ヒーローは堕ちていく -ブルー-
Added 2020-10-24 13:44:26 +0000 UTC◆ブルー 「こんなもんでいいと思いますよ。相手はもう動けてないし」 「…またいつものパープルに戻ったのか」 午後2時。外れの廃墟ビルで怪人が出たと通報。人型タイプで一体のみ。 レッドが先制の攻撃で怯ませ、イエローがそこに追加で攻撃を与える。これでまだ相手が反撃をしてくる様子であれば、俺やブラックが追加で攻撃を加える。 弱い怪人だから今日はあの二人で十分だろう。イエローのあとにもう一発、レッドが思い切り拳を入れたあたりで怪人は倒れて動かなくなった。 それを見て、さっきのパープルのセリフだ。 同じく後ろで見ていたブラックはパープルの胸ぐらを掴んだ。またあいつは本当に余計なこと言いやがって。 こうなるとブラックは手がつけられなくなる。仕方なく俺が仲裁に入り事なきを得た。 最近パープルが見せていた殺気に満ちた眼…いや、奈落の底のようなどす黒い眼はなんだったのか。 「まあまた調子が良くなるさ。あんまり強く当たるなよ、ブラック」 「あんな弱いやつはこの部隊にはいらない」 そう言ってブラックは足早に帰って行った。 それに続いてイエローも腹が減ったと言って帰る。 「ブルーさん、掃除なら僕がやりますから」 「…当たり前だろ」 「はは…ごめんなさい」 「パープル?がんばってんじゃないか?」 「…頑張ってる?どこかだよ」 帰り。レッドを連れてファミレスに行った。こいつはがっちりした見た目通り、飯もめっちゃ食う。 今日はハンバーグ300gひたつだから少なめだけど、いつもはさらにもう一品くらいつける。イエローみたいなデブみたいな量を食うけど、レッドの場合はきちんと力の素になっている。 「これ食わないならもらうぞ」とレッドは一緒に頼んだ山盛りのポテトを頬張る。 「…でもさ…あいつこの前まで、やばい眼してたんだって」 「だから…んぐ…なんなんだよ。さっきから言ってるその眼って」 「なんていうかさ…うまく言えないんだけど…敵っぽい…どす黒い眼だったんだよ。ブラックとはちがう感じのさ…」 「パープル嫌いだからって嘘ついてんじゃないだろうな」 「そんなせこいやつじゃねえよ!」 結局、話が伝わらず理解してもらえなかった。 今でも思い出すほど、頭にこびりついてんだよ、あの眼。 「もっとやればいいですか?」って、敵の頭掴んで俺を見たときの眼が。 ✳︎ ◆パープル 「へえ…ブルーが」 「…パープル様の…様子の変化を…んちゅ…ちゅぅ…話されてましたよ」 レッドの部屋。甘える猫のように、裸でじゃれつくレッドの姿があった。 当初、パープルはレッドも自分と同じ位置に置くと考えていたが、やはり自分に従わせようと位を下にした。 パープル様と呼ばせ、どんな小さな命令も喜んで受けさせるようにした。こうして今は、ガタイのいいレッドが、小さなパープルの体に丁寧にキスをしている。 「…注意した方がいいと思うか?」 「…どうでしょうか…それほど気にしなくても…いいかなと思います」 「レッドが言うなら…問題はないか。なんならどうだ?お前がブルーを堕としてみるか」 「私めにそのような大役を任せていただけるのですか?…ありがとうございます」 パープルはレッドの頭を撫でながら体を起こす。そして愛撫に興奮し勃起したちんこを指さす。レッドはその指示に舌なめずりで答え、ゆっくりと咥えた。 レッドはヒーロー一直線な男だ。だからなのか、エロいことに関して知識がなさすぎる。だからフェラチオもぎこちない。まあフェラチオはそんなすることもないから、こんなところかもしれないが。 でもその感じの方が、不規則な刺激で気持ちがいい。 「うまいか?」 