※本作品はPixivに投稿した【ヒロピンクラブ】のサイドストーリーとなります。 本編の方を読んでいただいた事を前提で書いてありますので、説明が省かれている部分がありますのでご了承ください。 ・・・ 【ヒロピンクラブ】 そこは、とあるビルの一角にある、マニアックなお店。 俺はこの店の常連である。 週に二日しか開いていない、何とも営利目的感のない店。 この店では、お酒をの飲んで寛ぎ、ある時間になると【ショー】が行われる。 ここに来るお客は皆、同じ趣味をしていて、そのショーを楽しみに足を運ぶのである。 そのショーとは…店の名の通り、【ヒロピン】、ヒロインのピンチを楽しむショーなのだ。 そして、今日もそのショーが始まる。 「本日はご来店頂き、誠にありがとうございます。本日は、【真夏デー】という事で、店内の室温がかなり高く設定されております。皆さま、ご了承のほど、よろしくお願いいたします」 店内アナウンスがそう伝えた。 (確かに…暑い…) 店の外は、冬だというのに、この店内はかなりの温度となっている。 それは、今日、店に来る前に、告知がされていたので、お客は皆、コートなどの下に、真夏の格好を忍ばせて来ていた。 俺も、Tシャツに短パンと、本当に夏の格好をしている。 それでも、暑さを感じさせる、この店内の気温。 この格好でも、汗が噴き出してくる。 それを店側が敢えてしているということは、それが演出の一つということだろう。 この暑さだと、ビールも進む。 そして、暫く、ビールを堪能しながら待っていると、お待ちかねのショーの時間となった。 「ご来店いただいている皆さま、お待たせいたしました。本日のヒロピンショー…始まります!!」 店内のスタッフのアナウンスにより、そのショーが幕を開けた。 開始早々から、BGMは危機感のあるアップテンポなメロディーが鳴り響く。 【ゴロゴロゴロ!!】 そして、ステージ袖から、本日のヒロインが転がる様に飛び込んで来た。 ステージに飛び出して来たヒロイン。 今日のヒロインは、巨大ヒーローのコスモマンに出てくるヒロイン、コスモマンセリアだった。 コスモマンのヒーローの衣装は、戦隊など違い、ウエットスーツのようなゴムの素材で出来ており、通気性はまるで無い。 そして、マスクとボディは一体型で出来ていて、それ以外は手袋とブーツのみだ。 転がり出たセリアは片膝を着きうずくまっている。 そして、そのセリアを追うように、悪役の星人が3体、一人はボスらしい風貌、そして、その手下風の二人、それと共に、存在感のある怪獣が1体現れた。 「どうした、コスモマンの力はそんなものか?」 ボスがセリアに対して、挑発する。 「うぅ…こ…これくらい…なんでもないんだから!!」 そのセリフに合わせて、セリアが、ゆっくりと立ち上がった。 ウルトラマンセリアは、高校生の女の子が変身する設定。 セリフは年齢感を感じさせる、可愛らしいセリフだ。 しかし、ゆっくりと立ち上がったセリアの姿に、俺は目を奪われた。 その立ち上がったセリアのスタイル…。 とてもセリフには似つかわしくないほどの、スレンダーな体型。 胸が大きいという訳ではないが、その足の長さ、足の細さ、くびれたウエスト、まるでモデルのような、綺麗なスタイルだったのだ。 マスクもかなり小さく作られており、中身の女性の頭ピッタリのサイズと言ったくらいだ。 それ故、中身の彼女の頭身バランスを際立たせ、美しさを醸し出す。 そして、体に纏ったゴムのスーツ。 これがまた、無駄なしわなど無く、恐ろしい程に彼女の体にフィットしている。 そのため、中身の彼女のスタイルの良さを、綺麗に表現しているのだ。 見た目でいうと、高校生の女の子というより、綺麗なお姉さんという表現が正しいかもしれない。 しかし、そのスタイル、造形美のキャラが、その声のトーンで演じているのもまた、いいギャップを感じる。 「それでは、見せてみるがいい、本当の力というものをな…やれ!!ミラージア!!」 