丈「……んっ……んんっ……」
あいつが遊びに来る前に、オレは性欲を発散させるべく、自家発電に励む。
母さんは既に夜勤の為に職場に向かったから、今はオレ一人だけだ。
丈「……はぁ……はぁ……はぁ……っ」
だから、気兼ねなく、思う存分あいつが遊びに来る前にオナニーができる。
あいつを思いながら。
―――相沢愁(あいざわしゅう)。
オレの幼馴染の親友。
丈「……しゅうっ……しゅうっ……ああっ……!」
開始早々、オレの欲望が快感と共にティッシュに吐き出される。
オレは早漏にて候。
でも一回出しただけじゃ、全然足りない。
オレの年頃の性欲は収まらない。
オレのオナニーは二回目からが本番だ。
チンコを再び握りしめ、あいつを想像しながら再びオナニーを再開する。
丈「はぁはぁ……」
愁が好きという気持ちは、子供の頃から自覚していた。
でもそれが性的な感情にまで発展していると気づいたのは、去年だった。
きっかけは、愁の家に遊びに行った時、偶然ベッドの下からエロDVDを見つけたことだった。
その時、近くにあったごみ箱には、たくさんのティッシュが捨ててあった。
愁がトイレで席を立った隙を見て、ごみ箱の中からティッシュを漁った。
そのティッシュは固くなっていて、少しだけ黄色かった。
心臓をどきどきさせながら匂いを嗅いだ。
その匂いは紛れもなく、オレのよく知る匂い。
少し甘ったるく、プールの塩素が混じったような匂い。
オレは興奮していた。
オレのチンコはいつの間にか熱くなっていた。
愁もそういう映像を見て、人並みにオナニーして射精しているんだなと思ったら、心臓がばくばくと早鐘のように鳴り響いた。
丈「……はぁはぁはぁ……っ」
その日からオレのオナニーのオカズは愁になった。
丈「……んっ……ふあっ……」
愁もオレの知らない所では、今のオレと同じように、発情させたチンコを握っているんだ……!
必死な顔をしながら、艶めかしい声を時々漏らしながらオナニーしてるんだ……!
そういう事を想像しすると、自然と性欲が昇っていく。
丈「……んっ……んんっ……しゅう……っ」
扱く度に、敏感な先っぽが、姿を現したり隠れたりを繰り返す。
そのリズミカルな上下運動に伴い、快感が蓄積されていく。
滅茶苦茶、気持ちいい。
丈「……んっ……ああっ……っ」
オレは脳内で、同じようにオナニーをする愁を想像していた。
脳内の愁は、艶めかしい表情で、息を荒げながら勃起させたチンコを扱いている。
愁の勃起チンコ、見たい!
丈「……っ……はぁ……っ……はぁ……っ」
普段の真面目な顔とは違い、顔を赤らめながら、息を切らせながら必死になって……。
丈「……んっ……しゅうっ……はぁはぁ……っ」
握った勃起チンコを上下に運動させながら……。
丈(……やべえっ! 超気持ちいいっ……!)
愁のオナニーを想像しながらのオナニーは背徳的で、甘美で、更に高揚してしまう。
丈「……んんっ……んあっ……っ」
愁が好きすぎる。
好きすぎて、好きすぎて、好きすぎて、辛い。
丈(……ああっ、やばっ……)
蓄積された快感が限界に達して、まもなく外に放出されそうだ。
丈「……っ……んんっ……くっ……っ」
きもちいい、きもちいい、きもちいいっ……!
丈「んっ……んんっ……んん……くっ……」
自分のチンコを扱くペースが自然に速くなって行く。
精液を吐き出す為のラストスパートだ。
丈「……っんぁ……っ」
あいつもこうやって、気持ち良くなっているんだろうか?
可愛い顔を快楽に歪ませながら、切なげな吐息を吐きながら、時々喘いじゃったりするんだろうか?
丈「……っ……はぁ……っ」
愁のオナニーが見たい!
愁の射精が見たい!
情けない顔をしながら、オレと同じ快感を貪っている姿を見たい!
