かつては数十万に及ぶ人々が生活を営んでいた地方鉱山都市、だが時代の流れに加え近年の災厄とともに寂れ衰退し現在の人口は最盛期の1割に満たず、ささやかな現在の居住区周囲には敷地だけは広大な廃墟が点在する。
そんな多くの廃墟の一つ、採掘施設と廃坑の跡地で深夜の奇怪なショーが繰り広げられていた。
どこか中世的、あるいは宗教的な要素を連想させるフォルムでありながら、洗練された合理性とシャープな戦闘性をも併せ持った純白の衣を纏う若い女性の姿が在った。
彼女の名は初音零奈(はつね れいな)
近年顕著化、頻発する異界からの歓迎せざる危険な来訪者である『イレギュラー』
古来から悪魔、妖魔、妖怪、物の怪…そんな呼び方で現実と伝承・神話の世界との狭間にのみ存在すると信じられていた怪異群と裏の歴史で闘い続けてきた異能集団の一つ。
1,000年を超える神道系対魔集団『初音降魔集』の現統領にして世界的対魔ネットワークである『ガイア・シールズ』でのチームコード『フェアリッシュ・ナイツ』のリーダーであり、彼女自身のコードネームは『ナイトレヴィーナ』世界でもトップクラスに入る対魔戦士(通称ファイター)だ。
だがそのスレンダーな美肢体はいま、醜悪な触手群に四肢を搦め捕られ完全に自由を奪われ、神秘的なまでに整った麗貌は苦痛と何かを堪えるように強張っていた。
「フフフ♪ どうしたのレヴィーナちゃん? せっかく私がチャンスをあげたのに、この前よりも動きが鈍かったわよ?これじゃレイラちゃんもガッカリしちゃうわねぇ…フフ!」
「ネビュ…ラ…! レイラッッ!!?」
湿り気の多い澱んだ空気に響く嘲笑と共にレヴィーナの正面に現れたのはビザール調の漆黒のコスチュームを身に着け、邪悪としか呼べぬ雰囲気を纏った金髪の女だった。
女の名は自称ダークネビュラ、最近になって突然現れその強大な魔力と暗黒科学とでも表現するしかない高度な知識、悪辣極まる策略を操りレヴィーナたち対魔戦士を苦しめている存在だ。
おそらくはサキュバス系のイレギュラーだろうと推測されているがその正体は謎に包まれており、便宜上そう呼んでいるものの本当に女性(雌)に分類されているのかすら定かではない。
妖艶な美貌に嘲笑を色濃く浮かべるダークネビュラに抱きすくめられるようにして立つもう一つの人影にレヴィーナの双眸が見開かれた。
鮮やかな紺碧色をベースにした戦衣を纏い、艶やかなワインレッドの髪をポニーテールに纏めた長身の肢体を持つその人物をレヴィーナが見間違うはずもない。
彼女はナイトレイラ…直接戦闘に関わるファイターだけでも数百名を数えるフェアリッシュナイツの優秀な副長であり、 レヴィーナにとってかけがえのないパートナーであり親友…
数週間前、ネビュラの罠に危地に陥った仲間達を身を挺して救い出したものの、その時の負傷によってレヴィーナの前の前でネビュラに拉致されてしまったのだ。
その行方は杳として知れず、焦燥を募らせながらも頻発の度合いを高めるイレギュラーとの戦いに忙殺され、日本各地に飛んでいたレヴィーナの前に七日前、突如ネビュラの使い魔が現れ一枚のメッセージカードを残すと再び姿を消した。
『レイラに会いたければ1時間後に此処に来い』
指定されたのがこの廃坑跡だった。
ここ数日間彼女たちが下級イレギュラー掃討作戦に当たっていた山間部からかなり離れており、今からでは時間はギリギリだろう。
既に目処はついているとはいえ作戦は続行中であり、他のメンバー2名レフィアとレミーラを伴うことは出来ない。
見え見えの誘いだが、同時にレイラ奪回のチャンスとネビュラに関する情報を得るまたとない機会と考えることも可能…
概要だけは連絡し、残る妖蟲を片付け次第こちらへの支援に向かうよう二人に指示を与えると、身を翻して指定ポイントに向け深夜の山中を白銀の疾風と化して駆けた。
指定された廃鉱山で待ち受けていたのは邪笑を浮かべる淫魔女王ダークネビュラと多数の妖蟲群、今自身の四肢を拘束している多足型の大型イレギュラー。
その傍らで逆さ磔にされ、淫らに弄ばれるレイラだった。
嘲笑と共にネビュラの口から放たれた要求は傍らの地表で蠢く大型多足イレギュラーとの戦闘、勝つことが出来ればレイラを解放する…ただしレヴィーナが負ければペナルティというシンプルなものだった。
ロクでもない実験かデータ収集を裏で兼ねているのだろうが、答えは一つしかない。
レヴィーナは霊刀ブランアイゼンを召喚し、おぞましい妖獣の単眼を見据えたーーーーーー
ーーーーそっ…そうだわ…⁉︎ わっ、私… 七日前もこのイレギュラーに…!!?
