少年搾精教室へようこそ 前編
Added 2020-03-01 10:04:27 +0000 UTC西暦20××年 この世界に人類史上でもかつて例を見ないほどの超医療革命が、まるで春の嵐のように訪れた。 それまではガン、HIV、先天性遺伝子性疾患、肝炎、難治性感染症、アルツハイマー、男性型脱毛症、しつこい口内炎などなど科学技術の発達した現代でも人々を悩ませる病気は決して根絶されることなく跋扈を続けていた。 そんな中、世界中のトップ研究者らは研鑽に研鑽を重ねた末にとうとう、これらの難病の治癒に関して極めて有用な因子を持つ物質を発見したのである。 その物質とは、10~14歳の少年の精液(精子)。 この大発見以来、世界中で少年精液に関する研究が急速に進み、それに比例するように少年精液の含有する有用成分は新規のものが二次的、三次的に発見されていった。 今や少年精液の採集・確保こそが現代人類社会において最優先の急務である、というのが諸先進国の研究機関およびWHOが下した結論であった。 当然ながらこの日本国内でも少年搾精という概念が少しずつ定着し、腰の重い日本の厚生省も欧米諸国に続いて全国に搾精のための研究・実施機関とそこで働く人材の育成に着手する運びとなった。 そして、四半世紀にも渡る搾精事業の推進開発は紆余曲折を経つつも功を奏し、日本は有数の搾精先進国として、技術・制度・モラルといった搾精に関するあらゆる分野において各国から規範モデルと評されるまでになっていた。 特にモラルという点においては、かつてに比べれば大きく衰退したとはいえ未だに違法あるいは非倫理的な方法によって少年精液の採取量を水増ししようとする途上国も存在する中で日本の搾精システムの清潔性は高い評価を得ている。 それは単なる公衆衛生の意味に留まらず、搾精対象である少年達への肉体的精神的なケアや教育といった点でも日本は専門家間での活発な議論や厳密な審査を繰り返し、クオリティの高いシステムをいくつも構築していた。 搾精がもはや日常に定着した現代日本は経済レベルも大きく躍進し、それは民間にも大きく反映され、全国民に還元されていた。 その事実は現在のこの国の、超が付くほどの低犯罪率や自殺率の低下といった国民民度の向上と決して無関係では無いだろう。 そういう意味では今の日本社会はまさしく「平和」そのものと言える。 ただ、少年精液の有用性が発見される以前の旧日本社会と比較して、現代の日本社会では搾精効率の上昇を目的に国家が国民常識や観念の基盤構築に対して大きく介入しており、その点においては憲法学者などの間で議論が未だに行われている。 要するに、搾精という国益の為に国民の意識を国家が教育によって歪めてしまうのは憲法で保証されるはずの国民の精神の自由を侵しているのではないかという理屈である。 ただ、そういった現在の搾精社会に対する批判は机上では存在するものの、現実として目の前に存在する少年精液の今更かなぐり捨てるにはあまりにも高すぎる有用性に対しては威力足りえておらず、問題視する者は少なくとも市井レベルではほぼ存在しない。 それでも、こうして搾精が文化として定着した現代でもそういった現体制の是非を語る議論は完全に消える事は無く、今も各所で続いている。 ここからの話は今やすっかり搾精文化の定着した平和かつ豊かな現代日本の、そんな時代のほんの1ページである。 ─── 西暦20××年 8月某日 ここ数日、雲ひとつ無い良い天気が続いていた。 これが別の季節ならば絶好の行楽日和などと言えたのかもしれないが、ことこの時期となってくると能天気に行楽などしていては本気で命の心配をしなくてはいけなくなる。 いや、今の季節にそんな事をしようなどと考える時点で頭の心配をするべきかもしれない。 これだけ技術が発達した現代でも、国全体を冷やすクーラーのようなものは開発できないのだろうか。あるいは雨が降る前に全ての雨雲を回収してくれたり、台風が来る前に消してくれるシステムとか。 そんな下らない事を考えながら、斎川達也(さいかわ たつや)はよりによって太陽の一番高い時間帯にマイカーを数十分ほど走らせて中央街へと向かっていた。 「パパ」 助手席から聞こえた声に耳を擽られると、斎川は視線は前を向いたまま反射的に笑顔になっていた。 「ん?どうした?