※本作品はpixivで公開した、【狐様のお清め儀式】のアフターストリーとなります。本編をお読みいただいた事を前提にしておりますので、詳細等が省略されております。 本編を一読頂いたあと、お楽しみ頂けると幸いです。 ・・・ 「えっ!?やだよっ!!絶対にバレちゃうって!!」 私はお姉ちゃんに向かって声を張り上げた。 「大丈夫だって。バレない、バレない。それに今年が特別なんだし、今年しか出来ないんだよ」 「そ…そう言われても…。絶対…バレるって…」 お姉ちゃんが私に切り出した内容が、とんでもないものだった。 今年は100年に一度の特別な年で、私たち姉妹の家の神社で、【狐様】を祭る儀式があった。 その狐様というのが、狐の着ぐるみを着た私たち姉妹。 【百合(ゆり)】お姉ちゃんと、私【栞奈(かんな)】の二人が、神社の娘として、狐様になったのだ。 そして、その狐様が男性器に模した張形を陰部に咥え込んで、儀式を執り行うというものだった。 その祭りでの儀式は、以前になんとか終わらせた。 お姉ちゃんの策略により、今は私の彼氏となった【翔斗(しょうと)】の性器を咥え込むというハプニングはあったものの、何とか無事に終わった。 そして、私の家の神社では、毎年、年越しの際に、地域の人達が集まり、年が明けるとともにお祝いをする風習があった。 その、年越しのイベントの際に、狐様を境内に設置しようというのだ。 その狐様の中身を私にやれと言うのだった。 お清めの儀式の時は、別室の他人の入れない部屋に設置されていたので、多少動いた所でバレやしない。 しかし、今回は、他の人が近くまで来れるところに設置するというのだ。 そんなに近くで見られたら、中身が人間だという事がバレてしまう。 動かないで居ればバレないかもしれないが、多くの人が行き交う中、ずっと緊張感を保っているのは難しいだろう…絶対に無理だ。 「でもさ…もうお父さんと約束しちゃったから。お父さんも、確かに今年だけしか出来ないからって期待してたよ」 「じゃ…じゃあ…お姉ちゃんが中身をやればいいじゃん」 私がそう言うと、お姉ちゃんが呆れた表情を浮かべた。 「あっ…そういう事をいうの…栞奈。誰が…翔斗君と栞奈がお楽しみに使ってる、狐様の着ぐるみをメンテナンスしてあげてるっていうの??」 「うっ…」 そこを突かれると弱い。 私は、狐様のお清め儀式が終わった後も、狐様の着ぐるみを貰い、翔斗とイチャイチャするのに使っていた。 そして、その着ぐるみの洗浄を含むメンテナンスをお姉ちゃんの知り合いにお願いしていたのだ。 私には、そういう伝手が無かったので、お姉ちゃんにお願いするしかなかった。 なので、そこを言われると、私は何も反論出来なくなるのだった。 「どうなの??栞奈。やるんでしょ」 「うぅ…分かった…よ…。やるよ…」 そして、私は弱みを握られ、なくなく承諾する他ないのだった。 「よし、オッケー!!じゃあ、大晦日の22:00頃から年明けまでね」 そうして、私は狐様を着て、人前に晒される事となったのだった。 ・・・ そして、迎えた大晦日の夜。 私は狐様の着ぐるみに身を包まれていた。 見た目にはお清め儀式の時と変わらない狐様。 しかし、前回と違う点は、中身の私の方に合った。 着ぐるみを着る前に、コルセットのような物を装着させられ、胸部から肩に掛けても姿勢を強制するようなベルトのようなものを付けさせられている。 「お姉ちゃん、狐様、着終わったよ」 着ぐるみを完全に着た私は、お姉ちゃんに声を掛けた。 完全にと言っても、狐様の手では、背中のファスナーを閉める事は出来ない。 なので、後はお姉ちゃんに背中のファスナーを上げてもらうだけという状態だ。 「オッケー、オッケー、次の準備に入るね」 そう言ったお姉ちゃんは何か棒のようなものを取り出した。 (ん?そう言えば、視界がかなり良くなってる…お姉ちゃんの動きもはっきり分かるな…) いつの間にマスクに改造をしたのか分からないが、今までの狐様の視界よりも、あからさまに外がはっきりと確認できる。 