他人に気を使いすぎてしまう自分と、創作との関係性
Added 2022-07-28 00:04:04 +0000 UTC今回は自己分析も兼ねて、同じような経験のある人にも参考になればと思い、つらつらと書いていきたいと思います。
「他人に気を使いすぎてしまう自分と、創作との関係性」についてでございます。
わたくし長らく絵を描き続けているうちに「絵を描いている自分」というのは皆様からの支援や評価、
お褒めの言葉をいただいたりお仕事という実績を積んでいくうちに確固たる信念と曲がらない自信を得ることができたということを感じておりました。
ただまあ申し上げてしまえばそういった強くなった自分というのは所詮付け焼き刃のものでしかありません。
気を抜いてしまえばまた弱かった自分が出てきてしまうわけです。
ではその弱い自分とは何なのか?というところを自己分析してみたいなと思います。
~父親に気を使いすぎてしまう自分~
実は先日母親とも「なぜ自分はこんなに他人に気を使いすぎてしまうのか?」ということを話していて、母親も全く同じであった、ということを知ることができました。
では、親に似たからなのか?というとそうではなく、家庭内の環境によってみんながそうなっていた、ということでした。
父は基本的に亭主関白というか「いいから黙って俺のいう事を聞け」タイプの人だったそうで、自分の考える事こそが正しく、とにかく人を上から押さえつけていたそうです。
母は元々そこまで他人に気を使いすぎるようなタイプではなかったそうなのですが、
父の性格柄父の言うことに従わざるを得ず、気がつけばそういった人間に変わっていたようです。無自覚にです。
また、それは子どもである自分たちにも当てはまっていたそうでした。
実際自分は、「何をしたら怒られるか、何が正しいのかわからない」という状況になると萎縮し全く動けなくなるし、
激しく怒鳴られる等の事をされると思考が停止し、身体が固まってしまうようになっていました。
母は父から離れる事で元々の自分に戻る事ができたそうなのですが、
自分の場合、幼少期からそういった環境で発育してきた以上、自分の力で根っこから矯正することは不可能であるということもわかりました。
~他人に気を使いすぎてしまう自分~
実はもう一つ自分には悩みがあり、
特定の人に対して、どうしても一定以上の距離を詰める事ができず、
本当の意味で仲良くもなれないし、一緒にいてもだんだんと心を消費してしまうということがありました。
自分ではなぜそのようになるのかというのがわからず、関係をもっと詰めればいずれそうではなくなるのだろうと考えていたのですが、
こちらがいくら関係を詰める努力をしたとしても相手が心を開いてくれなければそれは不可能だし、
気をつかうにも、距離を詰めるにもエネルギーを使ってしまう為、そういった人達との関係に疲れてしまうということが起きていたのもわかりました。
では特定の人というのはどういった人達かと申しますと、まさに父のような性格の人達だと気づきました。
自分自身の主張を絶対に曲げず、他人の意見には耳を向けず、威圧的な態度や冷たい態度、人によって露骨に対応を変える等、「絶対王政の王様」のようなタイプの人です。
また、他にも上げてしまえば人間関係を保つ上で非常に些細な事でも気を使わなければいけないような繊細な人も同じように関係に疲れてしまう事もわかりました。
よく一人旅がしたくなったり外食も一人が好きだったりするのは、自然と気を使わないでいられる環境を無意識に構築していたのだなということにも気づく事ができました。
~創作との関係性について~
絵の活動を続けていく上で皆様からの評価や仕事の実績を積むことで、「しっかりと根を張って自分を主張できる自分自身」というのもある程度は構築できるようになったのですが、
結局のところそれは自分がわかるテリトリー内だけの話で、そこから離れてしまえばまた弱々しい我のない自分が表出してきてしまうということもわかりました。
例えば、「相手が何を求めているのかがわからない」「何をするのが正しいのかがわからない」といった状況下の中で、創作自体の萎縮が起こるということがありました。
それに対しては例えば最近で言えばご依頼テンプレートを作ったり気軽に聞き合える環境を作ったり等で現象は一定の解消をしていたようです。
していたようですというのは、それがまさか根本の弱々しい自分をサポートする為に我の強い自分がやってくれていたとは今までは気づいていなかったからです。
どうしても仕事上、「相手の求めているものはなにか」ということは考えなければいけませんが、
そこに「自分が描きたいものは何なのか」も考えないと、表現は萎縮するし、描くのに異常なエネルギーを使うしで、良い要素が全くありません。
思い返してみると趣味絵でも自分が何を描きたいのかよりも、人に気を使う要素が多くなれば多くなるほど、筆も止まるし気疲れも多くなっていたなと思うので、
自分の場合創作においてはしっかりと自分を見失わず、自分を一番に大切にしてあげることが大切だとわかりました。
~今回得た教訓~
個人としては自分ひとりの時間や主張をもっと大事にしてあげることは今後もっと意識して取り組んでいく必要があります。
創作においても同様なのですが、一人ではできないことも多々ある以上、他人の主張とのバランスを取る必要はあります。
ただ、自分を殺すというのは悪手であるということは重々胸に刻む必要があると思いました。
絵というのは内面から生まれてくるものである以上、
そこにはどうしても自分自身というものが反映されてくるものであって、
どんな人間なのかは個別に違うので、どうするのが一番いいのかは人によって違うので、他人の意見を鵜呑みにしたり、一つの意見が絶対に正しいのではなく多様な正しさがあるということを考える必要はあるかなと思いました。
うまく自分の主張を混ぜ込みながら他人の為に絵を描ける人もいれば自分のように場合によっては萎縮してしまってうまく描けなくなってしまう人もいるので、絵を描いていく上で自己分析をして自身の快適な環境を構築できるように意識的にやっていくというのは必要なことなのかなと思いました。
もし同じような悩みを持つ人がいればどこかの文章が少しでも自分自身と向き合うよいきっかけとなればと思います。