匿名様からのリクエストです。
10年近く前の作品の続きを希望していただき、非常にありがたかったのとともに、ここまで音沙汰なしにしてしまい本当に申し訳ございませんでした。
> 以前外部サイトに投稿していた、『THE LAST DUNGEON』の、
> 「そのまま消化器官を突き進む」ルートを書いていただきたいです。
> 貴方が投稿したルートも読み応えがありましたが、『VIPルーム』の体内描写が気に入っているので、
> その雰囲気で、魔王様の体内を通り抜ける内容にてほしいです。
> 出来るならば、
> ・主人公は排泄されるまで生還する
>・魔王様は便秘気味
>こういった内容を盛り込んでいただけると嬉しいです。
ここまでのあらすじはここのサイトを御覧ください。
http://nagets.blog.2nt.com/blog-entry-3.html
★大・小 スカトロ注意です
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ぎゅるるるぅぅ
異臭まじりの熱気がこもり息苦しさ漂う光が届かぬ肉の牢獄。
ここは魔王の胃の中。
私は魔王に戦いを挑んだ。
だが、魔王は強大だった。
褐色の肌を守るものをつけることない妖艶の魔王は文字通り強大だった。
私の体を魔王の裸足の足指でつまみ上げられるほどの強大さだった。
巨大な足に踏みにじられ戦力差をまざまざと見せつけられた後、魔王に食われてここに食料として迎え入れられた。
幸い、魔王に丸呑みされたおかげで、腕や足が魔王の歯に切り落とされずに済んだ。
まだ私には女神の加護がついているようだ。
これが魔王の咀嚼により手足を砕かれてしまったら、回復魔法でも修復できなかっただろう。
この肉の牢獄の底、私のすぐ足元には、周りの壁や天井から滴り落ちている液体が池を作っている。おそらくこの池に嵌ってしまえば、私の体は魔王の血肉に向かい入れられるべく、溶かされ…消化が始まっていた。
重ねて、この牢獄の天井からも私の消化を進めるための滅びの雨はしとしとと降っており、今の私の体にも降り掛かっている。
これらが本来これから自分が溶かされ、消滅を待つしかない絶望的状況。
光輝く胸の薄蒼いペンダントと腕にかかっている真紅の腕輪。
この状況でもまだ戦えると私を奮い立たせられるのは、極北の神殿での最終試練に打ち勝った際に聖母様から頂いたアイテムのおかげ。
多くの状態異常を防ぐ蒼女神のペンダントと、攻撃能力増加とダメージ軽減効果を併せ持つ紅女神の腕輪。
人のいる場所ではないこの胃の中であっても、この2つのアイテムのおかげで冷静さと保てている。
そして、この死を招き、無へと溶かすこの肉の牢獄から出られるという希望も与えてくれた、女神様と聖母様には感謝しかない。
この牢獄からの出入り口は2つ。
自分がこの牢獄につれてこられた食道を通って、魔王の口へと続く噴門。
それと小腸大腸を通って魔王の……
魔王の尻の穴へと続く幽門。
もちろん魔王の尻の穴から出るということは、これまでに魔王が食べたものと一緒に…魔王の糞便となって魔王の尻から這い出るということ…
溶かされて糞便にされるよりはマシとはいえ、その糞便と一緒に放り出されるのは心底嫌だ。
もし可能であれば、あの天井の噴門になんとしてで手をかけて、その奥の食道まで自分の身を潜り込ませて、上へ上へ進み、その後魔王の口からこじ開けて出てやりたい。
だが、胃の壁は私を溶かすために分泌される胃液で滑り、手足をかけることもできないだろう。
それに食道を登りきったとしても、口の中からどうやって出るか。下手にこじ開けようとしたら、今度こそ歯ですり潰されて、肉片にされてまた胃へと逆戻りだろう。
そんな危険を伴うよりは、転送魔法ーテレポータルーで魔王の体内から出てしまうのが理想だ。ただ、その源となる魔力もここまでの戦いで付きかけてしまっている。さらに転送魔法で光となって、この魔物の体の中から出てしまうときに、今私を守っている加護の効果が及ぶのかははっきりしない。
とても嫌な予感がする。
光となった私があの魔王の腹から出てしまうのをみすみす見逃すことはしない。この機とばかりに加護もない私を別の場所に移すだろう。そこは魔物の住処かもしれないし、もしかしたらもっと悲惨な場所に…
