SamuZai
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やりきる

こんにちは!

久しぶりの投稿です。間が空いてしまいました。


なぜ間が空いていたかというと、M3の後に立て続けに(合同)主催イベントがあり準備に追われていました


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wavformeさんとWE DIE YOUNGの合同主催イベント"THE BASS"

熱い感謝の言葉を書きたくなってしまうくらい、この日はたくさんの方々に来ていただいて感無量でした。


まだまだ書き足りないことがあるので、この場を借りてこのイベントを通して感じたことを個人的なエピソードを含めて書いていきます。



初めてのDJ

僕が初めてDJをしたのは大学3年生で、場所は筑波大学の近くのOctbassというクラブ・ライブハウスでした。この場所には大学生活も含めて、たくさんの思い出があります。


大学関係の人達をあつめたイベントでオールジャンルな感じのイベントでした。

デカいメインフロアで、たしか二番手くらいでした。

当時はCDJというデカい機材は怖くて触れる度胸がなかったので、家と同じ環境でできるようにPCDJで行いました。


当時からTrap, そしてDubstepや海外のFuture Bassなどが大好きだったので、頑張ってそれらを繋ぎつつ、今聴いたら笑っちゃうくらいショボい自分のオリジナル楽曲も織り交ぜてプレイしていました。

僕としては自分の好きな音楽を最大限に披露し、セットリストも3日間くらい真剣に悩んで決めたので渾身の40分間でした。


ところが、案の定途中で音を止めてしまい、繋ぎもドタバタしてしまうこともあったり、そしてBass Music自体は一般層に幅広く受け入れられるジャンルでもなかったため、お客さんの反応はぼちぼちで、まあ初心者にしては頑張ったという受け取られ方をされました。


元々は実はかなりの緊張体質なのでお客さんから見ても顔が険しくて不安でいっぱいに映ったと思います。今振り返ると結構恥ずかしい!


個人的には満足のいく結果ではなかったし、自分がかっこいいと思っている音楽は他の皆には伝わらないものなのかな…?と不安になったのを覚えています。



それから数年間

それから数年間は、自分の心から好きなジャンルをかけることを恐れるようになり、

あくまでイベントのカラーに合わせた、「こういう曲をかけたらこのお客さんたちは喜んでくれるかな?」という選曲をするようになります。


普通におしゃれなハウスを流したり、Jersey Clubを流したり、ミーム音楽のブートレグを流してみたり…。

それはそれで喜んでくれるお客さんもたくさんいましたが、その時のDJプレイは別に僕である必要がないような選曲でした。

オリジナル曲も、まだ自分の納得いく段階になっていないと感じていたため、微妙な反応になることを恐れてほとんど流していませんでした。


東京へも遊びに行き、今は無きLOUNGE NEOに一人で行って「僕もDJしたり曲作ったりしているんです!」とラウンジフロアで回してた出演者に勇気出して喋ってみたりしていました。当然誰も僕のことなんて知りませんが、それでも仲良くしてくれた人たちがいました。本当にあの時は知り合ってくれてありがとう…。

それがきっかけで、何回か渋谷の小箱のイベントに呼んで頂けるようになりました。勇気出して話しかけて本当によかった。



どうすればよかったのか?

忘れもしない2019年、強烈に覚えているイベントがあります。


具体的なクラブやイベントの名前などは控えますが、とある海外アーティストの日本公演で、超幸運にもオープンDJとして出演させていただく機会がありました、


めちゃくちゃ緊張しつつも、これは最高のチャンスだと思いました。


オープンDJの始め方などを沢山研究しました。

研究した結果、自分のオリジナル曲はオープンにはふさわしくないと判断し、オリジナル曲を流さないことにしました。


自分なりにクラブのオープンの雰囲気を考え、あまり派手派手しくない雰囲気重視で緊張感を保つようなTechno/Basshouseをこの日のために買いまくり、綿密にセトリを決めて挑みました。


ところが、いざ開演スタート!というところによって、予想外のトラブルが起こってしまいます。



最初のオープニングとして用意していた楽曲の頭の部分にMEMORY QUEを打っておらず、繋ぎの部分にだけQUEを設定していたため、楽曲の始まりが1st dropが終わった繋ぎの箇所からになってしまっていたのです。


そんなミスはCDJ側の操作で巻き戻すなりしてなんとでもリカバーできるし、対処がわからなくても他の曲を流せばいいじゃんという話ですが、僕は当時まだ緊張体質なのでそこでパニック状態になってしまいました。セトリも40分きっちりに終わるように無駄に計算して曲を用意していたので、2曲目から流し始めたら40分きっちりに終わらない!という思考回路で焦っていました。(どっかの曲でフルで流せばいいだけの話だったのに…)



