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展示人形になりきって Main Story 【前編】

この作品は某所にアップした作品のリメイクになります。 恐らく、私の処女作になると思われる作品です。 多少設定を変えてのリメイクになります。 FANBOX100作目という事で、初心に帰るべく、処女作を掘り起こしました。 ・・・ 私の名前は【綾香(あやか)】。 平日は会社務めで、普通に事務職の仕事をしている23歳。 しかし、週末はそんな普通の会社員とは一味違う存在になる。 実は、着ぐるみを身に纏い、キャラクターショーのアクターとしてステージに上がっているのだ。 主には、魔法少女もののアニメである【スイートプリンセス】のショーをしている。 時々、戦隊のヒロインなどもやるが、最近はスイートプリンセスの現場が多く、そちらばかりである。 今日はスイートプリンセスのショーの仕事で、あるテーマパークに来ている。 朝の集合時間にはまだ早いが、準備が早く出来て、移動もスムーズだったため、早めに現場入りした。 「おはようございまーす!」 挨拶をしながら、集合場所へと入っていくと、そこには【浩(ひろし)さん】の姿があった。 「おっ!!おはよ!綾香!!いい所に来たな!」 すこし慌てた素振りで、私を見つけるや否や、こちらに駆け寄って来た。 浩さんは、私の所属しているキャラクターショー事務所の上司に当たる人。 そして、他のメンバーにも知られていないけれど、実の所、私と浩さんは付き合っているのだった。 「浩さん、どうしたんですか??そんなに慌てて」 「うっ…さ…さすが綾香…。俺の動揺が見抜かれるか…」 「そりゃ…もちろんですよ」 「愛の力だな」 「も…もうっ!!ふざけないでくださいっ!!」 ストレートにそう言われ、こちらが照れてしまう。 「…で、何かあったんです??」 「そうそう、綾香、今、このテーマパークで、スイプリの展示イベントやってるだろ?」 「はい」 このテーマパークでは、現在、展示イベントとして、スイートプリンセスのイベントを開催している。 キャラクターショーはその一環として、行われているのだ。 「そのコーナーの中に、【スイプリと写真を撮ろう!!】ってコーナーっていう部屋があるの知ってるか??」 「あっ…あのスイプリの等身大人形が置いてあって、写真が一緒に撮れるコーナーですよね??」 私も、関係者でありながら、一通り、この展示イベントを一通り回ってみたので、そのコーナーの事は知っていた。 「それそれ。…でさ、そのコーナーの人形が…昨日の夜に倒れて、壊れちゃったらしいんだよ…」 「へぇ…それは一大事ですね…」 「急遽、手配はしてるらしいんだけど、代わりの人形がすぐに来ないらしくてさ…」 「うわっ…どうするんですか??」 浩さんがピンチに陥っている最中ではあるが、私はアクターであって、運営側ではないので、これと言って力になれる事は無い。 彼女として心配はしているものの、どこか蚊帳の外のようなスタンスでいた。 すると、浩さんがとんでもない発言をした。 「でさ…綾香…。スイプリの着ぐるみの衣装はあるから、それを着て人形の代わりをやってくれないかな?」 「代役ですか…いいですよ…。ん!?ちょ…ちょっと待って下さい!!代役って…人形の代役ってことですか!?」 着ぐるみの衣装に身を包まれるのは慣れた事。 その代役と言われて、流れですんなり【いい】とは言ってしまったものの、普段の代役とは違う。 私が代わりをしなければならないのは、キャラクタショーの動くキャラではなく、展示スペースの【人形】の代役なのだ。 「そうそう」 「そ…それは流石に、人間だってバレちゃうんじゃ…??」 