それならばそのまま私を消化できない消化器官を進みそのまま魔王の出口まで行けばまだ自然と外に出られそうだ。その場合は糞便と一晩近くこの魔王の体内に居着く必要があるわけだが…。
消化器の中でも一番危険なここさえ抜け出してしまえばなんとかなるだろう。
幽門に向かってまずは一歩、胃液だまりに素足をつける。
ぽちゃり
私の足を踏み入れた魔王の消化液は、私の足を溶かすに至らずまるで温泉の炭酸泉のように足の周りに泡をまとわりつかせるぐらいの抵抗しかできなかった。
私の瞳と希望はさらに大きくなり、幽門に向かってもう片方の足もその中に踏み込ませるようにした。
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「腹に収まったものの、勇者が大人しくこなされるわけないよのぉ。」
横に寝そべった魔王は今勇者がいる場所をゆっくりと擦る。
胃の中でかすかながらの重みを感じる。
勇者が自分の胃の中で、二足の足で立っている。
それはゆっくりと胃の中で動き出し、自分の胃壁を踏みしめ動き始めている。
「むふふ。腹の中で抵抗しようとしているようじゃな。腹がちくちくするが、イキのいい証拠じゃ。じゃがな、お主を簡単に逃がすわけにはいかぬのじゃ。」
魔王は喜んでいた。簡単に観念して溶かされたらそれはそれでつまらない。
立ち上がりはせずに、大きな腰を振り腹を揺すらせた。
「お主はわらわの胃液で溶かされてわらわに吸収されるのじゃ。ここから出られるのは、お主が骨ごとどろどろに溶けてから小腸に送られるときじゃ。ほれほれ、はよう胃液にまみれて消化されるがよい。それがわらわからのお主へのもてなしよ。」
魔王は胃壁を勇者が転げ落ちる様をイメージしながら、しばらく腰を大きく振り続けた。
勇者がいる胃の中をシェイクしている中、魔王自身も違和感を感じ始めていた。
ただ胃の中で溶かされつつあるはずの勇者の気配が全く小さくならない。胃の中でゆりかごのように揺られているだけでその大きさは全く変わらない。
陰部に手をかけていた魔王の手は、困惑の表情とともに添えるように魔王の顔に添えられた。
「おかしいのぅ。お主、さては耐性を持っておるな?消化で薄れつつあるお主の生命をオカズにオナニーしようと思っておったが、これは困ったのう。」
だが先程まで自分の体の外で勇者の全身を、その足裏で踏みつけ、その片手で握り、その乳房の谷で挟み、その口で頬張り、全てにおいて圧倒していた魔王にとってあくまで眼前のオカズを取り上げられたにすぎない。
否、取り上げられたのではなく、先送りにされただけである。
「勇者よどう出る?わらわの嘔吐を誘って上から出てくる気か?」
魔王は腹のシェイクを止めて、かすかな笑みを浮かべながら腹の中の勇者の動向を伺う。
腹の中で暴れようものなら、自分に防御力を上げる特殊効果を使い、何をされても迎えた食料を口の中に逆流させない。
胃の入り口まで登ったならば、そばにある酒をふたくち飲み、食道を登り上がろうとする勇者をそのまま胃の中まで押し戻す。
テレポーターで体の外に直接逃げようものなら、そのテレポート先を捻じ曲げ、本来勇者を招き入れるつもりだった子宮、いや自分の卵子の中に迎え入れそのまま受精させる。一番安全に抜け出られると思った光の先が、一番の罠。勇者の姿は魔王の受精卵の中で瞬く間に混ぜられ、受精卵として一体化する。その後勇者は魔王の胎内で封印され、再び外界に出るときには魔王の子として産声を上げるのだ。これが魔王が考えている一番の最善手。
「ほらほら、出てくるがよい。どの目で出てもお主はわらわの中に逆戻りじゃ。お主は決して逃さんぞよ。」
実際は魔王が予見していた目のいずれも出なかった。胃の中で散々揺らされた勇者の気配は魔王の外ではなく、魔王のさらに奥に進もうとしていた。
魔王の胃を抜け、魔王の腸に行こうとしていた。
「お主にその先はまだまだ早いぞ?そこから先は、お前がどろどろに溶かされてから行くのじゃ。胃液のスープがお前を待っておるぞ?」
再び魔王は腰を振りはじめ、胃のシェイクを再開した。
だが、勇者の気配は動くことはない。小さいながらに胃の出口から剥がされないようにしがみついている気配。消化から必死に逃れようとしてるんだろうなぁ。
その健気な勇者に魔王の淫欲に火をつけた。
