一ヶ月経ちましたが……けもケット11(2022年4月)!
いらっしゃった方も通販で張ってた方もなんもしてない方もお疲れ様でございました!!
通販で買ってくださった皆さんもそろそろ本が届いた頃じゃないかなぁ〜と思ったので、そろそろけもケの本の話でもしておこうかな。と思っています。
ネタバレもあるのでまだ読んでない方はBOOTHでデータ版をぜひ!
4月5月新刊の宣伝する回数多すぎて恥ずかしかったけどしつこいぐらい宣伝した方が気付きやすくていいかなって。
まずはまとめ本のお話。
この本に関しては結構あとがきで語り尽くした感じがあるのでそこで言ってないこととか書きます。
まあ久々のイベントで新刊できなかった時のためにとりあえず一冊はまとめ本作っておこうって思ったのが本音なんですが……結果として分厚い本作っておけて良かったなと思ってます。
本当は入れようかなと思ってた漫画がまだあったんですが、ページ数の都合で泣く泣く削りました……独居獅子の前の本に入ってない話とか……
表紙は父娘獅子の表紙とほぼ同じ構図です。別に合わせたわけじゃなくたまたまなんですが、結果的に並べた時つづきなのがわかってよかったです。完全に偶然の産物。
結構「シャンゼリゼじゃなくても」が良かった…って言ってくれる方がいて、ああいう雰囲気の漫画もまた挑戦してみたいなって思ってます。
と思って読み返したら橋渡った先でいきなり時間停止AVの話されて笑っちゃった。なんてまとめ本なんでしょう。
ちなみに収録順は「そのキャラクターを初めて描いたときの発表時系列順」になってます。なので時間停止のやつはちょっと前後に比べて絵が新しいです。
まとめる編集作業をしている際、前の方にいくにつれてもう原稿のサイズとかがバラッバラで、最近の漫画はやっぱりサイズとかもちゃんと統一されレイヤーも整理されていたので、一番成長を感じたのが原稿データの作り方という結果に。
あとタイトルはC \C(シンデレラコンプレックス)が元ネタです。曲知ってるとめっちゃ分かりやすいので気づかれた方も多いかと思います。\(バックスラッシュ)がデータ版とか作る時にめちゃ入力不可になったのでちょっと後悔しました。
という本でした。自分でもなんか自分年表が軽く作れたような気持ちで結構嬉しいです。余談ですがけもケで段ボール開けたらマジで厚い本が出てきてゲラゲラ笑いました。
ちょっと冊数が少なかったので現地で買えなかった方はごめんなさい。他の手段で手に入れられてたら嬉しいです。
新刊の話です。
この本めちゃくちゃ忙しくて早割入稿するには半月ぐらいで描かないといけなかったのに結果すごい凝った本になって出来上がった時の達成感すごかったです。
・この本描き始めた時の話
この本は元々「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」って漫画原作の映画をたまたま見てめちゃくちゃ影響された頭でこういうジェットコースターみたいな話のオスケモ版とかいつかできればいいなあ〜とか思って。
それに、前々から描こうと思ってた甥×叔父ものの案が四つあったもののどれもしっくりきてなかったものを無理矢理くっつけて一つにしよう!!って描き始めました。
結果として映画とはパロディやオマージュというにも程遠い全くもって違う話になったんですが、所々出てくるゲームっぽいモチーフはその名残です。
・径とおじさんのキャラ設定
キャラデザは割とすんなり誰からということもなく一気に決まった印象です。
メガネとか帽子とか髭とか好きなパーツをうまく全員に散りばめたのでかなり好みに忠実なキャラたちになってます。4人いて3人がかなり文化系っぽいのも自分の好みに忠実な感じ。
これが原案。
他の漫画でもそうなんですが、ざっくりとしたキャラの顔と体格を決めたあと、とりあえずカラー絵を一枚描いてみて細かいキャラデザを決めることが多いです。
=径くん=
甥。原案から顎髭がなくなったのは元々就活を控えた大学生だったのが、成人年齢の引き下げに伴って高校卒業時の話になったからです。
『本人の知らん間にサークルの男女問わずみんなに恋愛的な意味で好かれててサークル破綻させてそうな顔』を目指してデザインしました。
本編ではかなり幼い顔になってるシーンも多かったと思います。
一応完全なヒトというわけでもなくヒトとイヌ獣人のハーフに当たるのですが、特にその設定が活きる場面もなかったので割愛。身体の構造は完全にヒトなのに鼻が効いたりするかも。
ちなみに名前の「李木径」は、古事成語『桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す』からこみちの字を簡単な方にして名付けています。
+和おじさん+
最初に径を引き取ったと言われる李木和(すももぎのどか)叔父さん。いわゆる『イケオジ』と世間的に言われるような顔を目指してデザインしました。
男ばっかりの三兄弟の長男で、しっかり者に見えて実際はかなり大らかかつ興味や面白いことを優先してしまうタイプ。次男の一さん(径の父)も体育会系な感じなので、それなりに歳の離れた末弟の積が心配性なのは兄二人のせいかもしれません。おじさん4人の中でも一番年上です。
