ワーフムを寝かしつけた後のふうわと、その義親代わり、船幽霊のシャーロゥ。 真夜中だと言うのに寝る事を知らなそうなケーゼが襲撃を仕掛けてきた! 寝ぼけ眼に戦っていたが、二人は辛くもぎりぎりのところで敗北してしまう。 ケーゼは、一日に何回もあるおやつの時間に、つい先ほどまでは化け猫と船幽霊だった白饅頭を手に入れたのだった。 あむっとほおばると、柔らかい舌触りに中のあんこの甘い香りが口に広がる。 ぞくぞくとした感覚がケーゼの身体の中を走る。 普通のお菓子では味わえない、妖力から作り出された上質な甘みと、強い妖怪を作り変えて、出来上がった饅頭を食べているのだと言う支配感。 人一倍に戦闘に対する喜びの深いケーゼは、この食事の時が最高に幸せを感じるのだった。 ーーー しばらくして、ぺろりと口周りを舐め終えると、夜のおやつの時間が終わった。 ケーゼは近場を偵察させていたミルクを呼び寄せると、もう一度お菓子の時間を始めるために、新しい強い妖怪を探しに行き出した。 饅頭にされたうえに、食べきられてしまったふうわとシャーロゥは、しばらくの間、ケーゼの魂に宿る妖力の一部として扱われることになるだろう。 悔しくも惚けてしまう妖力に成り代わってしまった時間。だが、ケーゼも二人も、その内元に戻せると、今は決着のついたことと流すのだった。
のなめ
2019-02-17 15:29:26 +0000 UTC狼雲
2019-02-17 15:21:24 +0000 UTCのなめ
2019-02-17 15:16:44 +0000 UTC