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Bomb Rush Cyberfunk 発売&クリア Jet Set Radioからの思い出と一緒にクリア感想

Bomb Rush Cyberfunkが発売され、一気にクリアまでやりました

この機会にJSRの思い出も含めて色々総括したい

思い出がたりみたいな記事になると思います

Pixivfanboxに書くことじゃないけどpixivfanboxは画像を含めた記事を書きやすいので、、


Bomb Rush Cyberfunkとは

多分みなさんも一回はSNSで見たことがあるであろうこのゲーム

BombRushCyberfunk (BRC) は、Team Reptileというインディーのゲーム会社が発売した3Dアクションゲームです

ジェットセットラジオというDreamcastで発売されたガチいにしえのゲームシリーズにインスパイアされて作られたゲームで、アートやグラフィックの異様な類似からファンコミュニティに「精神的続編」として扱われているこのゲーム

自分もジェットセットラジオにはけっこう思い入れあるので、楽しみに楽しみにしておりました

2023年8月18日、つまり昨日発売されたゲームで、Steam、Nintendo Switchで遊べます 9月にはPS4版とXBOX One版も発売するみたいですね


ジェットセットラジオとは

そもそもこのBRCというゲームについて話すには、ジェットセットラジオについて最低限解説する必要があります それほどまでにこのゲームはジェットセットラジオの多大な影響下にあります


ジェットセットラジオ (JSR) は、Dreamcastで発売されたSEGAのゲームで、当時スペースチャンネル5とかシーマンとかシェンムーみたいな変なゲーム作りまくってた時のSEGAが出した、センス爆発系的なゲームです


ざっくりいうと、

長沼英樹さんという作曲家がサンプリングを用いた異様に耳に残る楽曲を制作し、それがゲームの中で「ラジオ」として流れ続ける中、インラインスケートを履いた若者が東京の町中を走り回り、各所に落書き(グラフィティ)を残しまくるという、反体制的なストリートカルチャーを表現したゲーム っていう感じで

まあ動画を見てもらえれば一番わかりやすいですが

街に落書きをするのが目的のゲームですね

当時こういった背面法?というかトゥーンレンダリング?的なゲームはあんまり無かったので、とにかく一目でインパクトの強いゲームでした

といってもこれをプレイしていた当時の自分は3歳?とかだったのであんま世間事情はわかりませんがね

テーマ曲であるLet Mom Sleepはもしかしたら皆さんも聞いたことあるかも?

とにかくハジケてる異様なゲームだったんです

これの影響で当時、子供用のローラースケートとか買ってもらいましたよ親に

ジェットセットラジオ フューチャーについて

どちらかというとこちらの方が重要になってくるんですが

ジェットセットラジオが発売して数年後、XBOXのローンチタイトルとして続編が発売しております ジェットセットラジオフューチャー(JSRF)

こちらのJSRFでも同じように、長沼英樹BGMがラジオとして流れ、若者を操作して街を爆走して落書きを描き散らかし、警察から逃げ回ります

前作に比べてスピード感があり、操作難度が下がって遊びやすくなりました ボリュームも前作に比べて遥かに大きいです

(このトレーラー意味わからんくらいかっこいいので一回見てください)


これもまた奇妙な作品で、続編ではありますが「前作のストーリーの続き」とか「前作の過去編」とかそういう感じではないんですよね

グラフィックや世界観は一新されていますが、基本的な登場キャラクターの名前やおおよそのビジュアルは一貫されており、なんならストーリーは前作とほとんど同じ流れで進行していきます

音楽でいうRemixに近い感覚で作られたような印象で、世界観・システム・ストーリー・キャラクターをそのままXBOXというハードの印象に合わせてグレードアップさせたような感じ

ポップな前作から比べてかなりスタイリッシュになっています

この曲はかなり有名ですね



自分の幼少期の思い出のかなり大きな割合を占める二作です

父親がSEGAのオタクだったのでこれのために初代XBOXを買っていました

子供の頃は特に何か思うわけでもなく楽しいな~という感じでずっと遊んでいましたが、自分が成長するごと「あれってなんだったんだ…?」と思い返し続けていました

なんというか、他であまり見ることのない雰囲気がこのゲームにはありました 両作ともに独特であり、両作の存在そのものも独特です このようにシリーズ展開されるゲームを見たことがありません


JSRがSteamで発売された時はもちろん遊び直しましたし、JSRFは未だに移植やリメイクがなされないのでXBOXを何回も買い直して遊び返し続けています(XBOXはまじですぐぶっ壊れます)

たくさんキャラクターがいるのに、それぞれがどういうキャラなのか何回遊んでもよくわからないし、話もシンプルすぎて逆によくわかりません

操作感は楽しいのにゲームのスコアシステムとかに欠陥があるのでまともにやりこもうとすると虚無ゲーです

(ネット上にファンがいっぱいいてとにかくみんな褒めまくってるのでこういうことは記述しておきたい)