セックスシーンはハート多め筆おろしお姉さん的なエッチをイメージしました。
ちなみに各おじさんへの呼び方は「差くん」「積」「商くん」。
積とは年差はあるものの、二人で話してると積からもツッコミを受けたりと良い兄弟関係です。
-差おじさん-
叱り担当桃尾差(ももおたがい)叔父さん。ある意味今回の正ヒロインです。
いわゆる『オジケモ』というよりは少し若いぐらいで、自分の絵柄に落とし込んだらどうなるんだろう…と試行錯誤しながらデザインしました。メガネケモ大好きです。
径を引き取った当時、独立して会社を立ち上げたばかりだった彼。当然2人(当時積と商はまだ若かったので、元々は和と2人の予定だった)で径の面倒を見ようという和の提案も一度断りました。ただ、面倒を見ていくうちに径のためにも一層仕事にも励まねばと思ううち会社経営も上手く昇り調子に。なので彼はダメなことは叱りながらも径には感謝しているのです。というエピソードをページ数の関係でごっそり削りました。ここで補完してください。
セックスシーンは堅物オラネコエッチってイメージです。ただこの場合嫉妬とかお仕置き的一面も含むので普段はちょっと責められたいタイプだったりして。真相は藪の中です。
ちなみに各おじさんの呼び方は「和さん」「積君」「商」。和とは数歳差なのでたまの休みには食事に行ったりする仲です。
×積おじさん×
心配性なのについつい甘やかしちゃう李木積(すももぎつもる)伯父さん。
彼は過去描写からちゃんと太って見えるように描きました。小さいコマしかないですが見てみてください。関係ないんですけど本出る前に誤字チェックしてもらうために何人かに読んでもらったんですが「絶対積さんにタイプ詰め込んだでしょ」って言われました。
元々は『最初から径の計画に気づいていて他のおじさんに告白する様子を影から監視する語り部役』になる予定でした。ややこしいので没になりましたが、若干他の三人より出番が多いのはその頃の名残です。
セックスシーンは恋人との初エッチをイメージしました。
ちなみに各おじさんの呼び方は「のど兄さん」「差さん」「商くん」。
商よりは若干年上なものの同世代なんですが、径に「積兄さん」とは呼ばせなかったのは『なんか嫌がられたら嫌だな…』と思って「僕も兄さんって呼んで!」って言えなかったからです。多分今は『兄さんって歳でもないよな…おじさんって呼ばせといてよかった……』と思ってる。
÷商兄さん÷
最年少桃尾商(ももおしょう)伯父兄さん。
帽子ケモお兄さん!って感じでデザインしたんですが、ホテルでのシーンが多かったので帽子すぐ外しちゃった。
元々は語り部役の積に対して『最初から径の計画に気づいていてそれを引っ掻き回しつつ中止に追い込むキャラ』になる予定でした。順番を狂わせるのは本編でも達成したんですが、中止させられなかったのは多分商兄さんが普通に良い人で、さらに径が思いのほか昔憧れた人に似ていたから。
三兄弟の末っ子で、兄の差とも姉の計(はかり)姉ちゃんともそこそこ年が離れている彼。径に商兄さんって呼ばせたのは兄貴分として面倒を見ることへの憧れがあったからかもしれません。
セックスシーンは体育会系エンジョイエッチをイメージしました。
ちなみに各おじさんへの呼び方は「和さん」「差兄さん」「積くん」。
差との関係は仲良し兄弟というよりは面倒を見てくれてた兄さんといった感じですが、一緒に買い物行ったりと良好なようです。
・表紙とか本文演出について
表紙裏表紙はいつも本文を描き切ってから描いてます。
本文演出のドット絵はキャラ紹介に使ったテキストウィンドウ以外は素材が見つからなかったので大体手打ちしています。ドット絵って難しいなと思いました。地図は辻褄合わなくて径くんで隠した部分もあります。
メイン表紙は、本文中のゲームパッケージが元々パックマンとかロックマンとかマリオとかのパッケージを参考にしながら描いたので、それをそのままキャラクターにして起こしたものでした。ラフ時点では横向きにしてもっとファミコンのパッケージっぽく寄せてたんですが、これだと即売会で並べにくいとかどっちが表紙か分かりづらすぎるという理由で縦に戻しました。
裏表紙はゲームをクリアした後のご褒美スチル(Thank you for playng!とか書いてあるやつ)みたいなイメージです。仏だけ徒歩のMVが雰囲気雰囲気と部屋の色合いだけ元ネタになっていて、おじさんたちの衣装も東京事変のツアー衣装とかを参考にしつつ色合いとかを統一して描きやすいように形もシンプルにしています。
おわり。長々と読んでくださってありがとうございました。
けもケ、正直年末ののコミケが全然人いなかったのもあって不安だったんですが、めちゃめちゃ賑わっていたのが嬉しかったです。通販で買うよって言ってくれた方は遅くなって申し訳ありませんでした……
買って読んでくださった方ありがとうございました!
気が向いたらFANBOXでおじさんたちの後日談でも描きたいなと思ってます。思ってるだけ。