次描く話のことやこれからのことを考えたりしながら仕事部屋を片付けていたらいろいろと懐かしいものが出てきまして。 はらペコとスパイスの1話目のネーム、いろいろいじったの5.6パターンくらい。 このころは産休後で、デビューからお世話になっていた担当編集さんが急に転職されたので新たに各所に持ち込みし直さねばならないのに、ほぼワンオペ育児で時間も心の余裕もなく、持ち込みするとネームの反応はいいのにその後の打ち合わせでなかなか掲載が決まらず…というもどかしい数年間の後半ごろでした。 はらペコとスパイスの原型となった話は、そんな中、お世話になった先生が紹介してくださった女性誌の編集さんと作りました。 1話目のネームを何度か直したあと上に上げてもらい、「この辺を直せば次のコンペで通ると思います」とのことでできるだけ完璧に直し、提出直前「編集長発案で、次のコンペで料理枠を作ることになったのでチャンスです!」と追い風の情報が…でも結果は「大御所の作家さんが提出されたので決まってしまいました…」。 「料理枠がもう埋まってしまったので、このネームに関してはうちではもうチャンスがないと思います。精度は高いので、よければうちのほかの雑誌を紹介しますし、よそに持ち込んでいただいても構いません」とのことで、そのネームを持ってまたあちこち持ち込み。 結局ココハナに持ち来んで掲載が決まることになるのですが…。 その日は午前と午後に2件持ち込みの予定を入れていて、午前中にアポを取った編集部の編集さんが今まで何件も持ち込みしてきた中で会ったことのない思いっきり上からの失礼な方で、(あとから知ったけど、入社1年目の方だったらしいです…若さってコワイ…)普段あんまり怒らないわたしもついカチンと来て、出版社を出てすぐ漫画家友達に電話して、落ち着いてから午後のココハナの持ち込みに臨んだという経緯があったので、ココハナの編集さんが「これでしたらほぼこのまま掲載できると思いますよ」と仰ってくれたときは、その方(のちのココハナの担当さん)が天使に見えました…。 また、当時の編集長がラグビーが好きな方でまず私の名前にも反応してくださったらしく、そんなことでも少しは印象アップしたのかもと思うと、そのころ大活躍されていた五郎丸選手にも感謝でした 笑 掲載には至らなかったけど、そのころ持ち込んだ他の編集部の担当さんたちの反応もわりとよく、必ず「ここをもう少しこんな感じにできますか?」と注文が入るので、結果数パターンの似たようなネームが出来上がりました。 これはそのうちのひとつで、注文にこたえるために描いたというよりは試しにパターンを変えてみたものです。 珠子に東北訛りがあるのは実は初期設定だったのですが、愛子のキャラを強めにしてみたところが連載時とギャップがあって読み直したらなんか面白かったので載せてみます。 珠子が迷惑そうな感じも描いててちょっと面白かったんですけどね。 でもやっぱりちょっと違うとなり…。 結局、要素を削って一番シンプルに分かりやすく調整したものが通りました。 はらペコとスパイスはとてもおおらかに描かせていただいて、ココハナ編集部さんにはほんとに感謝しております。 あのまま続けることもできたと思うのですが、次に描きたいものもあったので4巻までで切り上げさせていただきました。 売り上げに貢献できるようになって、そのうちまた描かせていただけたらいいな…と思っています。
五郎丸 えみ
2021-11-06 13:13:41 +0000 UTC五郎丸 えみ
2021-10-25 17:43:19 +0000 UTCたまの一週間
2021-10-25 12:09:30 +0000 UTC