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「おらぁっ!!」
「ぐ、ぎぃぃっ!!」
ドゴオオオオオォオオオッ!!
動揺を膨らませ、冷静を欠いたアラトは、なすすべなくもう一人のアラトからの凶悪極まる責めに晒され続けられていた。
担ぎ上げ、キャンバスにたたきつける。特に殺意すら感じる角度は、一寸のゆがみもなくアラトの後頭部を砕こうとしていた。
日々、血気盛んな青年たちにより熾烈な闘争が繰り広げられる紛争学園。その中でも、純粋な殺意に晒されるのは、下級年であるアラトはまだ不慣れであった。
「おいおい、まーだ耐えんのか? 負け犬とはいえ、流石は俺だわww」
「あ、が……ん、ぁぁぁ……」
(や、べぇ……意識、が……けど、また、次が……)
……脳天に強烈な一撃。これまで激しい喧嘩に挑んできた猛者であるアラトでも、一度喰らえば即座には反撃ができない。悶えている間にも次が来る。
非情であればあるほど……、その流れはスムーズに行われた。
「おいおい、無駄に耐えてんじゃねぇって」
ドゴオオオオオォオオオッ!!
ドゴオオオオオォオオオッ!!
「コテツ相手にはさっさとギブしちまっただろ? 俺にも、情けなく土下座して命乞いするトコ、早く見せてくれよ?」
「ん、ごぁぁ……っ!!」
グボオオオォォォ!!
「なぁ、同期相手には、「もうボコらないでください、痛いのは嫌だから、俺を何発でも犯していいから、もう許してください」つって!
命乞いしちまったんだろ? 男として終わってんだよ、そう思わねぇか?」
ドゴオオオオオォオオオッ!!
ぐったりと垂れるアラトの体を、それでも引き摺り起こし、また叩きつける。見かけのみならず、下級年の中でも突出した腕力と体力もまた、アラトの生き写しとなっていた。
「そんで、ケツ穴ガバガバにされちまったんだろ? とっとと体全部潰れとけや」
(あ、ぁぁ……、や、べぇ、……コイツ……、に、壊され、ちまう……)
身体も、プライドも、何もかも。
嘲笑と破壊と、それを受ける者のみとなってしまったキャンバスに。骨の芯まで疼かせるような激しい衝撃音が繰り返された。
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jin
2021-02-13 09:27:15 +0000 UTC