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暁の回顧録【追想編】の解説

いつもあとがきがないわたしの同人誌のあとがき兼解説パート。

次回新刊が無限列車パートなので無限列車以外の煉獄家と最終話部分の解説だけ。

本書のネタバレなので未読の方はご注意ください。






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【回顧録】

過去の出来事を振り返って記述した文書または文学作品のこと。

=お館様が持っているのは煉獄家から飛ばした鎹鴉の文であり、ここまでが回顧録。

中身は冨岡や鱗滝さんが書いた、竈門炭治郎が人を喰った際には腹を切ってお詫びするというもの。

作中で杏寿郎は二回文をお館様に飛ばしており、一通目は帰省の翌日の朝千寿郎に言ったような内容のもの。これを受けて冨岡が煉獄家に派遣されることとなった。


■お館様の「四人」いや「五人もか」という台詞

炭治郎が人を喰った時に腹を切る覚悟の人間の数。

三人は禰豆子、冨岡、鱗滝であり、四人目は杏寿郎。

そのあと槇寿郎が、杏寿郎のなまえを削除して自分のなまえにしてほしいとお館様に訴えたため、五人目は槇寿郎。でも公に柱合会議でなまえが出たのは禰豆子、冨岡、鱗滝、槇寿郎の四人のみ。

柱合会議の話はちょっとだけ【追走編】で描くつもりでいます。

蛇足ですが槇寿郎が言った墓前での「自分の命を他人のために使うな」という台詞は「炭治郎のために命を賭けるな」ってことでした。

はじめの煉獄家パートで槇寿郎が炭治郎を優遇しているように見えたかもしれませんが槇寿郎はあくまで息子二人がいちばん大事で、炭治郎の存在は次点というオチでした。

(とはいえ、自分の命を賭けるレベルで炭治郎には心底信頼と恩を感じていました)


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本書は無限列車編が主軸のエピソードです。

目が覚めるところまでは全部杏寿郎の過去回想でした。

過去回想なんで、杏寿郎の知らないエピソード(炭治郎が包丁で襲われたシーン等)はコマ枠外をすべて黒にしてちょっと区別化しています。


【追想】

過去を思い出してしのぶこと


■最終決戦後の炭治郎の目覚めを待つみんなのシーン

無限列車編含め、ここまでが杏寿郎の追想パート。

これ以降は炭治郎の無意識領域中のエピソード。

煉獄先生は描きたかっただけです………………。

本来、竈門炭治郎はここで命を終えて、転生キメ学ターンがはじまるよ~!

ってフラグだったんですけど、竈門炭治郎の来世よりも今世杏寿郎と結ばれたいという願いが強すぎたので現世に戻ることができました。

まぁどちらかが死んで転生キメ学エンドが救いというなら現行の無限列車エンドでいいしな……………っていう…………。

この物語上ではずっと炭治郎が鬼化していたので自然治癒力がさいごまで発揮され、片目と片腕を失わずに済むというご都合主義ハッピーエンドでした。

とはいえ痣の発言に言及していないので、どちらか、もしくは

どちらも25歳で亡くなる未来が待ってるかもしれない

(し待ってないかもしれない)んですが、それでも、

何不自由ない平和な未来より

「いまのじぶんが約束をした杏寿郎」が待つ今世を選んだ

っていうオチでした。

老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ……。


■なぜ玄弥がさいごまで生存しているのか

結論から言うと玄弥が煉獄さんを救ったので結果として煉獄さんが玄弥を救うために尽力する状況が生まれたので生存フラグが立ったからです。

煉獄家パートの主軸として、

・因果は巡らない(常に良い行いが良い結果を生むとは限らない)

・それを承知でなおじぶんの信念を貫き、人を信じ助ける道を選ぶ

というものがありました。

千寿郎と槇寿郎にとっては半年前の強盗事件がそれの象徴であり、

杏寿郎にとっては鬼である炭治郎を信じること、鬼殺隊の柱であり続けることがこの物語の終わりまで続く試練でした。

この物語は200ページでまとめようとがんばったのであまりに色々なものをはしょっているのですが、

【玄弥に救われた煉獄さんが玄弥を救う】というのは

序盤の台詞であった【人の縁は巡り、人の輪は広がっていく】という杏寿郎の理想論を【本人が実行し、証明した】象徴になっています。

なので玄弥が生きているのはそういうことです。

もっと単純に言うと煉獄さんが生存してざ君が退場している世界線の無限城はそこそこ難易度が下がっているはずなので玄弥の命(や冨岡の腕)のひとつやふたつやみっつやよっつ煉獄さんが救ってもおかしくないだろ……ってことです……。

それとはまぁ副産物的に、玄弥は炭治郎のからだの一部を摂取していたので(※無限列車に玄弥が追い付いたのは鬼である炭治郎の髪を食べ、身体能力を上げたからです)何かしらの幸運値が上がったのかもしれないです。すみませんいまのは適当に言いました。


