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本日の体育科目はシャトルランと徒競走だった。体育館には授業を終えた下級年Aクラスの生徒が、それぞれ熱い息を吐いている。
その中でも、ひと際疲弊し息を乱している二人。すでに授業を担当した教師は体育館から去って昼休憩に突入しているが、二人は未だ授業中の熱から解放されずにいた。
「はぁ……はぁ……!」
「はぁ……はぁ……!」
片付けを任された生徒のうち、アラトとカイチは今もなお不服そうに眉をひそめ、もはや互いに向け合う敵意を隠さない距離で堂々と睨み合っている。
「っ! テメェ……、明らかに張り合ってるよなぁ……? お前ごときが俺の記録に勝てると思ってんのか、カイチ!!」
「こっちのセリフだぜ……! 勝手に張り合ってのはテメェだろうが、アラト……っ!」
授業の成績は試合の結果とは関係ない、が、それでも記録が残れば生徒間での優劣ははっきりと隔てられる。そしてここは、強さがすべての紛争学園。
互いに負けまいと記録を塗り替え合った二人は、シャトルランにおいても徒競走でも全くの互角だった。……というよりも、小数点以下の違いでは二人は満足できず、互いに圧倒的な勝利を狙って暴走し続けた結果だった。
授業が終わり、パンパンに膨れ上がった足を震わせ、汗だくになりながら……、最初はさりげなくドヤ顔を覗かせる程度だったが、授業が終わる頃には勘繰るのをやめ、はっきりと対抗意識を向け合う始末だった。
「……最後は、俺が勝ってたよなぁ?」
「あ? どっからどう見ても俺の勝ちだ」
教員も半ばで測り直すのを面倒くさがり、記録の上では、二人は見事に同じ結果。だが、それで二人が納得して振り上げた矛を下ろすはずもなく。
「俺のほうがつま先が先についてただろうがっ!!」
「目ぇ節穴じゃねぇのか!? それは俺だ、テメェじゃねぇ……っ!」
「テメェみてぇな雑魚ヤロウが俺の記録に勝ってる分けねぇだろうがっ!」
「雑魚はテメェだっ! あんまうるせぇとその雑魚くせぇ顔面に一発かますぞ、コラッ!!」
睨み合い、そしてついには胸倉をつかみ合う。怒鳴っても向こうが折れる気配はない。
唸りあう二人の怒気はますます熱を増して、空気がだんだんと穏やかでない雰囲気に変わり始めるものの……、二人の相性の悪さは共通の友人であるコウを含め、クラスの中でも評判だ。隙があれば揉めて、最後には殴り合いになって互いにボコボコになる。だからこそ周りの数人も「あぁ、またか」といった感じで大して取り合わなかった。
「……うらぁっ!」
「おらぁっ!!」
激しい罵り合いや口喧嘩も持たず、喧嘩の気配を感じた矢先に、二人はほぼ同時に先制攻撃を取り合った。
紛争学園では生徒同士の喧嘩など日常茶飯事、ここまできて相手に先制を許すほど二人に余裕もなく。突き出した手に指を絡ませて握り合う。
そのまま押し合いになり、力比べになったが……、それも二人は拮抗して全く譲らなかった。
「……やっぱ、俺らはどこまでいっても、拳でやるしかねぇらしいなぁ……、カイチぃ……?」
「……こんの……テメェにだけは、負けねぇ……っ!」
「へっ……、テメェなんぞに、俺がやられる訳ねぇだろうが……っ!」
まもなく意地を守るための壮絶な殴り合いになるだろう。周りのギャラリーも肩をすくめたりニヤつき始める。
必死に形相でカイチに組み付くアラトだったが……、ふと、カイチが笑みを浮かべる。
……ギュウウッ!!