ボスがそう言うと、存在感のある大きな怪獣ミラージアが、セリアへと襲い掛かった。 「負けないんだから!!たぁっ!!」 襲い来る怪獣ミラージアに攻撃を仕掛けるセリア。 しかし、その攻撃は、ミラージアには全くダメージを与えられている気配が無い。 「たぁっ!!やぁっ!!はぁっ!!」 連続で繰り広げられる攻撃。 しかし、その攻撃がミラージアにヒットするも、ミラージアのほうは全く動じていない様子だ。 実際の所、セリアの中身は女の子。 思い切り攻撃した所で、あの分厚い着ぐるみの怪獣には、それほど、ダメージは与えられないだろう。 よほど、ピンポイントに狙う所を狙えば、中身のアクターにダメージを与えられるだろうが、あくまで、ここはヒロピンショーのステージ。 そんな無駄な事はしない。 「やぁっ!!たぁっ!!はっ!!」 ダメージは与えられていないが、攻撃の手を止めないセリア。 暫く連続で攻撃を仕掛け続けたセリアの息が上がり始める。 さすがに、あの衣装で動き続けていれば、直ぐに息が上がるだろう。 「はっ!!たぁ!!」 セリアの攻撃にキレが無くなり始めた。 攻撃の切れ目に止まった瞬間、肩が大きく上下し始めていた。 「たぁっ!!」 そして、少しふらつきながら攻撃を仕掛けたセリアのパンチが怪獣にめり込んだ瞬間だった。 「うぅっ!!」 攻撃を仕掛けに行ったセリアの腕が、ミラージアに掴まれた。 「きゃあぁぁぁ!!」 そして、そのまま思い切り投げ飛ばれるように、放り投げられた。 【ゴロゴロゴロ】 ステージの上をゴロゴロと転がるセリア。 「全く攻撃が通じる気がしないな」 ボスが、あざけ笑うかのように、セリアに言った。 「く…こんな…でも…諦めないんだから…」 そう言いながらゆっくりと立ち上がり始めるセリア。 その肩は、かなり大きく上下している。 始まって数分しかたっていない。 しかし、ここに用意された状況は、中身の彼女を追い込むのだ。 この店内の暑さ…。 Tシャツ短パンの俺ですら暑いと感じる暑さ。 その中、セリアの中身の彼女は、あの全く通気性の無いゴムスーツに身を包まれ、激しいアクションをしている。 少し動いただけでも、かなりの暑さとなるだろう。 そして、コスモマンセリアの衣装の特性…。 マスクにある空気穴は、目の部分にある小さな穴と、薄っすらと切れた口の穴のみ。 アクションをして、呼吸が乱れたとしても、取り込める空気は限られたものだ。 もちろん、マスクとボディは一体化しているうえ、かなりぴったりとしたスーツ。 首側からの空気は一切入ってこないだろう。 さらには、かなり小さめに作られたマスク。 恐らく、マスクの前面に中身の彼女の顔が当たっているのではないかというくらいで、頭部の上方にも空間は無いと思われる。 つまり、彼女に吸える空気は、その小さな穴から入ってくる空気のみで、マスク内に留まる空気もほとんどないという訳だ。 それ故、少し動いただけでも、かなりの苦しさが中身の彼女を襲っているはずだ。 すると、ボス星人がそんなセリアを見ながら言った。 「まだ諦めないと言うなら、お前に絶望を味合わせてやろう…」 「ぜ…絶望…。わ…私は…絶対に絶望なんてしない!!諦めなんて…しないんだから!!」 「フッ…それでは味わうがいい…。ミラージア!!ミラージュチェンジ!!」 「なっ!?何を!?」 ボス星人がそう言い放った瞬間だった。 CO²が噴射され、ミラージアの周りが煙に包まれた。 そして、そのCO²の煙が晴れた瞬間だった。 (え!?ち…違う…怪獣が!!) 煙が晴れると、そこには先程セリアと戦っていた怪獣とは違う怪獣が立っていたのだ。 「さあ、ミラージア!!コスモマンセリアと遊んでやるがいい!!」 先程の姿と同じくらいの存在感のある着ぐるみ。 その怪獣が、セリアへと襲い掛かる。 【バシッ!!バシッ!!バシッ!!】 「うっ!!あぅっ!!んあっ!!」 かなり動きのキレのいい怪獣が、セリアへと襲い掛かり、攻撃を加える。 相変わらず、このヒロピンクラブでは、悪の攻撃は、ヒロインに対して加減はしない。 