SamuZai
kirihayami
kirihayami

fanbox


【謀略の宴】時系列解説編【ネタバレ】

1000000000%のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。


時系列解説編

====================================


 三年前

堀江中納言の娘(彼女)と犬神(十四松)が恋に落ち駆け落ちしたのち、大江山へ逃げ延びる。大江山の主である酒呑童子(おそ松)に匿われ、暫く酒呑童子の屋敷で生活する。しかし度重なる堀江中納言の追手の侵入を受け、酒呑童子の提案で、娘も犬神も、酒呑童子が喰って死んだことにする。二人は酒呑童子に礼を言い大江山を去ったあと、鞍馬山に移住する。(鞍馬山を治める松造と出会い、二人して居住の許可をもらう)

娘を妖怪に喰われたと知った堀江中納言は酒呑童子を憎むようになる。(また、京では駆け落ちや夜逃げ、借金返済の言い逃れをする際、「酒呑童子に攫われた」「酒呑童子に奪われた」等との弁を立てるようになった)(明らかに嘘とわかる建前ながら堀江中納言の娘の件があるので誰もそれが詭弁だと言えなかった)→のちの酒呑童子伝説へ

 

 少し前

大江山が金山であること、また宮中や洛外での酒呑童子の悪評に目をつけた藤原道長が一条天皇を経由して酒呑童子討伐の命を源頼光に下す。

酒呑童子らは近々京の都から源頼光らが自分を成敗しにくるとの情報を得ていたので、配下の九尾の狐(一松)と化け狸(トド松)の妖術を使い、身代わりを立てる作戦を練る。

(藤原道長が安倍晴明と組んだことにより、大江山を捨て逃げ延びることを選んだ酒呑童子に対し、茨木童子(イヤミ)は断固反対し、単騎、源四天王に挑み返り討ちに合う)

酒呑童子の宴は、見せかけの上棟式を行うことで頼光たちを欺く(戦う姿勢を見せる)とともに、周辺の妖怪どもを呼び寄せて近況を尋ね、いい条件のお山を見つければ大江山を去ったのち乗っ取ろうという算段だった。


 【起】本編軸(宴の夜)

酒呑童子の上棟式に参上した青行燈(カラ松)。

相変わらず酒呑童子の命を狙っている堀江中納言の刺客が持ち込んだ毒酒を振舞われ、瀕死状態になる。毒酒を飲んだ他の妖怪たちも次々と倒れ始める。(堀江中務の刺客の目的は酒呑童子の宴で騒ぎを起こし酒呑童子が他のお山の妖怪たちから絶縁されること、騒ぎに乗じて堀江中務の娘の遺品や遺骨を持ち帰り更なる酒呑童子討伐の声を上げさせること)

異変に気付いた酒呑童子が屋敷周りに気配を巡らすと、情欲と殺意を垂れ流した人間を発見する。妖怪を襲っている人間を思い余って殺してしまったので他の侵入者については見逃す形となった。襲われた青行燈の顔を見て自分にそっくりだと気付く。この時点では、一松とトド松の身代わりの妖術の完成度が低かったため、自分によく似た青行燈は、自分の身代わり(物理)としてちょうどいいのでは?と思い助ける。(※外道)

ところが思いのほか青行燈の傷が深く、一命を取り持ちはしたが青行燈自身の体格が縮んでしまい、自分の身代わりが勤まらないかもしれないので引き続き配下の二人には妖術の修練を続けるよう命じた。

青行燈以外の、毒酒を飲んだ妖怪はほぼ死んでしまったので、毒抜きをして手傷を負っていた茨木童子に与えた。(妖怪である酒呑童子とって身内以外の他者の死を悼む気持ちは薄い)

この一件で、上棟式は茨木童子のための生贄を集める名目上の宴だったとの噂が流れ、周囲の妖怪たちは更に酒呑童子に恐れと憎しみを抱くようになったが、おそ松自身は「酒呑童子」は間もなく死ぬので問題と思わなかった。


 【承】本編軸(屋敷での日々)

青行燈が目を覚ましたので霊力の補給を開始する酒呑童子だったが、青行燈の反応があまりに幼く面白くて興味を持ってしまった。配下ともよい関係を築きまくったためそのまま回復を見守るようになる。また青行燈の他人をおだてるスキルEXのおかげで配下二人の身代わり人形の術の完成度が爆上がりした。


 【転1】本編軸(離別)

酒呑童子と青行燈が心を通わせる一方、鞍馬山では行方不明となった青行燈の身を案じ、一族は混乱を極めていた。大江山には現在酒呑童子の特殊な結界が張られており、特に酒呑童子の屋敷周りは巧妙に気配遮断の術がかけられており、天狗の使い魔も迷子になるばかりだった。

しかし強風に煽られた洗濯物を追って青行燈自ら結界の弱いところへ出てしまったため、チョロ松の式と遭遇する結果となった。酒呑童子が追い付いてきたのは、青行燈が結界外に出たことを悟ったためである。

青行燈と離別後、すぐに頼光来訪の一報が入り、青行燈のことはいったん忘れ当初の計画通り動くことにする酒呑童子。(ほぼ原作通りの動き)

同時刻、堀江中納言の刺客も山頂入りしていたところ、青行燈と出くわし、一戦交える。

(堀江中納言的には、酒呑童子は一族の名を汚した仇であり、頼光や藤原氏に仇討ちを邪魔されるのは真っ平だったので内密かつ個人的に雇った人間たちであった。この刺客の存在は酒呑童子はもとより頼光一行も把握していなかったが、刺客の言う垂迹の酒は八幡大菩薩から与えられたものではなく、晴明からもらい受けたもの。余談ですが、作中描写はないものの、安倍晴明はハタ坊、頼光はF6おそ松、四天王及び保昌はその他のF6メンバーで考えていました)