「…んふ…おいひいえふ…」 いつも正義感にあふれている男の顔は、ちんこのうまさに蕩けている。 「僕を誘った頃の、あのレッドとは大違いだな」 「…今はもう…れろ…パープル様のちんこが舐めれれば…じゅる…ひあわへえふ…んふ…」 ✳︎ ◆ブルー 「どうだ?うまくいってるか?」 「やめろよ、暑苦しい」 休憩時間にスマホのアプリをやっていたら、後ろからレッドが抱きついてきた。たまにこいつは暑苦しいスキンシップをしてくる。 「最近流行りのやつじゃんか」 「お前そんな興味ないだろ」 「お前には興味あるかもな」 「うるせえ、そう言うの寒いからやめろ」 レッドが喋るたびに息が首や顔にかかり、少しゾワっとする。 「体ぞくぞくする?」 「うわあっっ!!」 耳元でボソッと息を吹きかけてしゃべってきたから、体がびくんと反応した。 「はは、すげえ反応」 「おまえなあ!マジでやめろよな!」 レッドは大声で笑いながら部屋を出て行った。 「マジあいつなんなんだよ」 それから、しつこいくらいにスキンシップがつづき…数日後。 「またそのアプリやってんの?」 いい加減、この過剰なスキンシップが嫌になってきた。暑苦しいからとかそう言うのじゃない、とにかくしつこくて嫌になってくる。 「あのさ、最近なんなの?」 「なにがだよ」 レッドはきょとんとした顔をする。 「なにがじゃねえよ。しつこいんだって最近」 「そう言うの嫌いか?」 なんなんだ、この言っても響かない感じ。 「ああ、嫌だよ!うぜえんだよ!」 そのとき、一瞬レッドの表情に陰が落ちたように見えた。後悔先に立たずだ…つい声を荒げてしまったことに気がつく。 「…あ…わりい…言いすぎた…いや、その…もう少しさ」 「……悪かったよ。ちょっとしつこすぎたな。気をつけるよ」 「…まあ…そんなに…」 言いかけた途中でレッドは部屋を出て行った。 呼び止めるために出した手は、虚しく宙に浮き、そのまま頭をかいて、またスマホを持つ。 自分の口から出た言葉ではあるのだけど…なんだかもやもやとしたものが頭に残り、アプリに集中できずソファに横になった。 「お疲れ様です」 「いつも悪いな、パープル」 「いえいえ」 終業時間。今日は運良く怪人は出なかった。 あんな気持ちのままだったら、俺もブラックに怒られてたんだろうなと思う。 「たまには俺もやらないとなあ」 「いえいえ、いつも何もできてない分、僕はこう言うので役に立たないと」 レッドとパープルは最近仲良さげに話してる。 前からあんなだったかな。…あー…とりあえず…レッドにちゃんと…なんだ…その…あやまらぁ…ないとなあ… 「レッド」 「…なんだよ」 俺を睨む目はまだ冷たい。やっぱりまだ怒ってるよなあ。 「飯ぃ…行こうぜ。俺…奢るよ」 「なんだ…飯で俺のご機嫌取りか?」 あっさり見抜かれた。でもバレてんなら逆にちょうどいい。 「…そうだよ…あのとき…ちょっと言いすぎた。なんかあれから頭ん中もやもやして嫌なんだよ。スッキリさせてくれ」 「スッキリね…」 不気味にレッドが微笑む。そしてなぜかパープルと視線を合わせる。 「いいよ、じゃあいいもん食わせてもらおうか」 「お、おう…」 パープルは、どうかしました?って感じで首を傾げる。俺は無視をしてレッドを追った。 「俺の部屋で飯作らせられるとは思わなかったよ」 「なかなか腕あるな。うまかったよ」 「というか…今更だからいうけど…お前だってべたべたして…あれだったんだからな」 「はいはい。もういいだろ?俺も悪かったよー。この話おしまい」 「なんだよ…それ」 米5合、特用の肉2kg近く使った野菜炒め、野菜サラダ、そしてデザートのアイス。あっという間になくなった。 「ホントよく食うよな」 「体力使うからなあ」 まあヒーローは体が資本だ。