「おほほほ、面白いことになってきよった。ならば、わらわの消化活動から逃れるために必死にしがみついてみせよ!さもなくばお前の体はどろどろに溶かされ、わらわに吸収されるぞよ。吸収されてとこの巨大な血肉として尽くすのじゃ。嫌じゃろう?せいぜい、この胃の揺れと消化に負けることなく、虫けらのような抵抗を見せてみせよ!!」
胃の中で幽門への出入り口にしがみつき、胃液の湖に落とされまいと必死で抵抗する勇者の様子を妄想して、腰を振りながら指を自らの女性器に差し込み、魔王はオナニーを始めてしまう。腰を左右に振り、指を激しく前後に動かし、淫欲に塗れる魔王。
その間も、幽門近くの勇者の気配は胃壁から飛ばされることなく、その場にい続けた。
「強い強いのぅ!お前は!!胃の中の勇者でイクゥッ!!!」
この場での勝負は勇者に軍配があがった。絶頂とともに魔王は今まで揺らした腰の動きを止め、くたりとその大きな尻を床に下ろし、勢いよく愛液を噴射した秘裂にずっぽり差し込まれた魔王の褐色の愛液まみれの指は、熱気こもった湯気を放ち、下腹部の近くに下ろした。
魔王の腹の中で今までしがみついていた気配は自らを胃液に落とすための揺れが収まったのを確認すると胃と小腸をつなぐ門をくぐろうとしていた。
「はぁ……今回はお前の勝ちじゃ…ここでの消化は勘弁してやる…わらわの奥に行くが良い…」
ぐったりと足を開け、勇者を自らの腹の奥に招き入れる魔王。
魔王の下半身にある2つの門、オナニーによってほぐれた秘裂。その真裏にある不浄の門はまだ動きを見せていない。
「仮に消化を免れたとして、果たして勇者がこの門を出られるのは一体いつになるやらのぅ…わらわの城の宝物を盗み出そうとしていた薄汚いドブネズミを食うてからじゃろうか、一週間は便をしておらぬのぅ…簡単に咀嚼され、溶かされ、糞になりおったがドブネズミと一緒に放り出してやれればいいがの…」
魔王は下腹部を天井に向けたまま、オナニー疲れにより眠りについた。
魔王の消化器は魔王が眠っている最中でも、その役目を続け、ぐおんぐおんと中にある消化物をその終点へと送らせていた。
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勇者は耐えた。
アイテムの加護があるとはいえ、自分を胃液の海に篩い落とそうとする揺れに両手で幽門の入り口をつかみじっと耐えなければならなかった。
腕の力には自信があったが、この肉の牢獄自身が振り回されている中、その揺れの大きさはいつこの手を幽門のふちから離してもおかしくなかった。
最後に魔王がオナニー疲れで倒れたときのふっとばされるかのような衝撃を最後にこの揺れはなくなった。
勇者は幽門のふちにぶら下がりながら安堵の息をついた。
そして、自分に残っている腕の力を振り絞り、身を挙げさせ、自分の胴体を幽門の中に潜り込ませた。振動に耐えるのに力を使い切ってしまったのか、幽門をくぐるやいなや、その先の管の中を傾斜と重力に抵抗できず転がるように落ちていった。
管のくぼみが勇者の落下を止めた。勇者を包んでいるこの管は弾力性を持ち、先程まで渾身の力を出していた勇者にとっては、体を休めるベッドとしては悪くはなかった。
体を仰向けにさせ、足を開き、大の字になって体を休めようとする。
目をつぶり、息を整える。
だが、ここは宿屋ではない。
魔王の十二指腸。
その胃の中を逃げ切った勇者を消化に導こうとするおもてなしは容赦なく襲いかかる。
どばじょばどばじょばば
管の天井から、勇者の体に膵液がぶっかけられる。
狙ったかのように全身にかけられる大量の消化液の滝。
膵液は息を吸うために開いていた勇者の口にも入るも、驚いた勇者がとっさにその口に入った液体を吐き捨てた。装備しているペンダントと腕輪のお陰で、消化されその場で溶かされるということはなかったが、疲労のために休もうとしていた勇者の精神に的確なダメージを与えた。
魔王の膵液を払い除け、天井を見た。天井から自分にぶっかけた液体を垂れ流しながらヒクヒクと動く孔が勇者を見ている。勇者はその孔が自分を消化しようとしている魔王の目に見えた。
勇者は青ざめ、すぐにこの十二指腸を離れようとする。動こうとする足も、胃の中から出ようとしたときに比べて遥かに力がなくなっていた。
勇者は休んでいた十二指腸の更に奥、魔王の小腸に進んでいく。
その身体は溶かされていないものの、その心は少しずつ魔王の消化活動によって溶かされていく。
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魔王の小腸
