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「紛争学園」~とある昼下がりの決闘~ 3

JZcommitment(https://www.pixiv.net/member.php?id=4806105)さんからのコミッションで、自分の創作設定、「紛争学園」について、一緒に考えたキャラクターを用いてイラストと物語を描かせて頂きます( *´艸`)

 お久しぶりの投稿となりました! 沢山更新しようと思うのですが、なかなか出来ずにすいません……(;_:)


 前回はこちら(https://www.pixiv.net/fanbox/creator/23459386/post/228981)




 よく知る因縁の相手であり、実力が拮抗するライバル。しかも負ければ好きな相手を奪われるという、絶対に負けられない勝負の最中だ。

 

 パンツを奪われ、動揺した精神的な影響は大きいということだろう。そこからの勝負の流れはケンゴに傾いて、いつしかラクヤは丸くなって殴られるばかりとなっていた。




 ドゴォッ! ドガァッ!


「が……ぁっ!」

 

「どうした? 防戦一方じゃねぇかよ」


「ぐぅ……うる、せぇ……っ!」


 ドガッ! ゴッ! ドゴォッ!


 コーナー際にて、躊躇いのないケンゴのラッシュを何とか耐え凌ぎつつ、ラクヤは必死に食らいついていく。

 

 全裸となり、勃起した性器を振り乱してまで戦うラクヤだったが、赤面して動揺しつつも、戦意だけは十二分だった。だが、辛うじて反撃を繰り出しても、ケンゴは無表情のまま軽く避けてしまう。

 

「それも仕方ねぇか。俺ならみっともなくて動けねぇよ。そんな姿晒してよぉ?」


 ドボオオオォォッ!!


「がは……っ!」


 ケンゴは投げやりに言うと、鋭いボディをラクヤに突き刺した。息が詰まるほどの衝撃に、ついにラクヤはコーナーに背を当て、ゆっくり崩れていった。

 形勢が傾いた後は、容赦しないことを決め込んでいた筈のケンゴが少し心苦しくなるほどだった。一方的な殴打の末、ロープに腕を絡ませて立とうとするラクヤを冷たい目で睨みつける。


「諦めろ、なんていうつもりはねぇよ。ただ、この勝負はお前の負けで、ハルは俺のものだ」


「はぁ……、はぁ……!!」


 繰り出した拳を引き戻し、ケンゴは冷たく言い放つ。ラクヤは打たれた腹を抱え、激しく呼吸を乱しながらもがいていた。


「やっと終わりかよ、ギブか? あ?」


「ぐふっ!」


 ダウンしたラクヤにも容赦せず、ケンゴはその横腹に蹴りを放つ。リングの上でもこれは喧嘩だ。油断は命取りになるだけで、わざわざ相手の回復を待つまでもなく、いち早く相手を屈服させた方が勝ちとなる。

 そんな勝負の最中に手を抜く理由はない。何に変えてもハルを手に入れたいのはどちらも同じ。必死に頭を庇うラクヤを冷ややかに見下し、無慈悲に蹴りを落とし続けた。


「まぁ。ここから逃がすつもりはねぇし、中途半端な決着なんかさせねぇけどな。降参しないことを選んだのはテメェだろうが、ラクヤ」


「はぁ……、はぁ……!」


「つまり、俺に完膚なきまでに負かされて、ハルにそれを見られたいって事だよな?

 そうだろ? 俺らの勝負の結果が何を意味するか、テメェだって分かってたはずだぜ」


「……テメェ……!」


 グボオオオォォッ!!


 ケンゴは淡々とした物言いで言うと、ラクヤの腕を蹴飛ばし、晒された腹筋に蹴りを落とす。体重を乗せた一撃でラクヤの体が仰け反るのを見下ろしつつ、そのままかかとを埋めるようにして踏みにじり始めた。

 

 勃起した性器の上、腹筋が潰れ、圧迫されていく感触に、ラクヤは苦しげに表情を歪め、唾液を散らす。


「がぁ……あぁ……ぁ……っ!!」


「……負けたら、そのまま見ていられねぇほどの姿にしてやる。何度も何度もブチ犯し、メス犬になるまでよがり狂わせて、ハルがどん引くほどにな。テメェだってそのつもりだったはずだ。

 それで俺が多少ハルに避けられようが、知ったことかよ。だから馬鹿なテメェを憐れんで、降参しろ、つったんだ」


「うる、せぇ……!」


 ドゴォッ! ドガァッ!


 苦しそうな息を吐きつつも、その目の中に戦意は消えない。ハルヤに対する思いはやはり本物らしく、どこまでも執念深いラクヤにケンゴは舌打ちし、その体を勢いよく蹴りつけた。


「だったら……、そろそろ始めるか? どっちが勝者か、テメェの体に教えてやる」


 敗北を自覚させる為にその身を甚振るのはもちろん、凌辱し、屈辱を舐めさせることにもはや躊躇いはない。殴り飛ばし、甚振ったラクヤの体を見据え、ケンゴは指の骨を鳴らしつつ手を伸ばす。

 

 ……その時。丸くなって耐え忍ぶばかりだったラクヤの目が、消えない闘争心でぎらと光る。


「はぁ……、はぁ……! ……させっかよ……っ!」


「っ!!」


 悠々と迫っていくケンゴだったが……、追い詰められたラクヤはぎりと奥歯を噛むと、意を決したようにキャンバスを蹴った。


 一気に立ち上がり、崩れた体勢から肉薄してくるとは思わず、ケンゴははっとしてガードを固める。ラクヤはそのまま肩から衝突し、ケンゴの腰を掴んだ。


「……おらあああぁぁぁぁっ!!」

 

