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「ぐおっ! んがぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
バキッ! ゴッ! ドガァッ!!
「はぁ……はぁ……っ!! ぐぉぉ……がぁぁぁぁっ!!」
ガッ! グボォッ!
「…………」
サガヤにとっては想定通り、壮絶な暴力の場と化していた。
一度怒り狂ったサガヤを止める上官などおらず。セイタはやられるがままだった。サガヤは軍に所属したばかりの頃にも、同期より大して変わらないような挑発を受け、結果その動機を血祭りにあげている。
(つか、まえた…………っ!!)
グキッ!!
「!!!! ぬ、がぁぁぁぁぁっ!!」
キャンバスをはいずり、かろうじてその太い足首を掴んだ、と思っても、その瞬間には肩の関節を踏みつけられてねじられ、セイタは悲鳴を上げる。
その恵まれた体格に、喧嘩で負け知らずの極めて短絡的な性格、そして軍式の格闘術が備わった結果、サガヤは一度敵だと認識した相手には一切の容赦をしない猛獣と化していた。
「がぁ……ぁぁっ!!」
「立てや、カスが」
ガッ! グボォッ!
鼻血を垂らしたまま項垂れるセイタの髪をひっつかみ、無理矢理に立たせる。もはや教官という立場も、一生徒という立ち位置もない。
グボオオオォォォ!!
「がぁぁ……ぁぁぁ……っ!!」
高めの膝蹴りで顎を撃ち抜く。虚ろだったセイタの目からさらに光が弱まっていく。
「テメェが吹っ掛けた喧嘩だろうが」
「~~~~~っ!! ぶっ殺」グボオオオォォォ!!
ガッ! ドガァッ!!
「ごっ! がっ! ぐ、は……っ!」
それでも掴みかかろうとするセイタだが、サガヤはその弱々しく震える手すら掴み、ひねり上げ、ガードすらできなくなったその肉体を殴りつける。
グボォッ! ゴッ! バキッ!
「がはっ! ご、ぁぁ……ぐ、ぇぇ……っ! がぁぁ……ごほっ!ぶ、がぁ……」
いくら血気盛んな生徒同士の喧嘩でも、流石にある程度はわきまえる。だが、教官であるはずのサガヤにはそれがない。
かつてこの学園で覇権を握った男の一人……、サガヤの強さは、キレた時の容赦ない冷徹さにあり……セイタはここにきて、それを身をもって味わう羽目になった。
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yukibou
2021-01-13 05:11:15 +0000 UTCyshbs177
2021-01-13 03:58:58 +0000 UTC