その道が絨毛に覆われた、向かい入れられたモノにとっては永遠にも感じられる細い回廊。
魔王の餌食になったものは胃、十二指腸で人・魔物・作物関係なくゲル状に溶かされて、この回廊で栄養として吸収され、主たる魔王に捧げられる。
魔王に捧げられるかどうかの審判はこの管に蔓延る柔毛が決める。柔毛に見初められたものはそのまままとわりつかれ、吸い取られ魔王の中に誘われる。だが、吸い取られなかったか、吸い取られた抜け殻はそのまま小腸の中の更に奥へ送られる。
その審判の場に勇者は踏み込んだときは、自分の膝下まで覆われる柔毛の感覚におぞましさを感じたが、吸収の審判を下すことはなかった。
もちろん、それは勇者が身につけている聖なる装備品のおかげなのだが。もしこれらがなかったら、足元の柔毛はすぐさま勇者の足を絡め取って転ばせ、勇者を柔毛の海に引きずり込ませた後、勇者の周り四方八方を柔毛で包み込み、丁寧に勇者の体を吸収していただろう。聖なる力を持つ勇者の体は、魔王が取り込むには格好の栄養であり、おそらく干からびたところで柔毛は離してくれないだろう。
勇者はこの管の中を進んだ。魔王の小腸は起伏が激しく、いくら進んでも先は同じ景色。最初こそは奥に進む意欲があったものの、その永遠と続く回廊で勇者の体は疲労していた。
それ以上に消化液をひたすら吹っかけられ続け、柔毛が足元に常にまとわりつかれている異常な空間でもう勇者の目は光を失い、倒れ込んでしまった。この気持ち悪い空間がどこまで続くのかわからない恐怖は勇者の心を削り取るには十分だった。
勇者は自分の頭から柔毛の海にダイブさせた。
柔毛の海の底、魔王の小腸の壁からどくんどくんと、波打つ揺れを感じる。
半ばもうどうでもいいや、もう私を吸収して…とまで思うに至っていた。だが、柔毛は獲物を包み捕らえようとせずに、その表面をなぞろうとするだけだった。それが小腸の中で突っ伏すように倒れていた勇者にとってはこそばゆく、ちょっと気持ちよかった。
疲労と心労で壊れつつある勇者の意識は、自分を包む小腸の波打つ動きで、自分が少しずつこの管の奥に運ばれていくのを察知した。
あはは、もう無理に進まなくてもこのまま運んでくれるじゃない。
じゃあもう眠っちゃっていいよね…
なんか変なものぶっかけられてもいいや……
このままもう溶けちゃってもいいな……
これに吸収、魔王に吸収されるのは気持ちいいのかな…
魔王の中に運ばれたらどうなるのかな…
このまま、魔王のうんこになって、魔王の尻から排泄されるのも面白そう……
あの魔王がふんばって私をぶっというんことして放り出すのかな……
ふふふ、ははは、もうどうにでもなーれ
自暴自棄のまま、勇者は目を閉じた。
彼女の自棄はこれまで勇者を守っていた聖なるアイテムが許さなかった。
これまで通り消化を許すことなく、吸収しようとする柔毛から勇者を守り続ける。
勇者の身体を魔王の小腸が運んでいく。
この長い道のりで、勇者は魔王の体にあるがままを委ねるようになった。
途中数度、勇者は目を覚ましたが、その景色はまるで変わっていないように見えた。
なので、大して態勢を整えることすらせず、再度この流れに身を任せ、いつの間にか自らその意識を再び闇に落とさせていた。
小腸という吸収の儀式の回廊を抜けきった勇者の身体は、そのまま大腸の入り口へと送り込まれる。
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「ん……」
魔王は目を覚ました。
床に仰向けになって眠っていた全裸の巨体を、少しずつ起こす。
勇者を食らって、消化されまいと胃壁にしがみつく勇者をオカズにしてのオナニーで疲れ果てた魔王が起きる頃には別日の昼になっていた。
まず夜のオカズがいたところに優しく手を添える。
胃の中の感触はすでに消えていた。
「もうお主は消化されて、わらわの血肉になったのじゃ……?」
そういうものの下腹に普段と違う感触があった。なにか鳩尾の横辺りになにかもそもそした感触がある。
「吸収からは逃れられたようじゃが、果たしてまだ諦めておらぬじゃろうか?そのまま、大腸の中で回虫として飼ってやってもいいぞよ?諦めていなかったとしても、わらわの便を押しのけて尻の真裏まで来られるかの?」
魔王は大腸の新しい入居者がいる場所をやさしく撫でた。