「それじゃ、この金属の棒を栞奈に挿し込むから、ちょっと四つん這いになって」 「さ…挿し込む!!」 四つん這いになって挿し込むと言われ、驚きと、ちょっとした恐怖が込み上げてきた。 「な…なに…想像してんのよ…栞奈。別に栞奈のお尻に挿し込むなんて言ってないでしょ」 「そ…そ…そ…そんな想像してないよ…。ちょっと驚いただけだし…」 一瞬頭の中を過った映像を、見事にお姉ちゃんに言葉にされて、動揺してしまう。 「さっき、着ぐるみを着る前に付けたコルセットとかに通すのよ」 「そ…そういう事…ね…」 (あぁ~~…恥ずかしい…私…何…想像してんのよ…) そして、私は言われた通り、その場に四つん這いになった。 すると、お姉ちゃんが何やら、私の後方で作業に取り掛かった。 「よし…えっと…こうやって通して…っと…」 何やら棒を下半身の方から挿し込んでいるみたいだが、私は四つん這いになっているため、あまりしっかり見ることが出来ない。 背中のあたりでも作業する感覚が伝わってくる。 「よし…これでいいかな…」 【ジーーーーーー】 そして、着ぐるみの背中のファスナーが閉じられた。 (ん??終わったのかな…) 「オッケー、栞奈、起き上がってみて」 「うん」 そして、私は四つん這いの状態から起き上がろうとした。 (ん!?あれ??) すると、体の異変に気が付いた。 「あれ??背中が…曲がらない!?」 「そう言う事。腰を通った棒が背中の部分でも固定されているから、背中を曲げる事は出来ないわ。そして、その棒を座る台座に固定すれば、栞奈は同じ姿勢を楽に保てるって事よ」 「へぇ~~確かに…。背中と腰が固定されてれば、ぐらつくこともないかも…」 お姉ちゃんが施した処置に、感心してしまう。 私がいかに楽に乗り切れるか考えてくれたのだろう…ありがたいことだ。 「よし、じゃあ、台座に固定しよっか」 そして、私は、今回の私が乗る台座の前へと移動した。 すると私の目の前に、予想していた光景が目に映る。 (ふぅ…やっぱりね…) 予想はしていたが、やはり、その台座に男性器の張形が飛び出ていた。 (やっぱり…これを挿し込めって事だよね…) 流れ的に観念していた私は、その事に文句をつける事なく、その張形のところまで上がって行った。 一応、前回の事もあり、まさか翔斗の…なんてことはないかと確認したが、今回は確かに張形のようだった。 「ささ…早く、張形を咥え込んじゃってよ」 「お姉ちゃん…簡単にいうけどね…」 「もう、慣れたものでしょ…。それに…もう…濡れてるんでしょ?」 「そ…そんな事…!?」 (うぅっ…バ…バレてるぅ…) 悲しいかな、翔斗と着ぐるみエッチに嵌ってしまっている私は、実はこの着ぐるみに身を包まれた時点で、体が高揚し、股間を濡らし始めてしまっていた。 しかも、それを見透かす様に指摘するお姉ちゃんが恐ろしい…。 私が反論しようとした時に、お姉ちゃんが含み笑いを浮かべた。 その笑い顔を見た瞬間、私の負けだという事を感じさせる。 「ふぅ…分かったよ…それじゃ…挿れるね…」 そして、台座から飛び出る張形の上に、自らの陰部を降ろして行く。 そこからの微調整はお姉ちゃんがやる。 お姉ちゃんが私の腰を持ち、張形と私の陰部をピッタリと合わせた。 「オッケー、位置はばっちり。そのまま下に下がって」 (よし…) 【ズプッ…】 「んうぅっ!!」 久しぶりの張形の感触。 その張形が私の中に入り始め、つい声が漏れてしまう。 そして、私はそのまま腰を降ろし、完全に張形を自らの中へと吞み込んだのだった。 「はぁ…はぁ…はぁ…」 やはり少し呼吸が乱れる。 久しぶりの張形が中に入り込み、その存在感を感じる。 翔斗のものを咥え込むのと、また全然違う感触である。 「よし、それじゃ、棒を固定するね」 【カチャカチャ…】 お姉ちゃんが、私の背中を通る棒を、台座へと固定していった。 「よし、オッケー!!できたぁ~~」 出来たと言われ、私は少し体を左右に動かしてみようとした。 (ん??