トイレか?拓海(たくみ)。」 運転中だが、少しだけ隣に座る愛息子の顔を覗いてやると、息子の拓海は特に切羽詰まった様子では無くむしろ退屈を持て余しているようで、目が合うと大きな口をにーっと横に伸ばしておどけてくる拓海に、暑さでいら立っていた斎川の心は少し和んだ。 「今日は、何食べて帰るの?」 息子からのなんてことない質問に、けれど斎川はうーん、と軽く頭をひねる。 「そうだなあ………スパゲティ、はこないだ行ったしなぁ。ラーメン、はまた麺類になっちゃうか…逆に、拓海はなんか食べたいものあるかー?」 「えーっとね……っ…ハンバーガー!!」 即答する息子に思わず苦笑する斎川。 「拓海に聞いたら、いつもそればっかりだなあ~。パパはもっとちゃんとしたの食べたいなあ。」 「えーーー、だって、ハンバーガーが好きなんだもん…。」 「だったらハンバーグが美味しいどっかのレストランにするか。パパは、なんか魚の料理にするかな。」 「あ………っ…あとね、パパ、今日はオモチャ屋って行かないの?おれ、欲しいガンプラあるんだっ……!!」 いかにも子供らしい、あまりにも強引な話題の転換。 自分の言葉にまるで被せるようにして鼻息を荒く身を乗り出してきた拓海に、斎川は今度は声を出して笑った。 「オモチャ屋はこないだ行っただろー?さてはそれが言いたかったんだな?さっきから。」 ちょっとだけ意地悪く言ってやると、拓海はまだまだ餅のように柔らかい白いほっぺを膨らませて俯いてしまう。 そうしていながら、ちら、ちら、と時折上目遣いにこちらの意を伺ってくる息子に心を擽られる思いがした。 このやろう、ちょっと自分が愛されていると思って。 あんまり甘やかしてはいけないという親心と、ついついおねだりを叶えてやりたい息子可愛さが綯い交ぜになって、斎川は次の言葉が少し遅れた。 「じゃあ、今日一日ちゃんといい子にしてたら、ご褒美に買ってあげる『かもしれない』なー。」 「うんうんうんっ!!」 途端に首振り人形になる息子に、現金なやつ、と肩を竦めつつも斎川は、息子とのこんな会話で真夏の気だるさが飛んでしまう自分自身の現金さにも軽く呆れていた。 車内がクーラーですっかり冷え、逆に肌寒さを感じるころには車は町中に入り、目的地まではもうあと数分といったところだった。 今日の目的地は、オモチャ屋でもレストランでもなく小さな文化ホールだった。今日の、というより今日もというべきだが。 指定の無料駐車場に車を止め、軽く徒歩で辿り付ける場所にその建物はあった。 僅かの間でも照り付ける熱線の威力にうんざりしながらも、屋内に入ってしまえば再び空調の効いた快適な空間に戻ってこられる。 息子の拓海が夏休みに入ってからというもの、斎川は週に1~2回の割合でこうして親子揃ってこの文化ホールで連日行われているイベントに参加していた。 「パパクラブ~僕とパパの仲良し搾精教室~」 そう銘打たれたイベントは、一階にある大学講義室程の広さの中ホールでこの夏休みに連日行われている。 イベントの名前が示す通り、この教室は父親が息子の搾精を行うためにその手技や心構えを学ぶために催されているものだ。 7月から既に何度か通い詰めているが、しかしすごい世の中になったものだ、と来るたびに未だ思う。 中に入ると、拓海と殆ど同じくらいの年代の男子とその父親と思われる男性の組み合わせが10組ほど13時からのイベントの開始まで待機していた。 他はと言えば、いつものように机やいす、マット、その他イベントで使われる器材が部屋の隅に安置されている。 親子はみんな、それぞれ楽しそうに会話をしたり、二人そろって携帯ゲームに熱中していたりと過ごし方はそれぞれだったが、いずれも仲は良さそうだった。 指導員に渡された参加者名簿に新たに自分達の名前を記入していく。『実父。斎川達也。36歳。会社員』『息子。斎川拓海。11歳。小学5年生』 このイベントはまだ搾精適性を確認されて間もない男児や、搾精前の男児を対象にしているイベントなので、他の子供達も拓海と同年代かそれより少し幼いくらいの子供ばかりだった。 にも拘らず斎川からは拓海が幼く見えるのは実の親だからだろうか、元々丸顔で円らな瞳が子熊か何かのぬいぐるみを彷彿とさせる童顔ではある。 やはり。自分の息子がこの中では一番かわいい。