勇者を喉に迎えたときの魔王の見通しは、消化吸収により自分にすべてを捧げられた残りカスが、今頃大腸で水分を取られて茶色の固形物として、大腸の中をガスを放ちつつ行き止まりに向かって進んでいたはずだった。
その見通しが覆されたことが驚きで、さらにその勇者の末路がどうなっていくのかが楽しみだった。勇者がどの末路を辿ろうが、自分を愉しませる結果にしかならないのは確信していた。
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幾度かのまどろみの末、魔王の大腸に迎え入れられた勇者は依然として、消化物としての洗礼を一方的に受けさせられる。大腸の中は蒸し暑い。そしてこの空間で水分を取られ黒く発酵された魔王の糞が放つ異臭で充満している。
小腸の中では消化活動に身を任せ、運ばれていたため多少の睡眠を取れていたため、勇者の体力と精神力は多少なりとも回復していた。だが、その精神力はこの異臭によりまた削られていくことになる。
小腸に比べ、道は広くなったもののその先に光は全く見えないこの異常な洞窟。これまでに数え切れないくらい出してきた自分の排泄物であっても臭いと顔をそむけていたが、今のこの大腸で発せられている魔王の排泄物の異臭は今まで体験してきた異臭の限界を大きく飛び越えていた。
くさい……たすけて……たすけて……
腕で鼻をおさえつつ、薄い酸素を取り込むために口を開いた状態で大腸の中を進む。小腸から抜け出た勇者からは大腸は高く険しい崖のような地形だった。ただ、大腸は排泄物の水分を吸い取りながら、排泄物をその奥に送り込んでいく。自分の身体にわずかながらの力にしかなくても、その水分を取られて固くなりつつある排泄物の上に乗り上げることで進むことはできた。
だが勇者が進むのに利用しているのは紛れもなく魔王の大便。
勇者は避けようとしても手足や顔に、魔王の大便が付いてしまうのは逃れられず、勇者の身体にもその色や臭いが移ってしまう。さらにその魔王の大便からは、人間の白骨らしきものがところどころ見えてしまい、このペンダントや腕輪がなければ自分もこうなって魔王の糞の一部にされていたと思うと、酸欠気味の勇者の顔がさらに青くなっていった。
大腸の中の勇者と排泄物を運ぶせん動により、魔王の大腸の道程は序盤の上りを終え、その道は平坦となる。だが、その道にある排泄物の量は多くなり、それに比例して臭いの強さも強くなっていく。勇者はすぐさま乗っていた大便から降り、この平坦な道を早足で抜けようとする。勇者もここまで来ると出口が近いと知っている。早くここから出ないと…という意思が勇者の足を動かした。だがその足取りは逃げようとする走りとは到底思えなく不安定で、足を動かさせる身体も左右にふらついていた。
この大腸自身は主たる魔王が動くと、それに合わせて大きく動く。その動きに耐えられるほどの力は勇者には残っておらず、振られた先にある魔王の大便に頭から叩きつけられたりもした。
それでも勇者はすぐ大便の壁から抜け出し、その先に進む。
大腸の道はいよいよ終盤、はるか下の肛門に続く崖にたどり着いた。
崖先に立ち、下を見下ろす勇者。その先にはまだ光は見えない。
まだ暗黒しか見えない。
さらに今までの臭いより熟成された濃い大便の臭いが下から勇者を包み込む。
息を止め、大腸の壁をつたって下に降りようとする。
大腸の底は意外に浅かった。
大腸に入ってからここまでせん動により登ってきた高さはこんなものじゃない。
まさか大便が溜まってこんなところにまで詰まって…
勇者は周りを見返すも抜け道らしきものは見えない。大腸後半はすべて魔王の便で詰まっている。まさかこのまま魔王の便に詰められて、その塊に潰される…
勇者の危機は現実のものになる。大腸の中で追い越していった魔王の大便が勇者に追いついてきた。崖の上から大腸のせん動によって、運ばれた茶色の固体が崖の上から勇者に向かって落ちてくる。勇者の視界はすぐ強烈な臭いとともに塞がれる。上からのし書かれる重さは次第に大きくなり勇者の体もその圧力によって詰められていく……
いや……こんなの……消化されなくても……
魔王のうんこにされちゃう……
助けて……
今まで勇者を助けていたペンダントの光はさらに強く光りだす。
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!!!