分厚い怪獣の衣装ではあるが、キレのいい攻撃で、セリアを打撃する。 攻撃を受けるセリアのほうは、ゴムスーツ一枚の厚さしか纏っていない。 つまり、怪獣の攻撃は、ダイレクトに中身の女の子に伝わっていると考えられる。 更には、先程から続く危機的状況。 ただでさえ息が上がっているセリアは、されるがままに攻撃を受ける。 店内の暑さは、ヒロインであるセリアを苦しめる。 それは、怪獣の着ぐるみを着たアクター達にも同じことが言える。 しかし、先程のCO²の煙の中、一瞬で姿を変えた怪獣。 つまりそれは、アクターごと怪獣が入れ替わったという事。 恐らく、怪獣のアクターの方が、この暑さはこたえるものだろう。 しかし、怪獣が入れ替わる事で、怪獣側のアクターは休憩が取れる。 その一方で、セリアのアクターは変わる事が出来ない。 それが、この演出の狙い…。 【ゴクッ…】 俺はその演出の意図を理解し、その様子に高揚する。 セリアのアクターは、この暑さの中、嬲られ続ける。 休憩も取る事も出来ずに、動き続けるしかない。 しかし、怪獣のアクター達は入れ替わる事で、休憩し、体力を温存しながら責め続けるのだ。 【バシッ!ドフッ!バシーーン!!】 「うぅっ!!あぁっ!!うあぁぁぁぁぁぁ!!」 攻撃を受けうずくまるセリア。 しかし、すぐに怪獣に掴まれ立ち上がらされる。 そして、すぐさま攻撃が仕掛けられる。 【バシッ!!バシッ!!】 「あぅっ!!うぅっ!!」 打撃を入れられ屈んだ瞬間、セリアは怪獣に掴まれると、そのまま巻き投げのように地面に叩きつけられた。 【ドスン!!】 「きゃぁぁぁぁ!!」 勢いよく叩きつけられたセリアの体が、床で少し弾んだ。 そして叩きつけられ寝転がっているセリアの元に、怪獣が近寄って行った。 【ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!】 「うぅっ!ぐっ!!あぅっ!!」 仰向けに寝転がるセリアのお腹を、思い切り踏みつける怪獣。 セリアの体がくの字に折れ曲がる。 怪獣の踏みつける体重の掛け方を見ても、本気で踏みつけに行っているのが見て取れる。 セリアは一切の休憩も与えられず、攻撃し続けられる。 痛みを感じるだろう攻撃を与えらえ、地面にうずくまっても直ぐに立ち上がらされ、攻撃を続けられ、投げ飛ばされる。 セリフを当てている声役の人間とは裏腹に、実際のセリアは足元もおぼつかず、体を起こすだけでも精一杯の様子。 ふらふらとしながらも、必死に立ち上がろうとしている。 その弱っている様子は、もはや演技ではないだろう。 呼吸もままならないだろう…。 体中を蝕む暑さも限界を迎えているだろう…。 しかし、悪役の攻撃の手は緩める事は無い。 好き放題、傷めつけられ、休む間もなく弄ばれる。 そのセリアの様子から、中身の彼女の声が聞こえてくるようだった。 【はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!苦しい!!苦しい!!息が!!息が!!】 【少し休ませて!!うぅっ!!痛いっ!!もう…呼吸が…限界…あぅっ!!】 【暑い…頭が…うぅっ!!もう…ムリ…】 その後も、何度かミラージアは姿を変え、セリアを責め続けるのだった。 「まだ…まだ…諦めない…」 セリアのセリフがそう入っているが、実際のセリアの姿は、そうは見えない。 かなり大きく肩で呼吸をし、立ち上がる事すらもままならない程にふらついている。 もはや、声当てをしているセリフにしっかり反応できていない程だ。 「フン…それでも諦めないというのなら、絶望を味合わせやる!!」 ボスの星人がそう言ったと同時に、怪獣がセリアに掴みかかり、そのままステージの観客席の際まで投げ飛ばした。 「うわぁぁぁぁぁ!!」 【ゴロゴロゴロゴロ】 力なく、されるがままに転がるセリア。 そしてセリアは、立ち上がる力も無く、ステージの最前面で横たわった。 すると、その横たわったセリアに向かって、怪獣が突進していった。 