多分、ここにいる父親は皆そう思ってるだろう。 一人悦に入る父親の事を、拓海が小首をかしげて見上げていると、やがて室内の時計の針は13時を差し、オルゴールの音色が流れだした。 親子の搾精教室が今日も予定通りに開始された。 ─── 搾精事業が始まったのはもう何十年も前の事になるが、実父子間の搾精行為が認められた、というより違法性を解かれたのは実に最近の事だった。 なので斎川の年代の男性からしても若干の違和感があるのは栓の無い事だった。 搾精という行為そのものに対しては斎川には既に違和感は無い。 小学校の頃から、クラスで男子だけが集められて自分達の性の事や精液の有用性についての授業を度々受けたし、その事に誇りを持つように、と指導を受けた事もある。 搾精施設で勤務している友人もいるし、斎川自身、職場の取引先に搾精関係の企業を抱えていたりもする。 しかし、そんな斎川世代であっても、性というものは基本的には「恥ずかしいもの」であるという観念は完全には払拭されていない。 むしろその羞恥を圧して国家の為、ひいては人々の為に自らの精液を提供するからこそ搾精という行為は尊さを持つという側面があり、また、仮に教育によって性に対する羞恥心を男性から完全に取り払う事が可能であったとしても、それは公序良俗の面から言っても無視できないデメリットがあると国は判断していた。 にも拘らず、そんな少年の搾精をよりによって実の父親の手によって行わせるという、良く言えば効率的、悪く言えばインモラルなシステムは始動当初多くの人々を戸惑わせた。 良質な精液の確保という成果が伴わなければとてもここまで浸透はしなかっただろう。 父親による搾精行為の発祥地は、意外な事にアメリカのとある州だ。 只でさえ父親による実子への性的虐待が問題視されやすい地域にも拘らず、父子間の搾精などという発想が現れたのは当時それなりに騒がれたが、研究を重ねた専門家による指導の上での父親から息子への愛情を伴った性的スキンシップは優れた情操効果を生み、現地の性的虐待や凶悪な性犯罪を減少させるという予想以上に良好な結果を弾き出した。 本来どの国でも少年に対する搾精行為は専門の資格を持つ技術者でなければならず、搾精医師以外の手による性交搾精は法的に厳しく禁じられているが、そこを保護者権限という名目の上で、専門家の講習を受けた父親に対しライセンスを交付し、実子に対する搾精行為に限り解禁する運びとなった。 そういった経緯から、元々性犯罪率の高くない日本などよりも欧米の方がよほど父子間搾精の普及が進んでいる。 日本ではまだごく一部の適性者の親子のみが試験的に指導を受けている程度で、まだ殆どが公私の搾精施設を利用して搾精を行っている。レアな因子を持つ少年の搾精は、今もごく一部の有資格者以外が行う事は出来ない。 その事を講義で聞いたとき、斎川が自分の息子がレア因子の保有者でなかったことに、なぜかホッとした。 とはいえ、斎川も息子の拓海も、今のこの行為に慣れるのにはそれなりに時間を要したが、この教室はまさにそんな斎川達父子のようなわだかまりを解く目的も兼ねていた。 1日目の座学で、特に父親側はそれまでの固定観念の変革を強く迫られた。 父親が自分の息子の搾精を行う、と聞けばある程度知識のある大人ならば色々な概念が頭に浮かぶだろう。手コキであるとか、フェラチオであるとか、アナルセックスといったものから「近親相姦」というダイレクトな言葉まで出てくる者もいるかもしれない。 けれど事はそう言った卑猥な概念からは一線を画す、あくまで搾精という「社会貢献」なのである。 例えば、血液という体液に性的なフェチを覚える者がいたとしても、献血という行為そのものを不健全だと非難する者はいない。 さらに前述のように父子の濃密なスキンシップは快感によって双方の情緒の安定を促し、父子の絆を深めてくれるという情操効果も存在する。 母親に比べて日頃我が子との触れ合いが少なくなりがちな父親にとって、この時の講義で出た「父子の絆を深める」というフレーズは魅力的であっただろう。 講義も数日目を迎えれば、指導の通りに父親と、息子と、裸で抱き合ったりその体に触れたり、触れさせたりという事に照れはあっても深刻な羞恥を持つ者は父子双方の中でも大分減っていた。 ─── 「こら、拓海。靴下もちゃんと脱ぐ!」 