しかしまあ、もう両作ともに4,5回は全クリしています

不思議な魅力があるゲームですよ


海外で大人気

これはまあ、なんか「そうだろうなあ」とか言われそうな話ですが

このゲームは日本より海外で人気になりました

このシリーズの海外ファンコミュニティはあちらこちらに存在していて、皆くちぐちに「JSRは最高のゲーム」「SEGAはいち早くJSR "3"を作るべきだ」とか言い続けていました

JSRFの内蔵データを解析して、エミュで起動したJSRFを改造するコミュニティや、ファンアートを投稿しまくるコミュニティ、JSRのデータを用いて二次創作ゲーを作るコミュニティなど、その活動は多岐にわたり、そしてだいたいどこも法に触れています

さらに、楽曲を制作している長沼英樹氏がTwitterで活動しており、海外ファンとの交流も盛んだったため、「"大量の海外JSRファン"と"神 長沼英樹"」みたいな構図で10年以上これらのコミュニティは生き続けていました

この神は、ファンが作ったゲームに楽曲提供とかし始めるので、かなり凄まじい影響力を持っています

Team Reptile

海外に大量にファンがいる以上、その中にゲーム制作者が混じっていてもなんら不思議ではありません

インディーゲーが活発になりだした時期、"JSR風"みたいなゲームがSteamにちらほら出てくるようになります

その中で、Team Reptileという会社が作ったLethal Leagueというゲームがヒットしました このゲームは3Dアクションとかではなく「ドッジボール格ゲー」というかなり変なジャンルのゲームですが、グラフィックがJSRを意識したローポリゴン×トゥーンレンダリングのかわいらしいゲームです

さっきの2つの動画と見比べてみてください

あんまりこのゲームについて語るつもりはありませんがこのゲームかなり面白いので友達がいる人は自分と友達に1個ずつ買うのを勧めます


個人的にこの頃から「このReptileとかいう会社のゲームが一番JSRっぽいグラフィックだな~ キャラの名前もなんか意識してるやついるし好きそ~」とか思ってましたけど、まさか自分たちで続編を作るとかやるとは思ってませんでしたほんまにびっくりしました


ほんまにびっくりしました

さっきの2つの動画と見比べてみてください

「え?!?!?!?!????!!?!??!?!?!?!」ってなりましたよ 当時

え、なんか、ファンが勝手に新作を作っている んですけど、 なに?

みたいな


自分も相当JSRシリーズをやっていたので、発表当時は細かいところにすごい着目しながらこの動画を何回も見返していたんですが

キャラクターのダンスモーションや各種ロケーションがあまりにもあからさまに完璧すぎて声も出ませんでした

考えてみてほしいんですが、あなたが好きな「もう2桁年前に終わった」ゲームのシリーズの新作を勝手に謎の海外のインディー会社がありえんクオリティで作り始めてるとしたらどう思います?

どう思うもクソもないんですけど

この動画は200回くらい見ました


三単語で構成される、Jet Set Radioタイトルへのオマージュ

明らかに99番街の広間にあった巨大な蛇の像(背中にグラインドできる)

どう見てもドーゲン坂の後半のショッピングモール

敵にグラフィティを描くとなぜか敵が死ぬ

ローポリの赤いソファが置いてあるガレージらしき拠点エリア

ベンテンチョウと99番街を足して2で割ったかのような夜の街

六角形と数字の6をモチーフにしたロゴマークの敵らしき仮面の男

クソデカ最強長沼英樹BGMノリノリ頭破壊


このゲームのために仕事をかなり急ぎ目に終わらせて発売直後に無理やりプレイしました

BOMB RUSH CYBERFUNK

ようやく感想になります

これまでジェットセットラジオ及びジェットセットラジオフューチャーをプレイしたことがないよ という人には、かなりオススメできるゲームです

ジェットセットラジオもフューチャーも当然プレイしているよ という人には、かなりオススメできるゲームです


というのも本作は「JSR」と「JSRF」という2つの方向にメチャクチャ尖った作品の「中間」っぽい作風で、2作に思い入れがあるプレイヤーは回顧に浸れるし、初見の人にはいい感じに尖りが抑えられていて現代風にアレンジされた本作はかなり遊びやすく感じると思います


操作性

「JSR」は初めて自転車を漕いだ時と似たような難しさがありました。「JSRF」はそこから爽快感を向上させ操作難度を大幅に下げた結果、スピードを得るとともにスケートの独特の操作感という独自性を失いました