いくら等身大人形といっても、人形と着ぐるみを着た人間では違いは出てしまうだろう。 私は、いささかそれは無理だと感じた。 「大丈夫だって!!綾香ならスタイルも抜群だし、人形の代わりでも誰も違和感は感じないかな?って思ってさ。綾香なら作られた人形のスタイルよりも、魅力的だって」 (う…そう言われると…) 相変わらず、褒め方が上手いというか、私の事をよく分かっている。 「ホ…ホントに、それで大丈夫なんですか??」 「大丈夫、大丈夫、綾香のスタイルと演技力があれば、後は俺がなんとかするから」 結局、浩さんのこの【押し】に弱い私もいる。 「ふぅ…分かりました。それで浩さんが助かるなら、やります…」 「ありがと!!綾香!!」 私の返答を聞いた浩さんのキラキラとした表情が、頼りになる存在の癖に、無邪気な感を醸し出し、私の心をくすぐる。 (もう…浩さんったら…) 「…で…内容的には、衣装を着て、お客さんと写真を撮ればいいんですよね??」 「その通り。でも、お客さんがいる間は、動いちゃダメだよ」 「え!?」 「だって、【人形と写真が撮れるコーナー】っていう契約だからさ。綾香には【人形】に徹してもらわないと…」 「あっ…!?そ…そうか…そうですよね…」 「っていうか、契約だから、お客さんだけじゃなく、俺以外の関係者にもバレないようにしないとね」 「そ…そっか…はい…」 確かに、もともとそこにあるのは人形という体裁なのだから、その代役である私は、人形であり、動くはずはないのだ。 「大丈夫、俺に動かないように出来る【秘策】もあるから」 「は…はぁ…」 浩さんの言う【秘策】が何かは分からないが、とにかく何とかなるらしい。 「あっ!?と…ところで、キャラショーのほうは大丈夫なんですか??私、今日、ベリープリンセスにキャスティングされてますけど??」 私はもともと、この会場にはスイートプリンセスのキャラクターショーのキャストとして来ていた。 だとすると、私がここで、人形の代役になってしまうと、キャラショーのほうのキャストに穴が空いてしまう。 「そこは心配しないでいいよ。そっちは代役手配出来るけどさ…。こんな無茶なお願い…綾香にしか出来ないでしょ?」 「た…確かに…」 普段から無茶を聞いている私ではあるし、浩さんの彼女であるという立場も踏まえて、この無茶な依頼を受けるのは、私ぐらいだろう。 そう考えると、ショーの方の代役のほうが手配はし易い。 「もう…浩さん…。しょうがないですね…。で??何時から、私はそのブースに入らないといけないんですか??」 「9時にオープンするから、オープン前にスタンバイしないと…」 「え!?9時!?も…もう…30分前じゃないですか!?急がないと!!」 「おっ…おう、そうだな。すぐドレッシングに入ってくれ。あと、時間が無いけど、この後、長丁場になるから、トイレには行っておけよ」 「は…はい…。もう…怒涛なんだから…」 そうして、私は今日のキャラクターショーのキャスティングと同じ、ベリープリンセスの衣装に身を包まれていった。 浩さんに着替えを手伝ってもらい、スタンバイは完了した。 急いで着替え終わり、浩さんに連れられて、写真を撮ろうのコーナーの部屋へと移動した。 「ここに立ってて」 浩さんが示した先は、部屋の中の小さなステージの様な場所。 ここで、私は人形の振りをすればいいという事だ。 「ん…でも…ポージングしてるのはいいですけど、動いちゃいそうですね…」 人形の振りをするという事は、お客がいる間は動いてはいけない。 いくら私がスーツアクターとして、普段から演技をしているとはいえ、ピクリともうごかないというのは、なかなか難しい事だ。 「あっ!?それについては考え済み。ちょっと、この携帯の画面を見ててくれる??」 そう言って、浩さんは、何か不思議な模様が表示された携帯の画面を、私のマスクの前に差し出した。 (ん??何これ…へんな模様…) 「大きく息を吸って~~~」 「すぅぅぅぅぅ…」 浩さんに言われるがまま、私は大きく息を吸い込む。 「吐いて~~~~~~」 「はぁぁぁぁぁぁ…」 意味も分からず、言われるがまま、それを何回か繰り返した。 「そろそろいいかな??もう、綾香は自分の意志では動けないから」 「えっ!?」 そう言われて、手を動かそうとしたが、確かに全く動かない。 「えっ!?何!?何!?ど…どういうことですか!?」 浩さんに言われた通り、手も足も全く動かす事が出来ないのだ。 「うん、催眠術ってやつ。ちょっとしたアプリなんだけど、こんなにしっかりと効くとはね」 「え!?さ…催眠術!?うそ…」 「嘘じゃないでしょ。現に綾香は体が動かす事が出来なくなってるでしょ?」 「うっ…た…確かに…。全然動かせないです…」 催眠術など、俄かに信じがたいが、実際に動けなくなっているのは事実。 「つまり、これでお客が来ても、動く事は無いし、バレる事もないってわけ」 「ま…まあ…そうですけど…」 「あっ!?でも、声は出せるから、声を出したらバレちゃうよ。絶対に黙っているように」 「は…はい…」 確かに、体の自由は利かないが、声は出せている。 逆に言うと、それがお客にバレる唯一の弱点となるのだ。 「さてと、ちょっと失礼」 「ひっぃ!!」 すると突然、浩さんが私の肌タイツに包まれた腕を掴んだ。 突然の事に、思わず声が漏れてしまう。 「スイートプリンセスっぽい、ポージングさせるから、ちょっと触るよ」 「は…はい…」 (もう…先に言ってよね…) 付き合っているのだから、体を触られても何の抵抗もないが、唐突すぎて、少し驚いてしまったのだ。 そして、浩さんが、動けない私の手足、そして、腰などを調整し、ヒロインらしいポージングに変えた。 ベリープリンセスの衣装は、ワンピースではなく、セパレートになっているため、ウエストは肌タイツが露出している。 そんなウエストラインにも、そっと触れる浩さんの手の感触に、少し性的な感覚を感じてしまう。 (んぅ…そんな触り方…しないでよ…) そんな私を他所に、浩さんは私をポージングさせていく。 そして、浩さんの手が止まり、私は浩さんにされるがままの姿勢となった。 (ん…さすが…浩さん…。ポーズが決まってる…) 動けないものの、自らが今、どういうポーズをとっているかは分かる。 スーツアクターの私からしてみても、このポーズが、しっかり見栄が切れている事が感じられた。 普段から、キャラクターショーを熟知している浩さんだから出来る技でもある。 「よしと…。入口の所の緑のランプが付いたらお客さんが入ってくる合図だから、人形の振りをして、声を出さないようにね」 「はい…分かりました…」 「お昼すぎに一回休憩をとるから、それまで頑張ってね」 「はい…」 「じゃあ、よろしく~~」 そう言い残して、浩さんはコーナーの部屋から出て行ってしまった。 (まあいいや…。どうせ動けないし、こうやって立ってて、お客さんと写真を撮られればいいんだから、なんとかなるか…) そう安易に考え、私はそのまま、会場の時間を待った。 そして、時間は9時を過ぎオープンしたらしく、緑のランプが点灯した。 (あっ!?お客さんが来る…) すると、小さな女の子とお母さんの二人組が部屋へと入って来た。 「ママ!!ベリープリンセスだよ!!写真撮って、撮って~~」 そう言いながら、その女の子は私の傍に寄って来て、寄り添うように立った。 「はいはい、撮るわよ。チ~~~ズ!」 【カシャ!!】 「やった~~!!嬉しい!ベリープリンセス、大好き~~!」 私と写真を撮り、嬉しそうにはしゃぐ女の子。 「よかったね~~。じゃあ次のコーナーに行こうか」 「うん。