「いっ!……でぇぇぇえええええっ!」
次の瞬間、アラトの悲鳴が轟く。
アラトの股間を鷲掴みしにしたカイチは、先ほどまでの強気なメンチ切りから一転、激痛によがって首を振り乱すアラトを前にして笑みを浮かべる。
「このまま俺とやりあったらテメェ……無様に負けてイかされるだけだってのがまだわからねぇのかぁ? なぁ?」
「がぁあああ……、なに、すんだ、オラァッ!!」
「がぁあ!? ぐっ……、あああああぁぁっ!!」
だが、アラトもされるがままではなく。手を突き出して反撃に出る。苛立ちのままにカイチの性器を握りこんだ。
自分がいまされているのと同じように、睾丸に指を食い込ませ、陰茎ごと握りつぶす。今度はカイチが野太い悲鳴を上げ、アラトは苦悶の表情ながらわずかに笑みをこぼす。
「ぐぁああああ……っ! こ、のぉ……ぶっ潰して、やらぁ……っ!」
「ん、ぐぅ……っ! く、そがぁ……放さねぇと、マジで……っ!!」
歯を食いしばって激痛に耐えつつ、性器を握り合ううちに……二人の性器は熱をこもらせ、そして固さを増していく。
服の下の感触が変わっていくのに、二人は奥歯を噛み締めながらもそろって嘲笑を浮かべる。
「はぁ……はぁ……、カイチぃ……! 何、こんな状況で勃起してやがんだ……っ!」
「それはテメェも、だろうが……っ! アラト……!!」
「んがぁぁあ……! いい加減に……はなせ、コラァッ!!」
アラトはがくがくと膝を揺らしながらも叫ぶと、カイチを乱暴に突き飛ばした。二人の性器も同時に強烈な握力の中から解放され、唐突に激痛から荒れた息を吐く。
……さりげなく腰をゆすったりして睾丸の無事を確認すると、どちらともなく、すっかり引き気味になった腰を無理やりに保たせ、再び向き直った。
「この野郎……、いいぜ……今日こそはマジでテメェを屈服させてやるよ……!!」
「……あぁ!?」
言うと、アラトは額の汗を軽くぬぐった後、体育着の上を勢いよく脱ぎ捨てた。
体育を終えた後で汗ばんだ、日ごろの試合とトレーニングで鍛え抜かれた肉体が晒される。肩から腕にかけて筋肉の線がはっきりとしており、無駄な脂肪もなく隆起した胸が、ぴくぴくと蠢いた。
挑戦、そして挑発だった。自慢の肉体を突き出したアラトが不敵に笑うと、カイチも同じように笑みをこぼす。
「はっ、見せ筋野郎が……、ボクサーの肉体に敵うと思ってんのかぁ?」
カイチは好戦的な笑みを浮かべると、アラトに後れを取るまいと、服を脱ぎ捨てる。
すれば、アラトに劣らない完成された肉体が露になった。くっきりと山を作って笑ている腹筋は、わずかな差だがアラトよりも堅牢そうに引き締まっている。
「けっ、ボクサーなんてヒョロガリしかいねぇと思ってたけどなぁ? テメェは無駄に太ってんじゃねぇのかぁ?」
アラトの挑発にカイチは額に筋を立て、再び距離を詰める。
喧嘩の前の緊張には慣れたもので、二人は自然に相手と視線をそらさないように身構えている。二人はさもメンチを切った不良同士が対峙するよう、再び顎を突き出して睨み合った。
「……おらぁっ!」
ドゴ!
「が……っ!?」
再び、先制したのはカイチだった。不意を突くようにボディを仕掛け、アラトは腹を抱えて蹲る。
元々の疲労もあり、足をばたつかせて動けなくなったアラトに、カイチは覆いかぶさるようにして襲い掛かった。体育館の中央で行われる二人の組み合いに、周囲はすっかりギャラリーと化してヤジを飛ばしたりしている。
このままでは……! 馬乗りからボクサーさながらの拳でボコボコにされる未来に危険を感じたアラトだったが、意地悪な顔でニヤつくカイチの狙いは別にあった。
「オラ!」
「っ!?」
忌々しいアラトにより屈辱的な恥をかかすべく……、アラトの体操着、その下、腰のゴムに指を引っかける。
一気に警戒を強めたアラトは懸命にもがいたが、抵抗するアラトを上から押さえつける。段々と下着ごとずり下げられ、腹筋の筋状の陰毛やひきしまった股が露見し始めた。
ついにカイチは、アラトの体育着の下、そして下着を一気に脱がしてしまった。
「ひゃはははっ!! オラ、どうだアラト!?」
「か……か……っ、返せや、ゴラァッ!!」
アラトから剥ぎ取ったパンツなどを振りかざし、カイチは立ち上がると、ギャラリーに見せびらかすように高笑いする。
さすがに体育館の真ん中、しかも数人のクラスメイトの前で全裸を晒すつもりなどなかったアラトは、顔を真っ赤にしてカイチに組み付いた。
「へっ、おい見てみろよ! 俺に負けて、しかも勃起しちまってるアラト君のやらしい姿をなぁ?」
「くっそぉ……! テメェも脱げや、オラァッ!!」
ドゴ!