丈「……はぁはぁはぁはぁ……っ」
一際強い快感が下半身から全身に送られる。
―――その瞬間
丈「……ああっ……! ああっ……! ……んっ……!」
ぎんぎんに大きくそそり勃ったチンコから、半透明の液体がたくさん噴き出した。
脳内の愁も沢山の精液を吐き出した。
丈「……はぁ……はぁ……はぁ……っ」
射精した後の脱力感もあり、なんか切なさと空しさが込み上げて来る。
沢山の精液で床が濡れている。
丈「……またやっちまった……」
愁への想いが日々より一層強くなっているのを感じる。
時計を見ると、もう夕方の五時だ。
そろそろ愁が遊びに来る時間だ。
丈「やべっ、急がないと……」
ティッシュで先ほど出した精液を拭き取り、ズボンをあげる。
丈「……掃除、めんどくせー」
****
丈「おりゃっ! 爆裂パンチ!」
愁「ふっ、甘いな」
丈「うわっ、負けるか~! うおおおおっ!」
あれから掃除を終えた後、すぐに愁が来た。
さっきまでこの部屋で、愁を想像してオナニーしていた事を愁は知らない。
そんな空間に本人を招いて、普通にゲームをしているとは。
今日だけじゃない。
愁が遊びに来る前には必ず、愁をオカズに二~三発射精する。
その後、何事もなかったかのようにこの部屋でゲームをして遊ぶ。
それが背徳感でなんか興奮する。
丈「うわああっ! また負けた……」
愁「ふっ、相変わらず弱いな」
丈「技がなかなか出ないんだからしょうがないだろ!」
愁「お前、不器用だからな」
丈「うるさいなっ……! もう一回勝負だ!」
愁「まあいいけど」
何度も何度も愁と対戦するけど、今の所ずっと負けっぱなしだ。
今日は調子が悪い。
いつもはなんだかんだ言って、五戦中一回は勝てるんだけど、今日は全敗だ。
心が落ち着かない。
ってか愁に発情している。
丈(……可愛いな)
ゲームをしている愁の横顔は凄く綺麗で絵になる。
まあ、何をしていてもこいつは絵になるんだけどな。
愁は子供のころから中性的でかわいかった。
しかも、オレ以上にあどけない顔つきをしていた。
でも一緒に成長していくに従って、少しずつオレを追い抜いていった。
身長はオレより小さかったのに、今では愁の方が大きい。
高かった声も、今ではオレよりも少しだけ低くなった。
可愛いとかっこいいがせめぎあっている。
それが今の愁だ。
綺麗で艶めかしく、中性的に育った美少年にいけない感情を抱いてしまう。
ああ、好きだな。
好きという気持ちが止まらない。
よし、決めた。
今日、告白する。
玉砕すると思うけど。
さっきまで愁を思ってオナニーしていた、この部屋で。
丈「なあ、愁」
愁「ん……?」
丈「オレ、愁のことが好きだ!」
愁「は……?」
愁はあっけに取られたような顔をする。
そりゃそうだよな。
いきなり友達から、しかも同じ男子から、しかもゲームしている最中に、告白されたらオレでもこんな顔をするだろう。
でも、オレはもう一度言った。
丈「オレ、愁の事が好きです!」
愁「いきなり、どうした? 好きって、友達として……?」
丈「友達としてもだけど、その恋愛として……」
愁「へ……?」
愁は再びきょとんとした顔をする。
愁「え、えっと、まじなの……?」
丈「ああ! まじ! 子供の頃からずっと愁が好きだった!」
きょとんとした表情の愁と相反して、オレはどや顔で言ってやった。
愁「と、唐突だな……」
丈「物事はいつでも唐突なのだよ、相沢君……」
愁「こんな時にどっかのアニメの副船長みたいな言い回しはやめろ」
愁は呆れたような視線をオレに向ける。
丈「で、返事……?」
愁「……その、友達としてはお前の事好きだけど……」
丈「だめか……?」
愁「ああ、悪い」
丈「オレ、そういう対象じゃない?」
愁「お前、男だしな……」
丈「でも最近BLって流行ってるし、同性愛だって流行ってるじゃん」
愁「そうかもだけど、オレはやっぱ女子の方がそういう対象になるし……」
丈「そ、そっか、だよな……」
愁「ああ、ごめん」
予想通り玉砕した。
心臓がまだどきどきする。
息も少し荒いかもしれない。
丈「……うわっ……!? また負けた……くそっ! もう一回勝負だ!」