先日からそうしている通り、斎川や他の父子も皆着衣を全て解いている中、拓海一人は、まっぱだかに白いソックスという少し間の抜けた格好で、机の上で股間の果実をぶらぶらさせていた。 「えーーー、いいじゃん、別にぃ……。」 変なところを面倒くさがる拓海に、他の父親や男の子達からくすくす笑いが零れ聞こえて、斎川は真っ赤になってしまった。 これじゃあうちだけ躾が悪いみたいじゃあないか。 股間だけじゃなく、両足までバタつかせる拓海にいよいよ強く言うべきかと思っていたところで、柔和そうな指導員の男性がひょっこりとやってきた。 「拓海くん、ごめんね、ちょっと足を借りちゃうよ?」 そう言って、慣れた手つきであっという間に靴下から拓海の足をすっと抜いてしまったので、拓海は目を丸くし、その手際の良さには斎川も感心してしまう。流石はプロだ。 この講義の間は、みんな平等にハダカということで、着ている物は全て一時指導員が袋に集めて持って行ってしまう。 これで、もう父も息子も裸で交流する以外に仕方なくなってしまうというわけだ。 そのままマットの上でお互いに抱き合って肌を重ねたり、キスをしたり、という事を初期の間はただ繰り返していた。 可愛い盛りの息子とのそんな交流や肌を重ねる気持ち良さに父親の方は比較的あっさりと順応したが、息子の方は照れくささもあってか、わんぱくに抵抗する子も少なくなかった。 その中では拓海は比較的早く順応した方だ。元々甘え上手な性格でもあり、父子間の仲も良好であったからか。 椅子に座った斎川が促すと、拓海は何も躊躇することも無く自分から父親に向かって両の脚を拡げてその眼に自分の恥ずかしいところを晒す。 息子のおちんちんを可愛がる、というのも息子に対して快感を与えるだけではなく父親側の心もなんとも和ませるものだ。 初々しい包皮にくるまれた先っぽを指先で弄ったり、絶えず揺れる陰嚢の果実を揉んだりしていると、そうされている拓海の方もこそばゆさにきゃっきゃとはしゃぎ、それを聞く斎川の方も自分の愛撫で次第にこりこりと硬くなっていく息子のオチンチンの変化を楽しむことが出来た。 「どうだ、気持ちよくなってきたか?」 「うー……っ…んん……パパ……きもちいいっていうか、ちんちんがじんじんする………。」 それが気持ちいいっていうことだよ、と何度か教えたが、拓海はいつも同じ反応を示してくる。気持ちいい、と認めるのがまだ恥ずかしいのかもしれない。 けれど、息子が気持ちよくなってくれると、父親としては嬉しい。だから。 「そっか。じゃあ、これはどうかな…?」 「んぁ………うぅぅ~~~~……。」 ふうっと熱い息を軽くかけると、斎川は息子の先っぽに軽く舌先を乗せてそのままなぞるようにして舐めまわした後、軽く咥えるようにして食む。 そのままゆっくりと頭を前へ後ろへと動かしながら、唇で息子のものを扱きたて、覚えて間もないフェラチオで息子の下肢を楽しませた。 「ぅあっ…ああっ…あうぅぅ~~~~っ」 流石にまだ小学5年生の男の子には強すぎる刺激なのだろう。けれど、悶える息子の様子についついスケベ心が湧いて、一度始めた行為を斎川はなかなかやめられなかった。 拓海の方は思わずお腹に力を入れて、腰を引きかけても、その腰をしっかり抱えた斎川はより一層息子を舐めまわし、強く強く吸い付く。 まさか自分が男の子のオチンチンを口にする日がくるとは思わなかった。それも自分の息子のものを。 今のこの行為は確かにフェラチオと言えばそうなのだろう。 けれどこの講義では息子に対する行為にそういう俗な言葉を用いないようにとテキストにも書かれていたし、実際に指導員にもそう指導された。 テキストの中では「近親相姦」や「セックス」「肛門性交」「性交搾精」などといった既存の単語に上からバッテンを引いたイラストとともに、父子搾精におけるこういった父子間の性的慰撫行為は全て「ダディシップ」「ダディプレイ」「ダディックス」などといった造語で表現するようにと書かれていた。 一度口から離した拓海のオチンチンは、父親の唾液と自らが分泌した蜜でとろとろに濡れそぼっていて小学生のものとは思えない、なんとも淫靡な絵を作っていた。 いかに搾精が高尚な社会貢献とはいえ、目の前のそんな息子の姿に父親として少々ばつの悪いものを感じるのは仕方が無かった。