そして怪獣はセリアのすぐ傍まで走り寄った、次の瞬間だった。 (まじか!?) 怪獣はセリアのすぐ傍で大きくジャンプしたのだった。 空中へと飛び上がる巨体。 その体は横向きになりながら、セリアに向かって落下し始めたのだった。 つまり、巨体の怪獣によるボディープレス。 怪獣は横たわるセリアに向かって、一直線で向かって行った。 【ドスン!!】 「ううっ!!」 客席の傍に転がされたセリア。 怪獣のボディープレスという、あまりにも激しい衝撃に、中身の女性のうめき声が漏れる。 普段、スーツアクターは声を出さない様にしているが、さすがに今の衝撃には、声が出てしまったのだろう。 しかも、客席に近いが故、その呻き声が、こちらまで届いてしまったのだ。 なんの衝撃も吸収することの出来ない、薄っぺらのセリアの衣装。 そこに、男性アクターが入った重い怪獣の着ぐるみが落下してきているのだから、かなりの衝撃と痛みを感じたはず。 このクラブの容赦の無さに、相変わらず感心する。 「ゲホッ!!ゲホッ!!ゲホッ!!」 すぐに怪獣はセリアの上からどいたものの、床に横たわるセリアからは、中身の女性が咳き込んでいるのが聞こえてきた。 今まで、休みもなくいたぶられ続けてきたセリア。 そこに止めを刺すかの如く見舞われた一撃。 セリアは咳き込みながら、力なく床に横たわっているだけだった。 すると、そのセリアの元に、手下の星人が近寄り、何かを始めた。 一人の手下が横たわるセリアの体を横向きに押さえつけたと思うと、もう一人の手下が、セリアの両手を取り、背中側に回した。 そして、取り出したベルトのような物を巻きつけ、両手を後で束ねて拘束したのだった。 間髪を置かず、手下はもう一つベルトを取り出し、両足も一つに纏めて拘束した。 ヒロインが拘束される…。 これは、これから始まる、何かの演出の序章でしかない事を期待させる。 【ゴクッ…】 俺は両手両足を拘束され、自由を奪われたヒロイン、セリアの姿に生唾を飲んだ。 (な…何が…始まるんだ…) 期待に旨を膨らませながら、その姿を堪能する。 すると、ボス星人が、手下達に指示を出した。 「よし、取り押さえろ…」 そう言われた手下の星人の一人が、セリアに跨るように体を押さえつけた。 そして、もう一人の手下がセリアの頭側に周り、頭部を上に向かせたまま動かないようにしっかりと掴みこんだ。 「さて…コスモマンセリア…。貴様に絶望と恐怖を与えてやろう…」 そう言って近づいて来た、ボス星人の手には見たこともないような大きな蝋燭が持たれていた。 (え!?蝋燭!?) SMプレイで蝋燭と言えば、対象に蝋により熱さ責めをするもの。 しかし、今の対象であるコスモマンセリアは、体中をウエットスーツのようなものに覆われている。 つまり、そこに蝋を垂らしたとしても、それほど苦痛になるほどの熱さは感じないはず…。 だとすれば、ボス星人の手に持たれた蝋燭には何の意味があるのだろうか?? 俺は、その様子に疑問を感じながらも、展開をじっと見守る。 すると、押さえつけられているセリアの元へとボス星人が辿り着いた。 「さあ、コスモマンセリアよ…。この攻撃の恐ろしさ…存分に味わうがいい…」 そう言って、ボス星人はセリアの上へと蝋燭を差し出した。 そして、蝋燭が傾けられて、そこに溜まっていた溶けた蝋が流れ落ちた。 【ポタポタポタ…】 (あ!?) その溶けた蝋が零れ落ちた先。 それは、コスモマンセリアのマスクの口の部分だったのだ。 充分に溶かされた蝋は、そこそこの量で、セリアの口元に流れ落ちていった。 そして、セリアのマスクに辿り着いた蝋は、一瞬にして、再び固形物へと変わって行った。 体と頭を固定されたセリアにその攻撃を避ける事は出来ない。 的確に口付近に蝋を落とされ、一瞬にして、口元が蝋で覆われてしまった。 (う…嘘だろ…) 俺はその攻撃に、驚きと興奮を感じてしまう。 一見、見た目には地味な攻撃。 しかし、コスモマンセリアの衣装の事を考えると、それは恐ろしい程の責めだと言える。 