愁「もう飽きたんだけど、いい加減違うゲームしない?」
丈「うぅ、そっか……じゃあ、RPGでもやる?」
愁「……ああ、ってかお前さっきから顔赤いし、息も荒いんだけど……?」
丈「お前に告白した後なんだからしょうがないだろ……っ」
愁「ふ~ん……?」
愁はゲームをする手を少し止めて、じっとオレの顔を眺める。
丈(……か、可愛い……)
愁「本当にオレが好きなのか?」
丈「ああ、まーな、すぐに玉砕したけどな、はぁ、今年一番緊張した~」
愁「こっちは今年一番の衝撃を受けた」
丈「だろうなー」
愁「ああ、まさか、丈に告白されるなんてな……」
丈「悪い、オレ、気持ちが抑えられなくなって」
愁「ふ~ん……?」
愁「そっ……まあ、いいけどさ……」
愁はすました顔でそう言った。
軽蔑されたりも、気持ちがられたりもしていないようだ。
いつもどおり愁はオレに接してくれている。
愁「お前、男が好きだったなんて初耳だぞ」
丈「男が好きってわけじゃないよ、愁だから好きなんだよ」
愁「そうかー、まあ、新しい恋を見つけろよ」
丈「なんだよー、脈なしかよー、恋なんてそう簡単に見つけられるわけないだろ」
愁「鈴と仲いいじゃん? お前ら付き合っちゃえよ」
丈「あいつはなんていうか、可愛いけどさ、そういう対象には見てないから、あいつとは男友達みたいなもんじゃん」
愁「男の俺に告白したくせに」
丈「あっ、そういえば、そうだった」
愁「ははっ、俺を好きになるなんて、ばっかじゃねーの」
そう言いながら愁は笑う。
みんなの前では基本クールで無表情だけど、オレの前ではこうして笑顔を見せてくれる。
丈「その、愁をこれからも好きでいさせてくれよ」
愁「新しい恋を見つけろって言っただろ?」
丈「恋なんてそう簡単に見つからないって言っただろ!」
丈「愁は本当に男はだめなのか? ってかオレはダメ…?」
愁「う~ん、考えた事はないな、お前は可愛いけどさ、やっぱ同じ男じゃん」
丈「そっか、やっぱだめかー」
オレは少し大げさにため息をつく。
愁「お前、可愛い顔してるんだから、いい彼女すぐにできるって」
丈「ありがとよ、愁もめちゃ可愛いぜ」
愁「はいはい……」
告白した後も気まずくならずに、こういう軽口を言いあえるのは、気心しれた親友同士だから。
愁だから。
丈「な~、失恋したからなんか奢ってよ」
愁「普通、告白した本人にそれ言うか?」
愁はあきれ顔をする。
丈「失恋した親友を慰めるのはドラマとかで定番だろ」
愁「……ったく、わかったよ、今度お前の好きなイチゴシェイク奢ってやる」
丈「お~! やった~! で、もう一つ、お願いがあるんだけど?」
愁「ハンバーガーなら奢ってやらないぞ」
丈「いや、食べ物じゃなくて……」
愁「じゃあ、なんだよ?」
丈「えっと、お前のちんこ見せてっ! そうしたら悔いなく新しい恋を見つけられるかもー」
愁「しねっ……!」
愁にオレはヘッドロックをくらう。
丈「うわ~! ギブギブ!」
【登場人物設定】
石岡 丈(いしおか たける)
・主人公、ヘタレでドジな所あり
・小さい頃から親友の愁の事が好き。
・ヘタレそうに見えるが、成績は学年3位以内。幼馴染の親友とは勉強面でのライバル。
・努力家
・身長が低めで、童顔な所を自分でも気にしている。
・一人称【オレ】
・身長 158センチ 体重 50キロ
相沢 愁(あいざわ しゅう)
・メインヒロイン、主人公の幼馴染の親友
・超絶優等生で成績は学年3位以内。、
・カッコイイと可愛いがせめぎあっている、カッコカワイイ系美少年。
・本当はタケルの事好き、でも女性と結婚した方が子供も残せるし、世間的にもその方がいいとの気持ちから告白を断る。
・一人称【俺】
・身長 166センチ 体重54キロ
松山 鈴(まつやま りん)
・タケルとシュウの幼馴染の女子。
・タケルの事が小さい頃から好き。
・タケルにとって鈴は姉弟のような存在。
・しっかり者で強気な性格なゆえ、ドジだけど努力家な丈に惹かれていた。
・一人称【私】
・身長155cm。体重45㎏。
・・・・・・・・・・・・・・
小説書きました~(*^-^*)
【陰毛なしバージョン】