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…………。
結局は一晩中、盛りのついたコウタを胸の上に乗せたまま……。これが普通の刑務所だったらどうなっていたことやら。
囚人同士がまぐわうことなど、こと地下格闘技場では強制されてすらいる。とはいえ、だ。体の自由がほぼない状態で責められ続けるという屈辱的なそれは久しぶりだった。
ケントはふと、目を覚まし、薄目を空ける。部屋には朝焼けが差し込んでいる。
(い、てぇ……く、そぉ……。限界までやり尽くした夜なんざ、何年ぶりだ……)
そして……。性根尽き果てている全身の状態を自覚する。もはや出し切るものもないというのに、それでも性器はさも虚勢を張るように勃起していた。
……出すものがなくても、相手を押し倒して犯し潰すことはできるだろうか。睡眠をとってサプリの効き目が緩くなっていたケントだが……、昨晩の屈辱を思い返しつつも……、そっと、優しい指先でコウタの肩を撫でた。
「……クソ。テメェじゃなきゃ、生かしてねぇぞ……」
変な飲み物を飲まされ、強制的に発情を余儀なくされた。……それでも、互いの体格差が逆転したわけではないのだ。……もしかしたら、本気で抵抗したらコウタを打ちのめせていたかもしれない。
そこまでしなかったのは……、自分でも正直分からなかった。ただ、今現在、自分に縋るように傍らで寝息を立てる後輩に対して、ほんの少し、悪くないと感じてしまった自分もいる。
ここに来る前も、その後も。こうして、意地悪くからかったり、何かをせっついたりする相手というのは未経験なことだった。
(……はっ、兄弟とか、近所の顔なじみのガキって感じか。あとはもう少し素直なら……)
特に、意地になってくる反応が期待できたりして、からかい甲斐があったからこそ……、この復讐劇を招いてしまったのかもしれない。
コウタの体温は、やはり熱い。互いに全裸だったケントはコウタを己の体のより近くにそっと引き寄せ、そのまま瞼を閉じた。
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……二日後。
コウタ自身も分かっていた。……いや、その現実から目をそらしてしまっていた。
ケントが、この男が、傷心のままに泣き寝入りするなんて、……天地がひっくり返ってもあり得ないことは……。
すっかり回復したケントは、行動が早かった。「もう忘れてくれたのか」と期待していたコウタの希望をあっけなく打ち破る。
「っぁ……が、ぁぁ…………」
「……もうこんな時間かよ、飯まで時間あるな」
何でもないような顔で、何でもないように時計を見やる。
その肉体には、シーツの隙間を埋める為の古びた布によって、コウタが張り付けられていた。
その秘部に巨大な性器を全て挿入されたまま……。ケントの性器はすでに数時間も、コウタの中で勃起を繰り返している。気が向いたときには腰を動かして凌辱し、萎えた状態でもそのまま。
コウタは逃げることも身構えることもできず、ただケントの気まぐれを受け入れるばかりの肉の穴と化していた。
「んっ!! …………んん~……っ!!!」
ビクッ、ビクッ!!
……無謀だった。絶えず刺激に襲われる中で、コウタはやはりそう考えざるを得なかった。
同じ薬を無理やりに飲まされたコウタは、もはやケントの行為どころか、ケントの性器の熱と感触のみを味わうだけの性玩具と化してしまっている。
いくら逃れようとしても、厳しく縛られた布は解けず、ケントの逞しい肉体に張り付けにし続ける。
そした身体は、ここまで横暴な扱いをされたとしても、ケントの性器と肉体を求め続けて収まらない。
「オイ、クソガキ。何イってんだ。俺が握ってやらなきゃ堪えることもできねぇのか」
「んっ!!」
ケントに根元を握られ、コウタはさらにビクと肩で反応する。もう何度も絶頂を迎えたが、小刻みで歪なリズムの絶頂はそれでも止まらなかった。
「小腹空いたな、湯でも沸かすか。……あぁ、今日はパシリはいらねぇわ。俺とお前の力の差だけ、しっかり自己学習してろや」
ケントは見るともなく天井を見上げると、思いついたようにダンベルを置く。
コウタを特別には意識せず、さも、普段部屋で過ごすような素振りを見せるのは、異質な光景だったが。寧ろそれ自体にケントの復讐の念が現れていた。
下着のような扱いを受けてしまっているコウタだが、ケントの自然さとは逆に、常にして犯されているも同然の状態と化している。件のサプリで全身の感覚が敏感になったうえに、ケントの凛々しい肉体に密着を強いられたうえで、性器をすべて呑み込まされている。
(ん、ぁ……、かってぇ……腹筋が……、背中に、当たって……、奥、擦れる、し……、っぁ、……ぁぁ……)
まだまだ子供であるコンプレックスと、一丁前に性欲をこじらせた結果だろうか。コウタが時折、自分の筋肉に対しいじらしいほどの視線を投げることがあるのを、ケントは知っていた。
(……この俺が、最後までガキと同レベルのセックスに悶絶しちまったってのは……、ま、正直、悪くはなかったけどな)
ここは弱肉強食の刑務所。
誰が相手だろうと、あそこまでの仕打ちには同様の報復を加えて然るべき。特に完璧なほどに見下していたコウタの反逆は、自分でも震えるほどの怒り、だが……。
……結局自分は、子供相手に意地比べをしてしまっただけではないだろうか……?
昨日の子供らしい寝顔、そして自分に張り付けになってよがり狂う顔を見て、ケントは小さく嘆息をつくと、その頭をポンと小突いた。
yukibou
2020-08-04 16:10:32 +0000 UTCnensei
2020-08-04 15:27:46 +0000 UTC