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yukibouです( *´艸`)
(https://yukibou.fanbox.cc/posts/1268443)の続き?のようなお話となっております。先日発売したイラストノベルの「子供時代」の話とともに、結構「自分同士の対決」みたいなテイストのリクエストを頂いたりしますので、お応えできたらと思い、作らせていただきました!
ちょっと長めに続きます!
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同じ年のコテツに惨敗して、しばらく。当の本人であるコテツにまた噛みつけるようになるまで復活し、ようやく自分でも落ち着いてきたと自覚できた。
「MAD END」の面々をはじめ、同期の奴にも迷惑をかけたかもしれない。なによりも、これ以上くよくよしていても仕方がないだろう。
(なんだかんだ、やっぱ俺は指一本動けなくなるまで暴れ尽くして、ヤり尽くすくらいがちょうどいいんだよな。余計なこと考えずに済むし)
………………。
「は……、お、俺ぇっ!?」
そんな時だった。いかにも不可思議な出来事に見舞われたのは。
薄暗い部屋。どこか蠱惑的というか、怪しげな色の証明に照らされた壁には、何やら物騒な性玩具などが吊るされていたりする。他にはサンドバックやグローブ。……そして、艶やかなキャンバスのリング。
「ぷはっ、んだよ、締まりのねぇ、だっせぇ面だなオイ?
今から殺し合う相手に、あんま間抜け面晒してんなよ?」
戸惑いの中、辺りを見渡しているうちに……、自分と同じ声が響いた。
「!!…………???」
そして、アラトはまたも驚愕する。
部屋の奥、一人用のソファで腰を下ろしているのは、自分だった。自分がもう一人いる、何がどうなって……、頭がどうにかなってしまったのだろうか。
その恰好は、黒い三角の下着一枚、それに首輪など。妖しくにやつく表情は、自分の顔をしていながらも……あたかもこの物々しい部屋の主のような、いかにも嗜虐的な雰囲気を醸していた。
「ここは一体……、つーか、なんなんだよテメェは……?」
「んなこたぁどうでもいいんだよ、なぁ、「俺」?」
もう一人のアラトは立ち上がると、戸惑い動けないアラトに迫っていく。素足で床を踏み、余裕の笑みで近づいていった。
目と鼻の先まで迫った後、呼吸の度に膨らむその胸を軽く小突いた。
「まーた、負けたんだろ?」
「っ……」
同じ顔の相手にそう告げられて、アラトはぎくと肩を跳ねさせる。
胸が焼けただれたようだった。自分でもみっともない姿を晒したと思っている。……まさか、自分と同じ顔をしたやつに嘲笑されるなんて思わなかったが。
「体格も近い同期に何もできずに惨敗して、ケツ掘られて。挙句に暴走して、関係ねぇ先輩巻き込んでよぉ?」
「っ!! ……テメェには関係ねぇだろっ!?」
「関係しかねぇんだよ、……、いや、もうテメェを「俺」と呼ぶのも恥ずかしいわ」
突っぱねようとするアラトに対し、もう一人のアラトは悠々と微笑み、その動揺を見透かすようにアラトの顔を覗き込む。
「お前は負けた、夜な夜な女々しく悩んで、……図星だろ?」
「……テ、ンメェ……、あんま調子こいてっと……、マジで潰すぞ?」
「この際、コテツの野郎の専用穴にでもなっちまったらどうだ? ……いや、この学園の公式肉便器にでも立候補すればいいじゃねぇか?」
「な……っ! ……んだとおらぁっ!?」
アラトは拳を握って唸った。しかし、相手は恐れる様子はなく、その様子すら嘲笑する。
「はっ、負け犬がいくら吠えても怖くねぇよww」
「テメェ……、何もかも、意味わかんねぇが……、死にたいってことだけはわかったぜ……!」
ここがどこで、いったい何が起こっているのか。そもそも目の前の自分はいったい何者なのか。分からないことしかない現状で……、しかしアラトは、ただ、自分が挑発されているということだけをはっきりと確認した。
であるならば、売られた喧嘩は買うのが当然だろう。アラトが低い声で指を鳴らす。と、同じ顔をした相手も、腕をほぐし始める。
「ただ、潰すだけじゃ物足りねぇよなぁ? だから、いろいろ用意してやったぜ?」
もう一人のアラトが、悩まし気に首を傾けながら、壁に手をかざす。壁際には、ロープや拘束器具などがずらりと並んでいる。
……負けたら、どうなるか。少なくともただリンチにかけられて終わりなんてことはないだろう。それを暗に示している。
「そろそろ、自分と別れる心の準備はできたか? 今夜はたっぷり楽しもうぜ……、肉奴隷くん?」
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yukibou
2020-08-26 11:29:51 +0000 UTCミケ空
2020-08-26 03:02:17 +0000 UTC