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■重清さんとフサゑさん夫婦

昔々槇寿郎が柱だった時に鬼に襲われているところを救った夫婦。

でも鬼に襲われたことがショックで、また誰に話しても信じてもらえなかったので心を病んだ夫婦。

鬼への恐怖心から、炎柱の家の近くに居を構え心の安息を得ることに成功した。

フサゑは数年経ってからも日が暮れると夜の闇を恐れ精神が不安定になることがあり、まともな職につけなかったので気の毒に思った煉獄家が家事手伝いの仕事を依頼して賃金を渡す雇用関係になりました。

杏寿郎は二人に優しくしてもらった記憶しかありません。

母が病に倒れてからは家の家事はほぼ重清フサゑ夫妻にまかせきりでした。

槇寿郎がやる気をなくしてからは杏寿郎が家の帳簿を管理してましたが、

鬼殺隊に入り家を空けるようになってから帳簿の管理は千寿郎に任すことになりました。

同じ頃、重清がフサゑに内緒で博打や酒に金を溶かすようになります。

(まじで最悪の裏設定なんですけど

重清はじぶんを助けてくれた槇寿郎のことがめっちゃ好きで憧れていたので生きる気力をなくした槇寿郎にすごく失望し、自身もやさぐれるようになったって設定でした。あとすくすく成長する杏寿郎にめっちゃ槇寿郎を重ねていました。なので杏寿郎と千寿郎にはすげー優しかったっていう……)


杏寿郎の一年前の里帰り以降、重清は煉獄家で盗みをたびたびおこなうようになり、ついに半年前、千寿郎に現場を目撃されます。

重清は千寿郎の口を封じるためあと前述のアレな感情から千寿郎の寝込みを襲うが炭治郎に邪魔され失敗。

因みにこの夜、槇寿郎が外に飲みに出たのは重清から「家の中ではできない大事な話がある」と呼び出されたからです。

でもいくら待っても重清は来ず、家で強盗騒ぎがあったこと、翌日のフサゑと千寿郎の反応から

①この事件に重清が関わっていること、

②重清の身の上があるので千寿郎がじぶんに犯人を告げられなかったことを槇寿郎は察します。

事件当夜、血まみれで帰宅した重清は、驚くフサゑに対して煉獄家は鬼を匿っている、脅され賃金を没収されたと嘘を吐きフサゑはそれを信じてしまいます。

賭博の負け分を補填できなくなった重清は元締めに絞められ、また煉獄家からの報復を恐れ引きこもってしまう。フサゑはそんなかわいそうな夫の世話をするなか、煉獄家に強い不信感と敵意を持つようになり、さらなる事件へと発展した、といういきさつでした。

フサゑ自身、重清が煉獄家に抱いているアレな感情に薄々気が付いていたので千寿郎のことを「人を惑わし貶める鬼」と表現しています。主に夫のせいでだいぶ正気じゃないのでフサゑの行動は整合性の欠けるものでした。


モブの話なのにめっちゃ背景書いてすみません。


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■追想編時系列まとめ


■サービスシーン


■迷走するおさげちゃん

■杏寿郎の警戒心





■ぶち切れてるのを我慢して後輩のために笑顔を作って安心させる杏寿郎


作中でも「自分勝手な願い」と称してるんですけど

杏寿郎が辛い時でも笑顔を作るのは誰に強制されたわけでもなく、もちろん千寿郎に強制するわけでもなく、ただ相手に安心してもらえたらいいなという純粋な願いからきています。

原作でもその他のメディアでも、杏寿郎が幼少期に笑ってる姿がひとつも描かれていないのは個人的に絶対に意図的だと思ってます。

そんな彼があのはつらつとした笑顔を見せるようになったのはやっぱり母の死をきっかけに俺が煉獄家(千寿郎)を、鬼殺隊を支える柱となるのだ!という義務感を抱いたからかな……と思いました。

幼少の杏寿郎が槇寿郎に稽古をつけてもらっているときの槇寿郎の笑顔を思い出し、当時の憧れと自身のなりたい姿を重ねたんじゃないかという勝手な妄想です。


ここの杏寿郎の表情結構迷いました。

ただ冒頭からここまでの伏線回収として「じぶんが笑顔でいると、相手も笑顔になってくれると信じ、またそれを願ってきた」というものがあるので、たんじろうへのさいごの語りの際は、涙をこぼしながらも笑みを作って呼びかけ続ける、彼の帰りを待つシーンにしました。




最終決戦で炭治郎に薬を打つために、禰豆子、杏寿郎が尽力して隙を作り、カナヲが投与に成功したという設定でした。

いやほんとわたしに100000ページくらい描く気力があればちゃんと無限城編描きたかった…………。


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この記事に興味を持ってここまで読んでいただいてありがとうございます。

解説が長すぎるの本編での表現不足過ぎてやばいですね。



■隊服間違い

あ~~~~ッごめんなさい~~~~~~~~~~~~~~~~!

たぶん間違ってるのはここだけだと思います……。

しんじゅろうのページはあまりに多いので割愛します!!!!!!すみません!!!!!!


■おまけ絵

柱による増員隊士への説教(※炎柱は入院中)

エアブーの告知イラストの元絵。



とりあえずここまで……。

また補足することがあれば追走編のときにまとめて書かせていただきます。

ほんとにここまでお付き合いくださってありがとうございました。

続刊も見守っていただけましたら嬉しいです。

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