魔のアクセサリ
時は夜も更け、皆が寝静まった頃。場所はとある日本家屋の一部屋。普通の大きさ、普通の畳敷きのその和室のふすまには、普通では考えられないほどの札が貼られていた。その中に一人、その家の主の孫である少年がたたずんでいた。その視線の先には、台に載せられた首輪のようなもの……チ...
2020-05-22 15:20:30 +0000 UTC View Post
時は夜も更け、皆が寝静まった頃。場所はとある日本家屋の一部屋。普通の大きさ、普通の畳敷きのその和室のふすまには、普通では考えられないほどの札が貼られていた。その中に一人、その家の主の孫である少年がたたずんでいた。その視線の先には、台に載せられた首輪のようなもの……チ...
2020-05-22 15:20:30 +0000 UTC View Post「ふむふむ……ターゲットはこいつか」 都内のとある雑居ビルの中に、その探偵事務所はあった。中で資料を読みふけるのは、この事務所の探偵、光一(みついち)だった。この探偵は、ある特殊技能を持っていた。それは、シェイプシフターという、自分の体のあらゆる部分を変形できる、超...
2020-05-21 13:15:45 +0000 UTC View Post「はぁ、なんでこんなものに頼ろうとしてるんだろう、私……」 一人の少女が、中学校の教室で一人佇んでいた。彼女の名は平良 美緒(たいら みお)。この中学の二年生だ。その隣の机の上は、『オトナになる薬』とラベルのされている薬がおいてある。『10錠飲めば一時間で効果が出ますが...
2018-06-30 21:07:51 +0000 UTC View Post数日後の夜、一台のパトカーがパトロールを行っていた。 「この道路にしては珍しく車がいませんね」 「そうだな……」 街の大通りには、パトカー以外、人っ子一人いない。24時間営業の店にすら客も、店員でさえもいないように思えた。 「不気味だなぁ……」 巡査二人、一人は男性で年上...
2018-06-30 19:26:38 +0000 UTC View Post次に少年が目を覚ますと、見覚えのない天井が見えた。きれいな白いベッドの上に寝かされていたが、古ぼけた部屋自体は馴染みのないものだ。 「いったい、僕は……」 「やっと、起きたんですね」 これも聞き覚えのない声。駅の窓口にいそうな制服姿の女性が、心配そうに少年を見ていた。 ...
2018-06-30 19:24:18 +0000 UTC View Postその次の日。自然と目が覚めた少年は、いつものように背伸びをしてあくびをかく。そして、少しぼーっとしたあと、思い出した。 「あ、元に戻ってる……」自分の体を見ると、服が破れている以外は普段どおりのものに戻っていた。ただ、手足がやけに細く、肌も色白になっている。股間を確...
2018-05-24 13:20:23 +0000 UTC View Post「これが『オトナになる薬』……?」 見た目は、ただの風邪薬のような錠剤。それを手のひらの上に置いて、九歳の少年はじーっと見つめた。二次性徴はまだ始まっていないが、背は低いわけではない。ただ、気になっていた近所の年上の女性に告白したときの反応が彼にこの薬を手にさせた。...
2018-05-24 13:19:13 +0000 UTC View Post「ま、待ちなさい!お前にはまだ!!」 「見ててください……俺の変身!」 俺は師匠に叩き込まれた気功術を発動させた。怪人が一般市民を襲っているのに、俺自身の安全を考えてなどいられない。それに、修行の成果を見せるには絶好のチャンスだ。 「ふんっ!!」 気合をこめると、俺の体...
2018-05-20 01:08:33 +0000 UTC View Post