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紛争学園 ~アラトのセルフデスマッチ~ 8


「ぎぃ、があああああああああああああぁぁぁぁぁぁっ!!」


 絶叫とともに、アラトの体が大きく揺れる。


 黒いゴムのベルトが体中を巻きついて、アラトを宙に浮かべている。手足を取られ、そして今は……、自分と変わらない性器によって開発された秘部を、さらに非情なまでの大きさの性玩具で拡張されている。


 ……地獄。宣言通りの光景だった。

 喉がかれるほど喘ぎと悲鳴を上げ続け、涎を垂らしてひたすらに悶え続けるアラトを見て、もうひとりのアラトは、ただ滑稽だと笑っていた。



「ぶははは、気持ちいいかぁ、アラト? え? もう奥まで入んないんだけどなぁ。これ以上捻じ込んだら内臓巻いちまうかもなぁ?」


 ゴゴゴゴゴゴゴ!!


「んぎぃぃぃいいいいぃいいいいっ!!!」


ビクッ! ビクン!


 ビュルルルルルルルッ!!!




 性器が大きくびくつき、また盛大に射精した。


 もう何度も繰り返された射精で、白濁は薄まり、ただ痛みと、それをはるかに上回る快楽が下半身を支配している。感覚は痺れ、上半身は宙に浮き、ただ刺激を貪るだけと化す。


「しっかり自覚しろよ? これがお前の正体だよ、アラト

 ぼろ負けした相手に何もできず、体が壊れちまうまで凌辱される、雑魚淫乱野郎」


 侮蔑の言葉も、もはや届かなかった。貶められる限界までプライドを擦りつぶされ、ここにまで至っている。

 ただ、うつろな目で首をそらし、挑発には懇願のような喘ぎ声で返すばかり。



「オラオラ、ここがいいんだろ? 負け犬らしくイかせてやってんだから感謝しろよ?」


「んぁぁあああああ……がぁぁあぁあああああぁぁぁぁっ!!!」


「イけなくなっちまってもクスリくれてやっから安心しろ、ぶっとぶまでイき続けていいぜ?」


 もう一人のアラトが影で隠しているアンプル。現実離れした薬の存在は、アラトの地獄を繰り返させている。



「お前がお前でなくなるまで、なぁ?」


「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」






「やめろぉぉおおおおおおおおおっ!!」


 絶叫。そして、ぐったりとした肉体には、Tシャツが汗でびっしりと張り付いている。



「はっ……、ぁ……ぁ……え?」


 天井。自室のベッドの上。


 首を持ち上げたアラトは、きょとんとして辺りを見渡す。



「は、…………あ、…………え、夢……?」


 どうやら、そうらしかった。


 先ほどまでの現実が全て悪夢であり、そこから解放された。いくつか納得を覚えたものの、それ以上に安堵を覚え……、同時に、下半身を覆う下着に湿り気を感じた。



 ……射精している。だからか、いやにリアルな夢だった。



(夢で、よかった……、疲れてんなぁ、俺……)


 まさか、自分に犯される夢を見るまでに至るとは。突拍子な妄想だった。


 だが、原因は自分の中でははっきりしている。確かに最近では悩むこともなかったとはいえ……、少し前までは悩みに悩み、全てがどうでもよくなり、コテツへの恐怖さえ覚える始末だった。



「……コテツに挑むのは、暫く勘弁しといてやるぜ……」


 何かの暗示だとさえ勘ぐってしまう、悪夢の中の悪夢だった。夢の登場人物が……、もし、「もう一人の自分」ではなくコテツだったら……。


 アラトは大きく首を横に振り、……そうでなかったことにひたすら感謝した。



 完

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Comments

こちらこそ、楽しんでもらえてうれしいです( *´艸`) 初めての設定ですが完結できてよかったです

yukibou

とても面白くエッチで、そして、私の創作への良い刺激にもなりました!素敵な作品をありがとうございます😭

ミケ空


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