その中間にあるような「BRC」は、「慣れるまでそこそこかかるけどすぐ面白くなる」みたいな超いい感じのバランスのアクションに仕上がっています


ガードレールに乗ることそれ自体が難しかったJSR、ジャンプ後にトリックをタイミングよく決めるのが難しかったJSRFに比べて、BRCはグラインドやウォールスライド中のボタン操作が大変だった印象です

JSRもJSRFも慣れすぎると後半かなりダルくなるんですが、BRCはなんかずっと操作が楽しかった印象です


これらのシリーズ作品はどれも、「グラフィティを描く」というのがゲームの基本的な目標になりますが

JSR、JSRFは両作ともに未完成なシステムといった印象でした

JSRにおけるグラフィティのシーケンスは

こういう、でっけえ矢印のある場所にいって、グラフィティを描き始めると、矢印がでてきて、うねうね左スティックを回す というものでした

これはこれで面白かったですが、ゲームのテンポを削いでしまいます

グラフィティが多くなればなるほど手間も時間もかかり、しかも描いている最中に警官に撃たれると中断されます(イライラします)


JSRFにおけるグラフィティのシーケンスは

こんな感じで、指定した位置でボタンを連打しながら移動することでグラフィティを描くことができます

これは一見凄まじくスピード感がありそうに見えますが、カメラが固定されるため自分が進行している方向が確認できずレールから落ちたり、全部描けたと思ってたら間の1マスが塗れてなかったみたいなことが多発して、これもまた、イライラします


これがBRCのグラフィティシーケンスです

Team Reptileが「俺が考えた最強のグラフィティシーケンス」みたいなものを実装してきました JSRのシステムを踏襲しつつ、JSRFのようなスピード感を感じられます

がーーーーーっと走って、指定の場所でトリガーを押して、左スティックを適当にぐちゃぐちゃしてるとなんかクソかっこいいグラフィティをその辺に描き散らかしてくれます


しかも、基本的にこれら3作は共通して「マップの全てのグラフィティポイントにグラフィティを描く」みたいなミッションを攻略しつづけることになるんですが、「まだ描いてないとこ」を探すのがJSRもJSRFも本当に大変で、メニュー画面で確認できるマップがゴミすぎて全然わからずイライラしていたので、BRCのたいへんわかりやすいGUIは最高にストレスフリーでした


なんかこんな感じでどこもかしこも「JSRとJSRFのいいとこどり」って感じなんですよねBRCは… さいこ~!

JSRはよく家族でプレイしていたので、JSRFに対して家庭内で賛否が分かれ、よく代替案というか折衷案を考えたりしていたので

うちの家族では到底思いつかなかったいろんな最高折衷案を見せてくれて嬉しかったです


操作に関してはは間違いなく本家を超える遊びを提供してくれます

しかし、

移動方向と逆方向にスティックを入力するとブレーキをかけられるという動作の実装がなかったのが残念でした



ストーリーとか世界観とか

これはなんか人によって意見が割れるかなと思っているので私はめちゃくちゃ個人的な意見を語るんですが

JSRF風のグラフィックでなんかアドベンチャーパートみたいなのがいっぱい入ってキャラがメッチャ喋るのはちょっと違和感ありました

まあこれは、Lethal LeagueからのTeam Reptileのストーリーに対するスタンスとして受け入れていますが

JSRっぽい話をインディーゲーっぽいノリでやってるなあ くらいの感じで正直かなりウーンって感じです

JSR、JSRFをよく知らない人には特に問題ない要素じゃないかなと思いますが

なんかもっとメチャクチャであってほしかったです


よくわからんけどDJがメチャクチャなことを言っていてかなり狂った警官が暴れ散らかしててメチャクチャよくわからんことになっているがBGMがノリノリすぎて全てどうでもよくなる みたいなものを求めてしまいます


それとはかなり真逆な感じでした というか今風な感じ

JSRがアナーキズムをそのまま表現したものであるなら、BRCはなんか反体制であることそのものについて深く考え自分とは何かについて思案するみたいなそういう…感じだった はい


あまりにもグラフィックやプレイフィールがJSRすぎてこういうことを思ってしまいますね

すごいですよこれは

JSRを完全コピーするのではなく、ちゃんとTeam Reptileの味を感じられるシナリオであるという意味では、とても良いものだと思います

あと、チャプターの終わりに毎回、主人公の頭の機械が見ている夢のような空間に行く という不思議シーケンスがありますが、これは毎回めちゃくちゃおもしろかったです



おおまかなアート

グラフィックはJSRですがアートはTeam Reptileの画風がムンムンに感じられます

特に警察官のデザインがメチャクチャかっこいいです


(日本語フォントがマジで死ぬほどダサいので2周目は英語でやりたい)