双美乳の上で妖しげに明滅するピンク燐光が強まり、不意に襲いかかってきた強烈な淫波が濃いモヤに包まれ半ば混濁していた意識と記憶とを逆に明瞭化し、同時に屈辱と己の迂闊さを思い起こしレヴィーナは唇を噛んだ。
そう、結論から述べれば彼女は七日前に敗れた。
有象無象の妖蟲群を瞬く間に殲滅し、大型イレギュラーの吐き出す毒粘液を、繰り出す無数の触手触腕をかわし両断し本体に肉薄して妖力コアを霊刀で貫いた。
確かに手応えは有った。
だがその瞬間だった、くぐもったレイラの喘ぎ声とクチュクチュとしたかすかな液体音がレヴィーナの鋭敏な聴覚が捉え、その方向を見てしまったのだ。
彼女の視界に飛び込んできた光景… それはさも既にレイラは自分のモノだと言わんばかりの仕草で逆さ磔にされたレイラの顔を押さえつけ、濃厚なディープキスを強要するネビュラの姿だった。
親友の心身が陵辱される有様を目の当たりに突きつけられ、ほんの刹那レヴィーナの常の冷戦沈着さを怒りと激情とが凌駕した。
『ンフフ♪ ダメダメ、そんなに怒ったら綺麗なお顔が台無しよレヴィーナちゃん〜? それに余所見していて大丈夫なのかしらぁ?』
苦しげに開かれたレイラの唇との間にヌメ光る唾液のブリッジを幾筋も形成しながら、淫魔女王は口元を歪ませた。
「!!!? しまっ…!!!?!」
周囲の空間に出現した触手群と背後で生じ急激に増大した妖気への反応が僅かに遅れ、彼女の全身は無数の触手に絡みつかれ自由を喪った。
『今回のゲームは残念ながらお終いよレヴィーナ? じゃ、約束通りペナルティよ… まず私のちょっとした実験に付き合ってもらうわ、フフフッ!』
邪悪な笑みと冷酷な研究者の眼を見せるネビュラの足元から新たに何本もの触手が出現し、レヴィーナに近づいてくる。
ーーーーこいつらは… まさかっ!!?
先端をあたかもチョウチンアンコウの触手の明滅させながら探るような動きでレヴィーナの上半身を這い回る触手群は、やがて何かの準備が整ったかのように動きを止め一斉に先端部を彼女に向けた。
以前戦った魔法生物系の妖獣にこの触手とよく似た器官を持つモノを思い出し、背筋に冷たいものが走った。
あの能力は……
『フフ…さすがに鋭いわねぇ? ソレを見ただけで私の実験内容に気づくなんてねぇ』
ーーーーやはり淫紋!! 私の身体に刻むつもり…!!?