ベリープリンセス、バイバ~~~イ!!」 そう言って、人形であるはずの私に向かって手を振って部屋を出ていく女の子。 (可愛いな…。ショーのキャラクターじゃなくて人形なのに、手を振ってくなんて…。ん??人形??違う違う、ホントは人間なんだって!!) 可愛らしい女の子の仕草に心を奪われながら、自らの思考に浮かんだ矛盾に突っ込みをいれる。 (それにしても、全然バレてない感じだ…。浩さんの催眠術の凄さ…かな??) そうこうしていると、また緑のランプが点灯した。 今度は、両親と二人の娘の4人組だった。 「うわぁ~~ベリープリンセスだぁぁ!!可愛い~~!!」 私を見るなり、喜びの表情を浮かべる女の子。 すると、両親のほうも、私に興味津々の眼差しを向けた。 そして、近づいて来て、私の全身をジロジロと見始めた。 「それにしても、良く出来た人形だなぁ…」 「確かに、最近の技術は凄いわね…」 両親の方も、私の事を人形だと疑わず、その精巧さに称賛の言葉を漏らす。 すると次の瞬間、父親が私の腕を触って来た。 (ひぅっ!!) まさか、触れると思っていなかった私は、その行動に驚き、心の中で反応してしまう。 しかし、動けない体は、その驚きにも反応せず、固まったままだった。 「ほら、ママ、触ってよ。腕とかも人間みたいに柔らかいよ」 (うぅっ!!触っちゃ!触っちゃダメ!!バレる!!バレちゃうから!!) 人形と思われているとはいえ、触られれば、中身が人間とバレてしまう可能性がある。 触れられる事でバレてしまうのではないかという焦りに包まれる。 すると、母親のほうも、私の肌タイツのみの腕の部分に触れて来た。 「ホントだ…凄いな…。ホント、最新の技術は凄いね…」 そう言いながら、私の肌タイツに包まれた、私の腕を触る母親。 (うぅ…だって…本物の人間なんだから…そうなんだけど…。あんまり…触らないでよ…) すると、父親が私の腕を触ってた手を移動させた。 その移動していった先…それは私の胸付近であった。 そして、父親は私の胸に向かって指先を立てた。 【ツン…ツン…】 (んうぅぅぅっ!!!) 父親の指が私の胸に刺さり込む。 「ほら…胸だって…かなり柔らかいよ」 そう言いながら、私の胸をツンツンと指で突く父親。 動けないからか、その指先だけで胸を突かれただけで、妙に普段よりも感じてしまう。 (うぅ…ちょ…ちょっと…胸…触らないで…よぉぉぉぉ!!) すると一緒にいた母親が、父親に苦言した。 「こら!!パパ!!人形だけど、それは、教育的によくないわよ!」 「うっ…ゴ…ゴメンゴメン…。あまりにも凄い作りだから、気になっちゃって…」 そんな夫婦の会話をよそに、子供たちは無邪気に親たちに言う。 「早く、写真撮ろうよ~~~」 「あっ…はいはい。写真撮ろうね」 「チーズ!!」 【カシャッ】 そうして、この家族は、結局、私を人形だと思ったまま写真を撮って、このブースから出ていった。 (ふぅぅ…そっか…。私は人形だと思われてるから…人形として触られる事もあるよね…) そこに、【展示物に手を触れないで下さい】という表記は無い。 つまり、今、【展示物】である私に触れる事は、問題のない行為なのだ。 そして、何組かの家族がここに訪れ、人形である私と写真を撮って行った。 その家族たちは、皆、満足げに笑顔を浮かべ、部屋から出ていく。 (な…なんか…普段のショーも子供たちの笑顔がいいけど…。こうして人形のふりをして動かないで見ていると、まじまじとそういう所が観察出来て面白いな…。浩さんに無理やりこうさせられてるけど、これはこれでいい経験かも…な…) 動けないが故に、見ているしかなく、逆にそれがよく観察できる事にもつながる。 そんな事を考えながら、私は子供たちと写真を撮って行ったのだった。 そんな時、今までとは違うお客さんが訪れた。 (ん!?) そこに入ってきたのは、家族連れではなく、男性一人のみ。 どう見ても、周りに子供の姿は見えない。 手には大きなカメラを持ち、スイプリのグッズを色々と身に付けている。 (こ…この人…。子供いないし…大人のスイプリファン…って事…??) 状況を考えるに、そのお客さんは子供ではなく、その人がスイプリのファンだという事は明白だ。 今までの家族連れとは、あからさまに空気が違う。 すると、そのお客は私を見るや否や、視線を私の全身を舐め回すように配らせる。 「うわぁ…スイプリ…べ…ベリープリンセスの…等身大人形だ…。か…可愛い…な…」 (うっ…な…なんか…可愛いって言われても…素直に喜べないな…) そのお客さんの雰囲気から、可愛いと称賛される言葉が、何か背中をゾクッとさせる。 「べ…ベリー…なんて完成度が高いんだ…。す…凄く…出来がいい…。こんな…人形が出来るなんて…。凄い!凄い!!」 そう言いながら、私の写真を何枚も撮り続ける、そのお客さん。 (な…なんか…ちょっと怖い…な…。早く…終わってくれないかな…) 着ぐるみのキャラを演じている限り、キャラクターとして、お客さんに対して、差を付けてはいけないのだが、やはり、気持ちとして嫌悪感を感じるのは否めない。 とはいうものの、現状、動けない私は、訪れるお客さんにされるがまま、受け入れるしかない。 そして、その男性は暫く私に向けたカメラのシャッターを切り続けた。 (うぅ…まだ…終わらない…のかな…) そんな事を思っていると、ふと、カメラのシャッターを切る手を止めたその男性が、私にグッと近づいて来た。 (え!?) 「べ…ベリープリンセス…可愛いな…なんて可愛いんだろう…」 そう言ったその男性の視線が、私の下半身のほうに向いた。 「こ…この太腿とか…たまらないな…なんて魅力的なんだろう…」 (え!?な…何言ってるの…) その次の瞬間だった、カメラから手を放した男性の手が、スッと私の太腿のほうに伸びて来たのだった。 (うそっ!!ちょ…ちょっと!!) そして、その男性の手が、肌タイツ一枚に包まれた私の太腿へと到達したのだった。 (いやぁぁぁ!!ちょっと!!さ…触らないでよ!!) 「や…柔らかい!!す…凄い!!この人形!!凄い出来だ!!」 私の太腿を触った男性が、感嘆の声をあげた。 そして、男性の手は私の無防備な太腿に優しく触れ始めた。 (いやぁっ!!さ…触らないで!!気持ち悪い!!) タイツ越しとはいえ、このトーンで肌を触られるのには抵抗がある。 しかし、今の私には、その手から逃げる事は出来ない。 動けない体では、逃げる事はおろか、抵抗する事も出来ないのだ。 ただただ、やめて欲しいと懇願するしかない。 すると、その男性は、更にエスカレートしていく。 「ちょ…ちょっとだけ…スカート…捲っても…いいかな…。だ…誰も見てないし…いいよね…」 (ちょ…ちょっと!!よくない!!よくないって!!だめっ!!やめてぇぇ!!) 【パサッ…】 男性はおどおどしながらも、私のスカートを捲って、その下に隠されてるスパッツをジロジロと見始めた。 (いやぁぁぁぁぁ!!恥ずかしい!!恥ずかしいよぉぉ!!) 動けない私は、その行為を受け入れるしかない。 その男性にスカートを捲られ、スパッツに包まれた陰部を視姦される。 普段のショーで、動いている最中にスカートが上がり、下に履いているスパッツをお客さんに晒す事は日常だ。 しかし、それは意図的ではなく、自然とそうなってしまっているだけ。 だが、今の状況は違う。 強制的にスカートを捲られ、その下に隠されたスパッツを曝け出しているのだ。 「フフフ…ベリープリンセスのスカートの下…。ゴクッ…お尻も…なんて綺麗な形をしてるんだ…」 スカートを捲し上げながら、私の背後に回ったその男性から、そんな言葉が聞こえて来た。 (お尻!?うそっ!!) そう思った瞬間だった。 【ムニュ…】 (ひぃぃぃぃっ!!さ…触られてるぅっ!!) そのお客は、私のスカートを捲し上げ、晒されたスパッツに包まれたお尻を揉み始めたのだった。 「凄いよ…さすがベリー…。人形なのに、こんなに柔らかくて気持ちいいなんて…」 (やだっ!!やだっ!!触らないで!!触らないで!!いやぁぁぁぁぁぁ!!) 強制的に痴漢をされているような感覚に包まれる。 その男性の手は、舐める様に私のお尻を揉み続けるのだった。 (いやぁぁぁぁ!!触らないでぇぇぇ!!) そして、私のお尻を揉み倒した男性は、エスカレートした発言を放った。 「に…人形だし…抱き着いてもいいよね…」 (え!?…だ…抱き着く!?む…無理!!やめてぇぇ!!) 「普段のショーでそんなことしたら、犯罪だけど…これは人形だし…」 そう言いながら、周りをキョロキョロと確認する男性。 「誰もいない…」 そう言った男性が、私の方に視線を戻した。 (え…うそ…ホント無理だって!!怖い!怖い!!) すると男性は両手を広げ、私に向かって言った。 「ベリープリンセス!大好きだよ!!」 私に一気に抱き着きに来る男性。 (いやぁぁぁぁぁ!!) そして男性は私に思い切り抱き着いた。 「うぅ…もう…たまんないよ…」 抱き着いて来た男性の性器が、あからさまに盛り上がっているのが分かる。 そして、その盛り上がった股間を私に押し当ててくるのだった。 (いやぁぁぁ!!気持ち悪い!!気持ち悪い!!やめてぇぇぇぇ!!) そして、その男性は暫くの間、私に抱き着いていたのだった。 (ぅぅ…いやぁぁ…もう…勘弁して…気持ち悪いよぉ…) すると男性は突然、私からその体を放した。 「!?おっと…いけない…僕はどうやら理性を失ってしまっていたようで…。これは、反省、反省。それにしても、なんともクオリティーの高い人形んなんだ。普段ショーで見ているベリーと寸分たがわない感じも受ける。神クオリティーだよ…これは…。という事は、この先のコーナーも期待が持てそうだ」 そう言いながら、男性は、私のコーナーから出て行った。 (うぅ…気持ち悪かった…。それに当たり前でしょ…実際にショーをやってる私が中身なんだから…。…それにしても…気持ち悪かったし…怖かった…) そして、その後も何組かの家族が写真を撮って行った。 【ガチャ】 「お疲れ~~お昼休憩の時間だよ」 そう言いながら、浩さんが中に入って来た。 (え!?あっ…もうお昼か…) 動く事も出来ず、時間を知る術の無い私は、時間感覚が薄れていた。 【ピ~~~ン】 何か聞きなれない、高温の電子音が聞こえて来た。 (え!?) 【ドサッ】 その瞬間、私は体の力が脱力し、その場にへたり込んでしまった。 (え…あれ…動ける様になった…の…?) 今まで浩さんの怪しげな催眠術によって、自由の利かなかった体に自由が戻る。 しかし、それまで動けなかった体は、突然自由を取り戻したとしても、思うようには動かない。 「はぁ…はぁ…はぁ…浩さん…これ…」 体が動かせずに、お客さんにされるがままにされる事を、浩さんに抗議しようとした。 すると、すぐに浩さんがその言葉に被せ気味に言った。 「さすが!!綾香!!誰も人形だと疑いもしなかったね」 確かに午前のお客さん達には、中身が人間だとはバレていないと思う。 しかし、それは私の技量ではない…私は動けないまま、そこに立っていただけ…。 そこに展示されてているのが、【人形】なのか、【人間】なのかは、お客さんがどう感じたかだけなのだ。 「ま…まぁ…バレてはいないと思いますが…」 そこに立っているのが、中身に【人間】が入っているの着ぐるみではなく、【人形】だと、午前中のお客さん達は疑いを向ける目はなかった。 