結局どうしたかというと、オープン開始しているのに、PAの方にいた箱のスタッフの方を呼んで最初の頭出しを対処していただきました。情けない話です。


このミスがプレイ中ずっと頭の中に残っていましたが、プレイで取り戻さないといけないと思い、必死でDJ操作とパフォーマンスを頑張りました。


無事に出番が終わりましたが、生きた心地がしませんでした。


そして、出演が終わった後、クラブのスタッフの人たちが会話しているのが断片的に聞こえてしまいました。

「…それで、スタートした後でCUEが打たれてないみたいなことで呼び出されてさ。…ネットではそこそこ活動してるみたいだけどダサいよね……動きもキモくて…」


すぐに僕のことを言ってるんだとわかりました。ずっと二人で僕のプレイに難癖をつけて談笑していました。

なんだか胸の奥がズーンと重くなったような気持ちになりました。

もう6年も前の話なので言った本人は微塵も覚えていないと思いますが、僕はその時の感覚をずっと覚えています。


イベントのことを考えて自分の曲を流さず、

オープンの役割を果たすための曲を考えて用意し、

少しでも盛り上げるためにパフォーマンスも頑張ったつもりが

全て否定されてしまったかのように感じました。


あの日、僕はどうすればよかったのでしょうか?



6年後

あっという間に6年の月日が流れ、2025年5月4日、第2回のTHE BASSが開催されました。


6年前の、DJでの苦い思い出。「あの日自分はどうすればよかったのだろうか?」

今は確信を持ってどうすればよかったかを断言することができます。




あの日、僕がやるべきだったのは



当日のために用意しておいた音源なんて全部無視して、

自分が心から好きな音楽を出番順なんて気にせず遠慮なく流して

自分のオリジナル曲もガンガン流して

箱のスタッフが呆れるくらい全力でパフォーマンスするべきだったんです。


皆から疎まれても、笑われたとしても一切気にせず

全力で自分の信じる一番かっこいいDJを最初から最後の1秒まで流しきって

後でスタッフに正面からブチギレられるくらいぶちかませばよかったんです。



そうなんです、あの日一番守らなきゃいけなかったのは自分のアイデンティティだったんです。

さらに言うと、自分のアイデンティティ以上に大事なものなんてこの世にないんです。本当に。

なぜならこの世界で自分のことを一番気にかけてくれる存在は結局自分だけだからです。

そしてどんなプレイだったとしても、全力でアイデンティティを出し切れば、絶対誰か一人にはその思いは届くはずです。

なので周りの反応とか、こう思われてるかもとか、そんなのは全力で自分の個性を出すことに比べればどうでもいいノイズだったんです。

全て僕の人生の経験によるものですが、今ははっきりとそう言いきれます。



THE BASSでDJしていた時、突然あのオープンDJのことを思い出して胸が熱くなってしまいました。

今となっては僕が心から大好きな音楽を流すと皆さんが声援で反応してくれますから。これは昔の僕が夢見ていた光景でした。もう夢は叶っているといっても良いですね。



他の出演者の皆さんも、Bass Musicという大きな枠組みの中で最大限に個性を爆発させていて最高でした。

RedsignさんがオープンDJということで最初どうしようと言っていたのですが、マジでそんなこと一切気にしなくていいから全力でぶちかましてくださいと言いました。RedsignさんがRedsignさんでありつづけることが重要なので、順番とかオープンDJとかそういうどうでもいいことを気にする必要なんて一ミリもないんです。案の定、オープンから大盛況で行列ができ、最初から最後まで本気のRedsignさんのセットが観れて全員満足していました。



メインフロアだけでなく、ラウンジで出演していただいた皆さんも全員スキルが高く、人柄も良いので本当に助けられました。

今まではメインフロアのみにこだわってたんですけど、ラウンジも質の良い方々が集まるとすごく良いパーティになるということがわかったので、考えが改まりました。



今はTHE BASSだけでなく、WE DIE YOUNG ON THE FLOOR, Dignision, HEAVEN'S GATE, ZERO HERTZ CLUBなどたくさんの少数運営のBass Musicイベントがあって、本当に恵まれた時代だと思います。

少なくともつい2-3年前はそういうイベントはほとんどありませんでしたから。

奇跡みたいな時代です!行けるイベントは全部行っておくべきです。

10代のようなこれからの若い新アーティスト/DJの人たちが、僕達のレーベルやイベントをきっかけに新しいBass Musicトレンドを作ってくれたら嬉しいなと思います。



…というわけで、これからもwavforme, WE DIE YOUNGをよろしくお願いします!

THE BASS来年もたぶん同じ時期にやります!お楽しみに…

Comments

来ていただきありがとうございました!そう言っていただけて嬉しいです

rejection

THE BASS行きました!本当に最高のパーティーでした、間違いなく人生で1番楽しかった瞬間と言えます!本当にありがとうございました! rejectionさんにこういったバックグラウンドがあるとは思いませんでした…月並みな感想ですが、自分も頑張ろうと強く思えました ありがとうございます!

おすし


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