登場人物のデザインも近未来的なイメージで、こちらはJSRとは全く違ったものであり、ストーリーとは違ってかなり好印象でした

主人公Redのキャラクターデザインが、なんというかこの辺のコミュニティが好きそうなものを全て詰め込んだ感じでめっちゃいいですね(頭が機械であったり色であったり、フリクリみたいなアイデアっぽさかんじる)

俺もメチャクチャ好きですよこれは

画面の色合いもステージによってはかなりJSRのステージを彷彿とさせますが、ときどきとてつもなくオリジナルな色合いの画面になったりします

ステージの雰囲気感は「これはJSRのアレとJSRFのアレを混ぜた感じだな」とか「これはJSRFで完全に見たな…」って感じでめっちゃ良かったです

特にJSRFからの影響を強く感じるステージが多かった印象ですが、JSRFにあったよくわかんないモーションブラーとか変なシェーダーがないので、ゲームの画面雰囲気はJSRっぽかった まじで中間っぽいゲームだったな、、



マップ(というかレベルデザイン)

これなんですが…

JSR、及びJSRFのレベルデザインはまじで奇妙でした

「東京」というシッチャカメッチャカな街をゲームの中に再現するため、そのステージ構成は非常に入り組んでおり、各マップが繋がりをもちながら一つ一つのマップがとにかく立体的に作られています

マップの風景にある建物のシルエットや電柱の傾きに至るまで、一つ一つのプレイ画面が画として映えるような濃密なマップがたくさんあり、私は正直JSRシリーズで最もすごいのはここだと思っています

マップのオブジェクトの作り込みも異様で、あらゆる場所に何かしらのゴミや置物が置いてあり、すべてにアニメーションが細かく用意されていて何度プレイしてもまじでびっくりします とにかくなんでも破壊できるしなんでもビビらせられます ていうかマップがマジで汚いです 東京はガチで汚い


BRCではこういったマップに対する風景としての面白さがあまり感じられなかったのが少し残念でした

これは舞台モチーフがが東京ではなくアムステルダムであるという点と、作っているチームスタッフが日本人ではないというところも大きく起因となっていそうなところですが、私個人がJSRにマップの作り込みを求めているからこそ、残念感はかなり大きいです

モブや自動車、ゴミや看板の数が圧倒的に少なく、とにかくスカスカ感を感じます

逆に、JSRシリーズと比べてかなり各マップが広々としているので、こちらの方が爽快感があるという人もいるのかも

遊びとしてゲームを楽しむ分にはなんならJSRよりも遊びやすかったりするんですが、かなり寂しい気持ちがあります


モーション

アクションゲームで一番大事なのはモーションという派閥の人間ですが

BRCのモーションはめっちゃくちゃいいです

本作はインラインスケートの他に自転車(BMX)とスケートボード(あと、装備ナシ)に乗ることができますが、これらの各モーションがめちゃくちゃ良いです

特にスケボーは最近なんかYoutubeでスケボーの動画をめっちゃ見てたのでまじ感動しました いい感じにグラフィックに合わせてトリックがデフォルメされている印象ですが、そのデフォルメに技みたいなものを感じます

JSRでは各キャラクターの体型ごとにモーションが用意されていましたが、本作は操作するキャラクターのアイテムごとにモーションが用意されている感じですね

操作に慣れてくるとダッシュトリックを織り交ぜながらスコアを稼いでいくことになりますが、それらが綺麗に決まったときの画面がかっこよすぎて うおお~!!ってなりましたよ

JSRではできなかった「スケートを履く、脱ぐ」の動作も空中、地上、移動で3モーションあり、それらをトリックに織り交ぜるとこれが…!最高なんですよ 最高でした


奇跡

こうして半日でめちゃくちゃ一気にやってしまったんですが

なんか意味不明でした

JSRシリーズはもうやりすぎて、入り組んだマップに迷子になるみたいな経験が長らくなかったわけですが、

今画面に写ってるゲームはどうみてもJSRにしか見えないのに、俺はこのマップを知らないぞ 何故? みたいな感覚がずっとあって、とにかく色々な脳のバグりを感じました

SEGAが作っているゲームではないというのは頭にありながらも上記のような賛否入り交じる感想になってしまったのは、ひとえにこのゲームのJSRシリーズに対する熱量、リスペクトからくる再現度の高さによるものだと思います

あまりにもみんなの妄想の中の最高のJSRがそのままでてきたので、こまか~いところで解釈不一致が起きたりしてしまったわけですね

しかし、それらを踏まえてもなおこのゲームは素晴らしいです

本当にこんなものが2023年に出ているということそれ自体が意味不明です

まだ現実をうまく処理しきれていません

Team Reptileには感謝してもしきれません


みなさんもぜひ

とりあえずこの曲を聞いて、それからご一考ください


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