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[APTF]サンタクロースのアルバイト

※※今月の更新は獣化ではなく、人間→人間のAPTF(老化+他者変身)です。※※


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大学も冬休み。恋人は居らず、サークル仲間も帰省で居ない。

一人はちょっと寂しいけれど、かといって街に出て恋人たちを眺めるのも辛い。

暇を持て余した青年は悩んでいました。

そんな時に見つけたのが”サンタクロース募集!”のアルバイト広告でした。

「もしもし!もしかしてアルバイトの申し込みですかな!?」

「は、はい!まだ募集中でしょうか……?」

電話のおじさんの元気な声に少し気圧されましたが、なんと面接もなしに、電話だけでアルバイトの申し込みができたのです。

「では24日の14時にお待ちしてますね!集合場所の地図なんかは後ほどメールで送りますので!」

「よろしくお願いします!」

というやりとりが1週間前。その後すぐにメールが届き、晴れて正式にクリスマスイブの予定が埋まったのでした。

そして12月24日。青年はこの日、不思議な体験をすることになるのです。



「失礼しまーす……」

入口で渡されたサンタ服を抱えて両開きのドアを開くと、そこはなんとも殺風景な部屋でした。広い部屋の中央には学生課でよく見るような机と椅子、隅に小さなコート掛けハンガー、そして壁際には姿見があるだけ。申し訳程度のサンタ帽が鏡に飾り付けられています。

ひとまず指示通りに着替えることにしました。



「なんとなくそんな気はしてたけど」

コートを脱ぎ、真っ赤な服に袖を通した青年は余った袖口を見てため息をつきました。

「やっぱサイズでかすぎるよなあ……」

丈も袖の長さも青年には大きすぎたようです。少し袖をまくり、椅子に腰掛けて時間まで待つことにしました。



「暑い……」

10分ほどでしょうか。

裏地のふわふわとした肌触りについうとうとしてしまった青年は、妙な暑さで目を覚ましました。サンタ服のせいでしょうか、かなり汗ばんでいるようで、着ているシャツも肌に張り付いてしまっています。



顔にかいた汗を手で拭おうと頬に触れると、奇妙な手触りが。

「え、髭……?」

今まで顎や鼻の下にヒゲが生えることはあっても頬にまで生えたことはありませんでした。

アルバイト当日ということもあり、それなりに身だしなみには気をつけてここに来たはずなのに。それなのにまるで何日間も放置してたかのような硬いヒゲが顔の下半分に生え始めていたのです。



何かがおかしい。

立ち上がろうとした青年ですが、お腹がつっかえてうまく立ち上がれません。

いつのまにか青年のお腹は大きく丸々と膨らんで、シャツが捲れておへそが見えるほどになっていました。



それでも何とか立ち上がり、姿見を覗き込んだ青年は驚きました。

姿見に映っていたのは見慣れた自分の姿ではなかったのです。

面影はあるものの、”青年”と呼ぶには老けすぎていました。少し角ばってしわが刻まれた顔、顎や頬にぼうぼうに生えた髭。しかも何本か白いものが見えます。太くなった身体も相まって、彼はもはや青年ではなく”おじさん”と呼ぶ方がふさわしい風貌になっていました。



