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グリーンバック

「ユマちゃん、もうちょっとお尻こっち向けれる?…そうそう、それで顔だけこっち向けてね。

うんうん、いいね。今度はちょっとだけ微笑んで見ようか…そそ、可愛いよ~」


// カシャ,カシャ,カシャ,カシャ,カシャ! //


「はい、ここまでで終わりだよ~。お疲れさまでした!」


「慶吾さん、このグリーンバックの前で撮れば、どんな背景も後入れできるんですよね?」

「そうだよ、ちょっとこっち来て見てごらん

…ほら、こんな感じとか…こんな感じにもなるんだよ」

「わぁ~、すごいですね。いろんな所にいって撮影してきたみたいです」

「でしょ?今回の企画は夜の背景だったし、こうも天候が合わないと締め切りに間に合わなくてね。

急遽、グリーンバックになっちゃった」

「わたし楽しいですよ。これ出来上がったら画像貰えるんですよね」

「もちろんさ、ちゃんとあげるよ」

「やった~慶吾さんに撮ってもらえて楽しかったです」

「そういってもらえるとやった甲斐があるよ」


「そういえば慶吾さん、店の女の子たちに頼まれたんですけど

 ”こんど飲み会しませんか?”って」

「いいよ。でも俺なんかでいいの?」

「もちろんです。慶吾さん大人気なんですよ。

妹のエマも、ケイとユリナも慶吾さんと飲み会したいって」


「あー!思い出した。

この間、すごい写メ貰ったよ。大学の寮のお風呂だって…。 そうこれこれ!」

「それ私がみんなと一緒にいなかった時ですね。妹のエマは写ってますね」

「まさかみんなが同じ大学の寮仲間だったとは、すごく驚いたよ」

「でも慶吾さんだから送ったんだと思いますよ」

「なんで?」

「私たちの中では、慶吾さんは頼りになる優しいお兄ちゃんなんですよ。たぶん…みんな男の兄妹がいないからじゃないかな?」

「あーなるほど…子供の頃から学校でも家でも、周りは女の子ばっかり…とか」

「そうそう、まさにそんな感じです。アルバイトでは男性と触れ合ってますけど、全員彼氏いない可哀そうないJDなんですよ」

「それは実に勿体ない!じゃあ、男の人数合わせようか?」

「いえいえ慶吾さんだけでいいです。みんな慶吾さんに恋愛相談?したいみたいですよ」

「そうなんだ…。うん分かった。スケジュール決まったらユマちゃんに連絡すればいいんだね」

「はい、宜しくお願いします」


//果たして女の子たちの目論見は成功(性交?)するのだろうか?// 

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