それともまだまだ自分には教育が足りないのだろうか。 「はぁ…はぁ………はぁ…っ…パパ……もっとしてぇ……。」 こんな時だけ、いつものやんちゃ坊主ぶりが鳴りを潜める愛息子。けれど、そのオチンチンはいつも以上にぴくぴくっとやんちゃに震えてさらなる刺激をせがんでくる。 「まったく、素直というのか、なんというか……。」 斎川はなぜか自分の方が照れながら、さらに拓海の根元を片手で支えて、口いっぱいに頬張ってやると、拓海は柔らかな太腿ももで頭を挟んできた。 息子のオチンチンを賞味しながら、ニコニコとそんな自分達を微笑ましげに観察している指導員と目が合うと、どんな顔をしていいのか分からなくなる。 幹を扱き、軽く含んだ亀頭を何度も小刻みに擦って舐めてやると悲鳴みたいな声が飛ぶ。それでも斎川はやめなかった。勿論、拓海が嫌がっているわけではないことぐらいわかっているから。 両手で自分の目の辺りを抑えながら、拓海はしきりに身を揺すって見た目だけはイヤ、イヤ、と繰り返しているように見えた。 ずるる、と唾液を啜りながら斎川が再び口を離すと、拓海のものは先端から幹の中ほどまでもはや痛々しいくらいに赤黒く染まって、尿道から絶えず透明なカウパーが溢れているのが見ていてわかる。 もうあとは軽く刺激してやるだけで精液が搾れそうだ。 「あと少しだな………。」 息子の精液を搾り取る。 そんな行為にいつの間にか達成感のようなものすら感じ始めていることに、斎川自身はまだ気が付いていない。 先っぽの辺りに重点を置きながら皮ごと強く扱いてやると、それまでただ甘い息を吐いていただけの拓海がぽつりと言った。 「パパぁ………もう出る~…………。」 「よし、いいぞー。いつでも出しちゃえ、拓海。」 明るく励ましながらちゅくちゅくっと卑猥な音を立て続けていると、不意にぷくっと先っぽに白い溜まりを作ったと思えばそれが飛沫となってぴゅ、ぴゅ、と拓海の小さな鉄砲が彼のミルクを父親の顔や、自身のお腹目掛けて噴き出す。 「あぁあ…っ…あっ…あぁ…ぅ…あっ……」 射精を迎えてもなお止まらない父の手の動きに、精液が飛ぶ度に弾んだ声を漏らしてしまう。 気持ちいいだろー?拓海。表情だけでそう聞きながら最後の一滴まで搾り出すと、ようやく解放された拓海は、「ふひ」と間の抜けた声を漏らして脱力する。 「沢山出したな、えらかったぞ。拓海。」 そう言って頭を撫でようとするも、拓海自身のミルクの沢山絡んだ手ではそれは出来ずに、まずはティッシュで拭わなくてはいけない。 そのまま拓海の体も拭ってやり、最後に自分の顔についた息子の精液もぺろりと舐め取ってやった。 正直言ってあまり美味しいものでは無かったが、可愛い息子の精液なら特になんてことはない。 それに、テキストにも愛する息子のそのミルクも一緒に愛するようにと書かれていた。それはダディシップにおける心構え的な意味もあるし、何より自分の精液を父親が嫌がっていては息子が傷ついてしまうからだ。 「うん……ありがと、パパ……。」 精液を搾ってくれたことだけでなく体を拭ってくれたことのお礼も兼ねてなのか、ちろりと八重歯を覗かせて笑む赤い顔に、息子への愛情がぐんぐんっと湧き立ってくるのを感じる。 「いーや、拓海が気持ちよくなってくれたんなら、パパも嬉しいからいいんだよ。大好きだよ、拓海。」 そう言って、今度こそ頭を撫でてその額にキスをしてやると、拓海は照れ隠しなのか、ううーと唸って自分からもパパに抱き着いてキスをしてくる。 「おれも、世界で一番パパが好き。」 ナイショだよ、と念を押したうえで耳打ちをしてくる息子に、斎川は自分の顔面がこのまま溶けて落ちてしまうのではないかというほど顔面を緩ませてしまった。 そんな事を言うなら、自分だって宇宙で一番拓海の事を愛していると断言出来た。 講義開始から小一時間も経過すると、部屋の中ではどの父子も自分達と変わらずいちゃいちゃベタベタして、他の父子の事など目にも入っていない。 そんな中、休憩も兼ねて、斎川は息子とただ抱き合ってキスをしたり頬をくっつけたりしていると、すぐ脇で自分達と同じように抱き合ってくつろいでいる別の父子が目に留まった。 彼らもまた、互いに甘ったるく愛を囁きあっているようで、共感もあって今や微笑ましいものすら感じていた。 