薄ら笑うネビュラの言葉からレヴィーナは己の想像が的を得ていることに確信をもった。
ネビュラほどでは無かったが、やはりサキュバス系の妖魔が道具として用いていたその妖獣は捕獲した獲物の主に下半身へ淫紋を刻みつけ、精気と呼ぶべき生体エナジー吸奪を促進し効率化を図っていた。
『んん〜〜 でも残念♪ 半分だけ正解ねぇ〜貴女の推理♪』
「!!?」
『こうしたらどうなるかしら〜? っていう思いつきを実証してみようってネ? フフフッ!』
ネビュラの思わせぶりな言葉が途切れるのと同時、新たな触手の先端部から一斉に毒々しい妖光線が射出された。
光線はあたかも絵筆の様な動きでレヴィーナの身体を這い回り、徐々に紋様状のデザインを描いてゆく。
その禍々しさと猥らさとを感じさせずにはいられないデザイン、それは間違いなく相当に高度な淫紋だった
だが、その邪悪な絵筆はレヴィーナが予想していた淫紋の類が最も効力を発揮する股間デルタ部や下腹部ではなかった。
「マッ…マントにっ!!? 何故…っ!?」
淫紋が刻み描かれたのは、彼女が身に着けている純白のマント、双美乳に被る場所へ左右一つづつ。
そして死角に入り見えないものの背の中央部分……聖布に刻まれる三箇所の邪悪かつ淫猥な紋様。
『ウフフ、何故かしらねぇ…? 自分で考えてみなさいな♪ まあすぐ理解できるかもだけど』
「くっ…⁉︎」
マント、引いては自分たちの戦闘スーツであるフェアリッシュドレスを何か汚染でもしようというのか、ネビュラの意図が見えないが悪い予感は強まる一方だった。
『フフ♪ そんな戸惑い顔も可愛いわねぇレヴィーナちゃんは… そんなレヴィーナちゃんにもう一つお土産…進呈するわね』
「何をっ… うううっ!?! ポリマーが…溶けてっ!!?」
左右の太もも部分に巻きついた触手表皮からヌメついた粘液が一斉に吐き出され、酸性臭とともにジワッとした熱が股間部から内股にかけて生じた。
粘液が一見露出しているように見える肌部分を覆う防護ポリマーを溶解させていることをレヴィーナは察した
『どうやらその防護ポリマーはレイラちゃんの物と組成は同じようねぇ…?』
半ば蒸発するように溶解するポリマーを失い外気に晒されてゆく雪肌を凝視しながら、ネビュラは満足げな嘲笑をレヴィーナに向ける。
その笑みは言外に捕えたレイラをモルモットにして嬲りものにしてやったと云っていた。
「レイラに何をしたのネビュラッッ!!! んぐっっ!!? うううぅぅ〜〜〜〜っっっ!!?!」
『そのヒントもあるかもしれないわよ? だ・か・ら♪ そのお土産、大事に持って帰りなさいな? フフフフ!」
ネビュラが指を鳴らすと触手の一本が先端から小指の先ほどの黒い塊を吐き出し、その塊は防護ポリマーを失い防御力の低下したハイレッグアンダーの隙間からレヴィーナの股間スリット奥深くに潜り込んだ。
「私の膣内(なか)にっ… なにっか…がっっ!!? んんんーーーーっっっ!!?!」
『これでよし♪ じゃあ今夜はこの辺でお開きにしましょうかリーダーさん? ああ、また私と遊びたかったら七日後の同じ時間にまたここに来なさいな? ちゃんとレイラちゃんも連れてきてあげるから♪』
「まっ…待ちなさいっ ネビュラッッ!!?」
『もう少し貴女とも遊びたいところだけれど、私も色々と多忙でネ♪ レイラちゃんのいやらしいお相手もしてあげないとだし? フフフフ!』
再戦のチャンス…あるいは『実験』の次フェイズがある事とレイラへの更なる陵辱を示唆しつつ淫魔女王はレイラと共に姿を消し、多足妖獣もまた消えた…
「ンくっっ!!? んんっ! ンンンンんんーーーーーっっっ!!?」
突然股間デルタの奥深く、子宮内に出現した熱塊とゾヨゾヨとした蠢きが屈辱に満ちた回想から同じく屈辱の現実へとレヴィーナの意識を強引に引き戻した。
『フフ♪ やっぱりこっちもどうにもできなかったみたいねぇ〜? ま、それなら予定通り回収させてもらうわね』
七日前の再現をするように、再びネビュラは指を鳴らした。
「うううっ!!? なっ…にっっ!!? なにか…がっ…出てく…るっっっ!!?!」
