作画の参考用の縮小PSDファイル10分の低速タイムラプス、作画の解説です。無断転載や譲渡、販売は禁止です。
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昨今AIなどで簡単にイラストを出力する人が増えたりシャドウバンが厳しくなったりと、イラストを描きたい初心者にはとても厳しい環境になっていると思います。自分にできることといえば人力で絵を描きたいという人の手助けくらいかなと思うので、ぜひ技術を盗んでくれれば幸いです。
●解説
スマホで見たときにきれいに見えるように意識した縦長のイラストです。
頭のてっぺんがキャンバス外に来るといい感じにおさまります。
総作業時間は7時間40分ほど。落書きのつもりだったんですが楽しくて集中してしまいました。人力で絵を描くとこんなにかかります。
●ラフ
ラフを描くときはメインの丸ペンのほか、塗りなじませツールとブラシツールを使って大体の影の印象や質感を雑に描いていきます。
クリスタデフォルトの塗りなじませツールはすこしカスタマイズが必要です。
ラフにかかった時間は今回は1時間20分くらいでした。
光源を右上に決めて、エアブラシなどで雑に影を置いていきます。
初心者の方のブレイクスルーとしておすすめなのは、巨大なキャンバスで拡大して絵を描くことです。今回のキャンバスのオリジナルサイズはこれくらいです。
極端な話、小さな名刺に絵を描くのと巨大なキャンバスで描くのでは後者のほうがより情報を詰め込むことができます。特に空間の情報は大きなキャンバスでないと難しいです。キャラ絵の描き方を人に教えるときによく言うのが、自分が小さくなってそのキャンバスの中にいるイメージが大事ということです。
少女を描いていたとしても巨大な構造物を見上げるかのような感覚なのです。
この感覚があると、こういった奥行きのある箇所を描くコツが掴めてくると思います。風景画のように山の稜線を描く感覚に近いです。
●線画
線画はクリスタデフォルトの丸ペンです。複雑な小物はあとから描き足すほうが事故りにくくなります。最近はあくまでシルエットのみ線で描いて、他はなるべく塗りで表現しようかと思っています。これも時短になりそうです。
最終的に塗り終わったらこのようにレイヤークリッピング機能を使って線画の色をなじませます。
●肌の塗り
肌の塗りです。影を塗ったとき影の片方のみぼかします。
これを微調整します。右上から光が当たり左は影で暗くなります。
エアブラシで調整します。腹筋や腰骨、股間部のY字のシワなどのディティールの引き出しを増やすと良いと思います。そのうちちゃんと解剖学を学びたいですがここまでずっとなんとなくで来ています。。。エロけりゃいいのよ…
●衣装の塗り
水着やレオタード衣装のフェチ感を増すためにかならず布のフチのゴムを意識しています。ハイライトを二重線で入れてみたりするとリアリティが出ます。布はフチにひと手間加えるのがとても重要です。スパンコールはクリスタの素材を使用しました。衣装の凹凸に沿って歪みツールを使って歪ませていきます。
これも肌の塗りと同じ要領です。影を塗り片方だけぼかす。そうすると立体感が出ます。こんなふうに凹凸を意識しているよという補助線です。体にベタっと布が張り付くのも現実的ですが、少し凹凸ができるようなフィクションを入れてフェチ感を出しています。
補助線の中心線は少し左によるイメージです。そうすることで凹凸が表現できます。
膨らんだ物体の中心線をどう取るかでリアリティが出る気がします。
絵を書いているときはわざわざこんな事は考えず感覚で描いていますが、初心者の方は習得するまでに時間を要するかもしれません。デッサンが一番手っ取り早く身につきます。
●胸の作画
胸をしたから見たときには見えない部分(上部)の圧縮が大事になります。
このように乳首から鎖骨に向かって面が圧縮される意識をしています。
上手い人にアドバイスを貰ったとき、面で捉えると言っていました。
石膏デッサンなどはこの能力を高める筋トレのようなものだと思います。
胸は乳首を描かなくてもその位置を決めて描くのが重要です。
ラフの時点ではエアブラシによる下乳の影と右上からのハイライト、補助線を入れて完成時のビジョンを作っています。
●顔の作画
アオリ顔は青線のように後頭部へ回り込んでいく補助線を思い描くことが大事です。
中心線を描き、鼻の位置を少し高めに描きします。
あとは顎の線画を一部途切れさせるとそれっぽくなります。
鼻筋から眉毛につながる骨や二重まぶたの段差を描くと情報量が増えてのっぺりしなくなります。
●ライティング
絵はライティングでかなり印象が変わります。これがライティングなしの状態です。
これもパキっとしてて好みですが、鮮やかになるだけでなく「空気感」という情報が付加されたのがわかると思います。より「そこにいる」感が増します。
①「エアブラシハイライト」
加算発光レイヤーで光の当たる場所や瞳、顔、肌などにエアブラシで光を入れます。
衣装の強い発光は「加算発光レイヤー」で今回は不透明度42%でした。ここはお好みでやりすぎないくらいの塩梅を探ります。
肌や髪のハイライトには不透明度71%で「ソフトライト」を使いました。同様の発光効果をより柔らかめに狙って使えます。肌にソフトライトを使って鮮やかにするトッププロの絵描きさんをよく見かけます。
加算発光レイヤーで顔にエアブラシで真っ赤な色をおいて16%くらいにしたものです。照れた感じを出すのにたまに使います。
更に照れた感じを出すときは今作った加算発光レイヤーを複製して通常レイヤーに戻し重ねます。
なしVer↓
②「ブラックオーバーレイ」
他には黒のオーバーレイレイヤー(透明度59%)によって影になる部分をよりリアルにしています。明るい色をより明るく、暗い色をより暗くすることで、鮮やかさをプラスすることができます。首や手首、髪の毛の生え際、服の空間に使っています。暗そうなとこに大体エアブラシでふわっと入れておけばいい感じです。
これも「明暗による奥行き感」を付加する効果があります。
③「カラーリング統一オーバーレイ」
今回は全体のカラーリングを統一させるために紫のオーバーレイを使いました。
ちょっとくすんだ色の印象があったので追加して、より鮮やかにしました。
ざっと解説しましたが、他に気になる点があればコメント欄にて質問してください。時間があるときお答えします。ここ数年シャドウバンやらAIの出現でお絵かきはさらにハードになった感じがしますが、みなさんがんばりましょ~( ◜࿁◝ ) 🍵
厳しいシャドウバンで新規の方にイラストを届けにくくなっているのでまだの方は是非Xのフォローお願いいたします。
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ゲトウ屋
2025-04-20 07:00:56 +0000 UTCうるりひ
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2025-04-13 10:12:24 +0000 UTC