完全にウェットスーツに包まれた体、ピッタリと顔に張り付くようなマスク。 中身の彼女のが外界と繋がっているのは、口元のスリットと目の部分に開いた小さな穴のみ。 体や首の方から入ってくる空気はない。 つまり、その外界と繋がる、二点からのみ空気を取り入れることが出来る。 その、一か所である口のスリットが、蝋により埋められてしまったのだ。 必死に頭と体を動かし、逃げようとするセリア。 しかし手下星人により、押さえつけられた体と頭は動かすことは出来ない。 唯一動かせる、一つに纏められた足が、バタバタと必死に跳ねあがっている。 恐らく、自分の身に何が起こったのかを理解したのだろう。 その攻撃から何とか逃げようと必死なのだ。 口からの呼吸を塞がれた事で、一気に呼吸がしにくくなったのは間違いない。 ただでさえ、ずっと休みなくいたぶられ続け、呼吸がままならない状態になっていたというのに、その要を潰されたのだ。 中身の彼女の苦しさは、かなりのものになっているだろう。 その藻掻き続ける、足の動きから、彼女の声が伝わる。 【いやぁぁぁ!!ムリィィ!!苦しい!!苦しい!!】 しかし、そんな彼女の抵抗も空しく、ボス星人は再び、蝋燭の蝋を溶かし、かなりの量をため込んでいた。 「さあ…コスモマンセリアよ…次は…この攻撃がどこに加えられるか…?分かるかな??」 ボス星人がそう言った瞬間に、セリアの体が大きくビクッと反応した。 そして、先ほどまでよりも激しく足が跳ね上がり始めた。 一度目の攻撃が口…つまり、二度目の攻撃は…。 すると、ボス星人がゆっくりとセリアの上へと充分に溶けた蝋を携えた蝋燭を持って行った。 「さようなら、コスモマンセリア…」 ボス怪人が、そう言いながら、手に持っていた蝋燭を傾けた。 蝋燭から、溶けた蝋が滴り落ちていく。 【ポタポタポタ…】 その蝋が落ちた先…それはコスモマンセリアのマスクの目の部分。 的確に蝋はセリアのマスクの目の部分…つまり、中身の彼女の最後の生命線である、目の部分の穴を捉えた。 目の部分が蝋に覆われていく。 これで、中身の彼女は、外から空気を取り込む事が出来なくなったのだ。 「んんんんぅぅぅぅ!!!」 中身の女性の叫び声が零れ出た。 本当に呼吸が出来なくなり、もう、声を出さないというアクターのルールどころでは無くなっているのだろう。 呼吸口を塞がれ、恐らくパニックに陥っている。 そして、完全に塞ぐかのように、ボス星人が追加で蝋をマスクへと垂らして行った。 蝋が固まったと判断した、手下の星人たちが、その拘束を解き、セリアから離れる。 「んうぅぅぅぅぅ!!んうぅぅぅぅ!!」 その瞬間、セリアは叫び声を上げながら、大きく体をのたうち回らせ始めた。 しかし、両手は背中側で拘束されたまま、両足は一つに纏められた状態。 立ち上がることは愚か、マスクに付いた蝋を、自ら取る事さえ出来ない。 「んうううぅうっ!!うううぅぅぅっ!!うぅっ!!うぅっ!!んうぅぅぅぅ!!!」 イモムシのように床で暴れ続けるコスモマンセリア。 呼吸口を塞がれた事は理解しているだろう。 そして、かなり小さめのマスクの中には、空気など、元から少ししかないだろう。 あっという間に、苦しくなっているのは、その動きを見ていれば一目瞭然。 しかし、自分ではその苦しさからは、どうやっても逃れる事は出来ない。 「んううううっ!!ううううぅぅぅぅ!!うぅぅうっ!!うぅぅうっ!!」 なんとかしようとマスクを床に擦り付けるセリア。 しかし、それくらいで、穴を塞いでいる蝋を取ることは出来ない。 それでも、何とかして、その蝋を取ろうとするほど、苦しさに襲われているという事。 「んうぅぅぅぅ!!うぅぅぅぅぅうっ!!うううっ!!」 ただひたすらに、助けて欲しいと叫び声を上げながら、体を暴れさせる…それしか彼女には出来ないのだった。 【ゴクッ…】 そののたうち回る姿に、俺の興奮は恐ろしい程に高まっていく。 この恐ろしい程の暑さの中で、完全に外界から遮断されたウェットスーツの衣装に身を包まれ、休みもなく、ずっといたぶられ続けた。 