多くの人は「借金せずに事業始めたほうがいい」といいますが、なんと借金したほうがいい場合もあるというのが事業の世界です。
イラストレーターや漫画家といった職業でお金を借りることはほぼないですが、これらの知識は自身の副業、ひいては事業を起こす際に必要不可欠な知識です。
たとえば手持ちに50万円あったとします。
目の前に100万円の商品があります。
この商品をほかの場所で売れば110万円になることが確定していたとします。
どうしますか?
答えは、50万円借金して100万円の商品を購入。その後売って110万円にする。です。(専門用語でキャピタルゲインと言います)
このように事業においては借金をしたほうがいい場合がある。というわけですね。
「50万自力で貯めればよくね?」と考える。これは間違っていません。
が、50万円貯めるのにどれだけ時間がかかるでしょうか。1か月1万円で4年はかかります。
50万借りて10万円儲けれるチャンスがあるなら早々に借りたほうがいい。というわけです。
ただ事業の世界には絶対はないため見極める必要があります。
これを専門用語で資金調達(ファイナンス)と言います。
身近な例は「住宅ローン」です。住宅ローンは事業に使えませんが借金の仲間です。住宅ローンの審査に通るためには借金が返せる見込みがなければなりません。詳しく見ていきます。
資産
左側が資産です。資産とは「お金を生み出す」ものを指します。たとえば株です。株を持っていれば(負ける時もありますが)利益を生み出します。
負債
負債は資産とは逆に「お金を失わせる」ものを指します。住宅ローンを利用する場合ではそのローンの元金(借りたお金の額)です。ローンにおいて失うお金とは利息です。
純資産
ざっくりいうなら貯金です。銀行側からすると「1円しか貯金ありません」という人と「100万貯金あります」という人であれば、断然後者のほうがお金を貸しやすいです。
自己資本の割合が少なくとも都市銀行の場合8%、地方銀行の場合4%が必要です。
この割合に近づくと貸し剥がし(貸すのやめます!)や担保の差し押さえ(資産没収!)があります。
この割合で審査が通る場合、相当な資産をもっていなければなりません。貯金が8万円しかないのに100万円貸してくれ!は無理があります。
属性
自己資産比率とあわせてみられるのが借り手の属性です。どれだけ貯金を持っていても「無職です」と言われると、銀行側は一気に不安になります。
融資の際はこういった属性もあわせて審査されます。
銀行に「お金貸してください!」といった場合、貸してくれるのは自己資金が50%あれば多少計画が甘くても貸してくれます。(=50万円の自己資金があるなら、100万円までは貸してやらんこともない)もちろんダメダメな計画では貸してくれません。
とりあえず、50%あれば変動金利(半年に1回は金利が変わる借り方)で借りられます。
事業の最初の一歩でこけると立て直すのに数年、数十年かかる場合があります。
融資を受けて事業をする=勝負するときは絶対に負けないときに限ります。
ですので、たいていは100%自己資金で始めます。ブログなどがいい例ですね。