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サファルヴェルグ~タイキの獣人蹂躙記~ VS犬獣人 3

「「はぁ……はぁ……」」


 壮絶な殴り合いが続き、常人ならばとっくにスタミナが尽きていてもおかしくないほどの時間が経過した。


 強靭な足腰と持久力を備えた犬獣人であるテツジ。そして格闘家として最強の名声をほしいままにしてきた男、タイキは、今尚も勝負の流れを譲らなかった。グローブをつけたリングの上とはいえ、負ければ相手に犯されるという暗黙のルールの元、プライドをぶつけた壮絶な喧嘩。互いにとめどなく全身から汗を拭きだし、乱れた息は尋常でない疲労を物語っていた。


 ……だが、それでも戦況は互角ではなく。重いダメージに屈し、先にキャンバスに崩れようとしていたのは、人間であるタイキだった。


「はぁ……はぁ……、この……劣等種の、カス人間の分際で……、手間かけさせやがって……っ!!」


「はぁ……はぁ……、へっ」


 たまたま見かけ、軽くもんで、恥ずかしめて楽しむつもりだったテツジにとっては、ただの人間に対し自らがここまで苦戦したことすら屈辱なのだろう。

 怒りをあらわにしているテツジを見て、その有様をあざ笑うように、タイキは不敵に笑う。


 倒れかけのはずのタイキのその小馬鹿にしたような態度に、テツジはピクと耳を跳ねさせると、鬼のような形相で牙を剥いた。


「さっさと……終わっとけやっ! 雑魚人間がぁぁぁぁあああっ!!」


 ドボオオオォォォ!!


「ぐは……っああああっ!!!」


 舌打ちと同時に、テツジはキャンバスを蹴ると、激昂のままにタイキの腹に拳をねじ込んだ。


 勝負が続いて互いに消耗した現在でも、獣人さながらの拳の威力はいまだ健在であり……、すでに潰れた腹筋でそれを受け止める羽目になる。

 甚振られ続けた人の肉体には十分すぎる、残虐なまでの一撃。タイキは目を見開き……そして一気に体力を奪われてしまう。腰を折り曲げ、図らずもすぐに拳を引き抜かなかったテツジにもたれかかってしまった。


「がぁ……、はっ……っぁ、あぁぁ……っ!!」


「はぁ……はぁ……! まだだっ……うおらあああぁっ!!」


 ドガァッ!! グボォッ!! ドゴ! ガッ! 


 倒れぬよう広く堅牢な肩でタイキを器用に抱えると、テツジは再び拳を突き出した。


 腕の影が負えないほどの驚くべき速度で連射される、サンドバックを相手取っているかのような、無遠慮で壮絶なラッシュ。

 ここにきて疲弊を感じさせない颯爽とした連撃に、タイキはガードすらできずに肉体で受け止め、被弾しては汗と唾液を散らして体を跳ねさせた。


 頼りなくだらりと揺れるタイキの体だが、倒れることすら許されない。テツジは苛立ちのままにパンチの連打でタイキの体を張り付けにした。


「調子に乗ってんじゃねぇぞ、コラっ!! テメェなんぞが、獣人に勝てるわけねぇだろうがっ!」


「ぐはっ! っぁ、がぁ! っああっ!!」


 ドゴ! ゴッ! グボォッ!! ドボオォォ!!


 ……負けるかもしれない。ただの人間に。

 そんな一抹の不安を抱いてしまった屈辱は、獣人としてのプライドを汚された怒りとなってタイキに襲い掛かった。ラッシュはますます加速する。タイキの隆起した腹筋の山を潰し、ダメージは深刻に蓄積していった。


「……おらああぁぁぁぁっ!!」


「げ、ふ……っ!」


 二頭筋が岩のように張りあがった毛皮の腕が、最後の一撃をタイキの鳩尾に埋め込む。

 体の中心を射抜くように剛腕が突き刺さり、タイキは後ろにのけぞって倒れ掛かる。……が、口の端に舌を覗かせたテツジは、生半可なダウンさえも許さなかった。


 ぐったりと首を垂らすタイキの肩を掴み、クリンチの要領で自身にもたれかからせる。タイキはテツジの汗で湿った犬の毛並みに頬をうずめつつも……、まだまだテツジが自分を甚振り飽きていない事実を噛み締めることとなった。



「はっ、おらっ!」


「っぁ!」


 タイキの後ろ首を掴んで、その顔面を自身の胸に張り付けにしつつ……、テツジは膝で下から押し上げるようにしてタイキのふくらみに刺激を送る。小さな下着の布地に押し込まれるようにして性器を軽く圧迫され、タイキは小さく呻いた。