「……っ!?」
急に全裸に剥かれて流石におじけづいたものの、この学園で相手に全裸を晒すのは珍しいことではなく。アラトは立ち直るとすぐさまカイチの腹筋に殴り掛かった。
小さな呻きとともに体勢を崩したカイチを押し倒し、同じように体操着に手をかける。瞬く間にカイチも下着ごと脱がされ、全裸を強いられてしまう。
「ぎゃははっ、だっせぇなぁ? あんだけイきがってて瞬殺かよ!?」
「テ、メェ……っ!!」
全裸のアラトが得意げにカイチのボクサーパンツを指で回す。体育館の床に頬を擦り付けていたカイチが、尻を突き出す格好になりながらも悔しげに呻く。
「へっ、俺はテメェと違って粗末なもんはぶら下げてねぇからよ、野郎にいくら見られようと、恥ずかしくも何ともねぇぜ?」
「ぐっ……俺よりも小せぇ粗チン晒してる分際で、強がってんじゃねぇぞ!」
「あぁ!? 俺のほうがデカいし高性能だ、コラァ!!」
カイチは飛び起きるようにしてアラトに襲い掛かる。アラトも迎撃し、互いに互いの肩を掴んで首相撲の体勢になった。既に勃起した性器の先端も、互いに押し合うようにして触れ合っていく。
「けっ、いっつも早漏だろうが! この前だって、試合で俺にぶちのめされたとき、一瞬で暴発しやがったよなぁ? マジ笑えたぜ、なぁアラト?」
「んだと!? テメェだって前の前の試合で俺に完敗した時、俺に何発もイかされて半泣きになってたよなぁ? 最後にはだらしねぇ面で潮まで吹きやがってよぉ?」
「……あんま調子の乗んなよ、今ここで死ぬほど果てさせんぞ、アラト」
「こっちのセリフだ、逃げんなら今のうちだぜ?」
「ぐっ……! 俺のほうがでけぇだろうがっ! テメェ……!」
「……この、野郎……っ! どう見たって、俺のほうが……!」
力づくの押し合いになるが、体育を全力で終えた後ということもあり、それも拮抗してしまう。
そこで……ふとアラトが何か思いついたようにニヤつき始める。同様の思いはカイチにもあったらしく、二人はほぼ同時に腰を突き出した。
「……テメェの雑魚チンポなんざ、手ぇ使わなくたって無様にイかせてやるよ……!」
「はっ、俺ので叩かれただけでびくつかせやがって、強がってられんのも今のうちだぜ……!」
手を組み、頬が擦りつくまでの距離で押し合いながら、性器を組ませていく。
熱い怒張に触れられればそれだけで刺激が下腹部に返ってくる。それは紛争学園で試合を重ねてきた二人も熟知していた。
自分の性器で、相手の性器を倒す。欲情の入り混じった執念で、二人は熱い息を吐きつつ、腰を突き出しつつづける。
「オラオラぁ……さっきまでの威勢はどうしたんだよ……あぁ?」
「へっ、テメェのほうこそ……、腰ひけてんぞ、そろそろ限界かぁ?」
時には大きく跳ねさせたりして、剣のようにべちべちと激しくぶつけあう。熱気が揺蕩う体育館の中央で周りのギャラリーも茶化すように二人を応援したりし始めた。
(くっそ……あちぃ……コイツのチンポ……)
「うらぁっ!」
「んあぁぁ……っ!」
ふと、アラトが腰を大きく引き、そして突き出す。カイチの裏筋をなぞるように性器を押し付けた。
瞬間、カイチが弱ったように甘い声をこぼす。予想外の刺激でカイチが怯んだのを見て、アラトは攻勢を緩めず、あたかも拳で叩きのめすかのようにカイチの性器に己の性器をたたきつけ始める。
「うらぁっ!! だらしねぇ喘ぎ晒してんじゃねぇぞ、カイチ!!」
