『シィッ!!!』
鋭く息を吐く音。
と共に、鈍い衝撃が顔面に叩きつけられる。
質量のある、恐ろしいほどに正確なパンチが__
脳天を鋭く突き上げ、意識を濁らせる。
二十数年前。
私に深く刻まれた、あの最後のパンチが忘れられない。
すごく熱かった。
激しくパンチを交換し合った、私たち2人だけの熾烈な闘い。
ほぼ互角に見えた私たちの明暗を分かつたもの。
それは___わからない。
それは単純で、すごく小さな差だったと思う。
でも、そのたった少しの差が、時間を経るごとに如実に大きくなって__
最終ラウンドに至った頃には、取り返しのつかないほどに大きくなっていた。
私たちを分つもの。
それは一体なんだったんだろう。言葉で出てこない。
けれど____
あの夜。
汗で濡れそぼった髪が、その闘う表情をさらに美しく表現していた。
彼女のまっすぐな目を思い出すと、不思議と納得してしまう。
_____
1979年5月。
無名の挑戦者が地下ボクシングのリングへと上がった。
後に地下ボクシングの女帝と謳われる神崎伊織。
当時の現チャンピオンを10回で仕留め上げ、痛烈なデビューを飾った彼女の、
伝説の夜を切り取った一枚。
差分
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いつもご支援ありがとうございます。
ボクシングの日、ということで合わせたかったのですが、少し超えてしまいました。
思いつきで新しい塗りを模索しようとしましたが途中で失敗し、色もつけられずモノクロです。
あとこれといったストーリーも思いつかなかったです。すみません!
後でいい感じの話が思いついたらこっそり更新しておきますね・・・
natsulucy
2024-07-01 04:01:45 +0000 UTCtarupo789
2024-05-25 16:14:58 +0000 UTCtarupo789
2024-05-25 16:14:06 +0000 UTCsakata
2024-05-20 20:56:39 +0000 UTCSoma
2024-05-19 20:18:40 +0000 UTC