 【転2】本編軸(帰郷)

すべてじぶんの誤解とわかった、酒さえ飲まなければサイヤ人並みに強かった青行燈は失意のまま鞍馬山に帰郷する。しかしチョロ松との再会早々に酒呑童子の訃報を受け、そのまま寝込んでしまう。

一方、目論見通り頼光たちを欺き自由の身となった酒呑童子一行だったが、頼光たちが京まで生首を持って帰る道中に術が解けること、また晴明が生首を見て土人形だと見破ってしまうことを案じたため、老ノ坂で一芝居うち、峠に生首を埋葬させる。

これにて酒呑童子の計画は終了したものの、行く当てがなくなったおそ松はただ青行燈に会いたいと願う。

誤解されたまま別れたので、会いに行っても追い返されるかもと一松が心配するので三人で運べるだけの金を大江山から持ち出した。(保険金)

そのため、青行燈の帰郷よりも三人が鞍馬山につくまでに暫くの日数が流れる。


酒呑童子も青行燈もこの時点で相手のことがめちゃくちゃ好きだけどお互い妖怪なので好きという感情がいまいちわからず、ただもう一度会いたい、できればまた一緒に暮らしたいという願望だけが強い状態。


 【結】本編軸(再会)

すでに誤解が解けていた青行燈と十四松、十四松の妻が、事前に酒呑童子に大変よくしてもらっていたと松蔵に証言していたことにより鞍馬山に着いたおそ松たち一行はかなり手厚く出迎えられた。その雰囲気に乗じておそ松は青行燈との面会を望み、一松とトド松は、言外の主の望みを叶えるべくここでの生活保障を得る示談に持ち込む。最終的に、カラ松自身の意志と大江山から掘り出した金塊で花脊(鞍馬山のもっと奥の京から遠い土地)の利権を得る。

カラ松とおそ松一行はその土地に移り住むことになり、物語は幕を閉じる。

(青行燈カラ松は長男でしたが、花脊に移住したことにより、次男の天狗であるチョロ松が鞍馬山を受け継いだ形となりました)


物語の最後まで、おそ松もカラ松も相手のことを好きだとか愛してるとか明確に言わないし、たぶんあまり「これが好きって感情なのかー」とかまったくわかってないまま終わるんですが、そこに人間と妖怪の違いみたいなものを感じていただけるといいなと思って敢えて告白シーンは入れずに幕を閉じました。

この時代背景(平安時代)で、こういった言葉を直接表すほうが野暮かなとも思ったので(笑)

レスバスやごくろおそカラではめちゃくちゃ好き好き言ってるのでたまにはこんな全年齢もいいですよね、いいと思っていただけると助かります。


因みにこの記事の前の超アフターレスバス駄文は何かっていうとほんとに時間が有限でなければ本編最後に描きたかった漫画パートです。

お前是が非でもレスバス入れたいのか……??って感じなんですがふつーに締め切りの調節が無理で諦めました。

小説難しすぎるのでもう書かないです………。

花脊の松上げはちゃんと実在する祭りで、レスバスが泊まってるとこのモデルは花脊交流の森っていう山村ホテルです。そう、あれを旅館ていうのかもよくわからない……。

せっかくなので一応リンク貼っておきます。京都に来て花脊行くのは相当の猛者ですよ。


【交流の森】

https://dobanzy.com/


【花脊の松上げ】

https://kyototwo.jp/post/attractions/10388/



連投して文字ばかり長くなってしまい申し訳ありません。

本編の漫画も、この解説も、閲覧いただきありがとうございました!

また何か解説したいことができたら解説していきたいと思います!



参考文献ですが真ん中のを一番参考にしてます。漫画なのでわかりやすい!オススメ!


【謀略の宴】時系列解説編【ネタバレ】 【謀略の宴】時系列解説編【ネタバレ】

Comments

解説だ〜〜!!ありがとうございます!!😂🙏読んでて、めちゃくちゃ「なるほど!」となっておりました…😊😊酒呑ニキめちゃくちゃ強かな企みを考えていたのですね……!!なるほど……!!(早速)確かに、何を企んでいるんだ〜!?と思っていたんですけど、中々そんな強かな作戦を練っていたとは全然思いませんでした…!! 最初は青行燈カラぴを身代わりにしようと思っていたんですね…!でも、そのまま絆されちゃったのか…😊好きです…🙏けど、青行燈カラぴと離れてからの気持ちの切り替えというか、青行燈カラぴの事は一旦忘れてすぐに計画に移れる酒呑ニキは、やはり妖怪の長というか、頭領としての格好良さを感じてしまいました……。ふぅ、好き………🙏🙏 でも、やはり青行燈カラぴの事が忘れられなかった酒呑ニキ…!誤解されたままで追い返されるのを懸念して、色々とお金とか用意している辺りちょっと可愛いな….、と思ってしまいました…😊😊(本編では、トド松の手のひら返しがめちゃくちゃ好きでした😊) お互い好き合ってるけど、妖怪なので"好き"という感情がよく分かってないのも、凄く良いですね…!人間と妖怪の違いを感じられました…🙏でも、"好き"という感情は分からないけど、また会いたいとか、出来ればまた一緒に暮らしたいと思ってるのを知って、「世界はそれを、愛と呼ぶんだぜーー!!」と思わず叫びたくなっちゃいましたね………(笑) 素晴らしい解説をありがとうございました…😊🙏


More Creators