でも今日は何も起きなかったから、そんなに?って感じもするけれど。 洗い物が終わってリビングに戻ると、レッドが座っているソファーの横をぽんぽんと叩いて、俺を呼ぶ。 「なに?」 「こっちこいよ」 そういや、昔はレッドに片想いをしてたこともあった。 でもヒーロー一直線のあいつは全く気づかない。だから自然と諦めた。 隣に座って気がついたけど、なんかレッドの体がより逞しくなったように感じる。圧がすごいと言うか…。 ドクンッ… 「んっ…」 なんだ…今の。一瞬だけ鼓動が強まった。 「大丈夫か?」 「…大丈夫…」 深呼吸をして落ち着かせる。…うん…なんとか大丈夫だ。 「俺の体見て、興奮したか?」 レッドが冗談を言う。 「……」 「…ブルー?」 「………レッド、ちょっと体触っていい?」 レッドの胸板を見たとき…口からするりと言葉が漏れた。 「なんだ、やっぱり興奮してたか。いいよ」 「なんか前より逞しくなったな…おまえ…」 そんな言葉が出たことに自分で驚いた。でも…なんだかそんな気分だった。 「触り方エロいな」 正直レッドの声なんて聞いてなかった。程よく脂肪の乗った胸。太い腕や足。ぺたぺたと触っていた。 「もっとちゃんと見せてやるよ」とレッドはシャツを脱いだ。 俺はごくりと唾を飲む。こんなにまじまじと見たのは初めてだ。 「最近鍛え方変えてさ。いい感じになってるだろ?」 「…ん……ああ」 なんだかよくわからないけど、頭がぼーっとする。うまく物事を処理できない。 「ほら、触ってみろよ」 「…うん」 レッドに言われる通り、また体を触る。少ししっとりとした肌が手に吸い付く。体毛がそんなになく、立派な体。いかにもパワー系と言う感じだ。 指が少し埋まるくらいの柔らかさ。 「…いい体だな」 「だろ?」 「俺さ…レッドのこと…好きだったんだよ」 なぜか言葉が止まらない。と言うよりは俺だけど、俺じゃない奴が勝手に喋ってる感じがする。 「…俺のことが?」 「…そう…おまえのこと…好きだった。いや…今も好きだ」 頭を支配されて、そいつが勝手に喋ってる。 「こんな格好で、お前に体触らせて言うセリフじゃないかもしれないけど、俺もブルーのことが好きだよ」 そう言うとレッドは俺の顎をくいと持ち上げ唇を重ねた。 ぐじゅ…ぐじゅり… レッドの舌を入れてくる。勝手に舌が動く。 静かな部屋に水音だけがする。目を瞑ったままずっと舌を絡めつづける。 「ぷは…」 「あ…」 口を離された瞬間、惜しさに情けない声が出た。 そして、喉が動き口の中に溜まった唾をごくりと飲んだ。 それはつばというより、度数の高い酒を飲んだように、食道を熱いなにかが流れていくような感じがした。 「俺の唾液、飲んだ?」 「…飲んだ…なんか…あっつい感じした」 「いい感じに効いてくるよ」 最後のレッドの声はぐわんぐわんと響き、ほとんど聞こえなかった。そして自分の思考がどんどんと鈍くなっているのはわかった。 ✳︎ ◆俯瞰 ブルーは、ボーッとした表情のままレッドの顔を見ていた。 レッドがブルーの口に流した唾液。それはパープルから授かった力を混ぜた、いわば媚薬のようなものだった。濃く力を混ぜた唾液は異常な熱量を持ち、ブルーの体内へと流れていった。 ブルーの呼吸が深くなる。呼吸のたびに胸が大きく浮き沈みする。その間もとろんとした顔でずっとレッドを眺めていた。 数日前から執拗に行っていたスキンシップ。あれも今日ブルーを堕とすための準備でもあった。 先も述べたように、レッドはパープルから力を授かった。そしてその力は多様な使い方ができる。パープルのように催眠をかけることもできるし、最大力に解放すれば時間も止められる。 しかしある程度の限界はあるので、堕とすときの力も考えて動かなければならない。 