た…確かに…これ…全然動かないや…) 背中の棒がしっかりとしているため、体が前後左右には全く動かない。 確かにこれなら、私が姿勢を維持しようとしなくても、揺れたり倒れたりする事はなさそうだ。 「お姉ちゃん、この棒すごいよ…。まったく体が動かないや…」 「でしょ。これで、栞奈も楽できるって事ね」 (確かにな…) そう思いながら、軽く立ち上がってみようとした。 (ん??これ…上下も…全く動かないや…) 前後左右どころか、上下も完全に固定されている状態らしい。 (ん??って事は…この棒を外さない限り、挿し込まれた張形も抜けないってことじゃん!!) どうせ終わるまで抜くことは許されないだろうが、その棒により、一層、抜く事が出来ないという感覚を味合わされる。 (ふぅ…とにかくやるしかないか…) 「台座の狐様が座ってる周りには、装飾をつけておくから、栞奈が挿し込んでるところは見えないようになるわ」 (当たり前でしょ…。見えたら終わりなんだから…) と、心の中でお姉ちゃんに突っ込みをいれた。 そして、お姉ちゃんがいそいそと装飾を施し、狐様が座る台座が完成した。 「よし、ぼちぼち時間だし、場所まで移動するわね」 そして、私はその台座に乗せられたまま、狐様が設置される場所へと運ばれていった。 台座が移動を始めると、その振動が張形に伝わってくる。 (んぅ…この…振動…ちょ…ちょっと…感じちゃう…よ…) その微弱な振動に責められながら外の設置場所まで移動させられて行く。 時々、ガタンというような揺れもあり、その時はあからさまな刺激をもたらす。 その刺激に体がつい反応してしまう。 しかし、建物から出れば、もう人目に付く可能性がある。 外に出た瞬間から、私は狐様の【置物】として振舞わなければならないのだ。 そして、台座はついに建物の外へと出た。 (よし…こっからは動かないように…っと…) 外に出ると、狐様のマスクの呼吸口となる口の部分から、冷たい空気が入り込んでくる。 大晦日の外なのだ、気温はかなり低いに決まっている。 しかし、体に関していうと、狐様の着ぐるみのファーのおかげか、思ったより寒くは無い。 しいて言うなら、張形を挿し込んでいる股の部分は少し寒さを感じるくらいだ。 そして、予定の設置場所へと辿り着いた。 「よし、ここでオッケーっと…。年が変わるまでね…」 お姉ちゃんが独り言のように、喋りながら私に語りかけた。 (よし…がんばろう…バレないように…) お姉ちゃんのその言葉に、動くことなく心の中で、そう返事をした。 そして、狐様が座った格好のまま、周りを確認する。 前回よりも視界がクリアーになっている分、周りの状況もはっきりと分かる。 私は境内の途中に設置され、年明けのイベントが行われる場所へ行く道中の途中に設置されたようだ。 そして、私の周りにはかがり火がいくつも焚かれているため、その炎の光によってかなり明るくなっている。 おかげで、よりはっきりと周りの状況は分かる。 しかし、ながらこのかがり火…。 (うぅ…このかがり火…ちょっと…暑くない…?) 大晦日の夜の外だというのにも関わらず、このかがり火の熱気が私を包み込む。 燃え移る距離ではないものの、四方八方より、この熱気が私に伝わって来て、あっという間に私の体を温めていく。 いや…温めるという優しいものではない、熱するといった方が正しいくらいの熱気だ。 すぐに、体中から汗が噴き出し始める。 (あ…暑い…これ…結構…きついかも…) 「はぁ…はぁ…はぁ…」 呼吸が乱れ始め、大きく呼吸をしてしまう。 そんな所に、向こうから人影が見えてきた。 (うっ…だ…誰か来た…) どうやら年明けのイベントに参加する、地元のおじさんとおばさんの様だ。 「ありゃ?こりゃ、狐様だね」 「今年は100年に一度の年だからな」 そう言いながら、私の方に近づいてくる二人。 (やばい…呼吸を抑えないと…) 乱れた呼吸を落ち着かせ、バレないように深く呼吸をし始めた。 バレてしまうのではないかという不安から、心臓の鼓動が高まっていく。 