べちと何度もたたかれ、かと思えば密着され、真っ赤に腫れたようになったカイチの性器は先走りをこぼし始める。
アラトのそびえたつ性器と得意げな笑みを見て、カイチは下唇を噛みつつ、必死に食いついた。
「はぁ……はぁ……、調子に乗んじゃ、ねぇっ!!」
「んがぁっ!!」
今度はカイチの性器がアラトのそれに襲い掛かった。敏感な先端を連続で叩き伏せられる。互いの先走りで糸を引き、くぎを打つように刺激され、アラトは一気に攻勢を挫かれ腰を震わせた。
「はぁ……はぁ……! いくらヘボチンポだからって、先走りだらだら垂らして、俺のを汚してんじゃねぇぞ……?」
「あぁ……!? 殆どテメェのだろうが……、そんなに俺のとこすんのがが気持ちいいのかよ、なぁ?」
何度も性器を跳ねさせては相手の性器を穿つ。肩を添わせ、吠え合いながら肉体を押し当てて密着していく。
そのうち、二人は顔をしかめ、わずかに精液をこぼし始めた。相手より先に射精したくないという抵抗から堪えていたが、性器の震えは次第に強くなり、その我慢も効かなくなっていく。
「んっ……や、べぇ……っ!!」
「く、そぉ……出、ち、まう……っ! ……あぁっ……!!」
ビュクッ……ビュルルルルルッ!!
そして、二人はついに盛大に射精してしまった。互いに相手を倒すべく刺激を送りあってきた分、絶頂は大きく長く続き、大量の白濁が二人の肉体を汚していった。
ついに、射精してしまった……、二人は解放感を感じつつも愕然としていたが、すぐに戦いに臨む男の顔へと戻った。
「はぁ……はぁ……、テ……、テメェのほうが早かったぜ、テメェの負けだ!」
「はぁ……はぁ……、あぁ!? 俺のほうがもったわ!! だらしねぇイき顔晒して盛ってんじゃねぇ!!」
まだ、終わっていない……。というよりも、ここまで自分に食いついてきた相手を、たった一発イかせたくらいでは捨て置けない。身の程を知らない相手には、それ相応に絶対的な敗北感を与えて屈服させなければ気が済まなかった。
二人の熱情は止まらず、互いの手を握る手にも再び力がこもる。白濁にまみれた性器もいまだ勃起を緩めていない。
「……まだ、立場が分かってねぇようだなぁ、カイチ……! いいぜ、何度だってどっちが上かそのチンポに教えてやるよ」
「つーかテメェも、一発出したくらいで許されると思ってんじゃねぇぞ。……この俺に喧嘩売りやがって、死ぬほど搾り取ってやるぜ、アラト……っ!!」
ギャラリーも見ている、そんな中でこいつにだけは負ける訳にはいかない。
二人は余裕を損ないながらも勝気な笑みを浮かべ、再び性器を突き出し合った。
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…………。
「……まだ、降参しねぇのか、テメェ……!」
「テメェ、こそ……っ! もう、限界、だろうが……っ!」
何度も絶頂を迎えたが、一歩も譲らない言い争いの末、二人は性器を組ませることを止めなかった。
どちらかが勃起を止めれば、そいつに負け犬のレッテルを張りつけて終われるのに……、二人は胸の底で相手が早く折れることを願ってならなかった。絶対に負けたくはない、けれども、もう何度もイかされて心も体も限界だ。
(もう、出ねぇ……っ! こいつもとっくに限界のはずだ……っ! さっさと、折れろや、コラァッ!!)
