妖怪同士の化かし合い。 その中で、化かす相手を引き込む為に行うやり方として、迷宮結界がある。 迷宮を妖術や魔術によって作り出し、作った本人は最深部に隠れる。 迷宮に入る者から見ても、最深部に到達した者は、迷宮の製作者が他の妖怪から吸い上げた妖力の幾分をもらえる。 いわゆる、ジャックポットのような特典をもらえるのだ。 それゆえに、迷宮に入り込む妖怪も後を絶たない。 リンリーもまた迷宮に入り込み、妖力を手に入れようとしていた。 だが、迷宮に挑むということは、一対一の化かし合い以上に、相手からの攻撃にさらされるということであった。 リンリーはそれを理解できていなかった。 暗い洞窟を歩いている中、リンリーは足元にあった黄色い沼、否、『ゴム溜まり』を踏んでしまった。 瞬間、足元から素早い勢いで、黄色いゴムが飛び上がってくる。 あっという間に、リンリーは全身を包まれてしまった。 裸体をさらしてしまい、いくら体をよじろうと、ゴムから抜け出せない状態になってしまった。 リンリーは、迷宮の主に敗北したのだ。 あとは、この姿になってしまったリンリーのもとに、主がやってきて。その後更にどんな変化をかけられるか、もう自由自在になってしまったのだ…。