子宮から膣道を逆走し、何かが彼女の中から出ようとしているのがわかる。
正体は七日前に埋め込まれた球体に違いない。
だが、その圧迫感からサイズは埋め込まれた時の数十倍に達しているように思われた。
「これ…はっ⁉︎」
レヴィーナの秘裂を内側から強引に押し割りズルズルと姿を現したのは多足型の魔法生物を連想させながらも、生物ではない無機質的な印象を与える正体不明の物体としか表現できない異物だった。
『フフフ… これはまた丸々と大きく育ったものねぇ〜♪ さすがフェアリッシュナイツのトップの聖霊力…といったところかしら?』
再び自身の玩具として捕えた美しい対魔戦士の愛液にヌラヌラと表皮をテカらせる異物を見遣りながらネビュラは満足げに口角を上げた。
寄生させた時には豆粒ほどだったそれを膨張させたもの、それは無論レヴィーナが持つ高純度の聖霊エナジーだった。
『極上の研究材料ありがとう♪ 初音降魔集統領さん? ささやかなお礼だけれど楽しんでもらえると嬉しいわぁ〜 フフフッ!』
「くふぅッゥウッ!?……うぅッ!…… ぐぅうううーーーッッッ!!」
外気に剥き出しにされた汗ばむ双美乳の先端を覆い、ヒトデ型の妖蟲が蠢きながらいいようにレヴィーナの乳首を吸い上げ締め上げ前後左右に揺さぶりながら弄ぶ。
「かっ…かはっっっ!!? んんんっ! んんんんッッッ〜〜〜ッッッ!!!」
両胸に被る位置へマントに刻みつけられた淫紋が発振する催淫波動に乳首一帯の鋭敏化を過去七日間強要され続けていたレヴィーナにとって、その邪悪な愛撫の効果は想像以上であり、鋭利なキリ先が脳幹を連続して突き刺すように劣情を煽ってくる。
『ん〜♪ その程度じゃまだまだ音を上げない…ってワケねぇ〜 ま、その方が長く楽しめるから私は構わないけれど? 貴女はどうかしらレイラ、特にココの具合…まさかレヴィーナちゃんのおっぱい見て濡らしてたりしないわよねぇ〜? フフフ!』
傍で触手拘束されているレイラを抱きすくめ、ネビュラは正面で閉じられているレイラのマントの中へ手を突き入れて股間を弄り回す様をレヴィーナに見せつけ、二人の心に新たな屈辱と無力感とを加えるべく図ってくる。
『あらぁ〜〜 やっぱり濡れてるんじゃないかしらレイラちゃんのお◯んこ♪ なんかネチョネチョしてるわよ ウフフフッ!』
「ーーーーーーーッッ!! ーーーーー!!!!」
敢えてマントを開かずに実際にレイラの秘部がどうなっているのかはレヴィーナに見せず、陰湿な疑心暗鬼の種までも植え付けようとするネビュラの毒嘲笑が廃鉱山に響く。
怪しげなマスクで顔の下半分を覆われ声を封じられているらしいレイラは口惜しげに拘束されている肢体を僅かによじるしかできない。
「レイラからその手を離しなさいっっ!! それ以上は許さ…っっっ!!?」
親友へのさらなる陵辱に激昂のほとばしりを上げかけたレヴィーナの声が不意に途切れた。
「うっ⁉︎ くううぅう…っ! あああああぁぁぁ…!!?」
先刻球体が吐き出された後、胸同様に外気に露出したままだった股間デルタにおぞましい衝撃が走ると同時、今度は秘部スリットを何かが強引にこじ開けようとしてくる。
多足妖獣が繰り出した新たな極太触手がレヴィーナの股間に吸い付いていた。
「むっ…むぐっっ!!? ウグゥぅぅぅぅぅぅーーーーーーーっっっ!!?!」
己の股間へ新たな…だがさして剛圧でもない侵略が開始されたことを認識してもなお、レヴィーナの口からは苦しげな声が漏れるのみだった。
股間に吸いついた触手とは別の新たな触手が彼女の頭部に絡みつき、艶やかな黒髪を粘液で汚しながら先端を彼女の口にねじ込んできたからだ。
『フフ! じゃあ今回のペナルティよレヴィーナ? またたっぷりと貴女の氷雪の聖霊力を提供してもらうわね♪ 』
レイラの秘所を嬲り続けながら淫魔女王は邪悪な悦びを隠そうともしない口調で新たな生体実験の執行宣告を下した。
股間に吸いついた触手先端から何か異物が押し込まれた感覚の直後、粘液糸を引きながら触手が離れてゆく。
ーーーーくっ⁉︎ また私の中にあの妖球を植え付けて聖霊力を奪う気っ…… いえっ、全く同じものじゃないわっ!!?