「なんとも、きれいな造りだのぉ」 「しっかりできてるわね」 そう言いながら私の事をマジマジと見る、おじさんとおばさん。 (うわぁ…バ…バレない…よね…) 心臓のドキドキが止まらない。 私はただひたすらに微動だにせずに、それを乗り切るしかない。 すると、おじさんとおばさんは、私に向かって手を合わせ、頭を下げると、スッとその場を去って行った。 (よかったぁ…バ…バレてない…バレてない…ふぅ…) 中身が人間だという事がバレずに、乗り切れたことに安堵する。 しかし、この後も人が来るたびに、このドキドキ感に見舞われると思うと、道のりは長く感じられた。 そして、暫くの間、何人もの人が私の前に現れ、通り過ぎていった。 そのたびに緊張感に見舞われるも、誰にもバレていないようだ。 時間の分からない私には、ここに来てからどのくらいの時間がたったか分からない。 しかし、イベントの音も聞こえないし、人の感じからして、まだ年明けまでには時間がありそうな感じもする。 すると前方より、若い女の子の二人組が現れた。 (ん??あっ…えっ…【陽菜(ひな)】と【茉祐(まゆ)】だ!!) 陽菜と茉祐というのは、私の親友でかなり仲のいい二人。 その二人組が、私の方へと近づいてきた。 「あっ!!狐様だ!!」 「すごい!!めちゃめちゃ、しっかりした造りじゃん!」 そう言いながら私の傍へと駆け寄る二人。 (うぅ…なんか…すごく…恥ずかしい…) 今までの人達に見られるより、これだけ近い存在の人間に見られると、不思議な恥ずかしさが込み上げてくる。 「すごいねぇ…これ…なんか綺麗さもあるよね」 「うん…顔なんかも凄いよ」 そう言いながら、台座の外から身を乗り出し、狐様のマスクに顔を近づけてくる茉祐。 (茉祐っ!!ちょっと!近い!!近すぎるって!!) それだけ顔を近づけられると、覗きから中の私の目が見えてしまうのではないか?? 抑えていはいるが、呼吸音が聞かれてしまうのではないか?? という不安に駆られる。 (バレる…バレる…バレる…だめ…離れてぇぇ…茉祐ぅぅぅ…) しかしながら、今の私は置物。 茉祐の行動を止める事も、離れてくれと言う事も出来ない。 ただひたすらに、このピンチを微動だにせずに乗り切るしかない。 「へぇ~~凄いや…」 「ホントだね…。確か狐様って…雌なんだよね??」 「うん、そうらしいよ。その証拠にほら…胸なんか、しっかり膨らんでるし」 「ホントだ」 私の胸は決して大きな方ではない。 しかし、体のラインをトレースしているこの着ぐるみでは、ファーに覆われていても、胸の膨らみはしっかりと分かってしまうのだ。 「ねえ、茉祐…狐様って、触っちゃまずいかな??」 「だ…ダメだと思うけど…」 そう言いながら周りをキョロキョロとする茉祐。 (さ…触る??な…何言ってるの…陽菜…) 「でも、周りに誰もいないから、ちょっとだけならバレないじゃない??」 (こらっ!!茉祐!!誰も見てなければいいってものじゃないでしょ!!) 「それじゃあ…ちょっとだけ…」 そう言いながら、陽菜が私の体の方へと手を伸ばして来た。 (ダメェェェ!!陽菜!!触っちゃ!!バレる!!バレちゃうって!!!) 心の中で、必死に止めようとしたが、そんな叫びが陽菜に届くはずもない。 彼女の好奇心は、止まる事を知らなかった。 そして、陽菜の手が私の胸へと到達した。 【ムニュ…】 (んうぅぅぅぅぅっ!!!) 弱い胸を揉まれ、つい声が出てしまいそうになるが、必死に堪え、更には体が反応しないように、必死に堪えた。 「あっ!!柔らかい!!すごっ!!本物の胸みたいだよ!!」 (んうぅぅ!!本物の胸だからぁぁ!!触らないでぇぇぇぇ!) 「えっ!!ホントに??」 【ムニュ…】 (んうぅぅぅぅっ!!!) 陽菜にそう言われた茉祐も、もう片方の胸を揉み始めた。 (んあぁぁぁぁぁ!!やめっ!やめてぇぇぇ!!) 「すごっ!!ホントだ…。めっちゃ、柔らかい…」 胸を揉み始めた茉祐が感心している。 