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OMORIの思い出 前編

※クリアしたゲームについて綴るので重大なネタバレや画像など有り。



OMORI。こちらも以前から気になっていたゲームがコンシューマー(SwitchやPSなど家庭用ゲーム機)化されたので。

大枠でいうとアンダーテールに雰囲気が似ていると言えるが、実際は世界観もストーリーもゲーム性も随分違う。海外インディーズ発かつMOTHERシリーズに大きな影響を受けている部分が、二作品の雰囲気の共通部分なのだと思う。



主人公の友達のバジル。なにかしらがいいようだ。



始めてすぐはとにかく全く世界観についていけなくて、登場人物を把握するのも難しかった。非常に細かく画面の中に情報がつくりこまれていて、よくわからない部屋から始まって変なお面があったりトースターがあったり猫の形をした穴があったりスイカを割るとアイテムがでてきたり蛇がアサリくれたり。ノリの出どころが全くわからないので少々ついていくのに苦労した。




このゲームはかなりのボリュームで自分は70時間くらいプレイすることで、ようやく多くのあらゆる情報がこの物語の中でどういう立ち位置にあるのかは把握できるようになってきたのだけど、やっぱりそもそもじゃあ製作者はなぜスイカを宝箱代わりにしようと思ったのかノリ根本はわからないことがより明白に浮き彫りになる結果になる。

MOTHERなんかは宝箱にあたるものがゴミ箱やプレゼント箱で代替されているのは特徴的かつ独特な世界観だな~って思えるけど、その独創性と既存性のつながりは理解できる。しかしOMORIは宝箱がスイカか~ぶっとんでるな~といった感想になってしまい掴みどころがない。しかしとはいえこのゲームに対してはそういった部分に否定的な感想を抱いておらず、むしろそのついていけない部分の世界観というのがやはり魅力でもあるのだ。野性爆弾のコントのように世界観の仕組みがわからないけど、しかしたしかに何か心地いいみたいな。



随分昔にブログに記したアスミッくんワールドも無秩序にピンクの空に目玉焼きとナイフトフォークがセットで散りばめられてて、そこにイカれるくらい無責任にバカみたいに陽気なBGMが爆奏されてて、奇しくもこのOMORIの前半の戦闘曲も無責任なほどクソ陽気なBGMで、自分は正直そういうものに抗えない魅力を感じてしまう。

秩序秩序の中で生活していると、たまにそういった秩序から開放してくれる世界を味わいたくなってしまうのかもしれない。



守りたくなるこの笑顔。これがOMORI序盤の雑魚敵うさちゃん。後ろでは過激なくらい爆裂陽気なウキウキの戦闘曲が流れている。






わからないと言えば主人公オモリのファッションだ。

オモリは特殊な状況の人物という設定を加味しても理解しかねる独特の服装をしている。

右の少年がオモリ。4人中2人の年頃の少年が戦闘中に生腋さらしていくスタイル。




オモリはランニングシャツにステテコといった肌着に包丁を合わせるといったクセの強い犯罪者みたいなスタイルなのだが、そこまではギリ理解できるけど、更にそこに黒ニーソを足して絶対領域を生成している。非常に不思議な組み合わせだ。上からおっさんおっさん犯罪者めっちゃ女子の組み合わせだ。やっぱりこの作品は掴みきれない世界を持っている。






オモリの友達バジルも花飾りを被るようなふわふわした性格なのに「なんつって」とか「じゃ~ん」とか妙におっさんくさい部分があってそこもまた魅力的なキャラだ。






OMORIの思い出前編終わり。だらだらした内容になってしまって消したくなる内容だが、そんなことばっかり言って記事をいつもお蔵入りにしまくってるので今回はだらだらしたままでもいいから書き連ねるかと慢心していたら非常に冗長になったので、ブログを前後編で分割。後編はクリア後要素ネタバレ全開ぶちかましフィーバータイム。




別に記事に合わせて描く予定とかではなかったんだけど先日酒の勢いでケルのらくがきをしたのでこちらにも。(はずいので消すかも)




描いてて、改めて思ったのだがこのゲームの難しさのひとつに、現実世界のキャラとヘッドスペース(主人公の想像した精神世界と思われるもの)とのキャラの微妙な相違がある。(まず年齢が小学生くらいと高校生くらいで4年程度の差があるのだが)特に現実世界のバジルとヘッドスペースのバジルはかなりに違うように思う。と言うかバジルのそれ自体がひとつのテーマとなっている(と自分は解釈している。)


何が難しいか、それは現実世界と精神世界の人物をまぜて見てしまうところだ。この絵は自分にとって理想のケルの現れといえるかもしれない。精神世界では幼くてやんちゃなケルであるが、現実世界では明朗な性格の面影ははっきりと残しながらも、思慮深い一面をのぞかせるようになるし、何より現実世界のケルはガタイがバキバキにデカくなっている。(この身体の成長描写は自分の好きな、楳図かずお著「わたしは真悟」で大人と子供のはざまで揺れる主人公が夏休みがあけたときに同級生がとても大人になってみえるように感じたという描写として、チャオズくらいだった同級生がナッパくらいのガタイに仕上がって現れるシーンを少し彷彿させる。つまりよくある思春期の一幕ととっている。)しかし自分は現実世界で小麦色した肌のたくましいケルをかなり幼く描いている。しわよせとして精神世界のケルをもっと幼く描くというつじつま合わせをしてしまっている。この現実世界と精神世界の相違があるにもかかわらず、キャラクターをまぜてしまって更に言うと好きな部分をとりあげてしまうのは、このゲームが突きつけてくるひとつの人の欺瞞でもあるように思える。




○わたしは真悟、好きなんだけどほとんど内容も忘れてしまってるので当該シーンだけ確認をしてみたが、友達が夏休みにサイヤ人くらい身体を仕上げてきたシーン、ナッパはいいすぎだったかもしれない。ラディッツくらいかも。しかし改めて楳図かずおの異常な表現力極まる作品だなという印象は強まるシーンだった。

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Comments

OMORI、あれはMOTHERもですがゆめにっきも意識しているような気はします、夢の中のような認識なので「すこしふしぎ」な世界観としてヘンな生き物やスイカだとかが表現されてるのかと思います ケルくんは現実の成長した(大学生だったっけ?)よりヤンチャな少年ケルくんが良いですよね、ネタバレの為伏せますが現実世界ではいろいろな陰りがあったので、その影響か変わってしまった大人ケルくんを見た時は少し寂しく思いました

夜や昼や

アベさんならMOTHERライクなOMORIにいつか触れてくれるだろうと、非常に勝手ながら期待しておりました。わたしはケルがとっても好きなので、ラクガキだとしてもそれは充分すぎる宝物です。

翡翠


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