「んぁ……テ、メェ……、殴り、合いは……、こんなもんで、終わり、か……?」


「んなわけねぇだろ? みじめに腹潰されて、終わってほしい気持ちはわかるけどなぁ……、テメェの地獄はまだまだ続くぜ? 雑魚のくせに、いきがって俺に喧嘩売りやがった罪は、こんなもんじゃ済まねぇんだよ」


「はぁ……はぁ……、はっ……、犬っころが……テメェの、パンチ、なんざ……効いてねぇっての……」


「へっ、相変わらずの減らず口だな。ま、そろそろ……、テメェみてぇな人間ごときが、一瞬でも獣人サマに勝てるとか希望を抱きやがった罰をくれてやんねぇとなぁ……?」


 虫の息のタイキに対し、テツジはもはや敵としての警戒すらしていなかった。いつでもぶっ殺せる。そんな余裕の笑みで、……勝負の開始当初よりテントのように張りあがっているタイキのパンツ、その先端をグローブで器用にタイキの下着を掴むと、表面の布地を力任せに引きちぎってしまう。


 互いの熱い吐息が混じるほどの距離まで密着を強め、タイキの抵抗を軽く押さえつけ、残りの布すらも剥ぎ取る。すれば、見事に勃起しきったタイキの性器が晒された。


「ははっ! おいおいテメェ、俺に瀕死ぎりぎりまでボコられて、こっちだけは元気なのな? それでもオスかよテメェは、はははっ!!」


「く、そぉ……っ!」


「くはは、テメェみてぇな力もセンスもねぇただの人間はなぁ? この世界に紛れ込んだ時点でもう終わってんだよ! 大人しく獣人のチンポでもしゃぶって物乞いでもしてろっ!」


「…………調子に、のんなっ!!」


 性行為は無論、露出好きな面のあるタイキにとってリングで全裸をさらすなど何でもないが、この状況では話は別だ。腹を抱えて嘲笑うテツジに侮辱と羞恥を感じ、タイキは震える手で拳を握って殴りかかる。


 ドボオオオォォォ!!


「がっ……はぁぁっ!!」


 だが、ゆっくり進む拳など、軽くテツジに払われてしまう。テツジは優越の笑みを浮かべ、タイキの腹筋にカウンターを見舞った。

 腹に直撃し、砕かれた腹筋をかき分け、衝撃は中にまで至る。そして、テツジの腕の影の下で、タイキの性器が高く跳ね上がった。


「ぎゃははっ、オラ、俺のパンチがそんなに気持ちいいのかよ? だらだら垂らしてじゃねぇかよ、殴られまくってお漏らしかぁ?」


「っがぁっ!」


「なんとか言えよ、オラ。そろそろ土下座でもして謝るか? 半泣きで自分のブツ扱きながらよぉ、そしたら特別にもう見逃してやってもいいぜ? 今後は俺専属のサンドバック兼性奴隷にするけどな、ははっ」


 真っ赤に晴れ上がった性器の先端、先走りのにじむ性器をテツジはグローブで包み込むようにして掴む。

 そのまま、乱暴にこすりつけるようにねじり上げる。先端を刺激する強烈な刺激に、タイキは図らずも下半身を突き出すようにして悶えてしまった。


「ははっ、カス人間にふさわしい姿だよなぁ。戦ってる相手にチンポ捕まって、こんな真似されたら、俺だったらもう外出歩けねぇわ~。ま、後でテメェは俺の肉便器になるんだけどな」


「はぁ……はぁ……、く、そ……はな、せよ…………っ、ぁぁ……っ!」


「あーいいぜ? その代わり……」


 ドボオオオォォォ!!


「んがあぁぁぁ……っ!! っぁぁ……!!」


「このままテメェが無様に果てるまで、だらしねぇ腹責めてやるよ。……ただの人間のわりには、テメェもそういうタチらしいしな?」


 タイキの性器の高ぶりを見逃していなかったテツジは言うと、再びタイキの腹筋にボディブローをねじ込む。

 背中まで突き抜けるような一撃に、呼吸すら危ぶまれる苦痛が襲う。そして同時に、タイキの性器も触発され、下腹部からこみ上げる刺激にひくついた。


 同じように前進がしなやかで無駄のない筋肉に覆われた、しかも自分とは違う獣人の相手。壮絶な殴り合いに興じ、そして敗北の危機だ。

 リングの上で捕らわれ、拷問のような責め苦に晒される状況は、戦闘意欲が下半身に直結したタイキにとっては強制される性行為と大差なかった。


(はぁ……はぁ……、っへ、やっぱ、毛むくじゃらとやりあうのはたまんねぇわ……、どいつもこいつも、俺の性感帯分かってる、つーか。

 負かした相手の目の前で、女とか男寝とんのも悪くねぇけど。……やっぱバチバチにやりあう死闘ほど、燃えるもんねぇんだよなぁ……)


 グボオオオォォォ!!