それだけでも死んでしまいそうな程、彼女の体は追い詰められていただろうに、最後には、唯一の呼吸口である穴も、全て埋められてしまい、空気を取り込む事も出来なくなった。 手足を拘束され、どうしようない彼女は、今、恐ろしい程の暑さに包まれながら、窒息死の恐怖へと陥れられているのだ。 苦しいだろう…。 恐ろしいだろう…。 その様子が、のたうち回るヒロインの姿から、ひしひしと伝わってくる。 「んうぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 のたうち回る動きが、びっくりするほどに激しくなり始めた。 恐らく、本当に限界を迎えているのだろう。 体がビクンビクンと大きく跳ね上がる。 そして、その体が、今までに無いくらい大きくのけ反った瞬間だった。 「んううううううううぅぅぅぅぅぅぅ!!」 のけ反った体が、一瞬、時間が止まるかのように停止した。 すると次の瞬間、停止した体が、ゆっくりと床へと崩れ落ちていったのだった。 床へと崩れ落ちるセリア。 そして、床に横たわったセリアは、先ほどまでの激しい動きが嘘だったかのように、ピクリとも動かずにそこにいるのだった。 すると、ボス星人のセリフが入った。 「はっ!はっ!はっ!コスモマンセリアも、ここまでのようだったな。次は他のコスモマンを処分してやるとしよう…。お前たち、後処理をしておけ」 ボス星人がそう言うと、手下の星人たちが、倒れ込んだセリアの元へと近づいていった。 そして、何やらマスク付近で作業をすると、手下達は立ちあがり、再びボスの元へと戻った。 最後のセリフを放つと、星人や怪獣はステージからハケて行った。 ステージ全体の照明が暗くなり、ステージに残されたセリアにだけ、ダウンライトが当てられた。 「皆さま、お楽しみになられましたでしょうか?本日のヒロピンショーは終了となります。お時間が来るまで、ごゆっくりお楽しみください」 そして、巨大ヒロインのピンチショーは終わりを告げた。 窒息してしまったのではないかと思われる、コスモマンセリアはステージ上に、両手両足を拘束されたまま放置されている。 その姿を凝視する。 すると、そこに横たわるコスモマンセリアは大きく体を揺らしている。 どうやら、本当に窒息死したわけでは無さそうだ。 一回、本当に呼吸が止まり、蘇生させられたのか…それとも、そういう演出だったのか…それは分からない。 しかし、俺が見たあの光景からは、セリアの中身の女性の必死さが感じられた。 あの苦しみ方、助けを請う様は本物だったと思う。 目や口を塞いでいた蝋は取り除かれているようだ。 その証拠に、口からは液体が流れ出している。 口から流れ出ているが、それは涎などではない…中身の彼女から噴き出した汗がマスクから流れ出ているのだろう。 その証拠に、手袋とブーツの合わせ目からも、中で許容の超えた汗が流れ出していた。 ここのヒロピンショーでは、ショーが終わった後も、ステージ上に、やられたヒロインは放置される…店が閉まるまで…。 もう本当に動く力も残っていないのかもしれないが、彼女はそこに居続けなければならない。 この室温で、あの衣装に身を包まれたまま…。 そこに横たわるセリアの姿…。 その大きく揺れる体…。 各所から噴き出した汗…。 その姿だけでも、俺の興奮は高ぶって収まらないのだった。 相変わらず、この【ヒロピンクラブ】は、俺の心をくすぐり続けるの店だ。 ---------------------------END------------------------------------------
ももぴ
2025-01-18 07:10:53 +0000 UTCフランキー
2025-01-17 01:05:58 +0000 UTCももぴ
2025-01-16 21:55:04 +0000 UTClittle
2025-01-16 03:52:08 +0000 UTC