おじさんの身体はさらに変化し続けていました。

この状況におじさんはただ混乱するばかり。頭を抱えて整理頭を髪の毛がごっそりと抜けてしまいました。

「へ……?」

再び姿見に目を向けると、前髪がすっかり無くなったおじさんの姿がありました。顔立ちもさらに変化し、青年だった頃の面影はほとんどなくなってしまったようです。

いつの間にか黒いシャツが白い肌着に形を変え、サスペンダーに繋がれたズボンが赤く変化し始めていました。




止まらない変化に慌てていると、突然頭を殴られたかのような強い衝撃がおじさんに襲い掛かりました。天井のスピーカーから激しい爆音が鳴り響いたのです。

必死に耳を塞いで耐えようとしますが、自分の叫び声すら聞こえないほどの爆音です。効果は薄く、とうとうおじさんは膝をついてうずくまってしまいました。



目を固く閉じ、耳をふさぎ、必死に耐えるおじさんですが、自分を苦しめている音が少しずつ変化していることに気づきました。

「ぐうぅ……ッ この音は……?」

つい耳をふさいでいた手をどかしてしまいました。頭が割れるほどの爆音はいつのまにか軽やかな鈴の音と、美しい音楽になっていたのです。

顔を上げたおじさんの顔はさらに変わり果て、もうすっかりおじいさんになっていました。

髪も髭もすべて真っ白く変わり、茶色かった瞳の色も今や淡いブルーとなっています。

そして今度は穏やかに目を閉じ、その音に聴き入ってしまいました。



やがてメロディが終わり、部屋は静かになりました。おじいさんはまだ床に座って目を閉じています。しばらくすると、ゆっくりと目を開き、

「はて? わしはなぜ床なんぞに座っているのじゃろう?」

おじいさんは不思議そうに辺りを見回します。すると、スピーカーからチリン、チリンと鈴の音が鳴り響きました。おじいさんはハっとして

「ああ、出発前に休憩しようと思ったらうっかり寝てしまったのか……わしの寝相の悪さも困ったものじゃなあ」

やれやれ、とおじいさんはゆっくりと立ち上がりました。

「ようし、今年も頑張ってプレゼントを配るとするかのう」

大きなお腹をポンと叩き、おじいさんは気合を入れました。

そう、なんとこのおじいさんはサンタクロースだったのです。



「ところで、今は何時かの……」

そうつぶやいた瞬間、スピーカーからチャイムが鳴り響きました。

どうやらお仕事がもうすぐ始まるようです。

「おお、時間か!いそがねば!!」

サンタさんは服を整えながら、鏡に掛けていた帽子を被り、大慌てで部屋を飛び出しました。



「しかし、こんな部屋に入った記憶はないんじゃがのう……」

首をかしげながら、サンタクロースのおじいさんはトナカイとの待ち合わせ場所へと走るのでした。


その夜、サンタクロースは遅れることなく、トナカイたちと共に無事にプレゼントを配ることができたそうです。

めでたしめでたし



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メリークリスマス!

クリスマスイヴですね皆さん。ケーキは食べましたか?

僕は食べました。久しぶりのケーキは美味しいですねえやっぱり


去年の12月はせっかくのクリスマスにもかかわらず狛犬APTFコミッションの投下でしたからね、今年はガッツリサンタクロースのおじいさんにAPTFしてもらいました。


獣化ばかりかと思いきやこれは完全に人→人のAPTF。

APTFの”TF”は僕の基準ではTransformation、つまり変身。

獣化も他者変身も含んでいるのでこういうのもアリなのです。

獣化が見たかった皆様ごめんなさい、次回はたぶん獣化なので許してくださいまし!

こういう人間APTFもイイネ!という方、あなたも描いて(書いて)いいのよ!


激動の2020ももうすぐ終わるとなると感慨深いものです。一気に寒くなりましたが、皆様体調お気を付けくださるよう。

それではまた来年! 良いお年を!!


え?最初の青年?この後どうなるんでしょうねえ

ちなみに、熊化の子とライオン化の子と同一人物のつもりで描いてます。ええ、TFするのが仕事なのです彼(

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Comments

your APTF works is the best!!

BA

ありがとうございます!! 僕も正直に言うとおじいさんになるよりはその手前のおじさんになるのが好みではありますが(性欲的にも)、今回はサンタさんということでおじいちゃんまでやっちゃいましたwこういうのももちろん好きなので( 厳つい顔に変化したくせに情けない顔になっちゃう。この辺は僕自身本当に好きな部分なのですw 肉体に見合わない仕草や表情はAPTFの醍醐味ですわ…!

十五夜十六夜

素敵な作品ご馳走様です…! 全体的に好みの作品でしたが、個人的には青年→中年おじさんくらいの年齢進行が好きなので、3枚目の老化した自分の姿を見て涙目になるイラストがグッときました…精神年齢が追いつかないせいで、見た目のダンディーさに反して情けない表情とかしちゃうの可愛くて好きなんですよね…

甘党


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