先日発表された『魔法騎士レイアース』新作告知、既に新規作画のPVも公開されており媒体形式等まだ不明な部分も多いですが、レイアースといえば30年前(1994)に当時全盛期だった初代セーラームーンに同系統の作風で真っ向勝負を挑んだ作品。
アニメ・コミック・ゲーム・各種グッズ等セーラームーンに劣らぬマルチメディア展開で大いに人気を博し、SAD含め今なお根強いファンを数多く持つ名作です。
今年(2024)はTV版誕生30周年ということで新規プロジェクトということなのでしょうがいずれにせよ嬉しいニュースですね。
因みにCLAMP作画のコミック版はその前年1993年に連載開始しています。
近年では長年参戦要望がありながらも見送られ続けていたスーパーロボット大戦シリーズ(T・30)にも遂に参加し、人気の再燃に一役買っています。
確実に目玉作品にできるであろうに長年のスパロボ不参戦理由は明確にされず、ファンの間でも各種憶測が飛び交っていましたがSADは単にタカラ(当時)が保有していた20年間の商品化独占権の問題だと考えています。
これも当初からレイアースを当時明確に長期路線に切り替わりつつ有ったセーラームーンに対抗できる長期戦略コンテンツとして育てようと考えていたことが窺えます。
その後、タカラとトミーが合併し現在のタカラトミーが誕生するわけですが、その後に経営戦略の見直しからタカラトミーがキャラクター事業を大幅に縮小したことから折角の独占権が塩漬け状態に……
(タカラ同様に制作陣営の柱であったセガも同様に合併騒動や家庭用ゲーム機からの撤退、事業再編などから混乱していた)
その結果、人気コンテンツにも関わらずTV版・コミック版終了後には殆ど新規商品展開も無くスパロボも同様だったということじゃないかと。
独占権が切れる前後からジリジリと新規商品が各方面からリリースされはじめたのでこれはスパロボも来るな〜wと予想してましたが『T』において遂に参戦ということで20数年ぶりに新規作画の三人娘や魔神を見た時は感無量でした。
今後も参戦して欲しいところですね。
肝心の新作に話を戻せば、まだPVでもCVは無く未発表ですがやはり可能な限りキャスティングは旧作と同じにして欲しいなと思います。
幸い、主役の三人娘を演じていた椎名へきる 吉田小南美(当時 吉田古奈美) 笠原弘子の御三方は現在も現役ですし、スパロボでも出演されているので大丈夫かなとは思いますが、エメロード姫とイーグルというメインキャラを担った緒方恵美さんが少々心配…
色々と有ったんでしょうが新作セーラームーンで「後進を育てる」とウラヌス役を固辞されてますからねえ(^_^;)
是非とも出演して頂きたいところです。
旧作放映当時、少年やボーイッシュな役柄を演じることが多かった緒方さんがあの可憐なエメロード姫の声をアテている事が話題になったのもいい思い出w
あ、もちろんナレーターは島津冴子さんで♪
で、ここからがそのエメロード姫も関わる旧作以来の最大の疑問点と新作への希望みたいな部分です。
旧作(TV・コミック)の内容をご存知の方には基本ですがそもそも光たち三人が東京から異世界セフィーロに召喚された理由は
『セフィーロの荒廃の原因が、世界の柱であるエメロード姫がザガート1人を愛してしまい世界と万人の幸福を祈ることができなくなったためであること。「柱」は自分で死ぬこともこの世界の民に討たれることも許されないこと。外界から呼び寄せられた魔法騎士こそが「柱」を殺せる唯一の存在であること。すなわち、魔法騎士の本当の役目は世界を守護する務めを果たせなくなった「柱」を討ち取ることであり、光たちは世界の崩壊を防ぐために死を望むエメロード姫の願いを叶えるためにこの世界に呼び出されたのだった。憎しみに駆られてセフィーロの消滅を願う前に自分を殺せと懇願するエメロード姫。そして衝撃の真実に動揺する魔法騎士たち。』 (Wikiより参照)