「この柔らかさを出せるとは、かなりの造形技術よね」 (ちがっ!!本物の胸だから!!だめぇぇぇぇ!!) 私の胸を堪能するかのように、揉みしだく二人。 私の弱点である胸…必死に反応しないように耐える。 (んうぅぅぅ…やめてぇぇ…二人ともぉぉぉ…) すると、暫く胸の柔らかさを確認していた二人がその手を放した。 (んはぁっ…たす…助かった…) 「栞奈にも、この事実を教えたかったなぁ…」 自らの手を見ながらそう言う陽菜。 「ってか、栞奈はこの神社の娘なんだから、このくらいの事は知ってるでしょ」 「そっか…」 「もしかしたら、栞奈は狐様でモミモミ…お楽しみかもよ…」 「うっ…あの栞奈が…あの清純そうな栞奈が…そんな事…」 (してないわよ!!っていうか、これ私の胸だしっ!!) とりあえず、二人の会話に心の中で突っ込みをいれた。 「ってまあ、栞奈だし、そんな事しないわよ」 「そうだよね…あの清純な栞奈がそんな事しないわよね…まあ…陽菜なら…だけど」 「な…何よ!!それ」 そういいながらじゃれ合う二人。 「まっ…それにしても、しっかりした造りだよね…」 そう言いながら、ジロジロと私を眺め始める二人。 (うう…恥ずかしいし…なんか…) ただの置物として存在しなければならないが、知っている人の視線には、妙な恥ずかしさを感じる。 それに、先程、二人に【清純な】というイメージで語られた私。 その清純なイメージの私が、今、その友人の目の前で、張形を陰部に咥え込んで座っているのだ。 そこに、恐ろしい程の背徳感も生まれてきた。 (うぅ…早く…二人とも…離れてよぉ…) それらの感覚が溢れ、心臓の鼓動が早くなっていく。 そうなれば呼吸も荒くなる…しかし、それがバレる訳にはいかない。 私は必死にそれを我慢し、冷静さを保つよう、自らの心に言い聞かせる。 (うぅ…早く…早く…バレちゃう…お願いだから…早く…) 暫く私をジロジロとみていた二人だったが、陽菜が口を開いた。 「さて、そろそろ会場のほうにいこっか!」 「そうだね。栞奈もいるかもしれないし」 そう言って、二人はようやく私のもとを離れて行った。 (ふぅぅ…た…助かった…。ま…向こうに行っても、私はいないけどね…ここにいるんだから…) そして、私はまた、幾人かの人を見送って行った。 時間がどのくらいたっただろうか…。 (ふぅ…あ…暑い…な…) かがり火のせいで、大晦日だというのに、着ぐるみ内の温度はかなり上昇し、体中が汗だくなのが感じられる。 耐えられない程の暑さではないが、確実に私の体力を消耗させていく。 (暑いな…まだかな…だいぶ時間が経った気がするけど…) 動くことも出来ず、何もする事の無い私には時間は長く感じられるものだ。 そして、そんな事だけを考えて、時間を潰していた時だった。 【ブウゥゥゥゥン…】 (んっ!?) 突然の事に思わず、体をビクッと動かしてしまった。 (んぅっ!!こ…これ…ちょっとぉぉぉ!!) なんと、私の陰部へと挿し込まれた、道具が振動を始めたのだった。 お清め儀式の時は、咥え込んだ張形が動くなどという事はなかった。 しかし、今、私の陰部は、確実にその道具が振動している事を感じている。 思わず下腹部がキュっとなってしまう。 (うぅぅ…な…なんで…動くのよぉ…んぅ…ぁ…) もともと挿し込まれているだけでも、私を焦らしていたその張形。 その張形が、私に快感を与えっるように、微弱に振動するのだ。 まわりに人がいない事を確認し、少しだけ、腰をモジモジと動かして耐える。 (んぅ…ぁ…もうっ…お姉…ちゃんの…仕業…んっ…うぅ…) 決して絶頂を迎えさせるような刺激ではない。 しかし、私に確実に快感を与え、一層、悶々とさせていくその刺激。 この仕様は、確実にお姉ちゃんの悪戯である事は間違いない。 (んあっ…もう…これ…続くの…んうぅぅ…) 体は基本は背中の棒にて固定されている。 しかし、多少、腰をモジモジとさせるくらいの事は出来る。 そうする事で、与えられる快感に抗おうとする。 (んうぅ…ぁ…か…感じ…ちゃう…よ…) その刺激に耐えようと必死に抗っていると、前方から人影が現れた。 (や…やばい…) 私は体を動かすのをやめ、バレないようにジッと固まった。 体を動かすのを止めると、その与えられる快感が逃げ場もなく、私に遅いかかる。 しかし、バレる訳にはいかない私は、その快感をもろに感じながら、ひたすら動かずに、人が通り過ぎるのを待つしかないのだ。 (んぅ…早く…早く…行って…。か…体が…体が…反応…しちゃう…) そして、私はその人が去っていくまで、微動だにせずに、必死に耐え続けた。 (はぁっ…はぁっ…はぁっ…なんとか…耐えた…でも…んぅっ!!あぅ…) 必死に動かずに耐えた事で、与えられる刺激が、先程よりも大きく感じてしまう。 それは、動かずにもろに受け止めたことで、私の体の火照りが増してしまったからだろう。 そして、その微弱な振動は与え続けられたまま、何人もの人が私の元を通り過ぎて行った。 その度に、私は体を硬直させ、その刺激に耐えた。 それが繰り返されるうちに、私の心と体は、かなり火照った状態へと追い込まれていったのだ。 ある程度の時間が経ち、私の前を通り過ぎる人影がなくなった。 恐らく、年越しのカウントダウンは間近ということだろう。 (んぅ…ぁ…もう…もう少しで…んぅっ…おわ…終わる…の…んっ…) 暫く人影なく、私は腰をモジモジさせながら、その刺激に耐え続けていた。 そして、私を包み込むかがり火の熱気が、着ぐるみ内をかなりの温度へと押上げ、私の意識を朦朧とさせる。 それ故、陰部に与えられる刺激に対する、耐えようという意志を薄くさせる。 (…ぁ…んぅ…もう…ちょっと…で…んぅ…) すると、もう誰も来ないかと思っていたが、人影が近づいて来た。 (あっ…止まらないと…) すぐに腰をモジモジさせるのをやめ、再び置物へと戻った。 「俺はここで、年越しをするかな…っと…」 (!?しょ…翔斗!!) そう言って私の傍に寄ってきたのは、私の彼氏である翔斗だった。 翔斗はもちろんの事、狐様の中身が私だという事は知っている。 だから、敢えて、皆がイベントの会場に集まっている中、私のもとで年越しを迎えようとしてくれているのだ。 翔斗が優しいのは嬉しい事だが、問題もある。 確かに翔斗は、狐様の中身が私だと知っている。 そして、狐様である以上、お清め儀式のように張形を咥え込んでいるのも想像出来るだろう。 しかし、翔斗の知らない事実が一つある。 そう、今、その張形が振動し、私は翔斗の目の前で、狐様の中で、快感を感じてしてまっているのだ。 狐様の着ぐるみに身を包み、振動する道具で感じてしまっている…。 なんとも恥ずかしい行為である。 中身は私だと分かっている…決して、気が付かれてはいけない。 (うぅ…やばい…こんなの…こんなの…翔斗にばれたら…んあっ…) そう思えば思う程、余計に与えられる振動が敏感に感じられてくる。 「年明けまで、もう間もなくだな…」 腕時計を見ながら、翔斗がそう言った。 翔斗も、狐様の中身という存在である私に気を使い、敢えて、二人しかいないのに、私に語り掛けたりはしない。 独り言のように、言葉を呟くだけ。 そして、優しく狐様の傍に寄り添ってくれている。 かたや、狐様の着ぐるみの中身の私は、そんな翔斗にバレないよう、必死に耐えるしかない。 (んうぅぅぅ…やばいっ…これっ…やばいよぉ!!んうぅっ!!ぁ…) 体を動かさない様に必死に耐えた。 翔斗が現れてから数分しか経っていないのに、恐ろしく長く感じる。 バレない様に必死に耐える時間は、長く感じるのだ。 それと共に、その快感は私の中に蓄積していき、体の火照りを一気に高めていく。 「もうそろそろだな…」 腕時計を見た翔斗がそう言った瞬間だった。 【グリン…グリン…】 (んあぁぁぁぁぁぁぁ!!!) 私の中で振動をしていた道具が、突如、振動をしながら動き始めたのだ。 (いやぁぁぁぁぁ!!だめぇぇぇ!!そんなっ!!うごっ!うごいちゃだめぇぇぇぇ!!) その恐ろしい程の快感に体が暴れ出しそうになる。 