(ぐっ……、アラトの野郎……っ! しぶとく耐えやがって……っ! もう何発出したかわからねぇ、これ以上やられたら、マジで、潰されちまう……っ!)
何度も射精した精液でぬるぬるになった性器はひくと蠢き、それでも向こうの性器にすり寄られて、もはや拷問だった。
ふと、カイチは息が詰まるほどの喘ぎを押し殺しつつ……、相対するアラトを睨みつける。
「……っ! おい、アラトテメェ! さっさと謝れや! それともこのままテメェのチンポ潰れるまで吹かせてやんぞ!?」
「っ!?」
一刻も早く、退け、そういわんばかりにカイチが叫ぶ。同様の苦痛と不安に苛まれていたアラトは肩を震わせた。
このままカイチと勝負を続ければ、何度も射精を強いられ、自分の性器がどうなるか……、カイチがもし自分よりも余裕があるなら、自分はもう勝てないのではないだろうか……。
……それでも、意地になって止まれなかった。アラトはカイチの肩をがしと掴んでより強く抱き寄せ、睨みつけた。
「はぁ……はぁ……、テメェも限界のくせに……! 上等だ! どんなタイマンでもテメェには絶対に負けねぇ……っ! ガチでやってやんぞ!!」
「う、ぐ……っ! ……後悔すんなや、オラァッ!!」
再び、どちらのものともしれない白濁ごと性器をすりつけるアラトに、カイチも腰を砕かれそうになるのを必死に耐えて応戦する。
(ぐっ……けど、流石にカイチの野郎は食いついてきやがる……、こうなったら、どんな手を使っても……っ!)
「……っ! む、ぐっ……」
先ほどのカイチのセリフを気にしてか、焦りを覗かせたアラトは意を決し、舌先を伸ばしてカイチと唇を重ねた。
唐突なキスという攻撃に、不意を打たれたカイチは一気に頬を紅潮させ、追加された甘い刺激に呼応するように性器を跳ねさせた。因縁の相手にすら欲情を禁じえないこの状況では、相手があの憎らしいアラトでさえも体は素直に反応してしまう。
「ぷはっ……! ……アラト、テメェ……っ!」
「へっ……、手はつかってねぇだろうが……、テメェを少しでも追い詰める為なら、なんだってやってやるぜ……っ!」
「……、マジでイき狂いてぇようだなぁ……、……俺も一切容赦しねぇぞっ!!」
このまま続ければ、二人とも共倒れになる……、アラトがそれを度外視して責めてきたのを鑑みて、カイチも自ら負けを認めるなんてできず、率先してアラトの唇を奪い始めた。
舌先が絡み合い、互いの口内を犯し合う格好になれば、アラトの性器も敏感に反応する。二人の激闘を前に、性欲に駆られたギャラリーの中には、興奮のあまり己の性器を弄り始めるものまでいた。
「ぐぉぁ……、ぁぁああああああっ!!」
「がぁぁ……ぁああああああっ!!」
ビュクッ……ビュルルルルッ!
そして……足や性器や舌を絡ませ合う中、最後に、水気の混じった白濁を思い切り噴出させる。
二人はどちらともなく手を離すと、目の前がぼやけるのを感じ、直後に膝を折ってその場に崩れてしまった。
限界を超えた、やりすぎてしまったのだ。性器はハチにでも刺されたかのように腫れあがって痛み、敏感になってしまっていた。
もう体は限界だ、これ以上はコイツと戦えない。……そんな弱音を胸の底に隠して、荒れた息を吐く。
「クッソ……相打ち、だなぁ……?」
「……今日は、この辺で勘弁しといてやるぜ……!」
内心では最後まで抗ってきた相手に恐怖さえ覚えつつ……、今はそう強がっておくしかなかった。
二人は汗と精液にまみれた体で抱き合い、そっと互いの肩に顎を乗せ、……そのまま床に崩れ、甘い息をこぼしつつ動かなくなった。
jin
2021-02-13 08:34:47 +0000 UTC