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ふうわは蝋燭にされてしまった!

「(うぅんにゃ……いったん休憩ね…)」 とある妖怪の迷宮結界内部で、ふうわは立ち並ぶレンガ造りの建物の隙間で、そうつぶやいた。 妖怪でありつつも、巫女であるもの。常に妖怪と人との調和を乱すものとは戦わねばならない。 そのためにも、普段の修行として化かし合いには精力的に挑まねばならないのだ。 そう、であるのだが…。今回の迷宮結界の、試練階層は。ややおかしかった。 「(ここなら、表をうろついている使い魔達もやってこないと思うけど…ふやっ)」 びくっ、と。思わず滴るもので体が跳ねてしまう。 その震えた体は真っ白であり、その全長は、ふだん160cm前後はあるふうわの身長よりもはるかに小さかった。 そう、ふうわはこの試練階層にて、その体を蝋燭に変えられているのだ。 試練階層は、いつものように、姿を変化された上で次の階層に移る為の試練が与えられる。 「(ろうそくに変えられちゃうのは…何歩かゆずってもまだ分かるよ。ボールになったり、スライムにされたり、マネキンにされたり…。どうなっても、捕まらないでゴールに向かえば、元に戻れるもん)」 試練階層で成すべきことは、いつも入った途端に姿を変えられると同時に頭に流れてくる。 まるでゲームのサブミッションのように、それは来るのだ。 だが、それでもいつもふうわは必死に努力して、普段より動けない体を奮闘して、次の階層へ行きつき、元の化け猫の身体に戻っている。 しかし。今回ふうわは動かないのだ。 使い魔を交わし、階層内に散見する建物の隙間に隠れた今、静かに息をひそめている。 「(だってさ、だってさぁ…?)」 何度も垂れる自分のろうが、ぽつぽつと体に触れる度に、くすぐったくて震える。 そんな中で、ふうわは最初にろうそくに変化した時に頭に流れた試練を思い返した。 【試練階層:火を消されることなく溶けきれ】 「(やーっぱあの試練むちゃくちゃだよ!!っつうにゃー!!!)」 がばっと顔を上げて、またもろうで身もだえした。 つまるところ、ギツクモが姿を変えてきたときのように、使い切られるの目標ならしい。 試練は試練。それを達成すれば元の姿に戻り、次の階層に渡れることは結界を作った主妖怪によって保障されている。 だが、この試練は例えるなら。ただただ長いだけであきったらしい残念なゲームのサブミッションのように、時間が長すぎるのだ。 それゆえに、『使い魔から逃げ切る』という本来のところの目標とは別に『姿の変わってしまった自分にもだえ続ける』という、別の拷問のような試練が出来上がっているのだ。 「(はぁ、はぁ…っあぁぁぁ…!!別の修行だよこれじゃあ…シアン用の修行かこれは…!!)」 ふと、こんな目標を喜々としてやるだろう友人の顔を思い出したが、その思考さえも遮るようにぽつ、ぽつと、容赦の無いろうそくの雨が自分に注いだ。 「(ぜーったい、この結界の主の顔見てやる…!っ~~!!)」 ふうわは、なぶられ放題な拷問の中で、結界の主を倒す事を決意した。 そして、ねこみみろうそくである、ふうわの身体が解けきるまでそれから20分もかかる事になったのだった。

ふうわは蝋燭にされてしまった! ふうわは蝋燭にされてしまった!

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控えめに言って最高では…?蝋燭になった姿はもちろんシコれるのですが、溶けきって蝋溜まりになったふうわちゃん妄想するだけでご飯もういっぱいおかわり出来ます。本当に毎週の楽しみです。ごちそうさまです。

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