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記憶にない子

「ユメちゃん、だったよね」

「そうです、ユメです!」

「じゃあ、次のでお終いね…。じゃポーズお願い…

そぅそぅ…いいね、その表情のままでいて…」

カシャカシャカシャ‼

「ハイOK! お疲れ様でした」

「有難うございます、慶吾さん」

「昼前に終わりたかったんだけど、時間押しちゃってゴメンね」

「いえいえ大丈夫です」

「お詫びに、近くでランチしよっか?」

「いいんですか?嬉しい!♥」

「もちろんさ。頑張ってくれたしね」

「慶吾さん、やっぱり私のこと覚えてなかったですね」

「え?ユメちゃんはお店からの依頼で一度も取材やってないよね」

「ええ、取材は一度も受けてないです」

「いや待てよ…。もしかして以前会ったことがあるなら、髪とかカラコンとか変えてる?」

「ピンポーン!正解です。前は黒髪ショートでした」

「ん~。ゴメン覚えてないや。俺たちそもそも会話してたの?」

「ええ、会話は何度もしてますよ」

「あっれ~やっぱ記憶にないぞ。こんな美人の爆乳さんを覚えてないなんて」

「ちなみにこのオッパイは正真正銘、ホンモノですよ」

「…。降参だよ」

「じゃあ重要なヒントをあげます」

「よく会っていたのは3年前くらいで、そのころの私はこんなにオッパイ育ってなかったです」

「なるほど…つまり、そのころはこの業界で働いていなかったということだよね」

「そうなりますね」

「なら、俺の生活環境で会話する機会がある所で働いていたとかだね」

「そうそう、もうすぐです」

「会話していたころはお互い名前は知らなかった…」

「はい」

「…。あーっ!思い出した。いつも家帰る前に寄ってたコンビニでしょ!」

「やっと気づいてもらえた♥」

「へぇ~、あん時JKだよね?」

「そうです。何にも知らないJKでしたw」

「そっかぁ懐かしいというか、ゴメンね。気づけないで。

それにしても、あの子がユメちゃんか~。参ったなw」

「私の中では慶吾さんは困ったときに必ず助けてくれるスーパーマンでしたよ」

「なにそれ。なんかあったっけ?」

「ええ、何度もです」

「じゃあ、続きはランチで話そうか」

「はい!♥」

記憶にない子

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