ここ最近、熊の盗賊団による人さらいが頻発している。攫われたのは10代半ば~20代初めの男性ばかり。
俺の弟も同年代のため、注意だけは促しておいた。だがその甲斐も無く、ついに弟も連れ去られてしまった。
熊の盗賊団。その名の通り熊族のみで構成された盗賊団で、かつてはこの国中に悪名をとどろかせていた。
しかし、数年前に頭領含めほとんどの幹部が処刑されて以降、話題に上がることは無くなった。
そんな奴らがなぜ今になって勢力を広げ、ふたたび悪事に手を出し始めたのかはわからない。だが弟に手を出された以上黙っているわけにはいかない。
幸いなことに、奴らが根城にしている洞窟は簡単に見つかった。
中には見張りが数人と、おそらく休んでいるであろう盗賊が十数人。
弟がいるとしたら最奥だろうか。ひとまず見張りを一人ずつ片づけ、寝ている奴は放置。弟の救出を優先する。
こうして騒ぎを起こすことなく弟が捕らわれている場所までたどり着いた。
「兄ちゃん……?」
弟と目が合う。弟は全裸にされた上ロープで拘束されていた。疲れた顔をしているが血色は悪くない。何とか間に合ったようだ。
「兄ちゃん!……兄ちゃん……?そうか、おマエの、あ兄貴かカ……ッ」
嬉しそうに目を輝かせていた弟の雰囲気が突然変わった。
「グオォ、遅そ、かカっ、ッた、ナ」
奇妙な声を上げながら弟の形が変わっていく
衝撃的な光景に腰を抜かしてしまったが、弟の変化は当然止まることはない。
「モ、ォう、手オ、ックレ、だ」
メキメキと骨が軋む音が聞こえてくる。辛そうな目とは裏腹に、その口元は愉快そうに歪んでいく。鋭い牙を覗かせながら。
「あンま、りぃ、遅、ェか、ら、ぼぉク、コンなな、なっ、ちゃぁッ、った、ぞォ」
小柄だった弟の肉体は、風船に空気を入れるみたいに分厚い筋肉と分厚い脂肪でみるみるうちに逞しくなっていく。尻をついたままとはいえ、すでに俺以上の巨体だろう。
「ざ、ザン、念だぁが、俺、もぉ、ぼぅくじゃ、な」
ミシミシと音を立てながら顔の形が変わっていく。まるで熊族のように。
「お前、のおとうト、は、グォれ、様の、憑し代になっ、ッタ」
滑らかな肌にはゴワゴワとした硬い獣毛が生え始め、同時に傷ひとつない肌には歴戦を思わせる無数の傷が浮かんできた。
「安心シ、ろ、グォオ前、もワれらの仲間、にぐ、加えてやる」
自分で拘束を解いたのか、弟だった熊男がいつの間にか俺の目の前に立っていた。
あれ、でもこの顔、確か――
「そう、ダな」
処刑されたはずの――
「弟を奪っ、た、詫びじゃァ。お前を俺様の弟にしテ、やろう。”弟分”ではなく、血を分ケ、た、な」
そう言ってニヤリと笑うと、生き返った盗賊の頭は剥けきった肉棒を俺の顔に押し付けてきた。
先程まで弟のものだったとは思えない熟れた匂いと感触に頭が真っ白になる。
どこから来たのか、いつの間にか俺の背後には熊族の男たちが透明な汁を垂らしながら迫ってきていた。
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こんばんは、十六夜です
今年最後の月更新は久々の熊TF!ってことで、拙いながらキャプション頑張ってみました。いつもの事ながら長いね。
冒険者の青年が幼い弟を助けるため敵のアジトに潜入するが……みたいな。
そして助けられる!ってところでとっくに手遅れでした~!って展開、割と胸糞だけどTFが絡むと胸熱になる不思議。立場が逆転しちゃうのもイイと思うんです。
先日旧Twitterでも呟いたんですが、今年の投稿作品のAPTF率が半端ないですね。
12回のうち8回がAPTFという。恐ろしいほどにAPTF描いてました。でもAPTF好きなんだもん。イイよね?
とはいえ、さすがにどうかなーと思ったのでここで一つ皆さんの意見を聞いてみたいと思います。よろしければご協力よろしくお願いしますm(_ _)m
https://forms.gle/Hx9mih8PWQqMwwji6
(Googleフォームに飛びます)
さて、少し早いですが今年の更新は(たぶん)今回が最後となります。思えば今年はいろいろありました。途中でプランの運用を変更したり、その影響で1か月で2作品作ってみたり、さらに獣化ポータルサイトにTF漫画を掲載させていただいたり。実に充実した1年でした。
ちなみにそのTF漫画がこちらです。↓(外部リンクです)
https://atri.page/comic/0019/
それではみなさん、また来年1月の更新でお会いしましょう。
年末にかけて風邪や病気などされませぬよう!(僕は今風邪ひいてますが)
良いお年を~!
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Bさん
2023-12-02 13:24:09 +0000 UTC