 体重をかけて前のめりに押し倒し、その後は互いにいち早く上を取ろうと揉み合いになる。激しい試合で熱のこもった肉体をぶつけ合い、どちらともなく有利を奪うべく密着を強めていく。

 力がこめられ筋肉の際立つ肌を掴みあい、一方的な打撃戦から転じて寝技合戦となった。

 

「ぐ……、まだそんな力が残ってやがったとはな……」


「はぁ……、はぁ……! ……なめんじゃ、ねぇぞ……! こんなピンチ、ここじゃ日常茶飯事だろうが……」


「!!」


 いくらサンドバック状態にしてやったとしても、ここで関節や首を極められてはたまらない、それらを庇いつつ責め返そうとしたケンゴだったが、ラクヤは無理にそれらを狙わなかった。

 その代わり、復讐を果たす。悪い笑みを浮かべると、それを目の当たりにしたケンゴが目を見開くのを眺めつつ……、ケンゴのパンツに指を突き入れた。


「例え相手がテメェでなくても、俺はやられっぱなしにはならねぇよ……、受けた屈辱は10倍返しだ、コラ……っ!」


「テメェ……! は、はなせ……っ!」


 そういって、されたことを返すよう、ケンゴのパンツに指を絡めて引き延ばしていく。ラクヤの狙いに気づいたケンゴは必死に腕を振って逃れようとするものの、ラクヤはその上に伸し掛かり、体重をかけて身動きを封じてしまう。


 瞬く間に布地は汗の滴る肌に密着し、その勃起した性器の輪郭がくっきりと浮かんだ。


「はっ、最初に狙ってたのは俺の方だって知ってんだろ? 俺だって、手段なんざハナから選んでねぇんだよ……!」


 ビリ……! ビリッ!!

 

「が、……っ! や、めろ……っ!」


「好き放題言いやがって……! さぁ……、テメェも晒せや、オラァッ!!」


 ビリィッ!!

 

 指の先から穴が開き、間もなくしてケンゴのパンツも無残に千切れてしまう。屈辱に呻くケンゴに対し嗜虐的な笑みを浮かべ、その足に絡まった布切れの残りさえも無情にはぎ取ってしまう。

 後には、今のラクヤと同様、全裸を晒す羽目になったケンゴの姿が残される。引き締まった筋肉に覆われた四肢を曲げ、唖然としたケンゴは自身の勃起した性器の根元をさすりつつ、恨めしそうにラクヤを睨んだ。

 

 一方。揉みあいに勝ち、奪いとったパンツの残骸を誇らしげに指で回して見せつけ、まさかの思いで表情をしかめるケンゴを見下す。




 

「はぁ……、はぁ……。ははっ! これで人の事言えねぇよなぁ……? 大事な決闘で粗末なモンぶらさげやがってよ?」


「るせぇ……こっちのセリフだ……!」


 息を乱しつつも軽薄に舌を出して見せ、得意げに笑うラクヤを見て、ケンゴはキャンバスに手をつきつつ立ち上がろうとする。

 

「おっと」


「っ!」

 

 ……だが、せっかく奪った体勢の有利をみすみす明け渡すはずもなく。ラクヤはその背後からケンゴの肩に腕を回し、自身に張り付けるようにして身動きを封じにかかった。

 

 背後から体を押し付ければ、ラクヤの熱い怒張がケンゴの腰に擦り付けられる。ラクヤもわざとらしく腰を動かし、更にはラクヤの香水の匂いがかすかにケンゴの鼻を突いた。

 あたかも、押し倒された上にマーキングでもされたかのようで、ケンゴは屈辱的な体勢を強いられていることに歯噛みしていた。


「これでだいぶ狙いやすくなったぜ……。覚悟はできてるよな? ケンゴ、テメェをボコって、イかせて、よがってる様をハルヤに晒してやっからよぉ?」


 ラクヤは勝気な表情で、ケンゴの耳元で挑発的に笑う。ケンゴは目を細め、ラクヤの腕を引きはがそうと試みつつ、冷静に口を開いた。


「……痴態を晒すのはテメェだって言ってんだろうが。 手加減してやってるうちに諦めりゃよかったのに」


 背後に張り付くラクヤを横目に、ケンゴは言い放った。全裸を晒され、バックを取られているが、ケンゴは寧ろ冷静になっていた。ここで無理に抵抗すれば腕をからめとられて終わりかねない。隙を見せてそれを見逃すほどラクヤが素人でないことは十分に承知の上だ。

 散々追い詰めたとはいえ、ここで逆上して勝てる相手ではない。決して負けられないのはラクヤも同じなのだから。

 

 そうだ……、満に一つも敗北なんて許されない。自分を下し、勝者の表情でハルヤを抱きしめるラクヤを想像し、ケンゴは静かに息を吐く。


「まぁいい。どうなろうが、選んだのはテメェだ。ラクヤ。お前が今後ハルにどんな目で見られようが、俺だって知らねぇよ」


「状況が分かってねぇようだな……、ケンゴ。……上等だぜ、こっから俺を倒せるってんなら、やってみろやっ!!」


 そして、ケンゴを拘束する力を強める。ラクヤの太い腕が首にまで食い込み始め、ケンゴは強まった息苦しさに顔をしかめた。



 同じハルを好きになった相手として、かろうじて情けというものはあったが、それも勝負に負けてしまえば何の役にも立たない。


「……うらぁっ!!」


「っしゃあぁっ!!」


 ここからは一糸まとわず、どちらが男として上かを証明し合う勝負となるだろう。見越したケンゴが言うと、気合を入れてそれに受けて立つべく、ラクヤも拳を握って咆哮をあげた。



次回はこちら(https://www.pixiv.net/fanbox/creator/23459386/post/241107)

「紛争学園」~とある昼下がりの決闘~ 3

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