長い歴史を誇る、と言うより今や歴史くらいしか誇るところのない元大国エメラーダ。 蛮族の侵攻により亡国の危機に陥るも、新興の帝国ルベリアの救援により九死に一生を得る。 引き換えにルベリアが望んだのは、由緒正しきエメラーダ王族の血。 かくして、十年前に夫と息子を病で失った侯爵未亡人エルナ(30)と、こちらも妻を失って久しいルベリアの皇弟であるアロン将軍との縁談が持ち上がるも、彼は結婚を目前に戦死してしまう。 結果、エルナは亡くした我が子と変わらない歳のアロンの息子、ザウのもとへと嫁ぐことに…… 今回はそんな感じのお話です。