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「俺の勝ちだなぁ。始まって見りゃあっけない最期だったぜ、なぁアラト?」
「くそっ…………!」
最後に、得意げなカイチにそう吐き捨てられ、そして勝負も決着した。
互いに精液まみれになった体ではどうすることもできず。ひとまず、シャワーを浴びることとなった。
備え付けのシャワー室の個室で、アラトは頭から湯を浴びつつ、自身の敗北を実感して呻いていた。壁越しのすぐ隣には、カイチが同じくシャワーを浴びている。
自分とは違い、能天気に鼻歌を混じらせて……、あれだけ好き放題パンチを食らわせ、精液が空になるほどに敗者を犯せば、さぞ気分がいいことだろう。
……浴び終えれば、またカイチと顔を突き合わせなければならない。アラトは重い嘆息を吐きつつも、栓を締め、シャワー室を後にした。
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体を乾かす意味も込めて、アラトは腰にタオルのみを巻いたまま、軽くリングを拭き掃除していた。リングの使用は申請制だし一応は共有スペースなので、自身がぶちまけた精液や汗をウェットティッシュでふき取っていく。
「……しっかり掃除してるか、あぁ?」
「っ!?」
落胆とともに掃除に没頭する……、その時。同じ格好のカイチがふと背後から組み付いてきた。ただでさえ疲労困憊だったアラトは、途端にカイチの体温と体重を背に感じ、いつも以上に気になるその重圧に嘆息をこぼす。
「クソ、テメェは終わったのかよ、……っ!」
「あぁ。……あんだけ俺にやられたのに、敵に背を向けるとか。テメェは喧嘩慣れしてねぇのな?」
「んだと……、……っぁ!」
アラトの耳元で囁くと、カイチはアラトの肩、そこから胸へと手を這い寄らせていく。肌の固く太い指が食い込んでくる感触に、その拳に手痛くやられたばかりのアラトは動揺を隠せなかった。
カイチはアラトの手首を取ると、背後にひねり上げる。アラトが若干の痛みを覚えて表情を曇らせる中、ままにその両手首をまた縄跳びで縛ってしまった。
「ぐっ……、何しやがる……! もうそんな力残ってねぇくせに……思わせぶりなこと言ってんじゃねぇぞ」
アラトは呻いたが、カイチは気にした様子もなくアラトの肩に顎を置き、アラトの胸の突起をいじり始める。散々に体を重ねた後にも関わらずアラトが熱い息をこぼし始めたのを見て、カイチは一気にその胸筋を鷲掴みにした。
「ぐっ……いって……テメェ、加減しろやっ!!」
「ふはっ、エロい胸してると思ってよぉ? やっぱ筋トレの成果は伊達じゃねぇらしいな」
太く発達したアラトの胸筋を、指の隙間からこぼれだすほどの力で揉みこんでいく。アラトの喘ぎの混じる悪態を聞きながら、その感触を味わうように指を食い込ませる。
あれだけ凌辱された後では、何をされてもすべて刺激になって返ってくるようだった。せっかく鍛えた己が肉体をカイチに好き放題弄ばれているのに耐えかねて、アラトはふと、不敵に笑って見せる。
「……はっ、減量ばっかのクソボクサー野郎とは、ガタイのレベルが違うからよぉ……?」
「ここで俺を煽るとか、いい度胸してんじゃねぇかよ。んじゃ、手始めにこのムネキンから握りつぶしてやろうか、あぁ?」
「んぁ……っ……っ!」
アラトはふと、笑みをこぼして言う。だが、今更挑発したところで、此度の勝者に違いないカイチの余裕が崩れることはなく、淡々とアラトの胸にかかる握力を強くした。握りつぶされんばかりに力を込められれば、アラトは黙るしかなく。
組み付いて密着する背中でも、カイチの逞しい腹筋や胸の固さ、熱を機敏に感じ取り……、次第に、アラトの性器が再び熱を帯び、そして勃起し始める。
「へっ、オラっ!」
グリュ!
「っ!!? んぁぁああああっ!!」
アラトの反応にすっかり気分が高揚したカイチは、好奇心のまま、再びアラトの秘部に性器をねじ込んだ。開ききった秘部は難なくカイチの性器を受け入れ、アラトは再び苛まれる圧迫感に短い喘ぎをこぼす。
「はぁ……はぁ……、クソ、テメェ……、また、挿れやがってぇ……っ!!」
「へっ、ガバガバの穴晒してんじゃねぇよ。ま、そうでなくたって今のお前なんざ、簡単に押さえつけて犯せるけどなぁ?」
「っぁ……折角、拭いたのに……、また、汚れるだろうが、テメェ……!」
「また拭けばいいだろうが。つーかテメェも、もう勃起してんじゃねぇかよ」
……ズリュッ!!