改めてレッドのあのスキンシップ(準備)は、堕とすための地盤づくりのための力を、ブルーの体に蓄積させるためのものであった。体と体が触れることで体内に力を流す。そしてその蓄積された力はやがて核となり、種となる。そしてそこから時間をかけて、体内に根を這わせた。そして今日、最終段階。レッドは直接、その核に力を流し込んだ。 「おーい、ブルー。聞こえてるか?」 「ああ…聞こえてるよ…」 身体中に這っている根は、すでに脳まで達している。力を得た根は全ての思考を支配していた。 「お前が喋ってるけど…お前の考えてることじゃない」 「…そうだな。おまえが俺の中に蓄えさせた力が…俺の体を支配して話している」 「ははは…説明してくれて助かるよ。上手くいったみたいだ。…とりあえず…堕とす前にたのしもうぜ」 「…んう」 口いっぱいにレッドのちんこを頬張る。太くたくましいそれは、咥えるだけでもかなりのものだ。 「堕ちたらパープル様が気持ち良くなるように奉仕しないとだめだからな。俺のでたくさん練習しておけよ」 「…ぷあ…『パープルのなんて』……たくさん練習するよ…『舐めたくない』」 「お?まだ本来のブルーが残ってるのか。そんな精神力があったとはなあ…」 そう言ってレッドはブルーの頭を掴む。片手で、上から、鷲掴みのように。 「『やめろ』……なんだ。俺にもっと施してくれるのか?…『俺は消えたくない…』」 わずかに根が届かない場所からブルーは足掻く。自分じゃない自分のセリフの合間に、ブルーは助けを求め声を出す。しかし発する言葉の割合から、それはごく僅かで、風前の灯であることは明らかであった。 「堕とす直前までやってやるよ。本当にギリギリのところまでな」 レッドの手が紫色に怪しく光りだす。みり…みり…とさらに深く根が這る音が聞こえる。 「『やめ…』元の俺が消えていく。おまえが植え付けてくれる根が…『ろ…レッド…消さな…』身体全部を侵していく。…『いでくれ……』…ふう…元の俺は消えた。綺麗さっぱり」 ブルーは笑顔でそう言った。 レッドも同じく笑顔を作り、ゆっくりと手を離した。 「最後は、パープル様にやってもらおうな」 「ああ、そうしよう。パープル様に堕としてもらうよ」 ✳︎ ◆パープル レッドがブルーの部屋に来てほしいと連絡をよこした。僕はいつものように本部のモニターから与えられる<%%$}{}$様の力を受け取っていた最中だった。 少しイラついたが、その内容は感じたイラつきを打ち消すものだった。<#{||>$様に事前に報告をし、僕はブルーの部屋へ向かった。 「ここまで仕上げるとはな」 「ありがたきお言葉」 ブルーの部屋。さすがは僕よりも上の位にいるヒーローだ。いい部屋に住んでいる。 「元のブルーはもう消えたのか?」 「そうですね。今はブルーの体をした入れ物とでも言いますか、そこに私が根を張り、ブルーに似せた人格を入れ、動かしている状況です」 「なるほどな」 テーブルやソファーはどかされ、真ん中だけ不自然に何もない空間が生まれている。そこに一つの椅子があり僕が座っている。 その横にレッドが姿勢良く気をつけをし、僕の目の前には忠誠のポーズ、片膝をつき頭を下げた状態のブルーがいる。 いつも僕を下に見ていたブルーが、僕の前でこんなポーズを取る日がくるとは…。 「ブルー、顔を上げろ」 「は」 その顔つきはいつもと違った。 「ほら、舐めろ」と僕は靴下を脱ぎ素足を顔の前にやる。 「舐めさせていただきます」 下から支えるように持つと、かかとからつま先へ、ゆっくりと舌を這わす。暖かい感触が伝わる。 これで本来のブルーはこの体にいないことがわかった。さすがにあいつでも、ここまでは演技でできないだろうからな。 