ということで、当時勧善懲悪が主流であったファンタジー系RPG、引いては日本の創作界に一石を投じた衝撃展開の第一部ラストだったのですが、その意外性や衝撃性に感嘆しつつも当時からずっと拭えぬ大きな疑問点が結局解消されず消化不良なものを引きずってるので、新作では是非ここをハッキリさせてもらいたいです。
その疑問点とはずばり『なぜあの三人だったのか?』という点です。
#エメロード姫に限らず『セフィーロの柱』となった人物を殺し(消滅させ)新しい「柱」を選定する為には異世界の人間でなくてはならない
→OK理解した(個人的には柱システムに関してもう少し掘り下げが欲しいが…)
#過去にもそうした実例がある(クレフ談) また魔法騎士のみが「マジックナイト」という英語(=異世界語 コミック版で風がここに注目している)が使用されてもおり、過去に別の魔法騎士が召喚されたことが窺える
→OK理解した(そのあたりに触れたエピソード、出来れば外伝も欲しい)
ずいぶんと身勝手でヒデー話だな〜(・・;) とは思いつつも、まあシステム構造的には理解できたわけですが(これほど人間らしいといえば人間らしいシステムもないですな、悪い意味で)人道面はさておき… ここで問題になってくるのが魔法騎士の選定基準なわけで、なんでたまたま東京タワーに社会科見学に来てた女子中学生の娘っ子三人だったのか? 百歩譲って同じ学校でもなく住んでいる場所もバラバラ(風談)な三人、しかもあの時東京タワーにいたのは三人の学校だけでも一学年150〜200人くらいと仮定して3校で最低でも500人はいたはず、しかもあの日東京タワーに来ていた中学生があの3校だけとは思えない(東京タワーの修学旅行生の混雑ぶりをご存じの方なら容易に想像つくと思う)
その中からなぜ選ばれたのがあの三人だったのか? そもそも選んだのは誰だったのか? エメロード姫は自分を殺してくれる『魔法騎士』の召喚を願いはしたが特定の理由で「あの三人を」を呼んだわけでは無いっぽいし…
ここが最後までハッキリしなかったので、ラストの盛り上がりにもイマイチ入り込めなかった部分があったんですよね個人的には。
わかりやすい対比例とすれば同じ14歳主人公ということで
月野うさぎがセーラームーンに変身するのは強大な能力を持ったかつての月の王国の姫君の転生体であり、仲間たちも同様にかつての守護戦士達の転生体であるから。
というしっかりした軸が存在するのでシリーズ全体を通して敵味方の行動原理や戦いの本質、全体像も理解しやすい。
これに対してレイアースは
獅堂光が魔法騎士として異世界に召喚された選定基準は不明、魔法は現地付与されたものの本来は特にこれといった特殊な過去、異能力持ち等ではないらしい。
他の二人も同様。
このあたりの事情が結局判然としないまま、第一部ラストを迎えてしまった為に個々のエピソードや演出は面白いものが多かったにも関わらず消化不良感が拭えないんですねぇ。
TV版・コミック版ともに第二部でも結局そこは触れられないまま終了でしたし。
ここが曖昧だった為にTV版2期に登場したノヴァも良くわからない部分が多かったキャラに繋がったんじゃないかとも思います。
平野監督自身TV版で調整不足から矛盾のある描写(エメロード姫がザガートへの想いを封じるために自ら入ったはずの牢獄が、あたかもザガートによって拉致・監禁されたような)部分が多い為に反省点も多いと述べられてましたし、当時は諸般の事情で触れてしまうと色々と問題が発生してしまう懸念を孕んでいたのかもしれません。
コミック版もCLAMPの単独企画作品じゃないから仕方ないところはありますが、他作品だとこういった世界観の根幹部分で手抜きは無いイメージが強いので、更に気になってしまう……
せっかくの新作ですし、今回はきちんとした魔法騎士としてのアイデンティティを光達にあげてほしいところですね。
なんかつらつらと書き連ねてしまいましたが、大いに期待し楽しみにしているのは間違いないです。
PVにノヴァやデボネア、ランティスなんかも居るから旧第二期パートまで見据えてるぽいし。
……長くなっちゃったから単枠指定の海ちゃんについて語るのはまた今度にしよ(^_^;)
#おまけ
テキスト無しVer.
今年の年賀絵を少し加工