斎川が視線をやっていたからか、拓海の方も彼らの方に向き直ると、あちらの息子と目が合った彼はにんまりと笑んで。そして言った。 「へっへっへ~~~~、かっこいいだろーおれのパパ!」 えへん、と得意げになって大きな声でパパ自慢をする拓海に、思わず目を剥いた。 それは状況によっては斎川にとっても嬉しい発言だったかもしれない。 自分の息子にかっこいいと尊敬され、それを他人に誇られるなんて父親冥利に尽きるというものだ。 しかし今に至っては悦に入ってる場合では無かった。 なにせ、年齢の割に均整の取れた体の斎川に対し、相手の子の父親の方はすっかり栄養の付いた体の持ち主で、人が好さそうな面立ちに縁の大きな黒眼鏡といったその容貌は一般中年男性として「かっこいい」とはお世辞にも言えなかった。 斎川がその一瞬で危惧した通り、拓海の発言は相手にとって地雷をばっちりと踏んだようで、あちらの息子はみるみる真っ赤になってふくれっ面で拓海をにらみつけてきた。 「お……っ……オレのパパだって、すっごくやさしいもん!!」 健気なその少年は一生懸命彼なりに自分の父親をかばっていたが、それもどの程度フォローになっているのか疑わしかった。 少なくとも、かっこよさでは勝てない事は自覚している様子である。 そんな本人はといえば、浅黒い肌をしていながら、女の子のような可愛い顔立ちの男の子だった。 母親似なのかもしれない、なんて斎川は斎川で失礼な事を考えてしまう。 「こら、拓海。お友達のお父さんに対して、失礼だろ。」 「…?……おれ、何も失礼な事なんか言ってないじゃん…?」 拓海に悪びれた様子はまるでない。 どうやら、拓海自身は自分の言葉が向こうにどういう印象を与えたかを分かっておらず、純粋にパパ自慢がしたかっただけのようだ。 むしろ自分の方が軽く墓穴を掘った事に気付いた斎川はぐっと言葉に詰まってしまった。 息子同士で舌を出しあっている中、一体何をどう言えば取り繕えるものかと考え、とりあえずは息子を自分の方に向かせて窘めていると、向こうのお父さんの方も息子を自分の方に向かせて宥めていた。 「まあ、まあ、イツキ。向こうのお父さん、かっこいいじゃないか。パパ、こんなお腹だからなー、ははは。」 「むぅ…パパだってかっこいいよ!パパのおなか、オレ、好きだよ!」 「うんうん。ありがとう。イツキ」 どうやら本当に「すっごくやさしい」らしいそのお父さんは斎川にも笑顔でぺこりと会釈してきたので、斎川は自分の不手際を恥じながらせめて誠心誠意頭を下げた。 そして、我が息子の柔らかいほっぺを両の手でかるく摘まんでお仕置きしてやる。 「パパ、いひゃい~~~。」 まったく、お前はー。 2,3度、強めに引っ張った後、手を離してやってから再び気を取り直して、息子とのハグタイムを再開する。 講義の時間が限られているとはいえ、息子の体力に配慮して一度の射精からはある程度間を開けなくてはならず、休憩も立派な活動の一つだった。 休憩が終われば、今日は先日と同様に拓海の肛門、前立腺愛撫の練習をすることになっていた。 その為に、家や職場にいる時もわざわざテキストを開いて男の子の前立腺の位置やその機能、アナル刺激の方法まで座学を繰り返していた。 息子とはいえ流石にお尻の穴を弄るのには当初は抵抗を覚えていたが、それはわずかの間の事だった。 拓海も拓海で特殊な搾精ローションを用いた肛門刺激は気に入ったらしく、むしろ最初のオチンチン刺激の時よりも早く馴染んだようにさえ見えた。 指導員によると、アナル性感に素質のある人間というのは実はそれほど珍しくないのだという話だが、父親として息子の将来が若干心配になった瞬間だった。 そろそろ休憩も終わりにしようか、と拓海と話し合っていると、先ほどのイツキという男の子の方が一足早く活動を再開している様子で、彼らの行為に斎川は軽く目を奪われた。 父親の方は机の上の大きなお尻を乗せたまま、その足元ではイツキが自分の父親のものを咥えて頭を上下に黙々と揺らしている。 「んぐ、じゅぷ…っ…じゅぷ…っ…むう、むう…。」 父親の立派ぶりに押されて、ほっぺたを先っぽの形に歪めたり呼吸の為に鼻息を荒くしたその顔は、さっきの可愛らしさはそのままにひどく労しいものを感じさせる。 自分の息子をそんな目に遭わせながら、父親の方は眉間に浅い皺をいくつも作っては、途切れ途切れに切ない声を零していた。 