ねこもです。
このごろ嬉しいことにイラストのお仕事を何件かいただいています。ありがとうございます!
今回は9月ごろにご協力させていただいたピンキーリボン / iru feat.可不 の雑記です。
MVの協力は創作としてかねがね興味のあった分野ではありました。自分の絵を音楽と動きで飾ってもらえるって……最高じゃない!? win-winの産業ですね。
きいてね!
【きっかけ】
インターネットに曲を出すぞとのことで知人のiruが声をかけてくれました。MVイラストをやってみるにあたってはiruの楽曲で携わりたいなという思いが何年も前からあったので「遂に来た」という感想。うれしいね。よーしがんばるぞ!
【楽曲ラフの試聴】
おしごとの承諾後に楽曲のラフをいただきました。かわいい曲だ!クオリティ高すぎる。流石です。ボーカル可不ちゃんだ。やったー。
私このクオリティに見合った絵描けるの?
【発注内容】
最初にこんな感じのお話を聞きましてベースとしました。
●基本的に静止画で背景は単色
いけそう!
●歌詞は手書き
まかして!
●アスペクト比は1:1
珍しい。なんで?
なんで??
※これは私が好きなジャルジャルの動画
●構図はキャラクターの脚を丸めて1:1に収めるような感じ
体育座りみたいな構図なら得意なほうかも。何も考えずに絵を描くとそうなります。
【コンセプト案】
私の方からコンセプトをヒアリングさせてもらおうと思ったのですが、「まずは聴いてみた印象から出してみてほしい」とのことでした。なるほどね。一度訊いてしまったら新しいアイデアって出づらいものね。
ということで私が聴いた第一印象ベースから、どんな女の子を描こうか考えていきました。
●要素1.
kawaii future bassなどのジャケットやMVで見かけるようなガーリーな女の子
今回の曲はkawaii future bassではないですが。(「ブレイクコアポップです」だそう)
まず聴いてかわいい曲だな、と思ったのと、ピンキーリボンというタイトルから連想しました。
こんな感じの女の子かなー。
●要素2. 年頃でちょっとナイーブな女の子
Aメロの歌詞が思春期の女の子っぽかったから。服装に若さは必須。ナイーブな印象は表情で表現したらいいかな。
小中学生くらいの服というオーダーもありました。
●要素3. 何かしらの宇宙要素
歌詞にプラネタリウム、スーパーノヴァなどの言葉が散りばめられており、音色もピコピコ・キラキラとした宇宙を連想させるようなところがあったので。
ナイーブとは言ったけどちょっと元気な子なのかもしれない。
コンセプトの答え合わせをしつつ、基本的に上記の通りの方針で進めさせてもらうことになりました。
初稿
いろいろなMVやジャケットを知っているとリファレンス元にできるので、知っておくといいなあと思いました。もっと知りたいです(作文)
【清書】
以下の要素を反映したうえで清書。
●座る感じではなく不安定に、落ちる感じで
●視線でこっち見るのをやめる
え、自分?ってなるかららしい。同人誌の表紙で女の子2人の視線がこちらを向いていたら百合ではなくもう一人いるという罠を思い出した。
●宇宙感をもうちょっと出してみる
私が好きな作家さんをふと思い出したので。全体的に青色を取り入れてみることにした。色使いをカラフルでスぺ~シ~に!
↓参考にさせていただいた作家さん
よくできました
ドロワーズ (あるいはパニエ?)を着せた理由は、構図を練り直す際に、ムッツリのお前たちに見えそうで見えないという余分な情報量を与えないようにするためです。
【線画のゆらめき効果】
動画内で線画がゆらゆらする表現を採用している。
絵→レイヤー分けし、顔の輪郭などの一部パーツを除いた部分をAviUtlのプラグインでゆらめかせてもらう。
文字→2通り描いてループアニメにしてもらう。
【その他】
キャラの表情差分を作って好きに使ってもらったり、リボンの帯をキャラの周りにぐるぐると通したり、ラスサビにキラキラエフェクトを入れたりして終わり。
リボンの帯はiruから具体的な発注と動かし方のイメージをもらったので描くだけでどうにかなりました。
最後に、今回含めてキャラデザをする際に「かわいい洋服の描き方 女子小学生編」が資料として役立っていますのでぜひ買ってみてください。
⇣かわいいかわいい洋服の描き方 女子小学生編のイラストレーターさん こうなりたい。