押し込まれた異物の姿は不明だが、明らかに前回よりもサイズが大きく形状も異なっているのがわかる。
それに前と同じ球体であればわざわざ妖獣を介す必要はない、あのネビュラがくだらないハッタリや脅しにそんなことをするとは思えない。
そうであれば……
『フフ♪ 気づいているようだけれど、今回はちょっとしたギミック付きアイテムよ? 何が起きるのかはお楽しみだけどね? フフフ!』
ーーーーやはりっ…⁉︎
レヴィーナの悪い直感は的中した。
『どんなギミックなのか早く知りたいみたいね? フフッ♪ いいわ、だったらこれを飲ませてあげるわ、今すぐには無理だけれど何もしないよりはずっと早いわよ? フフッ!』
「!!?」
レヴィーナの反応がどうだろうが最初からこうするつもりだったに違いない魔女の言葉と同時、レヴィーナの首と顔に絡みつき先端を彼女の口にねじ込んでいた触手の体色が急速に変化し、ドクドクとした脈動とともに急速に膨張した先端から大量の粘液が噴出して彼女の口腔を満たした。
「ンッ!!? んぐうぅぅぅーーーーーっっっ!! ふぐぅううううぅぅぅぅーーーーーーーっっっ!!?」
『フフッ! お味はいかがかしらぁ? 安心なさいな、別にそれは毒やなにかじゃないから、栄養剤…いえ活力剤みたいなモノだから日頃お疲れの貴女にも効くかもねぇ♪ あぁ、でも夜のお相手がこのレイラちゃんだったりしたら、余計に悶々させちゃうかもねぇ〜〜? フフフ!」
粘度の高く苦い体液に咽せ悶えるレヴィーナの姿に嗜虐心を満足させ、下劣な台詞で嬲りながらもネビュラの研究者としての目は冷徹に新たな『種』がレヴィーナの胎内に潜り込み定着する様を観察し、満足すべき状態になったことを確認した。
『じゃあ、今夜はもう失礼するわね、また私と遊びたかったら一週間後にまたここに来なさいな?』
一週間前の光景をリピートするような嘲笑と台詞を残し、淫魔女王はいやらしく抱きすくめたレイラを伴い虚空に穿たれた漆黒の渦…異空間への入口へと姿を消してゆく。
ネビュラを追うようにしてレヴィーナの四肢を拘束する触手だけを切り離し多足妖魔もノソノソと動き出した。
「まっ… 待ちなさ…いっ… ネビュラッ…!! くっ…うううぅぅ…んんっ!!?!」
その状況に新たな屈辱感に打ちのめされながらも拘束を外そうと懸命に悶えるレヴィーナに突然猛烈な眠気が襲い掛かってきた。
ーーーーさっきの…粘…液…!? そ、それにっ…か、身体中が… 溶けていくような…! なっ…何が一体…
まるで蕩けるような甘美な法悦を前週から伴うその夢魔の誘いは抗いようもなく氷雪の対魔戦士を極深の眠りの園へと引きずり込んで行く。
彼女は既に気づく余裕はなかったが、マントに刻みつけられた淫紋群も妖しげな燐光を強め、レヴィーナを包み込むようにして光幕を成していた。
『さ、ゆっくりおやすみなさいナイトレヴィーナ? また私が十分に楽しめるようにねぇ♪ フフフフフ……』
夜風に木霊するネビュラの悪意に満ちた嘲笑が、意識が暗黒の眠りに呑まれる寸前のレヴィーナが覚えている最後の記憶だった。
To Be Continued?
#おまけ
ざざっと描いたモノクロイメージですが、レイラは今こんな感じで触手に簀巻きにされてますw