彼女は国の姫。
生まれつき目が見えない。
いわば漆黒の闇の中に生きているような世界。
しかし、彼女は決して悲観的ではなかった。
五感が研ぎ澄まされ、聴覚や触覚が彼女の唯一の世界だった。
身の回り世話をされるたび、感謝を述べることを忘れなかった。
そんな彼女に、ある日、縁談の話が持ち上がった。
隣国の王子との縁談だ。
目が見えないのに身を引き取ってくださるとは両親もさぞ喜んだ。
でも、彼女は不安だった。
そして、縁談当日、
初めて会った時、彼女は彼の温かい声に耳を傾けた。
彼は、彼女の容姿ではなく、彼女の心の美しさに惹かれたという。
彼の声は、優しい日差しのように、彼女の心を照らした。
彼女は縁談を受け入れた。
結婚当日、彼は彼女の手にキスをした。
「とても美しいよ」という言葉が、彼の口から漏れる。
彼女は、彼の言葉を体中で感じ取った。
彼は、彼女を大切に扱った。
彼女の髪を優しく撫で、彼女の肌に触れる度に、愛情を込めて囁く。
彼女は、彼の愛情に包まれ、今まで感じたことのない幸福感に満たされた。
新婚の夜、彼はゆっくりと彼女の体を抱き寄せた。
そして彼は彼女に、二人の過去の話を聞かせてくれた。
幼い頃、彼は病気の彼女を助け、彼女と友達になったという。
そして、彼女の優しさに心を奪われ、彼女を許嫁に迎えたいと父親に頼んだが、拒否された。しかし、彼は諦めずに、国を治めることを条件に、
彼女の許嫁になることを許されたのだという。
彼の話を聞き、彼女は涙を流した。彼は、長い間、彼女を想っていたのだ。
「今でも、私はあなたを愛しています。」
彼の言葉に、彼女は涙し、彼の胸に顔を埋めた。
彼の唇が、彼女の首筋をなぞる。その感覚は、まるで蝶の羽が体をなぞるように優しかった。
彼女は、彼の愛情に身を委ね、彼の温もりに包まれた。
彼女は体中で彼を感じた。
そして二人は、
お互いを求めあうように甘美な時間を過ごした…
風鈴 rin
2025-02-04 20:50:56 +0000 UTC風鈴 rin
2025-02-04 20:50:23 +0000 UTCぱんてい
2025-02-03 20:31:10 +0000 UTCルナ
2025-02-02 11:42:12 +0000 UTC