今まで微弱に火照らせ続けられ、焦らし続けられた私の体には、その動きは恐ろしい程の脅威となって襲いかかる。 しかし、終わりまでもう間近…翔斗にバレないよう必死に体の動きを抑えるしかない。 (んあぁぁぁぁ!!これぇぇぇ!!だめぇぇぇぇ!!) 恐らく体が小さくは反応して動いてしまっているだろう。 私は出来る限り、動かないように自らの体を抑え込む。 しかし、私の陰部の中で暴れるその道具は、止まる様子は無い。 与えられる恐ろしい快感…それを抑え込もうとすればするほど、その快感が強く感じられる。 その強められた快感に、思考が持っていかれそうになる。 (んあぁぁぁ!!これぇっ!!いやぁぁっ!!頭がっ!!頭がっ!!おかしくなるぅぅぅぅ!!) 必死に台座の上で、狐様の置物として、その快感に抗った。 しかし、襲い来る快感は、私の心と体、全てを呑み込んで行った。 もう…逃げ出したい…。 そう心のどこかで思ってしまう程の快感…。 しかし、背中に通された棒によって台座に固定された私の体。 どうあがこうが、自らの力で、その暴れる張形から逃れる事は出来ないのだ。 (あぅぅぅぅ!!おかしくっ!!おかしくなっちゃうよぉぉぉぉ!!) すると、翔斗が時計を見ながら言った。 「あと十秒…10…9…8…」 新年が開けるまでのカウントダウンだ。 そして、それは私がこの快感から解放されるまでのカウントダウンでもある。 しかし、カウントダウンと共に、私にもたらされる快感は最高潮へと向かって行ったのだった。 「3…2…1…」 (んうぅぅぅぅぅ!!!ダメェェェェェ!!何かっ!!何かくるぅゥゥゥゥ!!) 「明けましておめでとう!!栞奈」 (んあぁぁぁぁぁぁ!!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!) 私は新年が開けるのと同時に、壮絶な絶頂を迎えてしまった…。 体が大きくビクンと反応し、台座を揺らすほどの動きを見せてしまう。 そして、絶頂を迎え、意識が朦朧とし始めた。 先ほどまではかろうじて残っていた理性が完全に抜け出てしまい、必死に支えていた頭がガクンと項垂れる。 体中から力という力が抜けていき、背中の棒だけで体を支えられている状態になる。 (…ん…ぁ…ぁ……) 先ほどまでの狐様の置物と形が変わってしまった。 「ん!?どうした!!栞奈!!な…なんか…やばそうだな!!」 その異変に気が付いた翔斗。 恐らく原因はすぐに翔斗にばれてしまうだろう。 張形を咥え込んだ私の陰部は、ある意味では着ぐるみに完全に包まれている訳ではない。 接続部からは、私の溢れ出させた愛液が流れ出ているだろう。 …私は…絶頂を迎える事で今年のスタートを切ってしまったのだ…。 しかも、着ぐるみに包まれ、彼氏である翔斗の直ぐ目の前で…。 (…ぁ…ぁ…そ…そんな…ぁ…) 意識が朦朧とする中、私は背徳感と羞恥心に包まれていた。 「あっ…翔斗くん。急いで狐様を片付けるから、手伝って」 遠くからお姉ちゃんの声が聞こえてきた。 そして、狐様はその形を登場時と変え、台座に乗せられたまま、神社へと片付けられていくのであった。 【ゴロゴロゴロ…ガタン…】 (んうっ!!あっ!!やめっ!!イった!イったばっかだから!!ムリィィィィィ!!) 移動し始めた台座。 もう張形の動きは止まっている。 しかし、移動する時に与えられる台座の振動は、絶頂を迎え敏感になっている私の意識を再び、こちら側に呼び戻した。 そして、片付けられるまで、その振動は私を責め続けるのだった。 (あうぅっ!!いやぁ!!この振動!!ムリィッ!!もう…ムリだってばぁぁぁぁぁぁぁ!!) こうして私の新年は幕開けた。 ---------------------------END------------------------------------------
ももぴ
2024-01-02 09:58:20 +0000 UTClittle
2024-01-02 05:09:56 +0000 UTC