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ビーストプリズン 「コウタの復讐」 2


 嗜虐的で快楽主義な囚人の巣窟、ビーストプリズンでは、本能を開放する為にサプリメントを用いることすらも躊躇われない。

 だが……、いくら試合や性行為をより深く楽しめるといえど、適量を外す危険まで冒すものまでは少ない。


 コウタの策謀によりいまや全身にサプリメントがしみわたり、頬を紅潮させるケントは、まさしく全身を弱点として露見させているような苦しい状態だった。


 それを前にして、日頃ケントの暴君ぶりに苦汁を舐めているコウタが何もしないはずもなく。



「へへ、おらっ!」


「はぁ……はぁ……!!!」


 コウタとの同棲は、いわば隙を見せないことと引き換えの完璧な上下関係で成り立っている。つまりはこの現状、ケントは全く油断ができなかった。


 コウタはこれ見よがしに拳をふるったり、掴みかかろうと襲い掛かる。それに対し、はるかに体格で勝るはずのケントは床に座り込んだままで立てず、防戦一方だった。



 髪を乱し、汗を散らし、掴みかかろうとしてくるコウタの手を必死に払いのけている必死さは、あたかも、もみあいになることすら避けている様子だった。



「んぁ……っ!」


 不安定な体勢、意識すらぼやけている中では普段の機敏さは発揮できず。コウタの拳がケントの胸を軽く叩き、ケントはさも、愛撫を受けたように声を漏らす。


 大きく膨らんだ胸の先の突起は、固く角を立てている。そして……、下腹部で勃起させ続けている性器が大きく跳ね上がった。



「へっ、情けない声出しやがって! いつもの余裕はどうしたよ?」


「はぁ……はぁ……、クソガキィ……! 謝るなら……、今のうちだぞ……!」


 ケントは床に手を突き、熱い息を吐き続ける。欲情のあまり崩れた顔でコウタを睨むも、コウタは怯む様子を見せない。



「はぁ……はぁ……!!

 今、なら……、頭に手をついて謝るってんなら……、手打ちにしてやる……」


「信じるかよ。どうせ後でブチぎれて俺をボコんだろ? だったら、俺の顔が直視できなくなるくらい辱めてやるよ……!」


「く、そぉ……!」


 コウタの返答はまさに図星で、普段虐げる側に立っているケントの言葉には信憑性はない。

 実際、ケントは口先三寸にてこの場を切り抜けることしか考えておらず……、その後は容赦なく報復するつもりでいた。


(ちくしょう……、こんな状態でなけりゃ、こんなガキ一匹……!

 仕方ねぇ……、動くだけで、イっちまいそうだが……コイツを何としてでも無力化しねぇと……)


「っ!」


 ガシッ!


 適量の何十倍かもしれないサプリメントの効能は凶悪そのものだった。床に膝を擦らせるだけでも下半身に刺激が走るようで、全身が性感帯にでもなったかのような敏感さ。ケントはそれを押し殺し……コウタへと手を伸ばした。


 汗に濡れた熱い肉体を寄せ、コウタに背後から抱きつく。筋張った腕が背後から迫ってくるのに、コウタは舌打ちした。


「クソ! 放せよ!!」


「このガキ……、今日がテメェの命日だぜ……、このまま絞め殺してやんぞっ……!!」


「へっ……、だらだら垂らしながらビンビンにしやがって。脅しになってねぇんだ、よっ!!」


「はぁ……はぁ……、!!! ……ひ、ぐっ!!」


 逆サイドからのベアハッグ……。いつもなら、そこでコウタを反撃すら許さず一方的に痛めつけられる体勢のはずだった。


 ……だが、コウタの肌や体温の感触にすら絶頂が誘われるようなこの機敏な現状では、行為を連想させる密着はかえって命取りとなる。

 それも、そりたった性器の敏感さは他の比ではなく……。


「んぐっ……んごぉぉぉぉぉぉぉあぁぁぁぁっ!!?」


 自身に抱きついてきたケント、されど、いつものような怪力を半分も発揮できていないことに気が付き、コウタは悪戯な笑みを浮かべる。


 自身の股の間にケントの太く隆起した性器を挟み込むと……、すでに喘ぎ声を漏らしたケントをちらとみて、その真っ赤に充血した先端を一気に揉みこんだ。



 ヌチュ、クリュ……


「ひっ、あ……がぁぁっ! んぁぁあああああああああああああっ!!」


「あんま騒ぐと、刑務官のおっちゃんが来ちまうぜ? いいのかなぁ? 年下囚人に泣かされてるとこなんて見られて?」


「はぁ……はぁ……、あがぁぁ……ぁぁ……が……ぁ……、ゴ……、ウ……、ダぁぁ……あがぁぁぁぁぁっ!!」


 サプリの効き目が強まりつつある中、これはコウタが思っている以上の、残忍極まりない「攻撃」となった。


 感覚が集中した先端ばかりをこねくり回され、ケント自身の吐き出し続けた先走りがすり込まれていく。すぐに射精感はこみ上げるも、しかしコウタが根元を掴んで離さない。


 結果、何度もびくつく性器を甚振られ続ける羽目となる。すぐに手を離せば白濁が噴き出るだろう。ケントがよがり狂う様を、コウタはその下から覗き込み続けた。



「へへ、全然力入ってないぜ? 俺を倒すんじゃなかったのかよ?」


「や、め……あがぁぁ……はぁ……はぁ……!


 んおぉぉぉぉおっ!! ぐ、ぉ……あぁぁぁぁぁあっ!!!」


 コウタを一刻も早く締め落とさなければ……、そう考えながらも、ケントは腕に力をこめられないまま、濁った喘ぎ声をこぼし続ける。


 頭を掴んで揺さぶられるような快楽の波に襲われ続け、瞳を揺らし、唾液を散らした。



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