰💕 キョウさん、いつもありがとうございます😭🙏✨

イコイコ憩💓

るり君が外でやるようになったのは、この経験があったからなのね。どのような敬意で外で行うようになったのか。 より刺激を求めて? 家に帰れない事情が?! ただ女装してたら気分が高揚して? とか、いろいろ想像して気になっていたんで、やっと解決しました。 家でやっていると、準備に時間かかったり、意外と時間が過ぎているので、家族が居たりすると、難しいですよね。 るり君の秘密がまた知れて嬉しいです。 また上げていただいて、ありがとうございます! 楽しみにしています!

キョウ


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