勇者を腹に入れた後、はじめての軽食を取っていた魔王。
その際、尻の方に異変が…
最近動くことのなかった尻の穴がむずむずと動き出す。
尻の穴の奥に閉じ込められていたモノが、早く此処から出してくれと主張しだす。
久方ぶりのお通じか…
勇者よお前のせいじゃな?
お前のおかげと言ったほうがいいかもしれぬな?
よかろう。お前を外界に出してやろう。
ここは厠ではないから、もうしばらく待っておれ。
・・・・
・・・
・・
普段は厠で糞をするが、今日は浴場でしてやろう。
全てはお前のためじゃぞ。
わらわの便となったお前を見てやるためじゃ、喜んでわらわの尻穴から出てくるがよい。
おっきいのが来るのぉ…
んん……
んおぉぉぉおおおおお!!
んんんん……
ムリムリムリムリ…
ドサッ…
ドサドスッ…
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光
暗黒に包まれた勇者の頭に光が差し込む。
暗黒に包まれた勇者の体ごとその光の中に飛び出す。
いや、放り出された。
魔王の咆哮とともに勇者の顔は肉の門に撫でられ、勇者の体は久方ぶりに外界の空気にふれることになった。
小さな勇者からしたら久遠の回廊とも思える魔王の消化器の中を通り抜け、魔王の肛門を通って勇者は排便された。
光の外に出た勇者は早速重力の影響を受け、床に落とされる。
勇者の全身が排便と同じく茶色にさせられるものの、幸運にも身体はまだ五体満足のままだった。
勇者を目を開ける。
その目には魔王の体内から解放された安堵感というものは全くなく。疲労と屈辱によって歪められていた。ようやく外界の光に慣れて視界が広がっていく勇者の目には、今自分が放り出された穴がしっかり見える。
私うんこになっちゃったんだ…
大便そのものにされるという最悪の事態は避けられたものの、大便として排泄される事実は勇者の精神に追い打ちをかけていく。
「やっと出来ってくれたのう」
ずしんずしんと魔王の太い二本の足はおもむろに動きだし、自分と向き合っている魔王の巨大な排泄孔は向きを変え見えなくなった。
代わりに魔王の生殖孔が勇者の眼の前に晒される。その穴からはひたりひたりと愛液が垂れている。
「なぜ溶かされずに出てこれたかは知らぬが、そのおかげで便秘から解消されたから感謝しておるぞ。ほれ体内の感想やら申してみよ。」
あ……わ……
勇者は言葉が出なかった。あまりにも強大で巨大な存在が目の前にいる。さらにその大便にされたという恐怖が勇者の頭からそれからの返答を考える余裕を与えさせなかった。
「ん…黒く汚れてしまったお前をまず清めてやろう……んはぁ……」
魔王の股間から放たれる、黄色く生暖かい大量の滝が弧を描き勇者の身体を打つ。
じゃばじゃばじゃばじゃば
大便に埋められた勇者の体はその滝から逃れられず、ただ全身でそれを迎え入れるしかなかった。その液体を口にも入って少量ではあるが、飲み込んでしまったりもした。魔王の放尿は勇者の大便で汚れた身体を洗っていったが、その液体は勇者の身体を汚染していった。
もう、にげられない……
魔王の汚物による洗礼で目の前に打ち倒すべき相手がいるのにも関わらず、勇者の心は全く奮えず、絶望に打ちひしがれていた。
またこの強大なものから受ける仕打ちに悦びも感じはじめていた。