「はぁ……はぁ……はぁぁ…ああぁぁ……イツ、キ……。」 「パパ……きもちいい…?んぷっ……」 目をきらきらさせながら蜜に濡れた唇で問うイツキ。手の支えも無く、口いっぱいに頬張って父親の雄を味わいながら、手は大きな陰嚢を優しく鷲掴んでは揉みしだいて。 こんな健気な息子に対して、首を横に触れる父親がはたしているだろうか?実際、只ならない性感を覚えている事は父親の様子からも見て取れた。 なんとか気合を込めた、という素振りで「気持ちいいよ」と返す父親に、イツキはそれはそれは嬉しそうに再びおしゃぶりに没頭していく。 ただ気持ちよさそう、というだけではない何とも形容し難い今の父親の様子に斎川は共感を持った。 可愛い息子に自分のものを奉仕させるという行為に、同じ父親として何とも言えない甘い棘のような罪悪感を想像させた。 さらに、イツキの方が嫌々どころか自分から好んでその行為に臨んでいる様子なのも度し難い。 そもそも本来の目的は息子の搾精であるはずだが、これではまるで息子の方が父親の搾精を行っているかのようだ。 読みこんだ教科書にも、息子の方からの口淫については記載が無かったと斎川は記憶している。 きっと彼らは彼ら自身の関係性の発展から、ああいった行為に自然と行きついたのだろう。 父親大好きな息子が、自分も同じように父親に奉仕をしてみたいと考えるようになってもおかしくはない。 「パパー、おれもあれ、やってみたい。」 言うだろうと思ったらやっぱり小鼻を膨らませてせがんできた拓海に斎川は苦笑する。 「はいはい、でも今日は予定にないから、また今度な。」 予定にないから、というのは表向きの理由だが、このわんぱく息子に自分の男として大事なところを咥えさせるなんて、そんな空恐ろしい事は斎川には出来かねた。 それでもなおブーたれる拓海に、帰りのおもちゃ屋さんの話を改めて持ち出すと、拓海はすぐに切り替えて自分から足を開く。 そこから現れた淡い色の窄まりの入り口のところを、斎川は指先で揉みこむようにマッサージをすると、ローションを絡めた指で息子の中を丹念に穿っていく。 「………えう…っ……うンむぅ……んっ……んっ………。」 途端にお尻の肉に力が入った事は斎川にも感じる事が出来た。 大人の指一本程度ならもう既に容易く挿入出来るとはいえ、しばらくはぎゅうぎゅうと特に肛門の辺りは痛いくらいに締め付けてくる。 「痛いか?拓海。」 「ううん。きもちいい…。」 念のために聞くと、拓海は首を横にふるふると振った。 順応しすぎだろう、と斎川が内心で呆れつつ指の数を増やし、手首もスナップを効かせてやると、拓海は甘ったるい震え声を漏らした。 ローションと拓海自身の腸液で濡れそぼった拓海の肉孔は、抽挿の度に蜜音を立てて次第に濃い性臭を漂わせていく。 「はぁ…はー…んっ…ん…っ…くっ…ぅん…っ……パパ……。」 子犬が懐いてくるような媚びた声で、拓海は父親を求めてくる。 触ってもいないおちんちんもいつの間にか元気に天井を向いて揺れていた。 前立腺刺激というものの効果は確かに搾精行為において絶大なものらしい。 斎川自身も、誘うような息子の声と指から伝わる本物の性器にも等しい息子の中の感触に理性を揺さぶられるのを感じた。 息子との性行為に対する倫理的な垣根はこの講習によって確かに取り払われつつあった。 けれど流石にここで自分の欲望を息子に直接ぶつける事はしなかった。今日はまだその予定ではないからである。 そんな斎川の内心を察したかのように、傍にいたスタッフが代わりの玩具を傍に用意してくれた。 「……?……パパ…?」 肉孔から指を引き抜くと、斎川は日本の成人男性の平均くらいは十分にありそうなその玩具にローションを塗りたくっていく。 「パパ、それ今から挿れるの……?」 「ああ、そうだけど、怖かったらやめるぞ?」 「ううん、いーよー………。」 あっさりと承諾して脚を開く拓海に、斎川はまたしても我が子の将来が心配になっていた。 どうぞ、と言わんばかりに自分から両の腿を抱えて待ちわびる拓海のそこに、まずは先端を宛がって、ベクトルを確かめるようにしながらゆっくりと力を込めていく。 「あっ……ああぁっ…ああぁ…あーーーーー……。」 大きく口を開けて新しい餌を味わう窄まりと、それに代わって鳴きながら拓海は自ら抱えた太ももに爪を食いこませていく。 