「…んふ…じゅる…れろ…れろ…」 興奮をしているのか、足の裏を舐めた後、指を丁寧に一本ずつ舐め、そして指の間と、好物を与えられた子供のように一心不乱に舐めている。 右足を舐め終え、ぷはと息を吐く。そして僕をじっと見ながら、忠誠のポーズへ戻る。 「で?僕が落とせばいいのか?」 「ええ、パープル様はブルーに今までいろいろとやられていたわけですし…まあ、仕返しという言葉が正しいかはわからないですが…やはり、最後はパープル様に…」 「…なるほどな」 僕はため息をついて腰を上げる。 「おい、ブルー。立て、そして全裸になるんだ」 「は」 きびきびと立ち上がり、着ていた服を脱ぐ。この部隊ではスピードで相手に向かっていくタイプ。いわば電光石火の攻撃を得意としていたブルー。 現れたその体はしなやかな筋肉だった。 「ここもなかなか立派だな」と、ちんこを握ってやる。 「んぅ…ふ…ありがとうございます」 ブルーはすぐに勃起させた。それもまたずいぶん立派なものだ。ぐぐっと上反りしたちんこ。残念ながら自分で剥いてやらないとダメみたいだな。 「でもこれは…あまり使う機会はないかもなあ。どっちかというと…あんまり使ったことのない穴の方だろうな」 「パープル様が気持ちよくお使いになれる、オナホールになれるよう精進いたします」 「んぅ…ぉ…あ」 「力抜けよ」 僕は早速、こいつの穴がどんな具合か試してやることにした。 「気持ちいいか?ブルー」 「あぁ…っあ…はいっ…パープル様の…ちんこ…とても気持ちいいです…」 あれだけ僕をバカにしてきた奴が、こうやって僕となり、ちんこ勃起させてひくひくとしてやがる。背筋に走る快感がたまらない。 「言ってみろよ、おまえはなんだ?おらっ!」 「んぅっ!!…ひっ…ぃ…ぁ…わ…私は…わたし…は……」 「聞こえねえんだよ!」 「いぎぃっ!!」 「…わ…らひは……パープル…さまの……しもべ…れす…」 ダメだな。こいつはまだまだ調教が足りないみたいだ。こんなやつに力を使うのは無駄だ。 僕はちんこを抜く。 「レッド」 僕は横で同じく全裸になり勃起をさせ、後ろに手を組み命令を待っていたレッドを呼ぶ。 「は」 「ブルーを調教しておけ」 「かしこまりました」 それからレッドの胸に手を当て、力を分け与える。 「これだけあればいいだろう。僕はまた本部に戻る。調教が済むまでは僕に連絡はするな」 「は。かしこまりました」 ✳︎ ◆イエロー 「どけよ、体でかいんだから」 「そんなこと言わないでくださいよー」 相変わらずブルーさんはきつい言い方をする。今日はひとりで帰るのか。いっつもレッドさんと帰ってるのに。 「ヒーロースーツも入れたし…」と俺は洗濯のため持ち帰る黄色のヒーロースーツを確認する。 「あ!やべ!」 そのとき忘れ物気が付き、バス停から本部へと走って戻った。 「昼に買ったケーキを忘れてたよー」 給湯室の冷蔵庫からケーキを取り出す。大丈夫、誰にも食べられてなかったみたいだ。 まだパープル残ってんのかなと、ちょっとだけ、本部の入り口が開いていたので隙間から覗いた。 『…パープル様』 『…うまいか?<#{{|>€*様から直接分け与えていただいた力だ』 俺は思わず口を塞ぐ。本部のレッドさんの席付近、全裸のパープルとレッドさんが…いちゃつく…というより、レッドさんがパープルに仕えるしもべのように…その…あの…ち…ちんこを…。 『ぷあ…おいしいです…』 『僕がいないと受け取れないんだぞ』 『…こんな私めに与えていただき…幸せです』 うっ…と何か込み上げてきそうになり、俺はバレないように本部から出た。 俺は見た。この目で確かに見た。 レッドさんがパープル様と呼んだいたこと。 そしてパープルが知らない言語のようなもので、誰かの名前を呼んでいたこと。 つづく