「ごぁ、ああぁ……っ!!」


 格闘技で最強とうたわれ、本人も己の実力をひけらかして全く態度をわきまえるつもりもない。そんな相手にリングで何もできずにボコボコにされ、恋人さえ奪われる。そんな相手の心中を察しながら性処理に勤しむのは、タイキにとっても手放しがたい愉悦の一つだった。


 故に、リングの上で叩きのめした相手やその身内を性欲のままに犯したことは決して少なくない。金と名声を手に入れ、相手に了承を得たりする普通の性行為では満足できなくなったタイキにとって、己の好奇心や性欲を満たすためには、下劣なことをしたり、悪役を演じることにも全く抵抗はなかった。


 ……そしてその実、それは逆の立場でも悪くないと思っていた。結局は、殺意にさえ届くような本能に近い感情のやり取り、強いものが全てを掴む野生じみたやり取りができれば最高であり、試合の結果なんてどうでもいい。

 だから、勝っても負けても、格闘技で「遊んで」きた。それこそ、もしかしたら自分が心の底から渇望していたものなのかもしれない。


 少なくとも、文字通り互いの体を賭けて行われる「拳闘」が常識になっている獣人の世界では、力で負け、食われる立場に陥ることも少なくはない。そのスリルもまた、手放しがたいものだった。


(にしても、ここまではやられすぎだったかな……、マジでいてぇし……その分、我ながら勃起力もやべぇけど……)


 ドボオオオォォォ!!


「ぶはぁっ!!」


 リングの上、一方的にボコボコに痛めつけられ、射精すら強要される。己の屈辱的な姿は、鏡を見なくても十分だ。

 タイキは目の前の通りすがりの犬獣人の青年と、このリングの上でどういう結末を迎えるかを考えながらも、腹に渦巻く衝撃に身もだえ、下半身の疼きに目を細める。

 何度も責め抜かれた腹筋も現在ではほとんど痛み以外の感覚をなくし、それに代わる絶頂の気配を感じながら奥歯を噛み締め、性器を引くつかせる。


 普通には程遠いタイキのその本性を見越してか、テツジはタイキの腹筋のやや下を狙い、さも性器をボディブローで押し出すかのような角度で、執拗に殴りつぶした。


 ドボオオオォォォ!! グボオオオォォォ!! ドボオオオォォォ!!


「あ、がぁぁ……っぁぁ……!」


「ふはっ、やべぇ、マジ先走りだらけじゃねぇかよ。そろそろイっちまうか、あぁ?」


「はぁ……はぁ……、ぁぁ……ぐ、ぁ…………」


「散々殴り合って、ここまで俺に殴られて喜ぶなんざ、そういうとこだけは獣人並みらしいな。ただの人間にしては、とんだ淫乱捕まえちまったぜ。これじゃ勝負にならねぇなぁ?」


 どす黒くあざの浮かんだ腹を庇うことすら叶わず、弱々しく息を荒らすタイキを抱え込み、テツジはその耳元でその姿を卑下するように吐き捨てる。


「……しゃあねぇから。とどめくれてやるよ……、俺様に感謝しろよっ!!」


「ぐっ……や、め……いき、たく……ねぇっ……っ!!」


「はっ、うるせぇっ! 派手にぶっぱなしちまえっ!! うらあぁっ!!」


 ドボオオオォォォ!!





「がああああぁぁっ!! …………っあ、ぁぁ……っお……あああああぁぁっ!!」


 ビュルッ! ビュクッ……ビュルルルルルッ!!


 俯き気味だったタイキの顎に強烈なアッパーカットが突き刺さり、あまりの威力にタイキは首をそらす。


 とどめには十分な一撃で、ついにタイキは下半身にたまった刺激を爆発させた。絶頂と同時に、湧き上がっていた大量の白濁が一気に吹き上がる。

 射精したタイキをしり目に、テツジは腕を下ろすと、見下すように目を細めて鼻を鳴らした。



「はっ、俺の勝ちだなぁ、ま、最初からこうなることはわかってたけどよ。……いっとくが、これで終わりなんて思ってねぇよなぁ? ……獣人との「拳闘」で負けたら、そのあとも悲惨だぜ?」


「……へっ」


 すっかり勝者の愉悦に浸っているテツジが、タイキの髪を鷲掴みにして言う。痛めつけられた腹筋をくねらせてよがり狂うタイキの痴態を目の当たりにして、タイキとの性交を待ちきれないのか、やや火照った頬でパンツを脱ぎ捨てた。


 テツジの性器も、当然のように先走りで湿ってそびえたっている。テツジは長く伸びた鼻先から息を鳴らすと、臨戦態勢の性器を見せつけるようにタイキの目の前に突き出した。


 ……だが、タイキの目には、敗北の色はなく。敗者に待つ凌辱の気配に恐れおののくどころか、不敵に笑っていた。


サファルヴェルグ~タイキの獣人蹂躙記~ VS犬獣人 3

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