少しでも苦痛を和らげてやろうと、強張ったおちんちんを指先で馴らしてやりながら、斎川は玩具を挿入する手の動きを止めなかった。 やめなくていい、と言う割にしきりに腰を揺すって刺激から逃げるように悶える様子は、子供ながらに悩ましげですらある。 斎川が与える刺激によって拓海の体に溜まる熱は、全ておちんちんに集約されていくかのようだった。 「パパ、でる…っ………もぉ、でるーーー」 「お…そうか………さっきより早いな……。」 泣いているのかと思う程眦を光らせた拓海に、一瞬止めかけた手を斎川は留めた。 オチンチンを扱いてやりつつ、もう一方の手は拓海の腹裏の良いところを、オモチャの先っぽでぐりぐりと圧迫してやる。 「うあっ…ああぁっ…やぁ……やぁ…やあぁ~~~~…っ…!!!!」 びくびくびくっと、息子の体はまるで電気の刺激を受けたように機械的に震えて、斎川はいつの間にか噴き出していた体液の熱さを掌に感じて驚いた。 拓海のオチンチンは一人で収縮を繰り返しては自分の胸元からオチンチンを白で塗れさせていく。 射精は時間も量もさっきよりもずっと長く多く、前立腺刺激の威力を改めて感じさせる。 それには快感も比例するのだろう。 拓海も今だけはわんぱくぶりも鳴りを潜めて、しおらしく快感の余韻に耽っていた。 まだ熱の残る自分のおちんちんの先っぽから白い滴が糸を粘つかせているのを、目的も無く見入っている。 「はぁ…っ…はうぅ…んっ…あうぅ…パパ…っ…ぁんっ……ふうぅ…ふぅぅ…っ…ひゃ…あん…っ…。」 それは拓海とは違う、どこかませた子供の声。 隣ではイツキ親子も、同様に搾精に励んでいた。 けれど、少年が咥えこんでいるのはオモチャでは無く父親自身だった。 例の肉付きの良い父親が、組み敷いた息子の上から激しく腰を打ち付けている。 それを間近で見ていた斎川には、あの優しい振る舞いからは想像もつかない衝動めいたものすら感じられた。 搾精は決していやらしいものではなく正当な行為である。 理屈ではそうかもしれないが、しかし目の前のこの父子の行為が「セックス」としか表現出来ない事もまだ事実だった。 父親が息子の穴を使って快感を貪れば、息子の方も父親の腰に足を絡めて、もっと、もっとと更なる肛虐を求める。 体だけでなく唇も重ね、舌も絡め、互いに愛を語り合う彼らを前に、斎川はどうにもむず痒いものを覚えてしょうがない。 彼ら父子からは何か、自分達を含めた他の父子とは違う関係性を見出し始めていた。 そして、拓海の方はそんな彼らを興味を露わに目を奪われていて、そんな拓海の事を窘めるべきなのかどうか、斎川は少し悩んだ。 その日のカリキュラムを全て終えた後、斎川はイツキの父親と少し話す時間を持った。 声をかけると見た目の印象通りおっとりとした受け答えを返してくれ、斎川が名乗ると向こうも黒沢という名を教えてくれた。 「イツキくん、随分とお父さんっ子みたいで可愛いですね。」 斎川としては、ちょっと興味本位で探りを入れる程度のつもりだった。 もしかしたら本当の親子では無いのかもしれない。 彼ら父子の絆の異質な感じは、むしろそう思わせるものすらあった。 「ははは……いえいえ、父子家庭なもので、ちょっとべったりしすぎてるのかもしれません。お恥ずかしいですね。」 父子家庭。 知りたい事の正解と言えるかはともかく、その一端のようなものは確かに含んでいるような気がした。 単なる離別か死別かも気になるところだが、流石にそんな事まで聞くことは憚られる。 けれど、声をかけたことは決して無駄では無く、黒沢とは近縁業種で、互いの職場同士で取引のある関係であることまで明らかになった。 「へー、ソードシールドやってんだー、じゃあ今度対戦しようぜ!!」 「うん。イっくんって呼んでもいいー?」 「いいよ、じゃあオレもタクミって呼ぶわ。」 父親同士で束の間、裸の付き合いをしていると、息子も息子同士で下着の一枚も履かないまま顔を突き合わせている様子だった。 またケンカでもしているのかと思いきや、存外仲良くしているようでこれで蟠り無く帰れると斎川も胸を軽く撫で下ろした。 帰り際、父親同士は名刺を交換し、子供同士は遊ぶ約束を交わすと、その日の搾精講習はお開きとなった。 ─── 「少年搾精教室へようこそ 後編」へ続く