お久しぶりです。引っ越しの準備真っ最中ですが全然進まず、並行してやるつもりだったネームもなかなか進まずで日々無力感を噛み締めていますが皆様お元気でしょうか? 画像は次の作品のヒロインです。見ての通りいわゆる狐っ娘です。ロリババア…かどうかは読んでみるまでのお楽しみということで… 今回のプロット作成中に「狐」に関する言葉を色々と調べていたのですが「狐潰し」というかなり業の深い遊戯が、17世紀くらいのヨーロッパで流行っていたらしく、人間とは…命とは…となってしまい落ち込んだりもしました。 他にも「狐の嫁入り」という言葉で「合同結婚式」の事を思い出してしまいました。と言っても私が合同結婚式に参加したという話ではないです。 1992年、有名な芸能人の方が参加したことで合同結婚式は大きく報道されました。当時の私は17歳で住み込みで新聞配達をしながら漫画の持ち込みをしていて、新聞販売所の食堂のテレビで他の従業員の人たちと合同結婚式のニュースを見ていました。 まだ、教団の問題点が取り上げられることもなく(オウム事件もまだだった)「ちょっと変わった新興宗教」くらいの温度感でした。 「会ったその日に結婚するのかー」 「ブスだったら嫌だなー」 「何も知らない相手とよく結婚できるよな」 等と皆で好き勝手に話していて、私は「でも、何年も付き合って相手をよく知ってから結婚しても離婚するわけだし…」と斜に構えたことを言っていたのですが、それに対して先輩のMさんが 「そうだね。全く知らない相手をどれだけ幸せにしてあげられるかも男の甲斐性の一つかもしれないね」と言って、私はその言葉にちょっと感動してしまいました。 そんな言葉が自然と出てくる人はどんな人生を歩んだのだろう… Mさんはいつもニコニコしてて細身の締まった体をしていて30才は越えていた…と思うのですがまだ20代という噂もありました。温厚で教え上手で後輩の面倒をよく見て「人間が出来てる」人という感じでしたが、新聞配達をしているということは何かしら普通のレールから外れた人なのだと思います。新聞配達員は互いに経歴を詮索をしないという暗黙のルールのようなものがあったので私はMさんのことを苗字しか知りませんでした。 100の言葉を尽くしても互いのことを何一つ分かり合えないこともありますが、私はMさんのその一言に、Mさんの人生の深い部分が詰まっているような気がしたのです。 17歳の私が大人の世界に触れた貴重な思い出です。