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ドガァッ!! ゴッ!
「ごっ! がはっ!ご、ぁぁ……ぐ、ぇぇ……っ! がっ! がぁぁ……」
グボォッ! ガッ! バキッ!
「ぐ、は……っ! ぶ、がぁ……ごほっ!」
たじろぐアツホを背後にかばったまま拳を握る豪太に、蓮は容赦なく襲い掛かっていく。
無慈悲にも目にもとまらぬラッシュに晒される豪太に、アツホは目を見開いた。
「くはは、二対一だってのに、つまんないっすねぇ~」
「はぁ……はぁ……! れ、ん……っ!!」
「ほらほら、豪太さん。あんたが負けたらあいつ一人になっちゃいますよ?」
膝に手をついて息を乱す豪太に、蓮は飄々とした様子で手を翻す。
悠然と豪太に歩み寄ると、その肩をつかんで押し倒す。そのまま、筋張った豪太の首に足を絡ませ始める……。
「あんな弱っちい奴にかまってないで、俺と場所移してスパーしましょうよ?」
「がぁぁ……ぁぁぁぁ……っ!!!」
筋肉のびっしり張り付いた足を組み込んで、豪太の呼吸路を奪っていく。豪太は蓮の足に必死に指を突き立てもがくも、技は全く崩れない。
「ぐっ……、テメェ……、よくも……、豪太さんを……!!」
「ま。かるーくKOして、お持ち帰りしちゃおうかな♪」
憧れの先輩が蹂躙されていく様を見せつけられ、アツホが唸るも、蓮は全く気にした様子もない。むしろ無視を貫いて、豪太を甚振ることのみに集中している様子だ。
(クソ、クソ……、この野郎……もう俺は眼中にないってのか……!!?)
もはやアツホの目には、蓮はただの人間には見えなかった。このリングの上で、多勢を難なく無双し、その圧倒的な実力で敬愛する先輩たる豪太をねじ伏せている。
自分はすでにこいつから興味を失ってしまった。暗に「弱くてつまらない奴」だとでも言われている気がしてならなかった。
(俺が……、絶対、助けねぇと……っ!!)
このままでは、豪太さんが……!
蓮という、いまだかつて見たことがないような畏怖すべき難敵を睨みつけ、アツホは意を決して再び迫っていった。
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yukibou
2021-04-27 15:56:26 +0000 UTCカザフスタン
2021-04-27 15:09:58 +0000 UTCyukibou
2021-04-16 17:00:20 +0000 UTCカザフスタン
2021-04-16 14:09:13 +0000 UTC