「がぁぁあっ!!」
カイチが腰を傾けるように動かすと、散々に貫かれたアラトの中に再び刺激が付き走った。
まさか、また……勝負が終わって悔しさのどん底にいたアラトは、されど同じ日にまた凌辱の憂き目を味わることになるなんて想像もしておらず、されど敏感に反応してしまう己へのふがいなさに奥歯を噛み締めた。
「はぁ……はぁ……、この、野郎……、覚えとけよ、コラ……っ!」
「へっ、負け犬がなに吠えても無駄だぜ。テメェは黙って、されるがままになってりゃいいんだよ!」
カイチは言うと、アラトの胸をひと際強く握りこんだ。リングの上で響く野獣のような喘ぎを聞きつつ、腰を叩きつけていく。
「へっ、女みてぇだ、悪くねぇ弾力だぜ。オラっ、こっちもビンビンじゃねぇかよ!?」
「っぁぁっ!」
カイチはふと目を落とし、股の間で真っ赤に染まって震えているアラトの性器を握った。何度も射精した性器はそれだけで激痛に近い刺激が走り、アラトの体を大きく跳ねさせる。
「はははっ、情けねぇ声あげんじゃねぇよっ!!」
「はぁ……はぁ……っ!! やめ、ろぉ……それ、だけは……っ! 触、んなぁ……っ!!」
マメの目立った皮の固い指先に扱かれ……、アラトは刺激のあまり意識をもうろうとさせつつも、性器に走る痛みから逃れるように、やがてカイチに懇願に似た声色で首を振る。
あのアラトが、今は自分の性玩具も同然に陥っており、自分の性器の動き一つで完全に支配できている。それだけでもこの勝負の甲斐はあったとカイチは満足感でにやつき、よりよくその反応を拝もうと、アラトの首筋に舌を這わせる。
「今度こそ最後だ、もう一回種付けしてやっからよ……」
「ぐっ、……やめ、ろ…………っ!」
「……ぐっ……、……オラ、出すぞっ!!」
ビュク……ビュルッ!!
「んがっ……ああああぁぁぁぁぁっ!!」
…………プシャアア!!
すでに精液を吐き出しきったかに思われていたカイチが、最後の最後にアラトの中にわずかながら白濁を散らす。
そして……その熱を感じ、そして胸や乳首への度重なる責めに、ついにアラトの性器も暴発したように透明な滴を噴出させた。
「はははっ、潮吹きだなんて随分と俺のブツが気に入っちまったらしいなぁ? お前がその気なら、いつでもベッドで可愛がってやるぜ?」
「あぁ……がぁぁ……、この、俺、が……こんな……」
今もじょろと先端からこぼれだすそれは、己の肉体がカイチの責めに屈服し、その力と責めの前に迎合してしまった何よりの証だった。アラトが愕然としている様子を見て、カイチは小刻みに震えるアラトの肩を掴み、性器を引き抜く。
「ふはっ、すっかり敏感になっちまったなぁ? これでテメェの攻略も完璧だ。あとは本番が楽しみだぜ、なぁ?」
「はぁ……はぁ……っ!!」
アラトの体をキャンバスの中央に捨てるように放り出すと、カイチは立ち上がり、ぜぇと肩で息を吸うアラトを見下して言い放つ。
「今回のバトルロイヤル、勝ちあがるのはこの俺だ。テメェらを踏み台に俺が下級年トップになって、神原の頭に挑む足掛かりにしてやるよ。
自分で汚した分はしっかり自分で掃除しとけよ? 腑抜けた負け犬のアラトくん」
「……ま、……待てや……、コラァ……っ!」
立ち去ろうとしたカイチを、かろうじてその足首を掴んで押しとめる。にやつくカイチは、アラトの最後の言葉に耳を貸すべく立ち止まった。
「……今日は、負けを認めてやる……、けど本番じゃ、もう同じ学校の仲間とは思わねぇ……!!」
責め抜かれて痛めつけられた体、そして性器を晒し、キャンバスに這いつくばる。それでもアラトは牙を剥いた獣のようにカイチを睨みつけていた。
……本番。実際に「BCT」が始まれば、ルールの上では学園側も外部からの参加者側もなく、自分以外のすべてが敵になる。学生の間では学年に関わらず、紛争学園の敷地内では外部参加者にマウントを取らせまいと、学園側の間で連帯感のようなものが生まれていたが……。
「……覚えとけよ、テメェ……本番じゃ、真っ先にテメェを探し出して、ぶち犯してやる……っ!!」
「…………へっ、まったく懲りてねぇらしいな。いいぜ、何度でもぶちのめしてやるよ」
やはり、アラトは思った以上にやりこめない。それでもカイチは、それならそれで倒し甲斐があるとばかりに笑みを浮かべ、鼻を鳴らしていた。
完
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あとがき
以上、バトルロイヤル編が始まる前のとある物語でした。本番である「バトルロイヤル編」にも二人を含めこれまで登場させてきたキャラクターたちがたくさん登場しますので、どうぞご期待頂ければ幸いです('◇')ゞ キャラクターの参戦はまだまだ受け付けておりますので、このお話を読んで興味を持って頂けたら幸いです( *´艸`)
jin
2021-02-13 08:27:34 +0000 UTCnensei
2019-09-01 08:08:08 +0000 UTC