幽霊も、妖怪の輪では妖怪と同等の実体化する。 この船幽霊シャーロゥも、その実体化にある域では悩む一人だ。 現に、彼女は、くさっぱらで一人でぷるぷると震えている。 その姿は、姿かたち自在な幽霊であれど。自発的にするとも思えない、女体の名残を残したキノコである。 動こうにも、ぼふっと自分の傘の中から胞子が漏れ出し、そのたびに快感にびくっと震える。そしてそれにつられてまたも快感が走り、一度快感が走れば延々と胞子が噴き出るのを繰り返す延々としたキノコの刑だ。 痛みも辛みも悩みも、視点を変えれば味わえる事は喜びとも言えるのは。人生の常とも言える。 しかし、普段なら喜べるだろうそれも。これだけ延々と果てさせられ続ければ、勘弁願いたいと、シャーロゥキノコは朦朧とした中で思った。