「とりあえず休憩だから、脱ぐの手伝うね」 「…お…お願いします…」 結局、浩さんのペースにのまれ、抗議する間もなく、衣装を脱ぐのだった。 午前中、衣装を着続け、ようやく綾香という人間に戻った私。 「ぷはぁ~~。そ…そうだ!浩さん!何か大人のファンの人が来て、触られたり、抱き着かれたりしたんですよ!!」 ようやく落ち着いた私は、浩さんに不満をぶちまけた。 しかし、浩さんから出た言葉は意外なものだった。 「それは大変だったね。でも…しょうがないって言えばしょうがないよ。だって、綾香はベリープリンセスの人形なんだから。【人形に触れないで下さい】とは、うたってないしね…」 「しょ…しょうがないって!!そ…そんな…」 「それに、大人のファンが抱き着くって事は、それだけ、綾香が魅力的だったってことじゃない。魅力が無かったら、抱きつくことなんかしないし、きっとスルーだよ、スルー」 「そ…そんな事…」 自分の彼女が、見知らぬ男性に触られていたのだから、もう少し怒っていい所だと思う。 しかし、浩さんにそう言われると、何も言えない自分もいる。 「それでも、声は出してないよね??」 「…はい…それは、もちろん…」 「さすが綾香!!アクターとして、プロだよね。俺が見込んだだけはあるよ!」 「声は出してないですけど…」 「それが綾香の凄いところだって!スーツアクターの鏡だよね!」 「うっ…」 (なんか…上手く話しを逸らされたような…) 「まあ、昼休憩とってよ。まだ午後もあるし。俺はここにいるから」 「…はい…。分かりました…と…とりあえずトイレ行ってきます…」 「いってらっしゃ~~い!!」 (ふぅ…浩さんったら…いつも強引っていうかなんていうか…。浩さんのペースにのせられちゃうんだよな…。でも…そんな所も好きなんだよな…私…) そんな事を考えながら、私はトイレに向かった。 トイレに着き、インナー用のスパッツを降ろそうとした時だった。 (ん!?) 自分でも全く気が付いていなかったが、スパッツを降ろした自らの陰部が、少し濡れていたのだ。 (え!?ちょ…ちょっと待って…。え!?うそ…これ…私…ちょっと…濡れちゃってる…) 普段、着ぐるみの衣装を着た時に、こんな経験は無かった。 しかし、今、確かに私の陰部は少し濡れている。 それはどう考えても、おしっこを漏らしたとかそういう濡れ方ではない。 何かに性的な興奮を覚え、濡らしてしまった感じである。 (え!?な…なんで…??) 午前中、私が置かれた状況は、普段のショーと同じように、同じ衣装に身を包まれ、そこに立っていただけ。 普段のショーで、衣装を着る事で、こんな事になった事は無い。 もちろん、あの大人のファンには気持ち悪いと感じただけで、性的な感覚などまるでなかった。 着ている衣装も、普段のショーと同じ、違いがあるとすれば、私が【動けなかった】という所だ。 だとすると、私は、【身動きが取れない状態で、他人にされるがままになった】という所に興奮を覚えてしまったのだろうか…。 (そ…そんな…) 自らそんな認識はなかったが、事実として、私の陰部の濡れ方が語っている。 (うぅ…そんな…恥ずかしい…。午後の部が始まる前に、インナー替えよう…) そうして、私は午前中に履いていたインナー用のスパッツを脱ぎ、予備のインナーに着替えるのだった。 予備のインナーはスパッツタイプではなく、緊急用のため、ショーツと同じような形状の水着タイプだ。 形状は小さいが、愛液で濡れてしまったスパッツよりはいいだろう。 そして、着替え部屋に戻り、しばしの間、昼休憩を取った。 ・・・後編に続く・・・

展示人形になりきって Main Story 【前編】

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